1.丹沢/権現平

期 日:1月4日(土)日帰り 快晴

参加者:L神谷敏裕、SL松宮俊彦、SL竹田早苗、森田隆仁、伊藤和良、若松節子、横川芳江、中村博雄、岩井初江、小磯登志子、神谷友子、伊藤有子、白石克人、上野 進、助廣弘子、大貫文正、萩原克己、矢澤孝二、要 加月、松本悦栄、中村 公子、山口音子、繁村純夫、堤理恵子  計24名

コース:橋本駅9:05=鳥居原ふれあいの館9:52~10:05-権現平11:20~12:50-南山13:15~13:23-あいかわ公園-半原15:00

毎年恒例のおでん鍋を囲む新年山行。今年は新旧会員24名が参加。JR橋本駅からバスに乗り、終点の「鳥居原ふれあいの館」で下車。到着は10時前だったが、既に鳥居原ふれあいの館は開いていて、館内で準備を整えて出発。一般道を少し歩き、芋窪橋の先から登山道に入る。入口が急な階段になっていて登りにくい。登山道は比較的広く歩きやすいが、大きなアップダウンを3回ほど繰り返す。宮ヶ瀬湖を右下に眺めながら歩き権現平に到着。
権現平ではみんなが持ち寄ったおでんを鍋で温めるとともに、各自が用意したお酒やつまみなどを分け合って、今年1年の安全山行を祈念した。この時期は寒さの中おでんで暖まるのが恒例だが、今回は快晴でそれほど寒さを感じることもなく快適だった。
懇親後は宮ヶ瀬湖や丹沢の山々が間近に見渡せる南山を踏み、長い階段を下ってあいかわ公園まで下山。正月休み最後で、家族連れで賑わう公園内を通り抜け、更に30分ほど歩いて半原バス停に到着。本厚木駅に向かうバスと相模原市内に向かうバスにそれぞれ乗車して解散した。おでん鍋の調理など、皆さんのご協力に感謝します。(神谷敏裕)


急な登山口

権現平で歓談

権現平で歓談

権現平で歓談

権現平で歓談

おでんをいただく

全員集合

権現平から
丹沢を望む

南山から
横浜方面を望む

長い下り坂

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2.榛名/蛇ケ岳(1229m)・鬢櫛山(びんぐしやま)(1350m)~掃部ケ岳(かもんがだけ)(1449m) (干支山行)

期 日:1月12日(日) 日帰り 曇り後晴れ

参加者:L安瀬はる江、SL神谷敏裕、助廣弘子、山口音子、横川芳江、繁村純夫、繁村美知子、中村博雄、金子盛次 計9名

コース:橋本駅7:15=車=蛇ケ岳登山口9:50~10:03―蛇ケ岳山頂10:17~20―蛇ケ岳登山口10:30=車=鬢櫛山登山口10:35~45―鬢櫛山山頂11:40~45―硯岩12:30~35―掃部ケ岳13:22~50―記念公園駐車場14:35~50=車=橋本駅17:20  貸切タクシー代 7400円/一人

干支山行10回目。以前、蛇ケ岳に登っていたのですぐに決定。巳年生まれの方が2名ご参加。榛名山は榛名山系の総称で外輪山と溶岩ドーム群で形成されている。その最高峰の掃部ケ岳に鬢櫛山から繋げるコースに予定を変更。期待した雪は一部だけだった。榛名湖湖面は半凍結して、鉛色だった。
SLを先頭に蛇ケ岳は一登りで目的を達成。今年は人気で、通過点のような山頂では一グループと出会った。山名の由来は不明。すぐに下山。鬢櫛山登山口まで車で移動。鬢櫛山山頂からの南西のバリエーションルートは急な岩稜帯もあった。下部はなだらかな笹原。ルートは明瞭だった。林道に降り立ち硯岩下までは地形図の破線図を辿る。道標もあり、歩き易い。榛名山のシンボル・硯岩からは全容が見渡せ、遠望もあった。ここからの蛇ケ岳の山容はとぐろを巻いた蛇のように見えた。
掃部ケ岳への登りは階段が多く、空腹もあり、難儀した。上部はうっすらと雪があり、登山道は凍結していた。山頂に着くと陽射しも強くなり、無風だった。南側の大パノラマを前に昼食。北側は樹間越しに日光、武尊、谷川の白嶺がピカピカ。下山時、岩場で滑り、ひやりとしたが、立木に助けられた。
榛名湖周辺にポコポコ並ぶ山の眺めは類稀。特異な山容が方向により変わり、楽しい山です。熟練者揃いで登りは体力が少々不安?下りは技術力が高くトータルコースタイムは標準の8割でした。(安瀬はる江)


蛇ケ岳山頂

中央小突起が
蛇ケ岳

硯岩から

掃部ケ岳山頂

掃部ケ岳から
武尊山遠望

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3.横浜/円海山~天園

期 日 :1月16日(木)日帰り  曇り

参加者:L榎本美智子、SL森田隆仁、助廣弘子、油田まりこ、宮崎博之  計5名

コース:港南台駅9:35―いっしんどう10:25―大丸山11:25昼食11:50―自然公園12:20-市境広場12:30―天園13:00―瑞泉寺13:55見学―鎌倉宮14:35バス14:50発―鎌倉駅15:00解散

小田急線のトラブルがあったが9時30分過ぎには集合出来た。曇り空で寒いと言う予報だが思ったほど寒さを感じず登山口を目指す。駅前のバスターミナルを左に直進、環状3号線を渡ると消防署が見えてくる。消防署の脇を登ると案内板が見えそこからは富士山が見えるのだが全くどこに富士山やら残念、横浜市最大の森と言われる瀬上、氷取沢、金沢市民の森が鎌倉まで続き様々なトレイルが整備されている。我々はその中のビートルズトレイルと六国峠ハイキングコースをつないだ円海山から天園の尾根を歩いた。アップダウンの少ない歩きやすく所々箱根、丹沢連山が見渡せる。大丸山は横浜市最高峰156.8m階段上りがあり頂上は金沢区方面の港が広がっていて気持ちの良い展望台でベンチもあり昼食タイム。曇っていた空が一瞬青空を見せてくれて嬉しい気分にさせてくれた。メンバーに鎌倉に熟知しているM氏の案内で自然観察センターへ自然に関する展示やイベント企画する施設だそうで施設内は綺麗でトイレを借りた。トイレが少ないコースなので有りがたい。そこから市境横浜市と鎌倉市の境に杭があった。天園に向かう途中広大な横浜霊園を見下ろしながら余りの広さに驚くばかりだった。天園は過去にあった茶店もなくなり寂しい限りだ。瑞泉寺へ下り200円の拝観料で見学する。水仙は咲き始め色合いの違う椿や蝋梅やミツマタの花が見られた。鎌倉宮ではバスがタイミング良く出るので乗車して鎌倉駅に向かった。割と駅まではスムーズだった。今回春にはほど遠い冬枯れの鎌倉ハイキングだったが目を見張る様々な巨木やアオキの赤い実、ヤブツバキの楚々とした花が楽しめた。鎌倉を歩き尽くしたM氏のサポートでより深く鎌倉を楽しめたハイキングでした。(榎本美智子)


港南台駅集合

瀬上市民の森

ビートルズトレイルを行く

大丸山へ

金沢区方面の
海が見える

大丸山にて

横浜自然
観察センター

歴史を感じる
市境尾根

ヤグラ

瑞泉寺へ下る

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4.三浦アルプス/仙元山~乳頭山

期 日:1月25日(土) 日帰り 曇り

参加者:L松本悦栄、SL小磯登志子、英賀昇子、岩月宣雄、近藤由美子、杉江秀明、中村博雄、宮崎博之、油田まり子 計 9名

コース:JR逗子駅8:20=<バス>=風早橋バス停8:27~8:35―仙元山8:49~8:55―戸根山9:27―観音塚9:44~9:50―高塚9:59―休憩10:00~10:08―大桜(昼食)10:50~11:16―鉄塔NO.34―三国峠12:03―乳頭山12:07~12:14―田浦梅の里12:50―展望台12:53~12:58―JR田浦駅13:34~13:37乗車(解散)

三浦アルプスを知るきっかっけは、昨年10月支部仲間から誘われ森戸川のお花探しからでした。また、支部内でこのエリアの愛好者数人から情報や地図を頂くなど、興味が益々高まり単独で入山することが多くなった。三浦アルプスの愛好者が増えることを願い計画した。
逗子駅バス乗り場で12月から新会員となったMさんを紹介し乗車予定のバスを待った。風早橋バス停で降車して身支度を整え隧道に向かって歩き出す。約100m歩くと左側にある階段が登山道に通じる道になります。15分ほどの登りで仙元山に着いた。山頂から振り向くと相模湾。曇天の為、富士山を拝むことが出来なかったが、江の島が遠望でき海の眺めは素晴らしい。
ここから少し下り100mの急斜面の長い階段を登ると戸根山に着いた。立休みをしてから二つのコブを越えるとタブノキと馬頭観音と千手観音が待っている観音塚です。この先も六つのコブを越え10:50に大桜に着いた。予定では鉄塔34の辺りで昼食かなと思っていたが、しゃがむと周りの木々が風よけになってくれるので少し早いが昼食にした。昼食を済ませ乳頭山に向け歩き始めた途端、おお人数(30人位)が登ってくる。道を譲り団体さんを待っていると通過に数分を要した。
鉄塔34を過ぎ三国峠での指導標は0.1kで乳頭山の表示。そしてひと登りで山頂に着いた。山頂からは東京湾と横浜方面が見渡せる。ここで集合写真を撮り下山開始。直ぐに東逗子駅方面の案内板があるが、直線の道が広くこのまま進んでしまいそうになるため(中尾根(バリ)の道)要注意です。我々はこの分岐を右に、そして次の分岐も右に。この先は今回の核心部(ちょっとオーバー)である岩っぽい下りで、ロープを使い慎重に降りる。これが5カ所あるがその先には危ない箇所はなく田浦梅の里に到着する。梅の時期は2月なので咲いていないと思ったが、白梅2本が開花していた。それから展望台に上って360度の眺望を楽しんだ後は、芝生広場でトイレ休憩とした。ここでのんびりお茶をしたいところだが、冷たい風に負け早々JR田浦駅へと向かった。
*三浦アルプスの情報を詳しく紹介しているのが「みろく山の会」さんのホームページです。
コース紹介や開拓の歴史・地図等詳しく掲載しています。(松本悦栄)


