44.山梨県/笹子雁ヶ腹摺山(山梨百名山)・雁ヶ腹摺山(山梨百名山)
期 日:11月3日(金・祝日)日帰り 晴れ
参加者:L岩田孝支、SL佐藤邦弘、(支部外)牛久保実枝、佐久間こず恵 計4名
コース:大月駅8:20―大月駅前トヨタレンタリース大月店=レンタカー=笹子峠駐車場9:30―笹子雁ヶ腹摺山10:50~11:20―笹子峠駐車場12:25=矢立の杉見学12:30~40=大峠駐車場13:50―雁ヶ腹摺山14:40~50―大峠駐車場15:30~40=大月駅前トヨタレンタリース大月店16:25
費 用:高尾⇒大月、往復1166円、レンタカー1名2800円、参加費200円、計4166円
今回の山行は参加者4名(内支部外2名)天候は予報では傘マークだが、晴れて快晴となった、大月駅~タクシーの予約が取れず、急遽トヨタレンタカーに切り替えた。そのため縦走が出来ないので、笹子峠駐車場~往復、富士山と南アルプスの山々が良く見えた、下山後途中の矢立の杉を見学して、杉 良太郎の歌が流れて1000年の悠久のロマンが有った。時間が早く、もう一つの雁ヶ腹摺山に登ることにして、大峠に車で移動、途中紅葉が素晴らしい、満喫した。
雁ヶ腹摺山は、昔の500円札の富士山の写真の山で有名です。山頂からの富士山は美しく、まさに日本一の富士の山でした。皆感動した。サブリーダーの佐藤さんお世話に成りました。おかげで無事終わりました。八王子の金太郎で楽しい打ち上げをしました。(岩田孝支)
期 日:11月4日(土)~5日(日) 晴一時雨、晴
参加者:L安瀬はる江、SL矢澤孝二、杉江秀明、山口音子、中村和江 計5名
コース:4日奥多摩駅8:40=バス=東日原9:00~10―休9:40~45-1289m10:45~55―一杯水避難小屋12:00~20―七跳尾根分岐14:00~10―酉谷山避難小屋15:05(泊)
5日小屋6:15―酉谷山山頂6:35~45―矢岳分岐7:20~25―1500m鞍部8:05~35―赤岩の頭9:45―矢岳10:15~25―1140m11:05―篠ノ戸山11:50~55―大反山12:50~13:10―越集落14:20―武州中川駅14:45~15:06
4日 今年の干支の山、酉谷山。当初4月の計画を雨で中止にしたため、再計画した。 登りコースをタワ尾根に変更した。休日設定なので、小屋の混雑を考えて支部テントを持参した。当日の朝、矢澤さんが15時前後から一時雨の予報をキャッチした。みんなと相談して、ヨコスズ尾根コースに変更する。
奥多摩駅は登山者で溢れていた。バスも4,5台臨時便がでていたが、ヨコスズ尾根コースは人影もまばらで静かだった。1300m前後になると紅葉が盛りで、単調な登山道にアクセントがついた。展望が開けると、歩く予定だったタワ尾根が長大で一際目立ち、複雑な気持ちだった。一杯水避難小屋で昼食を摂る。樹間越の石尾根を眺めながらいくと、黒い雲が広がり、14時頃からポツポツと落ちてきた。
酉谷山避難小屋の同宿者を案じながら進む。5名の先客者がいた。相談した結果、テントに定員の4名、小屋1名に分かれた。小屋の宿泊者に了承を得て、小屋の横にテントを設営した。終わると同時に雨が強くなった。夕食は小屋の中でキムチ鍋を囲んだ。我々の後に単独行者が着き、土間に寝んでいた。
5日 朝焼けが綺麗だった。冷風の中、霜で白くなった酉谷山山頂を往復する。富士山のシルエットがすっきりしていた。展望の山水画を横目に下山を急ぐ。坊主山への鞍部手前が矢岳コースの取付きだった。ここから牛首辺りはシラビソ、ツガの原生林で鬱蒼としていた。痩せた岩稜で、小ピークの巻き道は不明瞭な露岩混じりだった。慎重に通過した。1668mのピークを過ぎると尾根が広がり、鞍部でゆっくり朝食を摂った。お湯を沸かし熱々のコーヒーで寛いだ。
