1.秦野/頭高山 (新年山行)

期 日:1月6日(土) 日帰り 快晴

参加者:L神谷敏裕、SL矢澤孝二、若松節子、大槻章夫、峰尾欽二、森田隆仁、神谷友子、北原 好、大貫文正、服部 健、高木弘司、萩原克己、横川芳江、助廣弘子、宮澤恵子、竹田早苗、安瀬はる江、有田公也、黒澤寿子、瀧沢正明、堤理恵子、白石克人、本山まり子、小原紀子、松本悦榮、小磯登志子、鎌田文子、岩井初江(お試し)計28名

コース:秦野駅8:05-8:25白笹稲荷8:35-9:00震生湖9:10-10:00栃窪10:10-11:30頭高山(ずっこうやま 新年会)13:10-若竹の泉-14:30渋沢駅

費 用:小田急線町田駅起点(町田~秦野)\390、(渋沢~町田)\430

サブをお願いしていたYさんが脚を怪我され急遽不参加となったが、わざわざ干し柿とバーナーを駅まで届けてくださった。Yさんのお見送りで駅を出発。路地に入るとすぐに今泉明水桜公園の脇を通過する。秦野市内はいたるところで湧き水が湧いている。暫く歩くと白笹稲荷の赤い大きな鳥居が目に飛び込んでくる。ここで暫し脱ぎタイム。
稲荷を過ぎるとなだらかな渋沢丘陵への登りとなる。丘陵からは眼下に秦野の街並み、後方には大山や塔ノ岳など丹沢の山々がドンとそびえる。正面には雪を被った富士山を望みながら歩を進める。気温が高く、歩くと汗ばむほど。
尾根から少し外れて坂を下ると震生湖。名前の通り関東大震災でできた湖。静かなたたずまいで釣り糸を垂れている人が何人もいる。暫く休憩後、再び渋沢丘陵に上がる。車道から山道に入って暫く行くと、左側に光に輝く相模湾が見える。
渋沢丘陵が終わり栃窪まで下りる。再度坂を登っていくとようやく頭高山。山頂には東屋があり、各自が持ち寄った具材で恒例のおでん鍋をつくる。今年は多数の参加があり3つの鍋を囲んだ。今年の安全山行を祈念し全員で乾杯した。久しぶりに支部山行に参加されたメンバーもいて、道中を含め色々な話で盛り上がる。
帰路は頭高山から渋沢駅に向かって下山。途中、コンコンと水が湧く「若竹の泉」で喉を潤す。駅には再度坂を上がるが、各自自分のペースで歩き、渋沢駅前で解散した。
大人数ではありましたが、皆さんが自主的に動いてくださりなんとか終了することができました。ご協力ありがとうございました。 (神谷敏裕)


渋沢丘陵を歩く

富士山に
向かって歩く

静かに佇む震生湖

震生湖に
沿って歩く

安全登山を願って乾杯!

暖かな日和です

明るい山頂での
ひと時

食後の談笑

山頂で全員集合

頭高山から下山


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2.飯能/龍(りゅう)崖山(がいさん)(246m)~柏木山(303m)  (干支山行)

期 日:1月14日(日) 日帰り

参加者:L安瀬はる江、SL森田隆仁、SL鎌田文子、SL若松節子、榎本美智子、助廣弘子、黒澤寿子、大貫文正、横川芳江、服部健、中村和江、大槻章夫、金子盛次、清水佐基子 計14名

コース:飯能、東飯能駅9:00~03=バス=永田大杉バス停9:15~30-八耳堂9:40~45-龍崖山山頂10:00~15-燧山10:30-龍崖山公園11:00~10-赤根が峠11:35-柏木山山頂12:00~40-茜自然広場13:05-吾妻峡遊歩道入口13:25-中平河原13:45~50-飯能駅14:25

9回目の干支山行。7年前に登り手頃な山なので選択。地図を広げると近くにはこの他にりゅうがい山、龍谷山もある。龍崖山は要害がなまって付いた名で、大河原城跡でもあり、飯能まちづくり推進協議会が管理している。前夜の雪に一抹の不安があったが、当日は終始穏やかな日和だった。
永田大杉バス停後方右手から入間川に下り、ドレミファ橋をリズミカルに渡り、登り返して車道を横断すると聖徳太子が祀られているという八耳堂に。庭の池には薄氷がはっていた。そこから龍崖山山頂へ長い急な階段を20分程登る。展望が開け富士山や都心のビル群にスカイツリーも確認できた。竹筒の望遠鏡で武甲山等、山座同定できる。地元では人気の山でコースも豊富。この日も大勢の登山者に出会った。
山頂からはアップダウンを繰り返し、所々積雪を見て龍崖山公園に下りた。入口には手彫りの龍の門柱が建つ。赤根が峠を過ぎ、ゴルフ場のフェンス沿いに登ると柏木山山頂。様々なベンチとテーブルがあり、開放感溢れる大展望を前に昼食を摂る。山頂の趣向を凝らした道標等、手作りの品々も印象的だった。
車道から入間川に下りる所で一株の蝋梅に歩が止まる。稀に見る大木で、株元から花付き良く満開だった。余裕があったので吾妻峡遊歩道から飯能駅まで歩く。川原の遊歩道は岩稜帯もあり、兎岩・電車渕など景観も良い。飯能町の裏参道通りは薬師堂、地蔵尊が建ち、いっとき、古を偲んだ。
三名にSLをお願いして、森田さんを先頭に楽(らく)して歩くペースをご披露頂きました。皆様と干支山行をご一緒でき、辰年の一年に大いに期待がもてました。(安瀬はる江)


ドレミファ橋

龍崖山頂への
階段を登る

龍崖山山頂

柏木山山頂

吾妻峡遊歩道


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3.湘南/高麗山~湘南平

期 日 : 1月26日(金)日帰り  晴

参加者: L榎本美智子、SL武末範子、小原紀子、助廣弘子、大貫文正、若松節子、服部健、大槻章夫、瀧沢正明、中村博雄、山崎好子(お試し参加)、佐藤マリ子(ゲスト)  計12名

コース : JR大磯駅10:00-旧東海道-高来神社10:50~11:00-高麗山11:30~40-八俵山11:45-浅間山12:00-湘南平12:20-13:10-揚谷寺谷戸-大磯駅14:00解散

JR大磯駅に10時集合 コースの確認をしてからサブのTさんにトップを歩いてもらい平塚へ向かう線路伝いを行く。ガードをくぐると旧東海道へ続く道と揚谷寺谷戸へ行く二股に出るのでそのまま線路伝いを行く。旧東海道は松並木が続きそれらしい風情を感じる。高来神社へ行く前に日本画家の堀文子氏が伐採される計画のホルトの木を私財を投げ打って守ったという大木のホルトの木を見る。住宅の中に堂々とした威厳のある大木で今では大磯の文化財となっている。
そこから高来神社は10分もかからない。高来神社は高麗神社とも呼ばれていたが日本の朝鮮支配により高来神社と改称された。高来神社の後ろに女坂、男坂と分かれているが女坂を登る。歩きやすい山道をゆっくり進み湘南の海が木々の間から光って見える。高麗山までは30分の登りだが展望のない広場になっている。高麗山は626年朝鮮より渡来した人々が住み着いた所でもある。高麗山から八俵山は下りが続くが以前滑落事故があったので慎重に歩く。八俵山から湘南平はゆったりした散歩道で水仙の群落が目を楽しませてくれた。
浅間山の一等三角点を確認し湘南平へ向かう。湘南平は雲一つない青空に富士山がクッキリ湘南のキラキラ輝く海に大島が確認できた。間近に迫ってくるトンビに気をつけながら昼食、暖かいので充分景色を堪能する時間をとった。下りは 古墳時代の横穴郡の揚谷寺谷戸を見学し住宅地を通り抜けながら大磯駅に向かった。大磯駅14時に着き解散した。
今回高齢のKさんが最後まで歩けるか不安があったが皆さんの温かいサポートでペースを合わせたりして一緒にゴールできて良かった。気心しれた支部山行ならではと思う。湘南平は低山としては歩きやすく展望も魅力あるハイキングコースなので湘南平パート2をいつか検討したい。(榎本美智子)  