仙元山から
相模湾を望む

100mの階段登り

乳頭山山頂

岩場の下りで

田浦梅の里

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5.東北宮城/荒雄岳

期日:1月25日(土)~26日(日)一泊二日 晴

参加者:L萩原克己、SL神谷和男(支部外)、神谷敏裕、後藤勝弘、飯嶋光江、岩井初江、横川芳江、田中恵美子(支部外) 計8名

コ一ス:26日(土)宿8:30-林道入口8:45~9:00-八ッ森コース登山口11:00~11:20-林道入口12:45~12:55-宿13:10-バス停=鳴子温泉解散

費 用:宿代金¥106360、バス代金往路400×8=¥3200、復路¥5760+¥400×2=¥6560

宿は昔ながらの素朴で静かな雰囲気の漂う露天風呂のある昔文豪等が愛した小さな宿で当日は私達8人の貸し切りでした。
26日は前日下見をした林道の入口から除雪をしていないのでスノ-シュ-、ワカン(私がワカン装着にとまどって時間が掛かり)を付けて登つて行きましたが地熱発電所の前を通り送電線の当たりに来ると展望が開け、北東方向に以前に登ったアルペン的景観の禿岳、又その背後に過去3回登っている東北で三番目に長い白銀の神室連峰に圧倒されました。
今年は4月には3回春山を計画しているので神室連峰に行けませんが来年の四月に神室岳避難小屋(泊)1泊2日を考えています。
さらに緩い林道を登って行くと荒雄岳登山口を示す標識があり、帰りのバスの時間等を考えたら無理なのでそこで昼食を取り引き返しましたが、3名だけすこし先の広々とした台地迄行きましたが、夏時間でも頂上まで1時間30分弱かかります。
帰りのバス停近くの食堂であかマムシをペットボトルに入れて飼っているのには驚きましたね!
ある程度の標高のマイナ-の雪山には連泊くらいしないと頂上まで行くのは難しいですね!(萩原克己)


ワカン装着を
手伝う

林道を進む

源泉に行き着く

林道を進む

荒雄岳登山口に
向かう

登山口で

林道を歩いて下山

雪を被った神室山

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6.日光/雲竜渓谷

期 日: 2月1日(土) 日帰り  快晴

参加者:L松宮俊彦、SL松本悦榮、岩月宣雄、岩井初江 計4名
  
コ-ス:東武日光駅8:30=<タクシー>=雲竜渓谷登山口8:45~55-稲荷川第10砂防堰提-日向砂防ダム分岐9:55~洞門岩10:10~20-河原コースー雲竜渓谷入口(降下点)10:55~11:25-雲竜氷瀑12:00~25-雲竜渓谷入口13:00~15-(林道コース)-洞門岩13:45~50-(林道コース)-日向砂防ダム分岐-(林道コース)-見晴台14:20-雲竜渓谷登山口14:55~15:10=(タクシー)=東武日光駅

費 用:各自電車賃、タクシー(2700+3260)/台

日光女峰山山麓を東南に稲荷川が流れている。その最上流、標高約1600mに雲竜滝があり冬季には氷結する。今回はその氷瀑を真下から眺めようという山行である。
 東武日光駅に集合しタクシーで雲竜渓谷登山口へ。登山口ゲートへの細い道には1kmほど手前から路上駐車があり、駐車場も満杯。氷瀑時期は1月末から2月と限られ、週末も重なりさすがの人出だ。ガイドツアーもいくつか入っているようだ。
 登山口(右岸)を出発しすぐに堰提を渡り左岸に移り上流に進む。途中広い河原で渡渉(幅1.5m程度)し再び右岸に戻る。河原からは雪のついた女峰山の岸壁が眺められた。河岸を登ると日向砂防ダム分岐で、そこから林道を少し歩くと洞門岩に到着。ここからは林道コースと河原を行くコースがある。予定は林道だったが、人手が多いし流量や天候も安定しているので、チェーンスパイクを着けて河原コースを行くことにした。河原はトレースも明瞭、前後に人もいて間違える心配は無かった、渡渉は2か所(幅約1.5m)あった。11時前に雲竜渓谷入口の広場に到着したが、20人ほどの人がいた。前方に目をやると、これから歩く雲竜の渓谷や河原を歩いているパーティーを見下ろせた。周りは若者が多く、足回りはチェーンスパイクが多かったが、我々はアイゼンに変えていよいよ雲竜渓谷に入っていった。
 薄い雪に覆われた河原を進むと、高さ3~5mほどのツララや氷柱が河原の端のあちこちに出てきた。それらを眺めたり写真に撮ったりしながら歩いて行くと30分弱で雲竜瀑の下の広場に出た。前方に滝の上流部分だけが見えるが滝壺部分は見えず、そこに行くためには、横から急こう配の細い道を登らなければならない。ユックリ注意しながら登ったが、やはりアイゼンのおかげで足が安定している。10分程で雲竜滝の全貌が見え、すぐに滝壺部分(凍っているが)に到着。
 下から眺めると、凍った部分がごつごつしており陽に照らされて青みを帯びて光っている。全貌が眺められる場所でまったりコーヒータイム。滝は上方が狭く下に行くに拡がっており、全体としての姿形が整っている。それが人気の理由なのだろう。
 名残惜しいが戻ることに。細い急こう配の下りはアイゼンを引っ掛けないよう注意しながらゆっくり下る。下の広場に着いて一安心。ここからは渓谷のツララや氷柱、それにきれいな水の流れを楽しみながら渓谷入口まで戻った。まだこれから渓谷に向かうグループも多く人気のほどがうかがえる。戻りは右岸の林道を一気に下ることにした。林道は薄い雪の部分、凍っている部分、雪のない部分が交互に出て来て歩きにくい。ゲートの30分程手前に見晴台があり、振り返って歩いてきた道を確認したりしながらタクシーの予約をした。渓谷登山口のゲートに着きしばらくするとタクシーが来て、東武日光駅まで運んでくれ、ここで解散となった。(松宮俊彦)


登山口の人出

広い河原を行く

渓谷入口にて

滝が見えてきた

滝の全貌

滝を見ながら
コーヒータイム

滝の迫力

ツララ?氷柱?

ツララ?氷柱?

滝をバックに

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7.丹沢/戸沢林道 (読図講習会)

期 日:2月9日(日)日帰り 快晴

参加者:L神谷敏裕、神谷友子、要 加月、水内好江、宮﨑博之、英賀昇子、太田久枝、山崎 稔 計8名

コース:大倉バス停10:00~10:20-倉見山荘分岐11:35~11:45-新茅山荘12:30~12:55-作治小屋13:10~13:25-戸沢分岐13:35~13:55-大倉バス停15:20

費 用:小田急線町田駅起点(町田=渋沢)\960、(渋沢駅=大倉)\500

昨年に続き読図講習会を実施。大倉バス停付近で、まず地形図を使って整置の仕方や磁北線、高度などを確認。更に地形図とプレートコンパスを使って、大倉から望める雨乞岳や表尾根の三ノ塔などを確認した。
大倉バス停から風の吊橋を渡り戸沢林道に入る。参加者が順番にリーダーを担当し、予め地図上に記載した目標地点まで歩く。各地点では、全員で地図を見ながら周りの地形や目標物を確認した。
昼過ぎに新茅山荘に到着。誰もいないのかと思ったが小屋番のおじさんがいて、小屋奥のテラスで昼食を摂ることを快く応じてくださった。土日だけだが20年以上も小屋番をしているとのことだった。ムササビが住む巣箱などを見せていただいた。
午後も戸沢林道を歩き、戸沢の分岐まで行って元の道を大倉まで引き返した。朝方は冷え込み路面も凍結していたが、昼頃からは日差しで温かく学習会にはよい天候だった。参加者の皆さんがお互いに教えながら、真剣に取り組んでくださった講習会だった。(神谷敏裕)


大倉で地図の基本を確認

いざ出発

竜神の泉に到着

地形図で
場所を確認

新茅荘のテラスで昼食

ムササビの写真を拝見

新茅荘前で

小屋番の
おじさんと

作治小屋に到着

烏尾山からの
山道を確認

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8.湘南/鷹取山~湘南平2

期 日:2月15日(土)日帰り  晴れ

参加者:L榎本美智子、SL武末範子、SL大貫文正、森田隆仁、矢澤孝二、助廣弘子、杉江秀明、若松節子、大槻章夫、伊藤有子、油田まりこ、英賀昇子、瀧沢正明、中村博雄、鬼束しづ子、中村公子、宮崎博之、延澤英明 計18名

コース:JR.二宮駅南口9:05発平塚行きのバスー生沢(いくさわ)下車9:20―鷹取山10:30―鷹取神社―ゆるぎの丘11:20-11:45―霧降の滝12:00―松岩寺12:20-万田の池13:15―湘南平13:55-14:20―大磯駅15:00 解散

二宮駅からのバスは我々18名の貸し切り状態で地元の利用者は少ない。生沢停で下車後進行方向とは反対の道に戻り里山風景の中を歩く。谷戸川渓谷に沿って野鳥が生息している森があり野鳥の会のグループとすれ違うだけの静かな道、野鳥のさえずりが心地良い。
鷹取山の頂上は特徴がなくそれでも三角点を確認した。鷹取山の表示は木の枝のテープに巻き付けられたお粗末なものだった。その先に鷹取神社があり銀杏の実が敷き詰められたように落ちていて酒のつまみ?に拾う人がいたけど食べられたかどうか?ゆるぎの丘までは急下降の落ち葉で滑りやすい道を慎重に歩く。ゆるぎの丘は開けた展望地で菜の花が少し咲いていただけで菜の花畑は期待できなかった。巨木のエノキが広場の象徴のように存在感を示していた。
霧降の滝は下から見上げると大きな岩から水がチョロチョロで滝と言うにはほど遠い。松岩寺から不動川を渡り万田の池を目指す。朽ち果てた植物が散在し綺麗な池とは言えなかった。湘南平の鉄塔が間近に見えてきたが取り付きは不安定な橋を渡り大木をまたぎジグザグの山道を登り詰めると湘南平の駐車場へ出た。ちょうどバスが出るところで4名がバスで下山、他のメンバーは雄大な湘南平の景色を堪能してから下りは古墳群のコースを下山し大磯駅に着いた。
今回は舗装道の長いコースできつかったが里山風景と春を感じながら楽しめたハイキングだった。残念なのは富士山に雲がへばりついて美しい富士山を見られなかった事が心残りだった。(榎本美智子)