コースは概ね踏跡、テープ類もあり解り易かった。積った落葉で道形が不明瞭な所もあり、神経を使った。期待の矢岳に近づいたが、地図上にはないピークが3,4座あり、気をもんだ。やっと着いた矢岳山頂は尖った山容とは違い、南北に長い平頂で、薄暗く地味な山頂だった。山頂直下の急下降をすぎると、尾根は一層穏やかになり、極上の尾根歩きを満喫できた。デンゴー平では矢岳往復の登山者に遭った。谷筋の紅葉は始まりで、緑とのコントラストに目を奪われ、何度も脚を止めた。
1040m(篠戸山)では東側に展望があった。武甲山、小持山から大持山、足下のさくら湖から長沢背稜に延びる大平山の尾根等、登った山座を同定できた。
クタシノクビレで巡視路を左にわける。大反山への急登はこの日一番で、だんまりでこなす。大汗をかいた。山頂の三角点を通過して、木漏れ日の下で昼食を摂った。直進していた筈が北西に反れていた。若御子山コースを諦め、巡視路で武州中川駅に向かった。
結果的に初日のコース変更が功を奏し、下山の矢岳コースに集中できました。予想に反し、穏やかな尾根で愉しめました。(安瀬はる江)
附記 奥多摩駅にタクシーが復活してました。リーガルキャブ 042-550-2712
期 日:11月4日(土) 日帰り 晴れ
参加者:L佐藤邦弘 SL前田省吾 竹田早苗 大関史郎 計4名
コース:町田バスセンター8:36=並木バス停9:05~15―長尾根―小野路城址10:06―見晴らし広場10:25~31―小野路バス停―地蔵様―尾根―妙桜寺11:21―国士館大グランド前11:43―展望地11:45~12:15(昼食)―明治大学黒川農場12:30―黒川の谷戸―防人見返りの峠12:55~13:15―諏訪ヶ岳13:21~25―布田道―飯守神社14:25―観泉寺14:36―和光学園―岩子山千手院―岩子山バス停14:54
10月28日(土)に予定したが、悪天候の予報のため一週間遅らせて実施となる。今回で小野路周辺を歩くのは3回目。並木バス停から小高い丘を越えて白山谷戸を擁する長尾根の末端から取り付く。今回はできるだけ過去のコースとの重複を避け、町田市、多摩市、川崎市とまたがる緑地帯を歩いた。町田市小野路周辺の尾根と谷戸。たくさん柿の実が放置されたように無防備になっている農村風景。多摩市に属するよこやまの道から見る多摩ニュータウンの展望。趣が異なる川崎市黒川の谷戸。そしてまた川崎市の最高峰と言われる諏訪ヶ岳を訪ねた。それぞれが印象的な緑地帯で身近にあるのが貴重だ。
川崎市から再び、町田市に戻り、真光寺町の霊園脇から布田道へ。途中で藪っぽく、うす暗い森に入り、巨大なケヤキが目に飛び込む飯守神社の裏手に出る。閑静な雰囲気の境内と厳かな観泉寺のたたずまい。文化祭で生徒でいっぱいの和光学園とまわる。そして岩子山千手院のお寺の脇に付けられた急こう配の石段を降り、バス通りに。そこは岩子山バス停。鶴川駅行が1時間に3本程度ある。時刻は15時少し前。空も雲が増え、徐々に暗さを増してきた。並木バス停をスタートして約6時間。舗装道路歩きを避けることができないため、脚に堪える。計画ではまだこの先があったが、ここで終了することにした。一日でまわるにはあまりに欲張り過ぎた計画であったようだ。(佐藤邦弘)
期 日:11月11日(土) 日帰り 晴れ