高麗山山頂

湘南平頂上

浅間山1等三角点

揚谷寺谷戸横穴群(古墳時代)

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4.会津/美女峠みち

期 日:1月27日(土)~28日(日)一泊二日 小雪

参加者:L萩原克己、矢澤孝二、松宮俊彦、飯嶋光江、堤理恵子、神谷敏裕、後藤勝弘(支部外) 計6名

コース:北千住駅11:12=会津田島駅14:08~20=昭和温泉15:15(しらかば荘泊)~8:25=美女峠入口(袴沢口)8:30~45-610㍍地点11:00~05-美女峠入口(袴沢口)12:00~15=しらかば荘12:20~13:20=会津田島駅14:10~15:00=北千住18:02

費 用:昭和温泉しらかば荘(一泊二食 送迎付き)15,400円-3,000(昭和村キャンペーン)+150(入湯税)
=12,550円

亡くなった宮島さんが以前毎年実施されていた、雪の南会津の低山歩き。今年はHリーダーが、平家の落人伝説の残る、美女峠から俎倉山を計画していただいた。
東武特急リバティで着いた会津田島駅から送迎バスで昭和温泉に向かうと、一気に辺りの雪が増えて行く。
今宵の昭和温泉は一軒宿で、透明なお湯が肌に優しい。夕食も会津牛や地元の野菜など盛りだくさんだった。
翌朝も小雪模様。雲も低いが処どころ青空が見えて日が射しているのは、雪国ならではの風景だろう。朝食後、宿の車で登山口へ。国道端に美女峠入口(袴沢口)との標識は建っているが、雪の上にルートは見当たらない。まず道路の脇に積み上げられた雪の壁を登るのがひと苦労。各々ワカンを着けて出発する。
美女峠への道は古い林道が続いているので、その切り開きを追って行けば良いのだが、始めから膝までのラッセル。沢沿いの道は緩やかだけれど、すぐに息が上がる。順々にトップを交代しながら進んで行くが遅々としてはかどらず、時間だけが過ぎて行く。ちらちら降る雪に日が当たると、ダイヤモンドダストのような輝きだ。
結局、当初の目的だった俎倉山、美女峠はおろか、その手前の尾根までも届かずに時間切れ、引き返すことにする。
さすがに下りは早く、登山口に戻ってから温泉で汗を流し、帰途についたのだった。(矢澤孝二)

ワカン装着で
四苦八苦

勇んで出発

徐々に雪が
深くなる

降雪の中で
全員集合

美女峠に届かず
撤退

麓に向けて下る

雪遊びでご満悦

無事に下山


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5.藤野/日連(ひづれ)アルプス

期 日:2月10日(土)日帰り  晴れ

参加者:L榎本美智子、SL杉江秀明、大槻章夫、伊藤有子、瀧沢正明、中村博雄、清水佐基子  計7名

コース:JR藤野駅9:25-金剛山入口9:45-金剛山頂上10:25-峰山10:40-八坂山10:55-杉峠11:10-鉢岡山11:40-杉峠12:20-日連山12:30-13:10宝山13:20-日連神社14:05-藤野駅14:40 解散

5日前に降った雪が藤野駅ホームに残っていて同じ神奈川県で降雪量が違うのか山に入るのに少し不安になった。藤野駅から7人でスタートした。日連大橋に出るまでは車の往来が多いのに歩道がないという甲州街道の20号線、日連大橋に出るとホッとしながら眼前に日連アルプスの全景が待ち構えていた。金剛山入口には鳥居があり親切に杖が沢山置かれていた。頂上まではジグザグの急登が続く。途中テーブルがあり衣類の調整や水分補給をした。頂上近くになると雪の量も多くなり凍って足の置き場に緊張を強いられた。内心アイゼンを装着すれば良かったかと甘く見てしまった事を反省した。無事に金剛山頂上で一息入れる。テーブル2台ありゆっくり休めた。そこから峰山は縦走のなかで1番の展望台で生藤山から権現山 扇山 三頭山 大室山 遙かかなたに農鳥岳も見えるようだ。うっすら雪をまとった山々が連なる。更に足を伸ばし八坂山へ峰山分岐に戻り杉峠に向かう。杉峠から鉢岡山は途中集落を抜け頂上手前には雪がある。武田軍の峰火台跡と言っても表示の木が立っていた。電波施設もある。杉峠に戻りそこから日連山へ登りテーブル1台ありそこで昼食、展望も良く暖かいのでゆっくり過ごした。そこから宝山もテーブル1台あり展望も良い。ベンチの下に3等三角点がありなかなか気づきにくい。宝山からの下りは急でロープ2本が左右につけられ幸い雪が無かったのでスムーズに下れた。樹林帯にも雪が残り竹や木が倒れたのをまたぎながら日連神社へ古風であるが歴史を感じさせる神社だった。無事に縦走できたことへの感謝を込めてお参りした。日連大橋を渡り藤野駅で解散した。400m余りの山々だったが雪があったおかげで緊張しながらも少し雪山気分を味わえた日連アルプスだった。アップダウンも多く変化に富み何よりこの時期は展望が素晴らしいので葉が茂る前に歩くのがお勧め、気軽に歩ける日連アルプスだった。 
(榎本美智子)


剛山に向かう
途中の雪

金剛山

鉢岡山

日連山

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6.富士/佐藤小屋で冬富士を楽しむ

期 日 : 2月10日(土)~11日(日・祝) 一泊二日 晴れ

参加者 : L小磯登志子、矢澤孝二、松本悦榮、堤理恵子 計4名

コース :10日 富士山駅8:11=タクシー=中の茶屋8:30~39-馬返10:16~21-2合目(昼)11:40~12:03-3合目12:27~41-4合目13:17~22-佐藤小屋15:00(泊)
     11日 佐藤小屋7:48-4合目8:28-3合目8:52~9:04-馬返10:03~15-中の茶屋11:51~12:06-富士浅間神社13:18~35-富士山駅14:00

費 用: *佐藤小屋(素泊) 10500円(冬期料金) *富士山駅~中の茶屋タクシー代 2900円

厳冬期の富士山登頂は叶わないことだが、それでは佐藤小屋に泊まって冬富士を味わってみようと計画した。
今年も暖冬傾向で雪が降らず期待外れかと思っていたが、幸いにも5日の南岸低気圧で関東の山々も30㎝程の積雪があり大いに期待して出発。予定では富士山駅から歩くつもりだったが、積雪量が多いので無理せず中の茶屋まではタクシーを使った。自家用車も中の茶屋までしか入れない。
風は無く穏やかで良かったのだが、雪が締まっていないので歩きにくく思いの外時間がかかった。終始軽アイゼンを使用。3連休の初日ではあったが登山者は意外と少なかった。単独の日帰りが1名、小屋に泊まったのは翌日山頂を目指す単独者が2名と大阪のグループが1組と静かな一夜だった。夕方からのガスも上がり、夜は河口湖の冬花火を小屋前から鑑賞することができた。山の上からの花火は迫力には欠けるがいろいろな色がポワンと広がるのが面白い。
翌朝はマイナス14℃と冷え込んだ。佐藤小屋は北面の為日の出は見えなかったが、富士山頂や八ヶ岳が赤く燃えた。
ゆっくり朝食を摂って8時近くに出発。サラサラの雪は膝に優しかった。馬返からはトレースの薄い遊歩道の方を選択。ゆるゆるとした下りを2時間で中の茶屋。そこから浅間神社まで更に1時間。これが地味にキツかったというのが全員の感想であった。富士浅間神社からのバスは出たばかりだったので気合を入れてそのまま富士山駅まで歩いた。 (小磯登志子) 