谷戸川渓谷
沿いを歩く

藪をついて
湘南平へ

松岩寺

ホトケノザ

ゆるぎの丘にて
ランチ

大山がそびえる

鷹取山へ

鷹取山三角点

鷹取神社にて
集合写真

湘南平

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9.北ア/上高地スノーハイキング

期 日:2月21日(金)~22日(土) 一泊二日

参加者:L松宮俊彦、SL神谷敏裕、松本悦栄、小磯登志子、矢澤孝二、繁村純夫、繁村美知子、岩月宣雄、助廣弘子、岩井初江、横川芳江、計11名

コース:
21日:松本駅バスターミナル13:05=(バス)=沢渡バス停14:10-ペンションしるふれい(泊) 他に車組2台
22日:しるふれい7:50=釜トンネル入り口登山口8:00~8:10-上高地トンネル出口8:55~9:05-大正池ホテル9:40~45-バスターミナル(夏)10:30~40-河童橋10:45~11:20-焼岳分岐11:50-帝国ホテル12:10-大正池ホテル12:40~45-上高地トンネル13:00~10-釜トンネル13:40=ペンションしるふれい(解散)=沢渡バスターミナル15:05~15:17=松本バスターミナル16:25

費 用:ペンションしるふれい(9300円)+旅費 スノーシューはレンタル可

上高地の冬景色を見みたいという思いでこのハイキングを企画。幸い沢渡に以前支部で利用したペンションがあり、そこで登山口への送迎やスノーシューレンタルもできることが分かり、計画を具体化した。
21日:バス組と車組(2台)に分かれ、宿には午後3時過ぎには全員集合。今晩の泊りは我々だけで談話室で美味しい野沢菜等頂きながらくつろいだ。他のパーティーの情報で、林道は圧雪してありスノーシューは不要とのことなので、軽アイゼンのみで行くことにした。
22日:朝食後宿の車2台に分乗し、登山口での釜トンネルの入口へ。トンネル内はアイゼン不要、また点灯しており懐中電灯も不要。トンネルは想定以上の登りで今日の標高差約200mのうち半分以上がこのトンネル内だった。二つ目の上高地トンネル出口で軽アイゼンを装着した。左を梓川右を急傾斜の林の間、平らな道を歩いていくと大正池が見えてきた。更に、林間の道を行くと左に雪をかぶった帝国ホテル、その先で夏のバスセンターの広場に出た。その少し先が今日の目的地河童橋だった。
穂高方面は2合目から下しか見えなかったが雪原の中を流れる梓川が、夏とは違う趣があった。昼食を取り写真も撮りした後、帰路は右岸の川沿いの道を進んだ。この道は圧雪が少ない分歩く面白さはあった。ウエストン碑を目標にしたが知らぬ間に通り越してしたようなのでそのまま進むことにし、焼岳分岐、田代橋を渡り帝国ホテルの横で往きの道に合流した。それからは林道歩きを続け、大正池を過ぎ、上高地トンネルに着き。そこで軽アイゼンを脱いだ。釜トンネルは下りになるので全員快調に歩き、2時前にトンネルを出ると、途中から連絡した宿の車が待っていた。宿に戻り談話室でユックリ荷物の片づけをし、談話していると宿の方が野沢菜漬けやお茶を出してくれた。そこで解散とし、車組とバス組に分かれそれぞれ帰途についた。
天候に恵まれ、無事行程を終えることができたが途中雪崩の頻発地帯も通った、また冬用トイレは場所と数が限られているので、事前の把握が不可欠であろう。宿舎のしるふれいは価格もサービスも満足できた。(松宮俊彦)

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10.奥多摩/青梅丘陵~栗平 (花山行)

期 日:2月25日(火)日帰り 晴れ

参加者:L安瀬はる江、SL杉江秀明、SL繁村美知子、助廣弘子、山口音子、繁村純夫、中村博雄、伊藤和良、大貫文正、曽我幸子、鬼束兼一、鬼束しづ子、榎本美智子、黒澤壽子、水内好江、大槻章夫、竹田早苗、小林洋子、中村和江、中村公子 計20名

コース:青梅駅9:15-金毘羅神社9:40~45-展望広場9:50~10:00-矢倉台9:45~11:10-三方山山頂(454.3M)12:10~17-林道分岐12:22-栗平林道12:30~55-群生地13:00~45-ノスザワ峠14:20~25-石神前駅分岐14:50-石神前駅15:30~50

当日は寒波が去って、温暖な陽気と陽射しを好むという絶好の福寿草日和だった。このルートは4/5のトレラン大会に向けて、随所にコース案内があり、惑わされる所もあった。
矢倉台までは快適な遊歩道で大勢散歩されている。途中の展望地からは都心のビル街が霞んでいた。休憩をとった矢倉台では富士山の頭がくっきりと見えた。ここから先は暗い植林の中、小刻みな上下を繰り返していく。平日で行き交う登山者はまばらだった。辿り着いた三方山山頂は登山道からそれた立木に囲まれた小ピークだった。お昼時だったが手狭なので、先送りにする。ここから200m位先で登山道から分岐して、鉄塔巡視路で栗平林道へ下りた。しかし、下りに時間がかかった後部隊がここで分岐せず直進した。気が付いて走って追いかけ、10分後に出逢えた。30分程の顛末だったが、全員、林道に下り立てた。初心者が多かったので、大勢での歩き方を確認し合った。
気を取り直し、福寿草の咲く群生地に急ぐ。昼前後から開花するときく。タイミング良く、全開した沢山の数が咲いていた。青梅草の見分けは難しく、福寿草と交配されて数は少ないようだ。栗平集落の民家は三戸で長閑な開けた場所だった。集落中央の芝生広場で遅い昼食が摂れた。
帰りはバス時刻に合わせると慌ただしいので、集落上の稜線をノスザワ峠まで戻り、三方山の先で石神前駅に向かった。小砂利の道だったが皆さんの頑張りで足並みを揃えて歩き、石神前駅に到着した。(安瀬はる江)

金毘羅神社

展望地からの眺め

三方山山頂

ノスザワ峠
への急登

石神前駅へ

青梅草かも?

群生地

擁壁の関東寒葵

深山樒
(ミヤマシキミ)

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11.足利/行道山

期 日:3月1日(土)日帰り 晴れ

参加者:L萩原克己、SL後藤勝弘、松宮俊彦、助廣弘子、油田まり子、計5名

コース:JR足利駅9:50=(タクシー)=行道山浄因寺登山口10:10-浄因寺11:00-行道山山頂11:30~12:00-大岩山12:30-大岩山毘沙門天13:00-両崖山14:30-足利織姫神社15:20-足利駅15:50解散

 それぞれ休日おでかけフリーキップかジパングを購入して足利駅へ集合、3時間かかり、足利は遠かった。帰りのバス便がないので当初下山する予定だった行道山浄因寺までタクシーで入り、そこから歩いて当初登る予定だった足利織姫神社に下山するコースに変更。タクシーを降りると10数名のツアーの団体が準備体操をしており、この人たちとは後になり先になりして、ずっと一緒だった。浄因寺は「関東の高野山」とも呼ばれる行基上人開祖の名刹、岩の上に乗っかる小屋・清心亭と小さな橋が面白い。葛飾北斎がここを題材にいくつもの浮世絵を作っているとは、初めて知った。コースはおおむね断崖の上を行く道で、しばしば現れる長い階段の上り下りにうんざりしながらも、ポカポカ陽気に眺めは抜群とあって、気分よく歩く。行道山の山頂のベンチで昼食。眼下に広がる関東平野と雪をかぶった榛名山や上越の山々が素晴らしい。日光白根山がきれいに見えていた。大岩山毘沙門天の仁王像が修復中で、大切に守り続けたいという若いお坊さんの熱意に打たれて、我々も多少の寄付をする気にさせられた。両崖山は足利城址とのこと、沢山の人が参拝に訪れていた。足利織姫神社は赤の色が際立つ華やかな神社だが、我々は縁結びには関心なく、さっさと通過、ここから駅までの街歩きが疲れた足に痛かった。(助廣弘子)

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12.奥多摩/大岳山 (本部合同)

期 日:3月8日(土) 日帰り 曇り

参加者:L神谷敏裕、SL大貫文正、SL松本悦栄、伊藤知良、山口音子、横川芳江、杉江秀明、伊藤有子、支部外8名  計16名

コース:武蔵五日市駅8:22=大岳鍾乳洞入口8:49~9:00-大名子ノ頭9:50~9:55-高岩山10:47~10:53-上高岩山11:25~11:40-芥場峠11:58-大岳神社12:43~12:57-大岳山13:15~13:25-大岳神社13:43~13:50-白倉分岐14:13-大嶽神社15:30-白倉15:40-払沢の滝入口16:13~17:04=武蔵五日市駅17:28