参加者:花崎豪、足立明子、赤沼隆司 以上新入会員。L佐藤邦弘、 SL矢澤孝二、木村真知子、前田省吾、安瀬はる江、松宮俊彦、宮澤恵子、助廣弘子、竹田早苗 、峰尾欽二、大関史郎、大貫文正、 横川芳江、神谷敏裕、山本 正、岩田孝支、服部 健、 中村和江 (元支部員)越前幸子、松村佐代子、山本文夫 計24名
コース:藤野駅7:55=陣馬登山口8:05~15―一ノ尾根―和田第二尾根分岐9:48―和田尾根分岐―陣馬山(キノコ汁づくり、実技講習)10:25~13:00―奈良子峠13:31 ―奈良子尾根登山口14:28―陣馬登山口15:05―藤野駅15:35~49=八王子駅16:18―懇親会会場16:30~18:30
4回目の新入会員歓迎山行。いつものことながら気をもむのはお天気のこと。10日間天気予報を見て、お天気は大丈夫と思いきや、近づいてくると雨マーク。最近の予報は確度が高い。何とか雨マークが消えてほしいと念じながら、いろいろな天気予報のサイトを覗きまわる。当日は午前中多少の雨を心配したが、藤野駅から見上げる空は青空が顔を出し、雨が降る気配などはない。駅前のバス停はハイカーであふれ、定時のバスより早い臨時バスに乗り込んだ。
登路は一ノ尾根。黄色く色づいた木の葉が陽を浴びて輝いている。雨の心配はもうなさそうだ。山頂に着くと大勢のハイカー。白馬の像は相変わらずの人気だ。冠雪の富士山が浮かんでいる。参加者は総勢24人。うち4人は和田峠から山頂に直行し、先に着いて我々が楽しむ場所を確保してくれていた。トイレも近く、べンチ・テーブルもあってうってつけの場所。
早速テーブルに鍋3個をセッティング。各自が用意したお湯やキノコ類が並べられ、いつものように女性陣の活躍が始まる。キノコ汁をつくるのも4回目となると手慣れたもの。大鍋、小鍋を効率的に使い、熱々のキノコたっぷりキノコ汁が完成。出来立てのキノコ汁が新しい仲間に振る舞われ、次々に容器によそられていく。味の進化も著しい。一段と深みが増しておいしくなったとすこぶる好評であった。また元支部員の方が3名参加され、新しい顔となつかしい顔が加わってイベントは一層盛り上がった。
実技講習は木のある場所に移す。今回の講師は峰尾さんと超ベテランの横川さん。峰尾さんは大小のツエルトを用意。かぶったり、テントのようにして寒さや雨から身を守る簡単な使い方を実演。横川さんはストックの使い方だ。ストックの元祖はヨーロッパ。かつて自然破壊の論争となったことも紹介。膝のへの負担を軽くする効用あり。ただしバランス感覚が低下しないよう頼りすぎない。ストックが脚より先、等々。一方的なものではなく、いろいろな質問、他の人の体験もざっくばらんに交換。楽しく学べるものに。
下山路は奈良子尾根コース。明王峠方面に向かい、30分程度歩くと奈良子峠の道標。静かで地味な尾根を降る。途中夫婦らしきハイカー二人を追い抜いて、降り立ったところは陣馬の湯。付近には3軒の宿。ここからは舗装道路を降り、一挙に藤野駅へ。
八王子駅近くでの懇親会は予定より30分早め、16時半開始。見慣れた居酒屋と座席。新入会員のお二人を交えて計18人が出席。食べて飲んで一層の交流と親睦を深め、第二部も無事終了。
たくさんの方のご参加ご協力ありがとうございました。新しいお仲間をお迎えしての歓迎山行は一日楽しいものになりました。(佐藤邦弘)
澤井から丹沢方面を見る |
一ノ尾尾根を登る |
色づき始めた一ノ尾尾根 |
キノコ汁調理中 |
キノコ汁調理中 |
山頂からの富士山 |
キノコ汁の出来上がり |