馬返しからの
富士山

新雪でサラサラ

佐藤小屋

富士山頂


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7.丹沢/大倉高原(読図講習会

期 日:2月11日(日) 日帰り 晴れ

参加者:L神谷敏裕、SL安瀬はる江、神谷友子、大貫文正、服部 健、油田まり子、岩井初江、北原 好 計8名

コース:大倉バス停10:00-観音茶屋-11:30大倉高原11:55-雨乞岳12:35-西山林道出合-風の吊橋13:20-大倉バス停13:30

費 用:小田急線町田駅起点(町田=渋沢)\860、(渋沢駅=大倉)\500

大倉バス停に集合。まずバス停付近から見える大倉高原周辺の様子や表尾根の山々の名前を、地形図とプレートコンパスを使って確認。基本的な使い方を実習した。
大倉バス停からは、リーダー役の順番を決めリーダー役を先頭に、地形図上に事前に設定した地点に向かう。リーダー役はリーダーになりきって頂き、読図だけではなく歩行の注意なども配慮しながら歩いた。
設定した地点はそれぞれ特徴があるため、到着したらどのような特徴があるのかを全員で確認。見通しがつく場所では、プレートコンパスと地形図を使って遠くに見える山を確認。途中リーダー役のKさんが、果敢にも次の地点までバリエーションルートを選択。SLのサポートを受けながら急な尾根を登り、一気に大倉高原に飛び出した。
最後の2名は登山道がない地点のため、ちょっと苦労しながら指定地点を発見。無事、目的地の雨乞岳に到着。雨乞岳からは登山道に引き返さず、尾根を伝い西山林道に向けて下山。暫く下りると地形図に記載のない作業道があり、作業道を歩いて西山林道に下山。大倉では各自野菜などを購入して帰宅した。ご参加の皆さんお疲れ様でした。(神谷敏裕)


大倉高原への急登

目標地点を確認

大倉高原
からの眺め

目的地に到着

地図を片手に
集合写真

雨乞岳から
尾根を下りる

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8.伊豆半島/沼津アルプス(鷲頭山392m、徳倉山256m、横山183m)

期 日: 2月17日(土)日帰り   曇り/時々小雨

参加者:L有田公也、SL松宮俊彦、中村博雄、大貫文正、伊藤有子、瀧沢正明、北原 好、英賀昇子 計8名

コース: 沼津駅 9:00=多比バス停9:24~9:40-多比峠10:00-鷲頭山11:30~12:00-小鷲頭山-志下峠12:30-馬込峠12:40-志下坂峠12:50~13:00-徳倉山14:00-横山峠14:30-横山15:00-八重坂峠15:30-八重坂バス停1530~15:43 (伊豆箱根バス)=沼津駅16:00

歩行時間:約5時間00分(休憩込み6時間30分)  累積登り:830m 累積下り:806m 距離:7.9km 

朝から少し雲が多く、電車の中からは黒い雲が空一面を覆い、朝陽が顔を出さないので心配しながら沼津駅に到着。沼津からバスに乗り多比バス停に到着し、参加者の登山のペースを拝見しながら準備運動かねゆっくりと登り多比峠口まで登り小休憩。この先の行程を標準ペースで行くことを考え大平山をスキップし鷲津山を目指す。その間に垣間見えるはずの富士山であったが、生憎の雲空で見ることができなかった。鷲津山に到着するころには雲も高くなり、多比港、伊豆半島を望むことができ、お昼休憩とした。鷲津山を下る長いロープ場を全員無事に抜け、小鷲頭山を越え、熊込峠から志下峠までには数か所のビューピントがあり御前崎まで見えるのではと思われるポイントもあった。その後、空が重くなり、雨が落ちてくるのを感じ、レインウェアの出番が来るのではと不安になったが、徳倉山に到着するころにはあがり、その後快適な整備された道をぬけ横山へ到着。横山からの最後の長いロープ場を濡れて滑りやすい急坂を下り八重坂峠に到着。低山ながらも4,5個のピークのアップダウン、長いロープ場があり低山ながらも手ごわく気が抜けない山ではあるが、標準ペースをキープしながら予定通り、皆さんのご協力により全員無事で下山することができた。ご協力ありがとうございました。 (有田公也)

登山口からの登り

鷲津山での
集合写真

ビューポイントにて

長い下りロープ場

奇岩の下の仏様

駿河湾絶景に
癒されて

長い長い
下りロープ場


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9.奥多摩/金比羅山(468m)東尾根~南沢山(573m)東尾根

期 日:2月19日(月) 日帰り

参加者:L安瀬はる江、SL堤 理恵子、中村和江、大槻章夫 計4名

コース:武蔵五日市駅9:05-あたご苑下9:20~30-P335m9:50-370m10:15~20-金比羅山山頂10:40~45-南沢山山頂11:30-540m11:40~12:00-山抱きの大樫12:35~45-林道・群生地13:00~25-山下集落13:55-武蔵五日市駅14:15~42

2年前にあじさい山を訪れた時、紫陽花を植えた南澤さんから近くに節分草の群生地があるとおききした。その時歩き残したコースで計画した。異例の天候で花の開花が早まり、その上長雨予報がでていた。日程を一週間早めた。当日の朝は小雨模様だったが、コースの変更も考慮して出発。
今回は駅の北口通路を抜け、里道であたご苑下まで行く。左の道に入り、擁壁の階段を上がり、愛宕神社に立ち寄る。そこから北方に踏跡が延びている。倒木や小枝で足下は悪いが、明瞭。SLを先頭に快調なペースで金比羅山山頂に導かれる。檜の植林帯で展望はなく特徴もない。北西方向に下りて縦走路に合流。伐採地では地図とコンパスで山座同定する。刈寄山方面が望めたが遠望はない。日の出山・御岳山の道標で南沢山南尾根を直登。平坦で南北に長い山頂に立つ。下山の南沢山東尾根は広く穏やかだが、一部岩稜帯もある。道標に従い、山抱の大樫へ。雄大な枝ぶりに元気を貰う。
深沢集落に降立つ。蝋梅の芳香が漂い、小雨になっていた。林道を300m程行くと、民家の敷地内の一面が白い。声をかけたが、居住者はお留守だった。お目当ての節分草は満開でそこだけ雪が積ったようだ。春の妖精といわれる節分草は稀少。2㌢程の花はつくりが変わっている。まわりの白い部分は萼片、花弁は筒状で頭が黄色、紫色の葯をつけた雄蕊に囲まれて、白い雌蕊がある。雨で色鮮やか。光沢があり宝石の輝き。滴が気品さを増していた。満足して長い林道を駅へと向かった。
南澤忠一さんは昨年7月に93歳で永眠されました。深沢集落を花の里にと蝋梅、花桃、石楠花等を植え続けていたようです。ご自宅の庭にはセッコク、カヤラン等栽培して開放されています。深謝してご冥福をお祈りいたします。(安瀬はる江)


金比羅山山頂

南沢山取り付き点で読図中

丸太のベンチで
昼食

南沢山東尾根

節分草

福寿草とコラボ

姉妹の節分草

蝋梅の林

深沢の里地図

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10.都留/九鬼山~神楽山 (本部合同)

期 日:3月2日(土) 晴

参加者:L神谷敏裕、SL矢澤孝二、SL堤理恵子、大貫文正、榎本美智子、伊藤有子、山口音子、松宮俊彦、瀧沢正明、萩原克己、中村博雄、北原 好、金子盛次、支部外7名、計20名

コース:禾生駅(かせい)8:46-愛宕神社9:02-富士見平10:32-九鬼山10:38~10:53-紺屋休場11:28~11:58-馬立山分岐12:07-13:00馬立山13:00~13:10-菊花山分岐13:30-13:58御前山13:58~14:08-神楽山14:25-登山道入口15:10-猿橋駅15:25

費 用:町田起点 行き:町田駅~禾生駅 \1,480、帰り:猿橋駅~町田駅 \990

快晴の中、禾生駅を出発。落合橋から国道を外れて山道に向かう。木曜夜に積雪があり、愛宕神社脇の登山口から所々に雪が残る。中腹からは少し硬くなった雪道となり、急な斜面を滑らないように慎重に登る。途中、天狗岩に寄り道。都留の街並みの後方に富士山が見える。九鬼山頂はだいぶ雪が残る。頂上からは雪を被った雲取山や真っ白な富士山が望める。
反対側から登って来た人に聞くと、残雪があり滑り易いとのこと。大半の参加者は、ここで軽アイゼンなどを装着。残雪に加えてぬかるんだ山道を慎重に下りる。紺屋休場まで来ると雪は殆ど無くなり、昼食を兼ねて大休止。広々として景色もよい。
次の馬立山の登りは残雪なし。下山道の様子を見ると殆ど残雪はないため、山頂で軽アイゼンは着脱。馬立山の急な下りを慎重に通過して一安心。遠くまで見通せる御前山で暫し休息。丹沢方面は雲行きが怪しく、風に乗って雪がチラチラと飛んでくる。天気が崩れるかと心配したが悪くなることはなく、最後の神楽山をピストンし、猿橋駅まで歩いて解散した。皆さんのご協力で、無事合同山行を遂行できました。ありがとうございました。 (神谷敏裕)