 当初は大岳鍾乳洞入口からサルギ尾根を登り、大岳山からは馬頭刈尾根に向かってつづら岩から千足に下りる予定だったが、夕方から降雪予報のため、白倉分岐から白倉に下りる短縮ルートに変更した。
サルギ尾根はいきなり急な階段を登っていくので、ゆっくりと登る。残雪は殆どない。大名ノ頭まで急登が続くが、ここを過ぎると今度はアップダウンを繰り返しながら登っていく。上高岩山の展望台で暫し休憩。この展望台は多人数が座れるので早めの昼食を摂る。上高岩山を過ぎると所々山道が残雪で覆われている。最初は雪道だったが、芥場峠を過ぎると凍結箇所が多く坂道は非常に歩き難い。慎重に歩いてなんとか大岳神社に到着。
大岳神社から先は更に雪が多そうなので、各自軽アイゼン、チェーンスパイクを装着。山頂までは岩部分を除いて雪道だった。僅かではあるが時々雪が舞い始める。山頂にいたのは一組だけ。全く展望がないので集合写真を撮って早々に下山開始。大岳神社からは馬頭刈尾根方面に向かう。白倉分岐に近づくと次第に雪は少なくなる。白倉分岐から麓に向けて下山。分岐から少し下ったところで軽アイゼン、チェーンスパイクを外し、更に下山を続ける。車道に出ると大嶽神社があり、更に10分下るとバス停に至る。
バス停に到着すると同時に大粒の雪が降り始める。事前に調べていたバスの時刻は平日ダイヤだったらしく、次のバスは1時間以上ないことが判明。調べると払沢の滝入口から30分後にバスがありそうなので車道を歩く。降りしきる雪の中、バスの出発にギリギリ間に合ったメンバーだけ先に帰ってもらった。残りのメンバーは屋根があるバスの待合場所で、向かいの豆腐屋で豆腐やドーナツ、ホット豆乳を購入するなどして、雪を見ながらバスを待った。
雪が降り始めるまでに下山すべく、やや忙しない山行になりましたが、皆さんのご協力で時間通りに完遂できたことを感謝いたします。 (神谷敏裕)


養沢神社脇から
登山開始

サルギ尾根の急登

急登の後は急降下

上高岩山からの
展望

路面凍結で
四苦八苦

大岳神社から
山頂へ

残雪が多い

展望のない山頂

雪道を慎重に
下りる

雪を見ながら
バスを待つ

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13.高尾/小下沢ハナネコノメ鑑賞

期 日:3月15日(土) 日帰り 曇り

参加者:L安瀬はる江、SL杉江秀明、SL山口音子、矢澤孝二、助廣弘子、上野 進、黒澤壽子、近藤由美子、大貫文正、中村和江、伊藤和良、水内好江、中村公子、宮﨑博之、山崎 稔 計15名

コース:高尾駅北口9:52=バス=大下バス停10:20-休憩11:10~15-広場11:40~12:20-小下沢林道折返し点13:08-ザリクボルート入口13:25-ザリクボ滝13:50~14:05-広場14:30-大下バス停15:05(鑑賞時間50分含む)

当日の天気予報によると午後3時から小雨。そこで小下沢林道を往復。川沿いの花鑑賞に絞った。
時期外れの寒さで辺りはまだ冬の様相だった。木下沢梅園の梅は満開で大勢の人が散策していた。
 歩き始めはホトケノザの群生。その中にタネツケバナ、ペンペンクサのお出迎いだった。ハナネコノメは川岸に咲いている。径が5ミリ程の小さな花で、上の林道からは探し難い。群生するので咲き進んでいるところは白い花が目立った。思いの他見つかり十分に鑑賞できた。蕾も多くこれから先も楽しめる。目当てのピンクやミドリの花は探せなかった。珍しいマメヅタ、タマゴケも発見。
 帰りにザリクボルートを滝まで往復。ヨゴレネコノメソウ、ヤマネコノメソウ、ツルネコノメソウ、ハナネコノメ、フユイチゴ等も鑑賞できた。一輪薄いピンクのハナネコノメがあった。後はピッチを上げてバス停に。直前に雨がポツポツ。バス停が見えると走り始めたバスが止まり、全員駆け込み乗車できた。
 メンバーの協調性が高く、足並みも揃い、順調に進めました。ありがとうございます。(安瀬はる江)


広場にて

ザリクボ滝を
バックに

木下沢梅林

熱心に
ハナネコノメ撮影

タマゴケの玉探し

ハナネコノメ群生

涼しげな
ハナネコノメ

ハナネコノメ
アップ

ユリワサビ

タマゴケ

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14.秩父/城峯山

期 日:3月20日(木)日帰り 曇り時々晴れ

参加者:L萩原克己、SL神谷敏裕、SL岩月宣雄、上野進、大貫文正、金子盛次、延澤英明、岩井初江、要加月、黒澤寿子、支部外4名 計14名

コース:橋本駅7:00=西門平10:40-鍵掛城12:13~30-城峰山13:10~50-城峰神社14:10~20-西門平16:05=橋本駅

チャーターバスを利用し予定していた男衾登山口を目指すも、前日関東地方全域に降雪をもたらした影響で、コース変更を余儀なくさせられることとなった。
当初の下山予定だった西門平から10:40スタート。ここは関東ふれあいの道であり積雪はあるものの雪もしっかり付いていたので全員がツボ足で歩行(結局最後までツボ足)。鐘掛城(12:13)に到着し小休憩をとり城峯山を目指すも2つの峠(石間峠)がかなりの激下りと激登り、さらにノートレース状態(積雪は30cmから50㎝)ぐらいあり終始先頭を行く神谷さんは大変だったと思います。
城峯山(13:10)に到着しランチタイム、山頂電波塔展望台からの360度の眺望には圧巻。下山は城峯神社経由、雪化粧に包まれ凛とした空気に趣と風情を感じた。復路は峠を避け巻き道を利用したこともあり思ったよりもスムーズに西門平(16:05)下山することが出来た。
下山後のバスでは萩原Lの自家製果樹酒で乾杯。渋滞もさほどなく19時には橋本駅に到着。(岩月宣雄)


登山口付近から
雪道

鐘掛城に到着

雪に埋もれた
階段を下りる

山頂の展望台が
見える

武甲山と
秩父の街並み

遠くに真っ白な
浅間山

特徴的な山容の
両神山

山頂にて

城峰神社にて

西門平登山口に
下りる

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15.西丹沢/人遠尾根~ヒネゴ沢乗越

期 日:3月22日(土) 日帰り 晴れ

参加者:L松本悦栄、SL松宮俊彦、大貫文正、杉江秀明、矢澤孝二 、堤理恵子、高橋知美 計 7名

コース:新松田駅7:45=<バス>=湯本平バス停8:19~8:29―林道9:05―鉄塔9:32―湯本平分岐9:50―尾根下降地点9:58~10:07―人遠集落11:00―人遠尾根取付き11:10―622m辺り(昼食)12:05~12:30―657mピーク12:52―富士見台13:13~13:20―ヒネゴ沢乗越13:28~13:30―はなじょろ道入口14:08―田代向バス停15:08~15:40発乗車=<バス>新松田駅16:01

寒い日が続いていたが、当日は暖かな登山日和となった。今回は西丹沢を西から東へと進路を取り、山頂を目指すのではなく尾根にこだわったコースである。
新松田駅から発車するバスに乗車し湯本平バス停で降りたのは我々だけだった。バス停から少し戻り田中モーターズ会社への道を曲がりそのまま林道へと歩く。この林道はヘアピンカーブが多く2回ショートカットをした。林道の終点は大野山登り口で、尾根は広く歩きやすいうえ指導標があり道は明瞭だ。登ってきた尾根を振り返ると端正な姿の不老山。そして樹林の間から富士山が見えた。ここから50m弱で湯本平分岐に到着し林道に出た。すると猟師と思われる車両が20台ほど走り去った。休憩した後、林道を避けて645mのコブを越え下降点を探して、尾根の先端からジグザグに降りた。500mまでは急な下りで徐々に緩やかになるとミツマタが咲いていた。大野山の稜線をバックに集合写真を撮る。このまま尾根を外さないように下っていくと集落の近くまで来た。右寄りに歩くと明瞭な道に合流し人遠集落に降りた。民家の軒先には、ものすごい数の鹿の角がぶら下がっていて、10頭以上の猟犬が檻に入れられている。不審な7人を見た猟犬は歯を剥き出して吠える。目を合わせないよう素早く歩くが身が縮み上がる思いだった。
人遠橋を渡ると人遠尾根の取付き(約240m)の階段があり、急登の始まりである。450m辺りから間伐した木が放置され行く手を阻むが、尾根に光が入り明るいのが救いだ。途中、600m前後から南下(右側)するとホギリの山神があるようだが道はわからなかった。昼食後、150mほど登って富士見台で最後の展望を楽しんだ後は、トラバース道を歩いてヒネゴ沢乗越に向かった。一部崩れている箇所があり慎重に通過する。ヒネゴ沢乗越からは一般道のはなじょろ道になりゆるゆると降りて、中津川沿いの桜を見ながらバス停に向かった。
舗装道路で我々の横を軽トラが通りすぎた。その荷台には解体した後の肉と鹿の頭と角があった。
バリ好き・地図読み好きなメンバーが揃い、バリの魅力を大いに楽しんだ一日だった。(松本悦栄)


林道を
ショ-トカット

素敵な道

大野山の稜線を
バック

丸太に腰かけて
昼食

幸せ色の
ミツマタの花

撮影会

最後の登りです

ヒネゴ沢乗越

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16.町田/七国山周辺ハイキング

期 日: 3月30日(日) 日帰り、晴れ

参加者:L神谷友子、矢澤孝二、助廣弘子、SL佐藤邦弘、神谷敏裕、金子盛次、岩井初江、要加月、山﨑稔、山﨑龍子(支部外)  計10名

コース:市立博物館前バス停9:30―本町田遺跡公園9:20―町田薬師池公園10:00―七国山11:20―四季彩の杜西園12:05

花冷えの中、前日の雨が上がり昨年のリベンジに向かう。トイレに立ち寄った本町田遺跡公園で竪穴式住居を見学し、せせらぎが続く“なかよし散歩道”とロードを歩き薬師池公園まで。
途中には、土筆、ムサシアブミ、野草園ではカタクリ、イチリンソウ、シャクヤク、ヒゴスミレなど様々な春の草花と出会った(ようだ)が、知識不足と目的地にたどり着きたい気持ちが優先し、愛でる余裕はあまりなかった。
鎌倉古道の先にある七国山の頂上は、以前は雑木林で入れなかったが今は伐採され三角点にもタッチできた。今回の目的のひとつである一面の菜の花畑は時期尚早で残念。しかしサブリーダーが教えてくれた(前日下見まで)ダリア園にある見事な満開の桜の木のもとで最高の記念撮影ができた。無事西薗のゲートに到着し午後は自由解散とした。(神谷友子)