ツエルトの使い方を習う |
ストックの使い方を習う |
白馬をバックに集合写真 |
期 日:11月19日(日)~20日(月) 一泊二日 晴れ
参加者:L杉江秀明、SL佐藤邦弘、前田省吾、峰尾鉄二、服部健 計5名
コース:19日)三峰口駅9:35=10:25三峰神社10:45―11:10妙法ヶ岳分岐―炭焼平11:50-12:31地蔵峠―12:42霧藻ヶ峰―13:00お清平―13:45前白岩の肩―14:10前白岩―15:00白岩山―15:15芋ノ木ドッケ―15:54大ダワ―16:25雲取山荘(泊)歩行時間5:40 20日)雲取山荘6:20―7:00雲取山―小雲取山―8:45七ツ石山―10:55鷹ノ巣山―水根山―13:05六石山分岐―13:45三ノ木戸山分岐―15:55奥多摩駅 歩行時間9:35
三峰口から地蔵峠までは高低差があまりなかった。その後の霧藻ヶ峰、前白岩の肩、前白岩、白岩山は急な上り下りがあった。大ダワから雲取山荘への道は男坂を登らずに女坂を利用した。雲取山荘は水が豊富であると聞いていたが凍結のために水が少なかった。
雲取山の北側の三峰口方面は針葉樹林が多かった。景色が良かったのは秩父宮殿下命名の霧藻ヶ峰と白岩山の山頂で、遠方の和名倉山連峰が良く見られた。雲取山の南側の奥多摩駅方面は広葉樹林が多く景観は良かった。紅葉は終わり、雲取山から小雲取山にかけて霊峰富士の山を右手に、横浜―新宿方面を前方に見ながら下山した。富士山は下山途中から雲に覆われ見えなくなった。道幅は広くすがすがしかった。七ツ石山と鷹ノ巣山を登頂し、その他の山は巻道を歩いた。巻道の途中にツツジの群生地が二か所(高丸山付近と日陰名栗山付近)みられた。鷹ノ巣山からは横浜方面が観察された。三ノ木戸山分岐から右側の林道に入り奥多摩駅に向かった。
全行程の道はふみ跡が明らかであった。長い行程を全員が無事に歩き通すことができよかった。また、心の温かさを感じた山行であった。ケガの対処療法に向かう協力性と見知らぬ人の援助に感動した。改めて、山行に入り仲間ができ良かったと感じた。(杉江秀明)
期 日:11月25日(土) 日帰り 晴
参加者:L佐藤邦弘、SL助廣弘子、SL安瀬はる江、SL小磯登志子、SL大貫文正、榎本美智子、前田省吾、本山まり子、竹田早苗、黒澤寿子、峰尾欽二、杉江秀明、松本悦榮、岡元美也子、萩原克己、中村和江、花崎 豪、赤沼隆司 支部18名 支部外18名 計36名
コース:上野原駅8:43=不老下9:10~20―金比羅宮10:10―不老山10:47~11:15―高指山11:42―ゴウド山12:05―林道12:13―和見集落12:45―登山口13:08―御林峠13:50―コヤシロ山14:23―要害山15:10~20―山ノ神社15:40―鏡渡橋15:55=上野原駅16:15
空は晩秋というか初冬の澄み切ったブルー。願ってもないお天気に気分がたかぶるというもの。不老山とはめでたい山名だが、西丹沢にも同名の山があり、区別して甲東不老山とも呼んでいるようだ。終点不老下バス停から桑久保西区の集落に入り、道標の方向に高度を上げていくと墓地が現れる。ここが山道の入口だ。
不老山への道は植林帯でなんの変哲もなく面白味のある道では決してないが、唯一視界が開け、金比羅宮が祭られた場所からの霊峰富士の眺望はすばらしい。抜けるような青空に映える美しい冠雪の富士の姿に感動し、思わず歓声があがる。不老山の山頂は南面が伐採されて開け、幾重にも重なる道志の山々が眼前に迫って圧倒される。ベンチもあり、眺望を楽しみながら、腰をおろして昼食休憩。