九鬼山に向かって登る

九鬼山頂から

九鬼山頂にて

九鬼山から慎重に下る

馬立山に登り返す

鎖を頼りに下る

御前山から
九鬼山を望む

御前山で休憩

神楽山に向かって歩く

最後の下り

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11.吾妻連峰/西吾妻山 G5R2

期 日:3月9日(土)~10日(日)一泊二日

参加者:L萩原克己、SL神谷敏裕、飯嶋光江、横川芳江、松宮俊彦、後藤勝弘(支部外) 計6名

コース:
9日(土)米沢駅13:30=(バス)=天元台湯元駅バス停=(宿のマイクロバス)=新高湯温泉・吾妻屋旅館(泊) 
10日(日)吾妻屋旅館8:20=マイクロバス=天元台湯元駅=ロープウエイ、リフト(3台)=リフト北望台10:10~30-梵天岩11:35~50-リフト北望台13:20~30-2台目のリフト降場13:45=リフト(2台)、ロープウエイ=天元台湯元駅14:50~15:00=米沢駅16:23(解散)

3月9日(土)
・米沢駅に各自集合。米沢は牛肉だけでなく「ラーメン」(煮干しだし) で美味。
・新高湯温泉吾妻屋旅館は「日本秘湯を守る会」会員。露天風呂(3か所)は、大木を切り抜いたものを初め野趣に富んでいる。但し冬は冷めて少しぬるい。また宿は冬季は週末のみ営業とのことだった。
・米澤市内は雪は積もっていなかったが、白布温泉を過ぎるころから雪世界となり、宿の周りはすっかり雪景色だった。宿の軒下には、ツララの大きいのが数本下がっていた。
3月10日(日)
・宿のマイクロバスで天元台湯元駅ロープウエイ乗場へ。不要な荷物はロッカーに預け、ロープウエイとリフト3台を乗り継ぎ、リフト北望台(1820m)まで一気に上った。周りは雪景色だが、周囲の山々は見えず。北望台から山を目指すのは、ガイド付きの25人のツアーと我々だけだった。
・ツアーの後についてラッセルを利用させてもらうのは本意ではないので、雪を被った樹林の間についている細いトレースを追っていくことにした。しかし15分もすると、ラッセルしながら進んでいる先行の4~5人のパーティーに追いついてしまった。先行パーティもそれほど経験は無いようで、ガイド付きパーティーが我々の右側を通っていることは間違いないので、左へ左へと進んだところ、10分程でツアーのトレースに合流できた。
・その後は、申し訳ないがツアーのトレースを使わせていただくことにした。周りは雪を被った樹林帯からまばらな木が樹氷となっている広いエリアに出た。ツアーの先頭は深雪のラッセルが必要で、ガイドだけでは大変なので、後から追いついてきたいくつかのパーティーもラッセルに加わっていた。ツアー最後尾のガイド助手に、我々も代わろうかと言ったところ、我々の年齢を聞くなり、自分の親より年上の人達にそれはさせられないとのことだった。
・広い樹氷をしばらく登っていくと鞍部に出て、そこが梵天岩(2004m)とのことだった。我々は下山時間に制約があるので、しばらくそこでゆっくりした上で引き返すことにした。ところが、数十分前に通ったトレースがところどころ消えて分からなくなっている。GPSで確認し、左にそれていることに気がつき元に戻ったのだが、その後今度は右に行き過ぎてしまい、気がついたときには深い雪と樹林の中だった。幸いトレースは我々の左側にあることは確信が持てたので、深雪の中を時には胸辺りまで潜りながらラッセルすること15分くらいか、やっと来た時のトレースを発見できた。
・それからは樹林帯なのでトレースも明瞭で、安心しながら気持ちの良い道を歩きリフト北望台へ。ところが最上部のリフトが運休しており、ゲレンデの中を更に歩くことになった。やっと2台目のリフトに乗ることができ、リフト2台とロープウエイを乗り継ぎ天元台湯元駅まで戻った。3時に予約していたマイクロバスに乗り一路米沢駅に向かった。
・標高差は200m弱、歩行時間約3時間半の雪山歩きだったが、雪山の良さと怖さを、どちらも味わうこととなった山行だった。(松宮俊彦)

樹林帯を縫って歩く

時折、青空も覗くが

ホワイトアウトの
中を歩く

梵天岩に到着

梵天岩で集合写真

下山開始

ホワイトアウトで
右往左往

ホワイトモンスター1

ホワイトモンスター2

ワカンを外すが。。

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12.多摩/鶴見川源流散策

期  日:3月16日(土) 日帰り  快晴

参加者:L屋代 茂、SL森田隆仁、小原紀子、鎌田文子、杉江秀明、若松節子、服部健、白石克人、山崎好子、川渕まつ子(支部外) 計10名

コース:唐木田駅8:30-鶴見川源頭9:30-源流泉広場9:50-新橋10:40-小山田神社11:20-図師大橋(11:50-12:35)-ぼたん園13:25-鶴川駅15:20

費 用:470円(電車代)

 集合場所唐木田駅前でリーダーから資料内容と鶴見川の概要説明があり、新入会者の山崎さんと友人の川渕さんを紹介して出発した。大妻女子大学脇のよこやま道に入り、左に町田市の雑木林と竹林の谷戸を右に市街地の多摩市そのうち八王子市の尾根道を暫く歩くと鶴見川最大の田中谷戸の源頭に着いた。源頭は倒木と低木の密集で入れないので脇道を通り住宅地に来ると鶴見川源流の泉広場に着く。ここは1995年町田市によって整備されたもので、1日約1,300トンの地下水が湧出する源流最大の泉でした。
 ここから川沿いに歩いて行き、小山田三つ葉跡(昭和前期に三つ葉栽培の横穴)、新橋(しんきょう・ここまで小山田川、ここから鶴見川の堺の橋)、薄井家長屋門(先祖は多摩での自由民権運動者で黒い長屋門は200年前の建造物)、小山田神社・ハス田(大賀ぐうし館が制作する手工芸品の材料)を見学して、図師大橋の近くにある中華店に入り全員でラーメンを食べた。
 昼食後は、図師大橋近くの個人用の馬頭観音、蛇行した川の直線化した川と橋の状況、鎧堰(よろいせき)跡(野津田地区の水田に農業用水を供給するため400年前に構築)、ぼたん園(自由民権運動の指導者「石坂昌孝」の屋敷跡で330種のボタン、30種のシャクナゲ)に着くと、前支部長のSさんが出迎えてくれて、体調も良く歩けるようになったので鶴川駅まで一緒に歩いた。
 ぼたん園からは、石坂昌孝のお墓、野津田神社(1717年創建)、村野水車跡(自由民権運動者で衆議院議員もした。現在は村野医院)、雨乞いの碑(金井八幡神社の雨乞いの獅子舞)、川井田下橋旧河川敷遊歩道を見学して、平坦な源流散策は鶴川駅に到着して解散した。(屋代 茂)

源流泉広場の池

源流泉広場の前

石坂昌孝の
お墓の前

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13.道志山塊/高畑山~倉岳山


倒木を無難に
乗り越え突破

高畑山にて

高畑山の富士山
絶景を背景に

倉岳山にて
昼食後の一枚

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14.富士周辺/石割山(山伏峠~石割山~大平山~湖畔) G3R1  *60周年記念山行