本町田遺跡公園

薬師池公園

七国山周辺

野草園で見つけたカタクリ

ダリア園近くの桜

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17.多摩丘陵/二ヶ領用水~緑ヶ丘霊園~東高根森林公園

期 日:4月3日(木) 日帰り 小雨

参加者:L佐藤邦弘、大貫文正 計2名

コース:小田急線登戸駅10:06―多摩川土手―二ヶ領用水宿河原堀10:24―新船島橋10:29―南武線下10:34―北村橋10:40―宿河原橋10:47―緑10:50―八幡下橋10:59―みどりの吊り橋11:03―緑化センター あずまや11:10―宿之島橋11:22―たか橋11:23―稲荷神社11:28―東名高速道路下11:30―新明橋―JR南武線久地駅11:37

4月2日(水)の予定は悪天候が見込まれたため、翌3日に延期しての実施となる。3日もまた雨の可能性は予想されたが、良いほうに転ぶことを期待して決行した。弱い雨が降るなか、登戸駅から傘をさして歩き出す。たいした雨ではない。行動中はこの程度の雨であることを念じつつ、多摩川の土手にあがり、桜並木が続く二ヶ領用水宿河原堀に向かった。
満開の桜(ソメイヨシノ)が目の前に広がり、思わず感嘆の声。多摩川から引き込まれた用水が流れ、その両岸は淡いピンク色の桜花が咲き乱れて、圧巻の一言。雨のせいか、花見客はまばらで、人の賑わいはなく、野鳥の鳴き声が響く、静かな空間だ。用水に接して歩道用の木製デッキが設置され、飛び石なども配置されて、風情がある。電車が通る南武線の下を腰をかがめて、くぐり抜ける箇所もあってなんともおもしろい。小雨に濡れた桜花もまた乙なものだ。桜花爛漫の空間をゆっくり歩いて、1時間程度が経ったころ、東名高速道路にぶつかる。この手前で二ヶ領用水宿河原堀の桜並木は途切れた。そして、巨大なコンクリートの東名高速道路下を通り抜け、ほどなくして神明橋を渡るとJR南武線久地駅に出た。
予定のゴールはまだ先であったが、小雨と帰路の交通の便も勘案し、メインの二ヶ領用水宿河原堀の桜を満喫したことで、予定を変更して、久地駅で打ち切りとした。コースを短縮したが、思いがけない静かな花見となり、これがまたいささか得したような気分にさせた。加えて、川崎の多摩川近くに引っ越してきた10歳ごろのことが思い出され、真っ黒で異臭を放つ汚水が流れていた多摩川が、今や再生し、好ましい自然環境を形づくっていることに感慨深いものがあった。(佐藤邦弘)


土手から
多摩川橋梁を見る

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

ニヶ領用水
宿河原堀の桜

正一位稲荷大明神

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18.四国/剣山、飯野山

期 日: 4月3日(木)~5日(土) 前夜発二泊三日 晴れ

参加者:L萩原克己、SL神谷敏裕、矢澤孝二、岩月宣雄、神谷和男、(支部外)  計6名

コース:横浜駅YCAT22:15=徳島駅6:35~7:35=阿波池田駅9:45~10:25=久保12:30~45=見ノ越13:55(剱神社 泊)~7:00-西島駅7:50~55-次郎笈9:30~50-剣山11:15~40-二ノ森12:35~50-剣山頂ヒュッテ13:35~40-西島駅14:15~25-見ノ越15:00~25=京上16:15(奥祖谷 泊)~7:48=阿波池田駅9:26~10:23=丸亀駅11:03~15=飯山町登山口11:35~40-飯野山(讃岐富士)12:30~55-野外活動センター13:55~14:00=丸亀駅14:20

費 用:横浜駅YCAT=徳島駅(コトバス)7,900円、阿波池田駅=久保(四国交通バス)1,790円
    久保=見ノ越=京上(三嶺タクシー)10,110円+11,280円、京上=阿波池田駅(四国交通バス)1,580円
    丸亀駅=飯山町登山口、野外活動センター=丸亀駅(丸亀タクシー)3,150円+2,610円
    剱神社簡易宿泊所(2食付き)8,000円、旅の宿奥祖谷(2食付き)10,450円

四国剣山は平家伝説の残る祖谷の奥に聳える西日本第二の高峰である。安徳天皇が再興を祈念して剣を埋めたとの故事が山名の由来で、深田百名山にも選ばれている。
その登山口である見ノ越へは1日がかりだ。徳島駅で参加者が集合、JRとバスを乗り継いで吉野川から祖谷に入って行く。辺りは峡谷が狭まり、ほとんど平地が見られない。山の斜面にミツマタが咲いているが、今でも重要な産業のようだ。
バス終点でタクシーに乗り換え、途中でかずら橋を見学し見ノ越に着く。ここから登山リフトが架かっているが、4月下旬からの運行なので、今は閑散としている。剱神社が祀られており、社殿の脇に簡易宿泊所がある。泊りは我々だけ。さっそく風呂に入って夕食をいただく。つい最近まで、ここでも1㍍の雪が残っていたそうだ。
翌登山日は快晴に明ける。朝食を6時にしてもらって7時には出発。宿泊所の横が登山口だ。樹林帯を登って行くと、次第に残雪が現れる。リフト西島駅下のキャンプ指定地で樹林が途切れると、青空の下、次郎笈と三嶺がすっきりと望まれた。そして、何よりも霧氷。まだ芽吹き前の枝々すべてに咲いた氷の華が、朝日にきらきら輝いている。
巻き道を通ってまずは次郎笈へ。山頂は風が強く、四国でもさすがに2千㍍近い稜線は、まだ冬の空気が支配的だ。しかし陽光は確実に春を感じさせる。見渡す山々の、まだ薄い灰色の山肌と残雪そして稜線近くの霧氷は薄ピンクに見え、まるで満開の桜を遠くから眺めているようだった。
稜線を戻って剣山の本峰に到着。山頂付近は植生保護で板敷になっており、三角点も囲いの中だった。剱神社の奥社が祀られ、直下にはヒュッテもあるがリフト同様営業前なので、まだ登山者は少ない。ここからの次郎笈も立派で、山容自体は本峰(太郎笈)よりも優れているなとは、メンバー全員の一致した意見だった。しかし東西南北、見渡す限りの山並みだ。遥か南に海のような輝きが見られたが、果たして太平洋だろうか?
続いて東の一の森へと脚を延ばす。山頂からは次郎笈、三嶺そして剣山本峰が並んで眺められ、いつか三嶺そしてその先への縦走に夢を描いたのだった。
下りは山頂北側に多くの残雪があったが、もう一部だけ。霧氷もあらかた溶け落ちて、西島駅で登りのルートに合流し、見の越に下山した。神社の宿泊所でお茶をいただき休憩後、タクシーで奥祖谷の民宿へ向かう。夕食は鹿肉や山菜など、山の宿に相応しい豪華なものだった。
3日目、朝食後バスで池田駅に戻り、丸亀に向かう。今日の登山は讃岐富士とも呼ばれる飯野山だ。タクシーで桃の花咲く登山口から階段状で一気の登りとなる。八合目で下山路に使う、鉢巻状に登る道に合流し山頂へ。薬師堂を中心に広い山頂には桜が舞い、地元の方々が大勢お弁当を広げていた。展望台から溜池の多い讃岐平野や瀬戸内海を眺め、さあ下ろう。登山口のビジターセンターで登山証明書のカードをいただき、往きと同じタクシーで丸亀駅に戻った。
剣山と讃岐富士、違ったタイプの楽しい山旅だった。(矢澤孝二)


二重かずら橋を
渡る

三嶺が見える

御塔石をバックに

次郎笈と霧氷

霧氷の森を行く

剣山に至る稜線

次郎笈山頂にて

次郎笈から三嶺に至る稜線

剣山の山頂にて

一ノ森に向けて
歩く

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19.長野/霧訪山(1305.7m)(花山行)

期 日:4月20日(日) 日帰り 晴れ

参加者:L安瀬はる江、SL油田まり子、大貫文正、繁村純夫、繁村美知子、大槻章夫 計6名

コース:塩尻駅9:40=タクシー=たまらずの池10:00―1025m鉄塔10:50―霧訪山山頂11:50~12:30―1196m12:50―大芝山13:35~40―洞の峰1199m14:00―950m鉄塔14:10~15―山の神自然園14:45~15:00―塩尻駅16:10   タクシー料金850円/一人

杞憂した当日の天候は薄陽が射すほどだった。霧訪山は山名に魅かれる。長野県里山の一番人気だと聞く。花の種類も多く、山頂のオキナグサは特に名高い。
出発はたまらずの池。斜面一面の福寿草の花は終わり、葉が伸びていた。他の花も2,3種あった。1025m鉄塔までは急登だが、つづらで淡々と熟す。途中のイワウチワには元気をもらった。足を止め振り返ると、まだ芽吹かない林の中に白いタムシバが目立つ。1ヶ月程春が浅い。歩を進めていくとカタクリがちらほらと咲く。山頂手前で女坂と男坂に分かれるが、男坂は一直線の急登で敬遠した。
山頂は草原状の小ピークで大勢の登山者がいた。オキナグサの株は激減して、とても小さい姿で、2輪が半開していた。山頂からの展望も360度で圧巻。高嶺は雲がかかっていたが山座同定ができた。特に八ヶ岳方面ははっきりしていた。
大芝山に向かって下山する。スミレが多くなり、観察に忙しい。群生するはずのニリンソウはまだ葉がでたばかりだった。ここでは登りとは違う花を楽しめた。洞の峰からは塩尻の市街地が望めた。
降り立った林道の土手にはスミレが満開。よく見るといろいろな種類が見つかり、時間が足りなかった。最後にタクシーが混んでいて、塩尻駅まで1時間歩行を余儀なくされた。
山行中の花々、イチリンソウ、イワボタン、ヒゲネワチガイソウ、キバナノアマナ、ミヤマカタバミ、ツルリンドウ葉、ミヤウズラ葉、イワウチワ、カタクリ、オキナグサ、ミヤマウグイスカグラ、ヤマエンゴサク、ユキザサ蕾、アブラチャン、レンプクソウ、アカフタチツボスミレ、アメリカスミレサイシン、マルバスミレ、ヒカゲスミレ、ケタチツボスミレ、マキノスミレ、フイリシハイマキノスミレ、イブキスミレ、エイザンスミレ、ヒナスミレ、タムシバ等(安瀬はる江)