高指山への尾根は起伏があり、急斜面を登り切ると山頂。眺望は樹木に囲まれて得られない。平坦な歩きやすい道を辿ってゴウド山を巻きながら和見棚頭林道へ降り立つ。しばらく林道を降って和見集落へ。のどかな落ち着いた山間の集落が出現。青空に柿の実が映え、大きなゆずの実が重そうになっている。廃校となった小さな小学校の庭で一息いれた。
集落から緩やかに登る林道が延びていて御林峠に着く。道標があり、権現山の文字も。ここからコヤシロ山、要害山へと続く道に。自然林へと変化し、落ち葉と色づいた葉が残る明るい雑木林の道は気持ちがよい。コヤシロ山に着くと、伐採された正面に、それも今度はシルエット姿の富士山が鎮座していた。適度なアップダウンと緊張感を伴う痩せた尾根も現れ、飽きを感じないルートだ。色鮮やかな紅葉の下を抜ける。最後の要害山で一休み。あとは下山に取り掛かるのみ。前日手配済のバス会社に鏡渡橋バス停の到着予定時刻を電話連絡。無事順調に下山し、鏡渡橋バス停に16時前に着く。まもなくして我々のために上野原駅直行の臨時バスが来て、36人を乗せた満席のバスは発車した。
支部外18名の参加、そして支部18名という多数の参加・ご協力をいただき、事故もなく満足した一日を過ごすことができました。本当にありがとうございました。最高のお天気に恵まれ、予想外に他のハイカーとは会うこともなく、得した気分で帰路につきました。(佐藤邦弘)
期 日:12月3日(日) 日帰り 晴
参加者:L安瀬はる江、SL杉江秀明、黒澤寿子、佐藤邦弘、峰尾欽二、粟野秀穂、山口音子、中村和江、(お試し参加)繁村純夫、繁村美知子 計10名
コース:上野原駅8:30=バス=落合入口バス停8:42―尾根取付9:05~15―360m9:40~45―P500m10:20~35-P640m(小高柄山)11:20~30―高柄山山頂12:00~45-大丸山13:30~35―川合峠14:40~45―四方津駅15:10~37
快晴の穏やかな日和に恵まれた。人身事故や乗り越しのトラブルがあったが、全員予定のバスに乗車できた。バスを降りると、山間の朝の空気は冷たく緊張感が募った。落合入口バス停から南西方向に車道を20分位歩く。秋山トンネル手前で右折する。金山川にかかる小さな橋を渡り、車道が右にカーブする所から尾根に取付いた。擁壁の間に階段があった。急な崖を這い上がり、30分程で尾根に乗る。ここが一番きつい登りだった。(車道をもう少し進むと尾根に上がる道があるようだ)
高柄山東稜は急なアップダウンが多く、方向も小刻みに変わった。430mの小さなピークで西に進む。下降点が灌木やモミの枝で塞がれ、踏跡もない。要注意箇所だ。その後ははっきりした踏跡があり、テープ類はなかったが解り易かった。552mを下った鞍部で金山からの登山道と合流した。標識があり、ここから先はトラロープや階段で整備されている。テープも付いていた。
山肌は薄い紅葉だった。自然林の多い山中はダンコウバイの黄、メグスリノキのボタン色が鮮やかで印象的だった。楓も大木があり、見応えがあった。明るく好ましい尾根の類に入る。
640m(小高柄山)では展望があった。御正体山の後に富士山がひょっこり頭を出し、東側には道志や丹沢の山々が大きく聳えていた。30分程最後の登りを頑張ると高柄山山頂に着いた。ここでは北側の展望があり、陣馬山山頂の白馬が線状に見えた。そして新人歓迎山行が思い出された。