期 日:3月19日(火) 日帰り 曇り、晴れ

参加者:L 杉江秀明、SL 大貫文正、SL 山本正、黒澤寿子、油田まり子、大島和子、英賀昇子 計7名

コース :橋本北口1 番乗り場6:20=6:50 三ケ木(タクシー利用)= 月夜野7:50(富士急バス)=8:28 中山(道志道の駅)9:08=9:25 山伏峠入り口9:30―10:00 山伏峠―11:00 石割山分岐―11:20 日向峰―12:20 石割山12:40―13:25 平尾山―14:00 大平山―14:40 飯盛山―14:50 長池山―14:50 大出山入口―
15:40 富士山・山中湖バス停=富士山駅

費 用:三ケ木―両国橋 タクシー1 台7,150×2台

9:25 バスを降り、山伏峠登山道入り口に着くと前面には約20㎝の雪が積もっていた。これから先、雪の積もった道を歩くのかと不安になりました。各自アイゼンを履き慎重に雪道を登り、峠にたどり着くと雪はありませんでした。残雪は北側斜面が原因でした。午前中なので登山道は凍っていました。石割山への途中には、残雪と
白く輝いた白髪ねぎが見られました。また、登山者に会うことはなく、会ったのはトレイルランの数人でした。
到着した石割山からは眼前の富士山と眼下の山中湖が見られ、数人の登山者がいました。60周年の記念写真と昼食をとった後、平尾山方面に向かいました。石割山直下は急斜面の土なので滑りやすい状態でしたが、アイゼンを装着しているので滑らずに安心して降りることができました。アイゼンのすばらしさを感じた急斜面でした。ここを過ぎると雪解けのぬかるみがありました。
平尾山、大平山へはアップダウンの繰り返しと山頂に向けての急な階段がありました。いずれの山頂も視界は良く、遠方には富士山、山中湖、三国山、大洞山などが見られ、広い開放感がありました。
大平山から大出山入口までは平坦な下りでのんびりと歩けました。大出山入口に出ますと舗装道路に突き当たり、舗装道路に沿ってコース最終地点の富士山・山中湖バス停に向いました。このコースの最初から最後まで山本正さんに先頭を歩いて頂きました。主要なところには案内板があり道に迷ことはないと思いました。 (杉江秀明) 

石割山へ向かう

石割山

大平山

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15.滋賀/彦根城、竹生島(小谷山・横山岳から変更) 

期 日:3月23日(土)~24日(日)一泊二日  雨、曇~雨

参加者:L萩原克己、岩井初江、ゲスト赤沼隆司、大塚信夫 計4名

宿泊費:¥18000、車代¥15000

2日間雨予報なので観光に切り替えました。
岐阜に転勤になった赤沼さんと、初雪山に参加してくれた大塚の4名で、大塚さんの車で23日は彦根城と庭園を見学し、鮒寿司を作っている店を下見し、第三セクタ一の経営している白谷温泉に直行しました。白谷温泉は日帰り温泉をを併設していて、露天風呂もあり、田舎の地元の人にも愛されている4部屋の静かな宿です。
赤沼さんとは11月初旬の白川郷(赤兎山、三方岩岳~野谷荘司、三ケ辻山)以来の山行で、来年には岐阜の転勤先から自宅近辺に転勤になる可能性が大だそうです。現在は岐阜のケルン山岳会で活躍しています。戻ってくれば、又当支部入会してもらいたいです。酒飲み3人?が揃ったので大いに盛り上がりました。
翌日は琵琶湖に浮かぶパワ一スポットの竹生島に、今津港から観光船に乗り竹生島に行きました。
竹生島は西国三十三所観音霊場・第三十番霊場法厳寺、三重塔があり、本堂までは165段の急な階段があり島全体が神秘的な空気に包まれ、見所も沢山あり全国から多くの人が訪れる名所です。
竹生島から戻り食事し、昨日下見をした鮒寿司の店で買い物をし、米原の駅で解散しました。
来年には小谷山、横山岳、野坂岳、赤坂山登りたいですね!(萩原克己)

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16.上野原/能岳・八重

期 日:3月25日(月)日帰り

参加者:L近藤由美子、澤田治之、大貫文正 計3名

コース:上野原駅9:13=(バス)=光電製作所9:27-虎丸山登山口9:30-能岳10:27-八重山10:58-八重山登山口12:07-大堀12:38=(バス)=上野原駅12:52 歩行時間 約3時間

前日の複数の天気サイトで曇りであることを確認して山行実施としたが、当日朝、雨音で目が覚めて、気分が萎えた。雨雲レーダーでは、午前中は曇り予報。上野原駅に着いたら、やはり雨。雨具を着込んでバスに乗り込んだ。事前に、カタクリの開花情報を得たので、虎丸山登山口から登った。カタクリ逃すまじと慎重に歩を進めた。やがて一輪、もう一つと探し当てたら、なんのことはない。そこはカタクリ自生地と看板が立ててあった。ほどなく能岳のピークへ。本日の第二の目的シュンランはまだ出てこないねと話していたら、そばに咲いていた。それからが感動の連続。八重山への稜線上はシュンランのオンパレード。八重山からはシュンランコースをたどったが稜線上ほどではなかった。一旦止んでいた雨が再び降り始め、八重山登山口からバスで帰ることにした。
諸事情で単独でハイキングすることが多いが、山の面白い話、ためになる話を聞けて、同好の先輩と歩く山は楽しかった。ありがとうございました。
本日確認できた花:みみなしてんなんしょう いかりそう すげ かたくり しゅんらん うぐいすかぐら たちつぼすみれ だんこうばい かんざくら やまねこのめそう ゆりわさび
コンビニ情報:大堀バス停近くにあり
トイレ情報:上野原駅内、上野原バスターミナル、八重山登山口(近藤由美子)

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17.奥多摩/霞丘陵~阿須丘陵

期 日:3月27日(水) 日帰り 晴

参加者:L安瀬はる江、SL森田隆仁、鎌田文子、服部 健、大槻章夫、屋代 茂、油田まり子、鬼束しづ子、中村博雄 計9名

コース:河辺駅9:09=バス=塩船観音入口9:16~25-塩船観音9:40~10:00―笹仁田峠11:00-七国広場11:15~45-七国山12:00-P139.8m12:55-阿須バス停13:00~30=バス=飯能駅13:40~44=電車=仏子駅13:49-牛沢カタクリ自生地14:10~45―仏子駅15:05

雨予報で一日延期すると晴天に恵まれた。寒さで花の開花は遅れていた。昨年、牛沢カタクリ自生地を知って、加治丘陵と繋げ計画したが長雨で断念した。本部集中山行に決まり、今回のコースに変更した。
塩船観音寺はツツジの丘で囲まれた、由緒ある古寺だ。ゆっくりお参りして最奥の観音像まで上がる。この裏から霞丘陵が始まる。雨に洗われた眺望は奥多摩の山々、富士山もはっきり、脚下には塩船観音全容が望めた。この一帯は霞丘陵自然公園でアカマツ林が続き、心地良い森林浴ができた。公園を過ぎるとRK会が提供する敷地内で、舗装道が笹仁田峠まで伸びている。並行して走る山道を進むが、冬の装いで綺麗な林が続いた。日溜まりでシュンラン2株、タチツボスミレ、ヒメスミレ(?)と出会う。
笹仁田峠は確認できなかった。永遠の森・ひむかの森と名付けられ、深山の趣の中、七国広場に進む。ベンチがあり、小広く、昼食を摂る。P225.9の三角点に立ち寄ってから七国山に向かう。
今日の最高峰七国山は238m。コースから外れた小突起でやっと全員が立てた。戻って霞丘陵を右に分け、阿須丘陵に入る。変哲もなく歩き易いので、会話が弾む。丘陵終点近くの三角点、P139.8を確認して、バス停に急ぐ。予定時刻の20分前に着いたが、更に8分遅れで飯能駅行バスがきた。
西武線は電車の本数が多く、待たずに仏子駅に全員で移動。自生地まで駅から20分が長かった。広い斜面一面のカタクリは、葉の緑色が優勢で花のピンクはポツポツだった。ヒロハアマナやアズマイチゲ、タマノカンアオイ、シロバナカタクリも見られた。まずまずで仏子駅に戻った。(安瀬はる江)

塩船観音

塩船平和観音像と

シュンラン

霞丘陵

ヒメスミレ?