霧訪山登山口

林内のタムシバ

霧訪山山頂

大芝山へ行く

ヒゲネワチガイ
ソウ

イワボタン

イワウチワ

オキナグサ

イブキスミレ

フイリシハイ
マキノスミレ

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20.町田えびね園から薬師池公園

期 日:4月25日(金)日帰り 曇りのち晴れ

参加者:L若松節子、SL佐藤邦弘、助廣弘子、大槻章夫、大貫文正、榎本美智子、山崎好子、中村博雄、竹田早苗、黒澤壽子、支部外 平山今紀江 計11名

コース:町田駅バスターミナル9:52=藤が丘団地―10:10~11:30えびね園―11:40~12:30薬師池公園―薬師堂―13:10~13:45ぼたん園―七国山雑木林―14:20山崎団地給水塔前バス停

藤が丘団地入口バス停よりえびね園に入る。緩やかに雑木林の中を下り始めるがもうそここに目的のエビネが顔をみせる。春の山野草たちに出迎えられ皆足が進まない。ゆっくりと写真を撮りながら園内を一周。鎌倉街道を渡り薬師池公園へ。
鮮やかな新緑の中藤棚の下で昼食。採れたてのタケノコをゲットし薬師堂に向かう。町田の市街地を眺めながら花探し。途中の民家の庭先の珍しい深いローズ色の花の名前を住人の方に教えた頂く。外来種のクロバナロウバイだそうだ。
ボタン園に向かう手前の民家にセッコクの花が咲いているというので、お庭にお邪魔させて頂き写真タイム。目の高さのセッコクは迫力満点。真っ黄色の菜の花畑を見ながら歩を進める。ボタン園はボタンをはじめシャクヤク、つつじ、御衣黄桜まで見ることができた。
ここで3名の方が時間切れになりお別れ。歩き足りないメンバーは七国山の雑木林を横切り山崎団地のバス停に向かう。
佐藤SLのご案内で楽しい1日を過ごせました。
ツタバウンラン、キンラン、ギンラン、各種エビネ、シラユキケシ、ウラシマソウ、ムサシアブミ、クマガイソウ、ユキモチソウ、コバノタツナミソウ、白花タツナミソウ等々 まだまだいろいろな花たちが咲き誇っていましたが書ききれません。(若松節子)


えびね苑に咲く
キエビネ

えびね苑の
タカネエビネ

えびね苑の
ジュウニヒトエ

えびね苑の
クマガイソウ

薬師池公園の
藤棚の下で

次はぼたん園へ

民家の
セッコクの花

菜の花畑の前で

ぼたん園から
七国山緑地へ

七国山緑地の
散策路

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21.野坂岳山系・赤坂山山系/野坂岳~赤坂

期 日:4月25日(金)~26日(土) 一泊二日 晴れのち曇り/晴れのち曇り


参加者:L松本悦栄、SL矢澤孝二、松宮俊彦、小磯登志子、堤理恵子 計 5名

コース:
一日目 敦賀駅12:30=<タクシー>=野坂岳登山口12:50~13:02―橡の木地蔵13:39~13:59―行者岩
14:29~14:34―一の岳14:44 ~14:50―二の岳15:12―三の岳15:26―野坂岳山頂避難小屋
15:37―野坂岳15:38~15:44―野坂岳山頂避難小屋(泊)
二日目 野坂岳山頂難小屋5:26―野坂岳5:26~5:32―山ルート分岐6:24―茶屋谷山6:39―芦谷山8:
01~8:02―新庄乗越9:10~9:31―三国山11:35~11:56(昼食)―三国山分岐12:09~12:12
   ―明王ノ禿12:38~12:44―赤坂山13:16~13:19―栗柄越13:31―鉄塔基部広場13:34―赤
   坂山・三国山登山口14:49―マキノ高原温泉さらさバス停15:04~15:13

新横浜駅から関西へ向かうと電車時刻が乱れていたが途中駅で合流し、敦賀駅からはうまい具合に大型タクシーで野坂岳登山口までお願いをした。
登山口から歩き出して橡の木地蔵で明日の分までの水を汲んだ。途中で行者岩があったのでそちらへ向かうと西側方面の展望が見えた。戻って行くと斜面には雪が残っていて風が吹くと寒いがブナの芽吹きも見れた。避難小屋に着き野坂岳は直ぐそこである。今夜は私達だけだった。
翌日の5時26分に歩き出し野坂岳山頂へ行く。今日も寒いなぁ。南方面に向かうと、エフがあり山ルート分岐までは歩きやすい道だった。茶屋谷山や芦谷山を越えてきたがまだ薄い道はあった。イワウチワが出てきたりしたが日差しが欲しいところだ。新庄乗越からは雪や倒木などがあり焦らずじっくりと歩く。やっとのことで三国山について昼食にした。登山者がいてこれからは楽に歩けると思ったがまだまだ先は長い。明王ノ禿に着くと奇岩が沢山あった。お花も多く関西の山の雰囲気が味わえた。休憩をした後、琵琶湖を望みながら歩を進めていくと赤坂山に着いたが、その後の登山口までが長かった。そしてあと少しでマキノ高原温泉バス停だった。
野坂岳からの道はやはり大変だったが、参加の皆様のご協力を得られて無事登り終えることが出来ました。ありがとうございました。 (松本悦栄)


いよいよ出発

オオカメノキ

イワウチワ

三国山

明王ノ禿の奇岩

赤坂山

マキノ高原温泉
まで来た!

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22.三浦半島/葉山公園~峯山~子安の里

期 日:4月29日(火・祝) 日帰り  晴

参加者:L佐藤邦弘、SL大貫文正、森田隆仁、榎本美智子、助廣弘子、上野 進、黒澤寿子、杉江秀明、堤 理恵子、若松節子、英賀昇子、太田久枝、中村公子、山崎 稔  計14名

コース:JR逗子駅9:41=葉山バス停10:05―神奈川県立葉山公園10:10―峯山大池分岐―峯山大池11:30―峯山大池分岐―峯山―子安の里分岐付近(昼食)12:07~30―光雲寺―関根川―新子安橋―西行院(さいこういん)―庚申塔群―子安道(古道)―倒木(進路を阻まれ、往路を戻る)13:45~14:00―関根川遊歩道―新子安橋―関根不動尊―久留和バス停14:55=JR逗子駅15:35

空は晴れて4月にしては陽射しが強く、汗ばむ陽気。御用邸を囲む塀沿いを歩いて葉山公園に着くと、目の前の海にはヨットが浮かび、カヌーに興じる人がたくさん。これが湘南の風景か。霊峰富士は雲隠れとは残念。
住宅が並ぶ峯山への入口は迷ってウロウロしたが、地図読みの達人が参加しているのでなんとも心強い。急坂の舗装路を上がっていくと眼下に相模湾が広がり、伊豆半島、箱根の山々が見えて絶景のロケーションだ。一本の細い山道に変わり、慎重に高度を上げる。この付近は「大崩」という怖い地名が記されている。かつてがけ崩れが起きたのだろう。しばらく歩くと舗装路に変化。眺望の素晴らしい高台に豪華な家が点在している。空と海が青く輝いて広がり、真っ白いかたまりの雲がポカンと浮かぶ。山は新緑真っ盛り。草花は色とりどりに咲いて、まさに春爛漫の丘だ。
鬱蒼とした山中へと続く踏み跡。ぬかるんで滑りやすい密林の山道を降れば、窪地に池が出現。ここが峯山の大池。わずかながら水を湛えて静かに横たわっていた。そびえたつ秋谷の配水塔を過ぎて、草が刈られた場所で昼食。その後、子安へと続く山道へ。道は明瞭。捨てられてタケノコの皮が目に付く。広々と開けて大楠山や湘南国際村を遠望する展望地に出た。斜面の草原にオスの雉(キジ)を見る。ここから子安の里はもう少しだ。
子安の里の庚申塔群を見て、昔、秋谷と子安を結んでいたという山越えの子安道に入る。入口はわかりづらいが、道は意外と明瞭で古道の雰囲気を感じながら進む。が、前方に大木が倒れていて道を塞いでいる。慎重に状況確認の末、この障害物を越えるには危険が大きく、無念のリターンとなった。
予想外のコース変更となったが、幸運にも親切な地元の方に出くわし、渓谷的雰囲気を醸す関根川遊歩道を教えてもらい、心地よい疲れを覚えながら、久留和バス停に向かった。(佐藤邦弘)


葉山公園付近の
高台から

大崩の山道を登る

峯の大池

峯山の尾根から
三浦西海岸

ヤマフジが多い道

光雲寺方面に降る

光雲寺付近から
大楠山方面

子安の庚申塔群

古道の子安道

関根川遊歩道にて

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23.奥多摩/御前山

期 日:4月30日(水) 快晴

参加者:L神谷敏裕、伊藤和良、延澤英明、要 加月、瀧沢正明  計5名

コース:奥多摩駅7:40=奥多摩湖7:55~8:05-サス沢山9:20~9:28-惣岳山10:43~10:55-御前山11:20~11:48-トチノキ広場13:00~13:06-寄森の家13:44-境橋14:35~14:40-奥多摩駅15:35

8:07発のバス乗車を予定していたが、早めに全員集合できたので7:40発の鴨沢西行バスに乗車。平日ではあるがGW中のため登山客が多く臨時バスが出た。
奥多摩湖畔で身支度し、小河内ダムの上を渡って登山道に入る。大ブナ尾根を登っていくが、サス沢山までは上りが続く。サス沢山からは快晴でブルーに染まった奥多摩湖が直下に見え、遠方には大菩薩嶺が望める。1230m辺りから広葉樹を中心とした植生に代わり、ハルリンドウ、スミレなどの花が現れる。惣岳山に近づくと、今回目的のカタクリの花が徐々に表れる。カタクリは7年経たないと開花しないそうで、カタクリの葉は多くみられるが花はポツポツと咲いている感じ。カタクリは御前山周辺まで咲いており、山頂直下の柵の奥は群生して咲いていた。
下山は栃寄に向けて下りていく。登山道がいくつも枝分かれしていて分かりづらいが、活動の広場を目指して歩く。やがて山道は林道となりトチノキ広場に至る。本来は栃寄沢沿いの山道を歩くと距離が短いが、山道崩壊で通行止めとなっており延々と車道を歩く。栃寄森の家や放流用ヤマメを育てている氷川養魚池、草花等を眺めながら境橋バス停まで歩いて行く。
バス停で時間を見ると次の発車まで1時間以上ある。待っていても何もすることがないので、奥多摩駅まで歩くことに。橋のたもとから「奥多摩むかし道」に入る。民家が点在する道。途中、道の先にカモシカも目撃。予定より約1時間余計に歩いて奥多摩駅に到着。電車の発車まで30分ほど時間があったので、駅の2階で喉を潤して帰宅した。 (神谷敏裕)