登りに体力を使ったので、大丸から四方津駅に下山した。先頭を杉江さんにお願いした。このコースで下山は初めてで、目線が変わり新鮮だった。上から見下ろす楓の紅葉も乙なものだった。川合集落辺りでは、正面に雨降山のアンテナが見え、本部合同山行でいった不老山を同定できた。
短い尾根でしたが、コース、地形、紅葉と変化に富んでいました。欲張らずに次へ余力を残しました。予定の矢平山北西尾根は次回計画します。(安瀬はる江)
期 日:12月6日(水)日帰り 晴
参加者:L萩原克己、SL宮島陽子、長谷千秋、飯嶋光江、助廣弘子、山口音子、中村和江 吉田和興 計8名
コース:新宿西口6:40=唐沢の池駐車場8:45―赤岩山10:15~25―御嶽山11:20~45-古賀志山12:00―富士見峠12:20~30一森林公園駐車場13:20=新宿駅西口15:30
麓からもそれと判る岩山の古賀志山を西から東へと歩く。風雷神鳥居をくぐり赤岩山まで垂直に思えるほどの岩の急斜面を、固定ロープや鎖に掴まりながら直登する。赤岩山からは、東に御嶽山に進む。赤岩山から御嶽山までの陵線も厳しい岩場が続くが、鎖が整備されている。途中のピーク中岩からは、南の鹿沼の町の展望が良い。御嶽山の山頂には祠もあり、雪を被った日光連山が見渡せる。
御嶽山から古賀志山への登山道は、いわゆる一般道である。古賀志山山頂には、三等三角点があり、アンテナ鉄塔が立っている。古賀志山を後に北上し、富士見峠に向かう。峠のすぐ北のピークまで行くが、再び富士見峠まで戻り、北コースを細野ダムに下山する。赤川を鉄の一本橋で渡り、舗装道路を赤川ダムの森林公園駐車場まで歩く。
全体を通していえば、西側は鎖の岩山、東側は一般登山道であり、各山頂の山名板は素晴らしく立派である。岩場も岩はしっかりしており、木の根が縦横に張り巡らさせ、非常に頼りになる。シュリンゲ等を持参したが、鎖が整備されているので、使用しなかった。 (宮島陽子)
期 日:12月9日(土) 日帰り 晴
参加者:L佐藤邦弘、SL本山まり子、森田隆仁、前田省吾、矢澤孝二、長谷千秋、派田正、松宮俊彦、宮澤恵子、助廣弘子、市川静子、峰尾欽二、杉江秀明、大関史郎、山本正、服部健、花崎豪 計17名
コース:武蔵五日市駅9:00―ぐみの木峠(登山口)9:27―地蔵山9:55―327m10:13―東屋10:25~35―深沢山10:59―日ノ出山分岐―勝峰山11:25~30―第一展望台11:35~40―イベント広場11:45~13:00―山道下山(幸神神社近く)13:40―幸神神社13:45―武蔵五日市駅14:10
勝峰山は「かっぽ」「かっぽう」「かつほ」「かつぼう」と呼び方はいくつかあるようだ。国土地理院の地形図には「かつほ」とカナがふってあるが。ネット情報で平将門が一時この山に城砦を築いたという伝説をもち、石灰岩の山で麓にはセメント工場があり、昭和の初期頃はセメント運搬のための鉄道が敷かれたという歴史がからまる里山ということを知る。そして駅から歩き、再び同じ駅に戻るという便利で手頃なハイキングができ、地元の方々が登山道や標識を整備してくれているということでこの里山を忘年山行に選んだ。
街道から脇道に入り、静かな小机の集落を抜けると登山口のぐみの木峠。鮮明ではないが大きな文字で書かれた標識が立っている。のっけからトラロープが付けられた急斜面を登る。斜面は緩み、ほどなくして小さなピークに登ると地蔵山の標識。隅っこにお地蔵様がひっそりと座っていた。