七国広場

牛沢カタクリ自生地

ヒロハアマナ

カタクリ

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18.多摩よこやまの道西遊歩道と長池公園

期 日:3月31日(日)日帰り  快晴

参加者:L若松節子、森田隆仁、大槻章夫、小原紀子、安瀬はる江、 計5名

コース:唐木田駅9:50-鶴巻西公園10:00-榎戸公園10:20-からきだの道-砦山10:40-長池公園11:30~13:00-清水入緑地-南大沢駅14:00

29日に予定をしていたよこやまの道を荒天のため31日に延期をして実施。日程を変更したため何人かが不参加となりました。急遽の日程変更申し訳ございません。おかげさまで当日は夏日になり足踏みをしていた桜も一斉に咲いていました。
コースは先月の屋代リーダーの鶴見川源流歩きで西遊歩道を歩いてしまいましたので並行して連なるからきだの道を歩きました。鶴巻西公園の川合家の巨大枝垂桜も5分咲き。春を通り越し暑い暑い公園巡りで数種類の桜を楽しめました。(若松節子)

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19.丹沢/椿丸   ※60周年記念山行

期 日:3月30日(土) 日帰り 晴れ

参加者:L松宮俊彦、SL神谷敏裕、矢澤孝二、横川芳江、山口音子、大貫文正、堤理恵子、杉江秀明、瀧沢正明、北原好 計10名

コース:町田6:30=車=浅瀬ゲート前駐車スペース8:10~25-浅瀬橋-尾根取り付き8:35-笹小屋ノ頭9:45~55-分岐(熊沢ノ頭)10:45~55-椿丸(902m)11:30~12:10-分岐-熊沢の頭12:45-ミツマタ群落-渡渉-法行沢林道(ソーラーパネル)13:55-ショートカット-大又沢林道14:15-浅瀬橋-浅瀬ゲート前駐車スペース15:35=車=町田駅

・昨年二度のキャンセルの後の、満を持しての山行となった。前日は午前中暴風雨で心配したが、幸運にも当日は20度を超す陽気となった。
・町田駅に参加者全員が集合し、マイカー2台に分乗し浅瀬ゲートへ。天気が良いせいか車の数も多い。浅瀬橋を渡り少し左に行ったところが登山口となる。早速急登となるが、薄い踏み跡がついているし広い尾根ではないので迷うことはない。丹沢らしい自然林が続き、数か所ミツマタの群落を見ることができた。笹小屋ノ頭までは一気に登り、そこからは植林帯の中を小さなアップダウンを繰り返し熊沢ノ頭の分岐へ。そこから西に行き工事中の林道を横切った後、しばらく緩く登って行くと椿丸山頂に到着した。
・椿丸山頂にはすでに3組ほどがおり途中で出会う人達もいたし、山頂も北側が開け全体に明るい雰囲気で、「丹沢の空白地帯」のイメージは薄かった。北側には遠くに菰釣山方面近くにミツマタ群落が望め、西には樹間から雪の富士を望めた。この山行が60周年記念の最後の国内山行となり記念写真も撮った。
・下りは熊沢の頭までは来た道を戻り、それから東の尾根を下る。700m付近から、期待していたミツマタの群落に突入した。群落は密集して拡がっており、それぞれの花は、強い陽光の下で今満開になりましたと言った感で咲き乱れている。しばらく一同見惚れて立ち去りがたい気持ちであった。
・ただ、実はその前後にいくつか想定外の事態があった。まず、道迷い。形の良い尾根を下っていたがどうも右過ぎる、実際は左側のヤセ尾根が下山すべき尾根で、結局トラバースしてそちらの尾根に乗った。次に、ヤセ尾根を下山して沢に出たところ、昨日の雨で増水しており観単には渡れない。渡渉点を探してみたが結局どこも靴を脱ぎ膝あたりまで濡らさないと渡れず、それぞれの判断で3か所に分かれて渡渉し法行沢林道(ソーラーパネルあり)に出た。更に、そこからは林道がずっと先まで行く長いヘアピンになっているため、山行記録ではショートカットする人が多いので、我々もそうすることにした。ところが、その下りが想定以上に急で足場が悪く岩場もあり厄介な道だった。何とか全員無事下の大又沢林道に降りることができたが、これはリーダーの判断ミスで、本来はこんなリスクを取るべきではなかったと反省している。
・その後は林道を1時間ほど歩き浅瀬川ゲートの駐車スペースに戻り、一路町田に向った。(松宮俊彦)

取り付きの急登

ミツマタの脇を登る

山頂直下の
ミツマタ群生

丹沢の山々

真っ白な富士山

椿丸山頂にて

ミツマタ群生が続く

ミツマタの桃源郷

ミツマタのいい香り

慎重に渡渉する

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20.多摩丘陵/尾根緑道

期 日:3月30日(土)日帰り 晴れ

参加者: L服部健、屋代茂、中村博雄、佐藤邦弘、山本正 計5名

コース:橋本駅 9:00-尾根緑道9:25-都立小山内裏公園10:00-西展望広場10:25-東展望広場10:40-緑道11:50-箭幹八幡宮13:10-淵野辺駅13:45

私の初めてのリーダー山行で、緊張しましたが、皆様のご協力により、無事に終了しま した。
当初は参加者が集まるか心配しましたが、4名の参加者でまずまずの出だしでした。 橋本駅を定刻に出発し、境川、町田街道を横切り、無事、緑道に入る。その後、都立小山 田内裏公園に入り、カタクリの群生地があることを聞き、見学に行く。桜もチラホラ咲いていた。
内裏公園を過ぎて、一般道を20分程歩くと、次の尾根緑道に到着する。ここは、桜の木が多く、町田市の桜祭りが開催されていた。桜花の咲き具合は今一でした が、屋台とか出ていて、大勢の人が来ていた。花見の宴をしたりして、賑やかでした。 また、菜の花が満開で素晴しく、ここで、昼食を兼ねて、Yさんの準備により、おでんを食べて、お花見気分を味わいました。
少し、ほろ酔い気分で、渕野辺に向け出発、途中、箭幹八幡宮を経て、無事に淵野辺駅に到着しました。(服部健)

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21.鎌倉/散在が池から獅子舞コース

期 日 :4月2日(火)日帰り 晴れ

参加者: L榎本美智子、SL大貫文正、若松節子、屋代茂、大槻章夫  計5名

コース : JR.大船駅鎌倉湖行き循環バス9:13-今泉不動9:30-称名寺9:40-9:50散在が池10:00-10:15今泉台6丁目公園10:50-大平山11:10-天園11:25-11:50(昼食)-獅子舞コース分岐11:55-永福寺12:25-鎌倉宮参拝12:55-鎌倉駅14:00解散

散在が池の緩やかな小径が崩落で通行止めのため馬の背の小径が急登なのでエスケープルートを考慮してバスの時間を30分早めた。鎌倉湖とは散在が池の事で循環バス便は多い。
今泉不動のバス停から10分もかからない所に今泉不動とも言われる称名寺を見学、浄土宗の寺院で境内には陰陽の滝と言われる2つの滝があり自然を生かしたせせらぎの流れや花も多く多数の石仏があり静かで癒しの寺である。散在が池まではバス停まで戻り公園内にはスミレの群落や桜も咲き出した。メンバーの足並みが揃ったのでエスケープルートは使わず馬の背の小径を登る。池を下に樹林帯の急な登りが続きウグイスのはっきりしたさえずりに癒やされる。
登り切ると住宅街を抜け今泉6丁目公園から鎌倉アルプスのルートに合流する。天園と建長寺の分岐を確認して天園へ向かう。春休みか若いハイカーが多い。天園で昼食後そこから瑞泉寺と獅子舞コースの分岐で獅子舞コースへ下る。このコースは静かでハイカーも少ない。広葉樹の新緑の芽吹きが森を明るく美しい森となっている。沢の水で滑りやすいので気をつけて下る。30分余りで森を抜けると源頼朝が創建したという永福寺(ようふくじ)跡は池があり整備された明るい公園で気持ちの良い散歩道になっている。鎌倉3大寺院の一つである。
鎌倉宮で参拝し鎌倉駅に向かう。鎌倉八幡宮の参道のソメイヨシノはまだ3分咲き位だったが祭りのような人混みの中を駅に向かい解散した。
今年は開花が昨年より遅かったが早咲きや山桜など様々な桜を楽しめた花の鎌倉だった。(榎本美智子)