サス沢山からの
奥多摩湖

ハシリドコロの
花が咲く

惣岳山に到着

カタクリの花

カタクリの花

富士山も綺麗

御前山の頂上で

御前山から
雲取山を望む

カツラの大木を
見上げる

可憐な
ハルリンドウ

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24.郡内/扇山

期 日:5月3日(土・祝) 日帰り 晴れ

参加者:L安瀬はる江、SL堤 理恵子、大貫文正、山口音子、水内好江、黒川恵理子、黒澤壽子、助廣弘子、高原春子(支部外)(計9名)

コース:鳥沢駅9:00=バス=梨の木平バス停9:15―ツツジコース登山口9:25―820m10:00~05―稜線10:55~11:00―扇山山頂11:10~12:05―山谷分岐12:35―恋塚分岐13:30~35―犬目14:00ー大田峠14:50―梁川駅15:27~48

我が故郷の山、扇山。ツツジコースが紹介され、花時に再訪を願っていた。
鳥沢駅前バス停は20号沿いで長蛇の列ができ、満員だった。今回、ヤマツツジは満開で登山道の両脇に、
そしてトンネル状にと、オレンジ色の花で埋まっていた。登山道はつづらの急登で、前日の雨も手伝って足を取られる所もあった。途中の樹間からは富士山がくっきりと望めた。
本道分岐に合流するとちらほら馴染みの花が目立つ。青空を背に新緑が一層映えた場所だった。稜線にでて、一休み。緩やかに登っていくと、広い山頂には大勢の登山者がいた。車座になれる場所で、手早くできた豚汁を囲みゆっくりと団欒した。清々しい空気もご馳走だった。
下山始めて山谷分岐の先で、ゲストさんに貴重な花、ルイヨウボタンの群生地を案内して頂いた。稀にみる多量な株で、花は見頃だった。犬目の集落までは歩き易い一般道で種々の花に出あえた。ゴルフ場脇の舗装道に出ると藤の花があちこち盛りで、元気をもらい大田集落まで頑張る。大田から梁川駅までは地図読みして、細い山道を辿った。唯一大田峠には私製の道標が立木にかかっていた。
山行中の花々、ヤマツツジ、ツチグリ、ヒトリシズカ、フタリシズカ、ミミガタテンナンショウ、タチツボスミレ、ルイヨウボタン、チゴユリ、フデリンドウ、イカリソウ、ジュウニヒトエ、フジ、キツネアザミ、セリバヒエンソウ、クゲヌマラン、ギンラン、ホタルカズラ等(安瀬はる江)


富士山を望む

ヤマツツジの
トンネル

溢れる新緑

扇山山頂

ルイヨウボタン

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25.鎌倉/市境尾根~荒井沢市民の森~六国見山

期 日:5月13日(火) 日帰り 晴

参加者:L佐藤邦弘、SL杉江秀明、助廣弘子、上野 進、黒澤寿子、武末範子、瀧沢正明、中村博雄  計8名

コース:JR大船駅9:35―砂押橋交差点10:03―大長寺10:10―市境尾根10:20―公田の住宅地―市境尾根―散在ヶ池分岐― 荒井沢市民の森―皆城山展望台(昼食)11:50~12:20―谷戸田の池(湿地)―極楽広場―墓地―市境尾根―今泉一丁目―岩瀬中学校―大船高野配水池―六国見山展望台13:55~14:15―好好洞14:40―JR北鎌倉駅臨時口14:45

古い街並みと新しい街並みが雑然とした大船駅東側の風景。落着きがないかわりに人の流れが活気を生んでいるように映る。駅前に砂押川が流れ、川沿いの桜並木の道を歩いて大長寺を目指す。
途中、老婦人がこの近くに松竹大船撮影所があって、俳優をよく見かけたと懐かしむように話していた。
大長寺の高台の墓が終わるところから、こころ細い山道が奥に続いている。道標は見当たらない。しばらく狭い尾根道。急下降の箇所が二ヶ所現れる。いずれも太いロープがあり、大いに役立った。一旦、尾根から離れ、横浜市公田の住宅地を抜けて、再び市境尾根に復帰。30人の山の会グループに遭遇。
5月半ばだが、山の緑はすでに濃い。爽やかな新緑の季節は過ぎたようだが、色とりどりの山野草の花が豊富だ。市境尾根付近の谷戸は畑が発達し、利用されている。散在ガ池分岐を過ぎ、荒井沢市民の森へと入り、皆城山展望台に着く。表示板によると富士山や丹沢山塊をはじめとして奥多摩などが遠望できるようだが、木の葉が茂り、見晴らし悪く、なんとか横浜のランドマークタワーを確認。展望台から少し戻り、タツナミ草の群生を見ながら長い階段を降ると谷戸(湿地)に降り立つ。気持ちの良い谷戸田の風景が広がるなかを行く。
荒井沢市民の森を出て周辺を見渡すと、地層が剥き出しとなった恐ろしいほどの断崖が目に飛び込む。「横浜のグランドキャニオン」という愛称があるというが、驚きだ。帰宅後、ネットで調べてみると、1965 年頃東名高速道路の建設に伴って、山砂採取のために山が削られ出現した断崖だという。これも高度経済成長期の遺物ということか。
市境尾根から道標もない迷路のような山道を辿って麓の鎌倉市今泉の住宅地に降りる。砂押川を渡り、六国見山展望台を目指して登り返さなければならない。急な階段を越え、ようやく六国見山展望台へと続く尾根に。
六国見山展望台から相模湾を望むが、視界は不良。ゆっくりと休憩し、展望台を後にする。北鎌倉駅へ向かう途中の高台から真っ白く大きな大船観音の姿。崖の付近に建つ家々見て、横須賀線の踏み切り手前を曲がる。好好洞という岩をくり抜いた素掘りのトンネルを抜けると北鎌倉駅臨時口はすぐだった。(佐藤邦弘)


市境尾根

市境尾根

皆城山展望台にて

荒井沢市民の森

荒井沢市民の森

横浜のグランド
キャニオン

緩斜面に広がる畑

六国見山は近い

六国見山展望台

好好洞を抜ける

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26.富士山自然休養林

期日:5月22日(木)日帰り 曇り時々晴

参加者:L若松節子、SL安瀬はる江、SL堤理恵子、助廣弘子、大貫文正、大槻章夫、繫村美知子、黒澤壽子、杉江秀明、榎本美智子、武末範子、中村和江、宮崎博之、中村博雄、
     支部外:高原春子、小野とも子、中島美千代  計17名

コース:八王子駅南口6;55=水が塚公園9;00―お胎内下山道分岐10;30―幕岩下11;00~11;45―お胎内下山口13:00=八王子駅南口

前日までの天気予報は朝から雨模様。いちかばちかで雨具を用意して出発。どんよりと曇っているが雨の気配は無し。
水が塚公園で自己紹介の後出発。早速アシタカツツジが咲いている。お目当ての一つはハイキングコース入口のヤマトグサだが時期が遅かったためか見つけることができずじまい。
東国ミツバツツジが緑の中一際美しい。花博士が足元の小さな花を案内して下さる。脚は進まず気が付くとコースタイム20分のところ1時間もかかっていた。
今日一番の目的のヤマシャクヤクを探しに下山道分岐に。残念つぼみばかり。なんとなく皆さんの視線が・・・
気を取り直し昨年見つけた幕岩下の群落地に向かう。良かったー咲いていた。可憐なヤマシャクヤクの撮影会。昼食後ゆっくりお胎内下山道を下りお胎内神社の溶岩流跡を数人の方がくぐる。頭をぶつけた人もいましたね。
ご参加皆様の協力に感謝致します。(若松節子)

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27.谷川連峰/平標山~仙ノ倉山

期 日:5月30日(金) 小雨のち曇り

参加者:L神谷敏裕、山口音子、中村和江  計3名

コース:越後湯沢駅8:20=平標登山口8:54~9:00-松手山10:55~11:05-平標山12:35~12:55-仙ノ倉山13:05~14:05-平標山14:55~15:15-平標山乃家16:00~16:10-登山口17:05-平標登山口18:05~18:10-元橋バス停18:15~18:26=18:58越後湯沢駅

当初計画では越後湯沢に前泊し土曜日に登る予定にしていたが、週末は低気圧の接近で天気が崩れる予報。ただ金曜日は朝のうちは雨予報だがその後はほとんど降らないと判断し、1日前倒して実施。
バスで平標登山口に到着すると小雨。濡れた山道を慎重に登る。1時間ほど歩き1411m近くの鉄塔まで来ると雨が止む。更に進むと松手山付近からはマメザクラ、イワナシなどの花が増える。遠くには苗場スキー場や苗場山などが望める。平標山頂手前のハクサンイチゲ群落は見事。シャクナゲも山頂周辺を中心に薄いピンク色の花が咲き始めている。
平標山頂あたりまで来るとガスが立ち込め遠方が見えなくなる。仙ノ倉山に進むと色の濃いハクサンコザクラやミヤマキンバイなどが散見され、更に先には背の低いマメザクラが増える。雪の重みでそうなるのだろうが、手入れをしたような見事な枝ぶり。仙ノ倉山頂に来ると一旦ガスが切れ、苗場山方面や万太郎山が望めた。
平標山に引き返し、今度は平標山乃家に向かって下りていく。今年は積雪が多かったため雪渓が残り慎重に進む。また木の階段は雪でかなり崩壊しており歩きにくい。この辺りはショウジョウバカマが群生。
平標山乃家で少し休み、更に平元新道を下っていく。登山口まで下りると沢沿いに距離のある林道となる。途中からはまた山道に入り暫く歩くと平標登山口に帰着。更に元橋バス停まで歩くと間もなくバスが到着。梅雨直前の低気圧に翻弄されたが、ほとんど雨に降られず実施できて良かった。(神谷敏裕)