327mピークを過ぎ、トラバースの道を登って行くと、急に視界は開けて明るく、眺望の利く場所に飛び出た。上を見上げると東屋が見える。眼下には街並みが広がっている。東屋で一息入れて、しばらく歩くと深沢山。視界はなく標識がなければ通り過ぎてしまう山だ。日の出山分岐を見送ってさらに登ると勝峰山山頂。祠があり、そばに標柱が立っていた。周囲は樹木で囲まれているため山頂は暗い。
忘年山行というからにはこのまま降りてしまっては物足りないということで、今日は材料等を持ち寄って味噌煮込みうどんをつくる計画。日当たりがよく風のない場所を探す。山頂から少し降って第一展望台に移動。眺望がすばらしい。快晴でスカイツリーや筑波山も見える。しかし、ここは風が強いという声で、さらに少し降って駐車場そばのイベント広場に。ベンチや丸太の置き台も設置され、日当たり良く風もないもってこいの場所。
味噌煮込みうどんは初めての試みか。作り方の手順にいささか戸惑うが、女性3人の活躍で
見事に完成。出来上がるの待っていた男性陣は腹をすかした子どものようにとびつき、遠慮することなく平らげた。概ね好評であったが、次回に向けて材料等の改善点も聞かれた。
降路は舗装された林道を避けて山道へと入り、林道を横切り、最後に尾根を伝わって無事幸神神社近くに降り立つ。折角なので、神社の国の天然記念物シダレアカシデを見学して武蔵五日市駅に向かった。今年も一年お疲れさまでした。(佐藤邦弘)
期 日:12月16日(土)日帰り 晴れ
参加者:L岩田孝支、SL佐藤邦弘、峰尾欽二、赤沼隆司、篠崎文雄、大貫文正、萩原克己、支部外、牛久保実枝、馬場良久、計9名
コース:高尾駅北口=大下―梅林8:45-小下沢―分岐9:35~40-景信山下分岐10:25~30―景信山山頂(727m)11:10~40―城山下12:00~10―城山12:15~40-大平林道鉄塔下分岐13:20~25―学習の歩道―富士見台あづまや13:50~14:00-5号路巻き道稲荷山コース分岐―六号路―高尾山口15:15~15:25(解散)
城山下巻き道でシモバシラ観察、城山でなめこ汁、極楽の湯で打ち上げ(15:30~)(岩田孝支)
歩行時間:5時間(+1時間30分休憩)
費 用:交通費230円
期 日:12月27日(水)~28日(木)一泊二日 曇りのち雪、晴 参加者:L萩原克己、SL飯嶋光江、黒澤寿子、宮島陽子、本山まり子 計5名 コース:27日 池袋6:45=高速バス=上田駅10:50=タクシー=太郎山登山口11:30―太郎山13:15―登山口戻り14:25=中松屋16:00(泊) 28日 中松屋9:30=独鈷山登山口9:50―独鈷山11:40―登山口戻り12:45=荻窪駅16:35 宮島さんが風邪が治りきっていないとの事なので4人で高速バスで上田に行き、荷物をコインロッカーに預け、マイカーで来た宮島さんと合流。上田は非常に冷え込み、登山道も雪がついていた。少ない雪なので踏むと落ち葉が現れる。地元の人にはお馴染みの山だが、生憎の曇り空で単独行の数人とすれ違っただけで静かな山だった。頂上に着く頃は雪も降ってきて展望抜群の山のはずだったが、何も見えなかった。 宿泊の別所温泉、中松屋旅館は、料理も温泉も良く、おかみが山登りをするという事で28日の朝は、少し気温が上がるのを待っている間、珈琲をご馳走になりながら話が弾んだ。 独鈷山は、太郎山より雪が多く、斜面のトラバースばかりなので慎重にゆっくりと登った。若いカップルと頂上近くですれちがっただけだった。下りは、ほぼ一時間で、一番に下山した宮島さんは、駐車場にまだいた先の二人と会った。 帰路は、温泉と山で、回復した宮島さんの車で順調に渋滞もなく荻窪に到着した。(飯嶋光江)