称名寺の雌雄の滝

散在が池

永福寺跡

永福寺跡の
池の前で

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22.御坂/王岳

期 日:4月6日(土)日帰り 晴時々曇り

参加者:L神谷敏裕、SL大貫文正、杉江秀明、大島和子、中村博雄  計5名

コース:町田駅6:20=いやしの里根場登山者駐車場9:30~9:38-王岳12:30~53-鍵掛峠13:05~15-いやしの里根場登山者駐車場14:30~15:00=町田駅

交通の便が悪いので、町田駅に集合し自家用車で登山口に向かう。圏央道に入ると八王子JCT付近で事故が発生し約1時間の遅延。別行動で前日から現地に入っていたNさんに連絡。先に登山開始していただくように依頼した。
富士五湖の西湖近くの「いやしの里根場」に駐車。広い駐車場だが登山者用は舗装されていない奥側が指定されている。早めに準備を整え西入川に沿って歩く。暫くは緩やかな広い道だが、川がなくなるとやや急な山道となる。山頂付近まで来ると木々の間から上部が雲に隠れた富士山が見えてくる。
王岳の山頂でNさんに合流。正面には雲が切れて富士山が見える。Nさんの話だと先ほどまでは雲がかかって見えなかったとのこと。ラッキーなタイミングだった。
昼食を済ませて鞍掛峠に向かう。山頂から暫く行くと右が切れ落ちた個所となる。半分はロープがかかっているが細い木にかけられていて心許ない。慎重に通過すると、そこから先は気持ちの良い尾根となる。右側には富士山、その手前には西湖、河口湖が見える。尾根の反対側は甲府盆地がチラチラと見える。鍵掛峠の手前は100m程度降下する感じ。鍵掛峠からは麓に向かって下りる。一部崩れて歩き難い場所もあるが、大半は歩きやすい山道が続く。
麓まで下りると茅葺屋根の民家が立ち並ぶ「いやしの里根場」に至る。富士山も望め、園内の桜も満開近くになっていた。海外からの観光客が多い。サンフランシスコから来たという女性と写真を撮り合い、少し散策したのち帰途に就いた。 (神谷敏裕)

王岳に向かって
登る

王岳山頂にて

慎重に通過する
メンバー

西湖、河口湖、
山中湖

稜線を歩く

アセビの花が満開

麓に向かって下る

いやしの里根場

桜の花がほぼ満開

無事下山。
お疲れ様でした

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23.入間/加治丘陵

期 日:4月14日(日) 日帰り 晴れ

参加者:L神谷敏裕、SL竹田早苗、大貫文正、屋代 茂、松宮俊彦、矢澤孝二、服部 健、若松節子、村瀬美枝子、横川芳江、澤田治之、安瀬はる江、支部外2名  計14名

コース:金子駅9:35-金子神社10:30~10:43-アンテナ-阿須山11:50~11:55-桜山展望台12:05~12:25-山仕事の広場12:30~14:30(本部集中イベント13:00~14:20)-八幡神社前-霞川-金子駅15:15

コロナ禍後初めて、各支部が集合する集中山行が実施された。グループごとに異なる場所からイベント会場を目指す。当支部はJR八高線 金子駅に集合。14名で加治丘陵を目指す。線路沿いに暫く歩くと加治丘陵に至る。高養寺の裏手から金子神社に向かうが、道を間違えトラスト保全地の方向に逸れてしまう。20分ほどロスして金子神社に到着。ここからは歩きやすい道を駿河台大に向けて歩く。駿河台大脇から阿須山に向って登っていく。今回唯一の急登を登っていくとやがて二等三角点のある山頂に到着。更に10分ほど歩き桜山展望台で丹沢や奥多摩の山々を眺めた後、イベント会場の「山仕事の広場」へ。
既に他支部は到着しており、相模原町田支部は広場の一番端に陣取る。皆が持ち寄ったお酒と料理で宴会開始。新緑が眩しくお酒も進む。会長挨拶や支部紹介、本部リーダー紹介、じゃんけん大会などを行い、イベントは滞りなく終了。
帰りは桜の花が残る霞川沿いに歩き、金子駅に戻った。(神谷敏裕)

青空に桜が映える

山行気分も
味わえる

阿須山の山頂にて

桜山展望台にて

集中山行イベント始まる

本部の幹事団

支部の挨拶

支部員集合

大御所が話し込む

霞川沿いに歩く

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24.台湾/玉山、基隆山、七星山  ※60周年記念山行

期 日:A班 4月17日(水)~23日(火)6泊7日、B班 4月20日(土)~23日(火)3泊4日

参加者:A班 L矢澤孝二、松宮俊彦、大貫文正、神谷敏裕、後藤勝弘 計5名
     B班 竹田早苗、神谷友子、服部健 計3名            合計8名

コース
17日(水)羽田空港10:50=台北松山空港13:15~14:00=(夕食)=阿里山 梅園楼観景飯店19:30(泊)
18日(木)阿里山8:30=塔塔加鞍部11:15-耄碌亭(昼食)12:00~15-観景台13:50~14:15-排雲山荘16:15(泊)
19日(金)排雲山荘3:15-玉山5:40~55-排雲山荘7:30~9:30-観景台11:10~25-塔塔加鞍部13:40~50=東埔温泉帝綸温泉大飯店16:30(泊)
20日(土)東埔温泉8:40=集集=台北 豪爵大飯店15:30(泊) A班B班合流
21日(日)台北8:55=九份10:20-登山口10:35~50-基隆山11:50~12:05-九份(昼食)13:00~14:30=台北 豪爵大飯店16:50(泊)
22日(月)台北8:30=小油坑9:15~35-七星山10:55~11:05-冷水坑12:20~35=台北市内観光=豪爵大飯店19:30(泊)
23日(火)台北9:00=台北市内観光=台北松山空港14:10~16:20=羽田空港20:05

費 用:西遊旅行ツアー代 A班:403,450円 B班222,650円(空港使用料、燃油費等含む)

1日目
支部60周年記念山行の最終を飾る海外登山は、台湾の最高峰玉山に登る先発組5名と、台北郊外の2山に登る後発組3名の、計8名の参加となった。
エバー航空BR189便は定刻に羽田発、順調に台北松山空港に到着。現地ガイドの黄さんと合流しBMWのワンボックスカーにて一路南下、北回帰線を越える。次第に前方に高い山々が望まれ、夕食の後、お茶の産地として有名な阿里山高原のホテルに着いた。明日からの登山に備え、早々にベッドに入る。
2日目
熱帯に近い緯度とはいえ、標高1200㍍の朝は冷んやりとしている。朝食後、車で玉山の登山口へ向かう。途中で一時バッテリーが上がって車が動かなくなり焦ったのも良い思い出だ。
玉山は自然生態保護区に指定され、入山が厳しく制限されている。管理事務所でチェックを受け、シャトルに乗り換えて10分、登山口の塔塔加鞍部に到着した。ここの標高は約2600㍍、今日は距離8.5キロで800㍍差の登行になる。
右に大きな谷を見下ろし、前方遠くに厳しい岩尾根を望みながら山腹を巻いて行く。距離500㍍ごとに標識があり良いポイントだ。耄碌亭という四阿のある小広場で昼食、次の休憩場所(観景台)辺りからはシャクナゲが多く見られるようになった。鬱蒼と茂る鐵杉林には巨木も混ざり、山は深い。一枚岩の下に付けられた桟道や、谷あいには多くの橋が渡されている。歩き始めは日が射していたが、2時を過ぎるころからガスが巻き、ついにポツポツ。ようやく排雲小屋がガスの中にぼぅっと見えて来るとともに大粒の雨。急いで小屋に駆け込んで一息ついたのだった。
今月上旬に発生した台湾東部の大地震の影響を感じさせるところは無く、逆に小屋はいつもの7割程度の利用者とのことで、通された蚕棚の個室も余裕があった。5時過ぎから夕食。アルマイトの1プレートにおかずが乗ったもの。お湯は自由にポットに補給できた。明日の登頂に備え、6時半には各々シュラフに入る。夜半には屋根を叩く酷い雨の音に不安な一夜だった。
3日目
2時半前に起床。幸い雨は止んでいるがガスが深い。簡単な朝食をいただき、不要な荷物は小屋へ残し、ヘッドランプを点けて出発する。周りは深い闇の中、黙々と歩く。3500㍍を越えて森林限界に達し、次第に明るくなって来るとガスは切れており、見上げる稜線が近くなった。
富士山の高さを越え、あと山頂まで数百㍍となったが、急に風が強くなった。ウインドヤッケを着込み、岩稜を登って行く。そして玉山山頂(3950㍍)に到達。足元には雲海が広がり、その上に玉山山群を形成する幾つものピークが頭を見せていた。一等三角点横に石の標識があり、60周年記念山行の旗を広げ記念撮影。5名全員が無事に登頂できた喜びを分かち合った
下りは正面から風を受け、止まっていると凍えそうだ。体感では氷点下だっただろう。風が収まる処まで下りひと心地、排雲山荘に戻った。素麺をいただき部屋で休憩、荷物を整理して小屋を後にする。登って来るいろいろな国の人たちと挨拶を交わしながら塔塔加に下山、玉山登山は無事に終了したのだった。
今日の宿泊は、山間の温泉保養所で疲れを癒やす。谷あいの奥には玉山山群が高く望まれていた。
4日目
今日は移動日。集集のお寺武昌殿や、駅などに寄りながら台北に向かう。ホテルで後発組の3名と合流、近くの台湾料理店で行った登頂祝賀会は、美味しく楽しく時間が過ぎて行った。
(1~4日目、矢澤孝二)

5日目:基隆山(ジーローサン/587m)、九份・台北市内観光
バスで九份の登山口(320m)に向かう。途中海岸が見える展望台へ立ち寄る。海の色が二層に分かれている陰陽波や天空の城のような十三層遺跡など自然の不思議を目の当たりにする。石の階段を一気に登ると山頂のはずだが、蒸し暑さも加わり息が切れてくる。数回休憩をとりながら登頂、来た道を下り九份の街へ。金鉱で栄えた背景には当時の炭坑で働く厳しさがあるものの、現在の九份の街は見事に観光の名所となっている。宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の着想を得たところから人気が高まりレトロな店頭には関連グッズが並ぶ。お土産のほかにも飲茶やカフェ、牛肉緬、正体不明の食べ物、など、何とも言えない活気と匂い。日曜日だったせいもあるが凄い賑わいだった。
6日目:七星山(ナナホシヤマ/1,120m)~東峰(1,166m)~冷水抗(750m)、台北市内観光
小油抗(830m)までバスで高度を稼いでもらいハイキング開始。すでに硫黄の煙が立ち上がっている。そこへガイドの黄さんの奏でる琉球三線の音色が聞こえてきた。硫黄の匂いと哀愁の帯びた音色と唄に導かれ台北最高峰の七星山へ。頂上で写真を撮り次の東峰を過ぎたあたりからポツポツ降ってきた。冷水抗に向かう途中で雨具をつける。三線も聞こえてこず、急にただの行進になった。膝の痛みと苦手な下りに、てこずり当初の予定だった冷水抗での足湯ができなかったのは申し訳なかった。
7日目:台北市内観光

龍山寺:万華区に位置する台北最古の寺院。過去に4回ほど修復されたとか。龍の門から入り、虎の門から出るという決まりも教わる。前門から始まり、本殿、後殿と美しい彫刻が幾層にも重なり合っている。なにより願い事をきちんとすればご利益があると信じられているパワースポットして有名。「神杯」と呼ばれる対になっている木を投げ、表(神)と裏(人)が3回あえばようやくおみくじを引けるとか。神様のご意見をうかがうのも大変だ。
故宮博物院:「白菜」と「豚の角煮」と「鍋(毛公鼎)」と言われても台湾初心者の私には暗号のようだったが、館内に入り、それらが、翡翠やメノウで彫刻された最高傑作であり、世界で最も長い銘文が鋳刻され、恐れ多くて料理には使えない宝物だとわかった。中国美術工芸コレクションの数々の合間に歴代宮廷のエピソードなども説明してもらう。
台湾料理:量も種類も多い。極めつけは七星山ハイキングのあとの郷土料理だった。注文してからすぐに御飯、さつま芋のスープ(ショウガ塊入り!)がそれぞれアルミ(?)の容器に盛られやってきた。これは小学校の給食当番が取り分ける前の状態。地元で採れるたけのこや蕨などの炒め物、蒸し鶏、小エビのから揚げ、空心菜、焼そば、、、とラストのスイカまでものすごい速さで出てくる。胃袋が疲れた。
その他:台北の街中は活気にあふれていた。早朝から屋台でおかゆを食べたり、通りを掃除したりしている。昼間はバイク、夜は夜市、通りにはフルーツセールや占いetc、レストランでは若者が体育会系の盛り上がりを延々と続けていた。そして人々は信心深く、親しみやすい。松山空港に着いた際、迎えに来てくれた現地の社長さんが開口一番に言われたのは地震支援に対するお礼だった。「日本と台湾は距離だけでなく心も近いです」は最終日のバスで言われた言葉。どちらも温かく嬉しい。謝謝。
(5~7日目、神谷友子)

玉山

ガイド黄さんと
登頂を誓う

登山口手前の
巨木前で

玉山の登山

山荘に向けて歩く

排雲山荘前にて

玉山登頂!

朝焼けの
3000m峰

シャクナゲの花が満開

花を見ながら下山

集集のお寺武昌殿

台湾ハイク

基隆山の麓、
十三層遺跡

登山道途中の
休憩所

登頂。
海をバックに

登頂。
頂上の休憩所

登頂。
山頂三角点にて

九份に向けて
下りる

七星山登山口、
小油抗

三線を弾くガイドの黄さん

山頂到着!

七星山の山頂にて

台北市内観光

現地で懇親会

九份の
レストラン前で

ガイド黄さんの
説明を聞く

お茶屋さんで
お茶の説明

基隆山登頂後の
夕食会

七星山登頂後の
昼食会

国立中正記念堂
にて

龍山寺にて

故宮博物院前

忠烈祠の衛兵?

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25.富士/足和田山

期 日:4月25日(木) 日帰り 晴


参加者:L安瀬はる江、SL杉江秀明、大貫文正、大槻章夫、油田まり子、瀧沢正明、中村博雄
金子盛次、山崎好子(計9名)

コース:河口湖駅前9:10=バス=毛無山登山口9:45~55-950m鞍部10:00~10:10―休憩3回15分―足和田山山頂11:50~12:30ー休憩2回10分―勝山バス停14:13~30=バス=河口湖駅15:08~18

雨上がりで車窓からの富士山には雲がかかっていた。河口湖湖畔の八重桜は8分咲きで、木々の緑は柔らかく、山肌は芽吹きでうっすら白かった。足元の植物も出始めだった。

上りは予想を反して、直登が続いた。ザレ場や巻き道ではトラロープもあった。先頭を買って出て頂いたNさん。こまめな休憩と好リードで足並み揃えて山頂に到着する。すっかり雲がとれた富士山にご対面。聖岳、塩見岳と南アルプスの銀嶺が望めた。湖は河口湖、西湖、本栖湖が見えた。数本のまめ桜は満開で青空に映えていた。登山者も増え、たちまち40分の休憩時間が過ぎた。
脚をかばいながらゆっくり下山。河口湖方面から涼風があった。段和山山頂は巻く。大嵐天神社を過ぎ、946.4mの四等三角点を確認して、羽根子山へ。富士山と河口湖の最後の展望地だった。下山コースは各所で道が入り込んでいるので確認して進む。
山行中の花々は、キブシ、ヒトリシズカ、クロモジ、ミヤマスミレ、ヒゲネワチガイソウ、ユウシュンラン、フデリンドウ、ユキザサ等。
今回上りで直登が多く、山行グレードはG2R1ではとご指摘を受けました。歩行時間で判断したので、今後の計画に反映していきます。(安瀬はる江)

毛無山登山口

下山路で

足和田山山頂で

ユウシュンラン

ヒゲネ
ワチガイソウ

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