順調に上る

山頂に近づく

苗場山方面を
バックに

ハクサンイチゲが群生

マメザクラが満開

平標山頂にて

仙ノ倉山頂

色の濃い
ハクサンコザクラ

ショウジョウバカマが群落

イワナシの花が
多い

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28.みちのく潮風トレイルパート5

期 日:6月4日(水)~6日(金) 二泊三日 各日共に晴天

参加者:L若松節子、SL堤理恵子、SL後藤勝弘、大貫文正、大槻章夫、岩井初江、伊藤有子、上野 進、杉江秀明、横川芳江、萩原克己、支部外高原春子 計12名

コース;
6月4日 仙台駅仙北ライン10:18=石巻11:16―羽黒山神社13:20―日和山公園13:30~14:00―旧門脇小学校―石巻元気市場14:45~15:30-石巻サンプラザホテル15:45
6月5日 ホテル出発8:00―網地島ライン乗船9:00~田代島大泊港9:36―猫神社10:00―三石観音10:45~11:10―漫画アイランド11:50~12:20ー仁戸田港12:45~13:34=網地島網地港13:55―トレイル分岐14:36―長渡港15:40~鮎川港16:50=民宿めぐろ17:10
6月6日 民宿7:50=鮎川港8:10~8:40金華山港9:00―黄金山神社―水神社9:45―稜線分岐―10:00山頂10:15~10:30-二の御殿10:55―造林小屋11:20―黄金山神社12:00―金華山港12:20~12:45=鮎川港14:30=石巻駅15:30

6月4日 仙台駅仙北ライン車中で11名合流。お一人連絡がうまくいかずに先に石巻駅へ。駅前にてめいめい昼食をとりかわみなとコースの羽黒山神社に向かう。見上げる長い石段が待っている。登り切ると太平洋が広々と広がり歓声をあげながら日和山公園に向かう。ここは桜の名所との事、日和山神社に向かう。旧北上川が左手に流れ展望を楽しむ。先ほどの羽黒山もここ日和山も東日本大震災の時多くの方々がここに避難されて辛く寒い思いをされた場所だそうです。坂を下りると震災遺構の旧門脇小学校の無残な様子を見つつ翌日の乗船場を確認するため北上川の土手を歩く。
6月5日 乗船手続き等時間にゆとりを見て早めに船着き場へ。波に揺られながら田代島へ上陸。猫島の異名の通り下船後すぐに猫たちに迎えられる。
野生のミョウガが一杯の簡易舗装の道を息咳き入って上り詰めると猫神社。守り神の様に2匹の猫が餌をねだる。
やがて太平洋が見えてきて道も平坦になる。島の最高峰でも100mに満たない島。遠くの石巻市を眺めつつ歩を進めるとあちらこちらにカンゾウの黄色な花が咲き誇る。
三石観音の分岐からトレイルを離れ観音様に拝礼。三石広場で休憩のち漫画アイランドという宿泊施設の庭をお借りして昼食。港に向かうが時間の配分が判らず早めに港に到着。のんびり潮風に吹かれながら次のフェリーを待つ。無事に網地島上陸。地元の方にトレイルの入り口を伺い竹藪の中の道をたどる。所々にサイハイラン。
島を貫くアスファルト道をたどる。途中トレイルの分岐を見るが船の乗船時間が心配なのでそのまま村道を行く。2島共時間を気にしつつ早めに港に着きのんびりする。
(民宿めぐろは震災で建物に被害を受け再建されたとの事。新しくてきれいでした。料理の豪華で美味しいこと、但し予約時より値上っていました。)
6月6日 都合で一人先に帰京するH氏と別れ鮎川港へ。予約の海上タクシーにて金華山へ。神社に参拝の後沢通しの登山道を歩き始めからお目当てのベニバナヤマシャクヤクが迎えてくれる。九輪草が種を抱きながらあちらこちらに。山頂の先の広場で長めの休憩後下山。芝生の登山道で歩きやすい。暫く歩くとヤマシャクの大群落。
所々に白花も混じっている。花の見ごろにぴったりと合いみなで喜ぶ。午後から波が立ち船が揺れやすくなるので早めに下山したほうが良いとの海上タクシーのスタッフの方の助言に従い港へ。鮎川港に戻り昼食とのどを潤して石巻行のバスを待つ。
みちのく潮風トレイルを歩く際、毎回ですが実踏せずに本番を迎えます。東北の交通機関の時間選びの難しさと今回は船便に乗り遅れると島に取り残される不安で行動が早め早めになり結果港での長休憩になってしまったことをご参加の皆様にはお詫び申し上げます。いつも適切な判断をして頂けるSLのお二方と協力的なご参加の皆様に深く感謝申し上げます。(若松節子)

震災遺構
(門脇小学校)

猫神社

三石観音近くの
絶景

仁斗田港

綱地島港

黄金山神社の入口

紅花ヤマ
シャクヤクの群生

紅花
ヤマシャクヤク

白花
ヤマシャクヤク

金華山頂上

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29.八ヶ岳/にゅう

期 日:6月13日(金)~14日(土) 曇り時々晴れ

参加者:L神谷敏裕、堤理恵子、中村和江  計3名

コース:
13日 町田駅6:30=麦草峠9:40~10:00-青苔荘10:37~10:45-にゅう12:15~12:45-にゅう分岐14:07~14:17-中山14:30-高見石小屋15:40~15:50-白駒荘16:02-青苔荘16:35
14日 青苔荘7:40-麦草峠8:20~8:30=町田駅14:10 (御射鹿池に立ち寄り)

費 用 青苔荘 \9,900(1泊2食、モンベル割\500)

計画は13日にテント泊、14日ににゅう登山を予定していたが、14日が雨予報のためテント泊をあきらめて小屋泊、にゅう登山は13日に変更して実施。町田駅を自家用車で出発。
麦草峠に到着時、駐車場は8割の入り。薄曇りの中、準備を整えて出発。峠近くの茶臼岳もはっきり見える。暫く歩くと富士山五合目の奥庭を小型にしたような奥庭が現れる。白駒池入口には有料駐車場があり白駒池までが観光地となっているため、周辺は立派な木道が整備されている。青苔荘に立ち寄って不要な荷物を預け、湖畔を時計回りに歩く。湖畔を離れて暫く行くと白駒湿原。この辺りの山道は悪路で、所々は森の中をトラバースしながら進む。
にゅう山頂への最後は約200mを一気に登る。にゅうのトップからは間近に稲子岳、南側に東天狗、西天狗、北西側に北横岳、蓼科山などが望める。にゅうからは切り立った崖に沿って歩く。途中、稲子岳へのルートを20分ほど探したが明らかな踏み後は見つからず、おそらくここが入口だろうという場所のみ確認した。にゅう分岐からは北上方向にルートをとり中山へ。ガスが殆どなくなり硫黄岳がはっきりと見える。また逆側には蓼科山の山容が確認できる。中山展望台を過ぎると、岩がころがる山道をひたすら下っていく。高見石小屋で暫く休憩。更に30分ほど下ると白駒池湖畔の白駒荘へ。この山荘は建て増しをしたようで、建物が3棟あり大人数が宿泊できそう。湖畔を時計回りで歩き青苔荘に到着。この山荘は小さいながらも風呂が2つあり汗を流すことができる。夕飯は山菜の天ぷらとイワナの塩焼き、キノコ汁などだった。
14日早朝は雨が降っていたものの出発時は曇り。9時頃以降は雨予報だったため、白駒池を眺めたのち麦草峠に引き返す。下山途中に東山魁夷の作品のモチーフとなった幻想的な御射鹿池(みしゃかいけ)に立ち寄ったのち帰宅した。(神谷敏裕)


苔の森に入る

花も見かけられる

整備された木道

にゅうの頂上で

にゅうの頂上で

登ってきたにゅう

硫黄岳と天狗岳

蓼科山が覗く

白駒池を望む

宿泊した
青苔荘前で

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30.多摩丘陵/生田緑地~とんもり谷戸~妙楽寺

期 日:6月14日(土) 日帰り

参加者:L佐藤邦弘、SL大貫文正、森田隆仁、黒澤寿子、若松節子、中村公子、岩井初江、白石克人、山口音子、野老真子  計10名

コース:向ヶ丘遊園駅9:25―廣福寺9:35―生田緑地ホタル里入口9:50―ホタルの里―戸隠不動尊跡地10:08―尾根―桝形山(展望台)10:15~30―長い階段―奥の池10:45―おし沼広場―とんもり谷戸―水生植物観賞池―東屋11:10~30―初山親水広場11:40―平瀬川―東泉寺12:03―等覚院12:15―妙楽寺12:35~50―五所塚第1公園―五所塚バス停13:00

 6月10日に関東甲信地方の梅雨入りが発表され、前日の天気予報は概ね14時ごろから傘マークがつく。集合時刻を30分繰り上げて実施することに。こんな空模様のときは、いつもながら、なんとか雨がもってくれないものかとおもいながらの出発だ。
 最初の立ち寄り場所は坂道を少し上がって歴史のある廣福寺。通勤・通学で急ぐ人通りを歩いてきたが、ちょっとお寺の森に入れば、一転して静かな別世界。急な石段を降り立ってすぐに、北野天神社だが、鳥居と急な石段をみて先を急ぐ。特に標識のない森の片隅から山道を降ると、広々とした谷戸が広がり、敷設された木道を歩く。まさに緑がいっぱいの自然空間。ホタルの里と呼ばれ、夜はゲンジボタルが舞うようだ。ホタルの里を抜け出すと、背の高い丸い石柱が何本か立ち、いささか異様な雰囲気。ここは戸隠不動尊跡地。この付近、モミジの木が目立ち、秋の紅葉の季節に訪ねるのもよいかも。上に続く尾根道は桝形山の山頂へと出た。
 山城があったという桝形山の展望台はヤグラをイメージしたもので、エレベーター付きと、サービス満点だ。360度の眺望。ちょうどボランティアの男性のガイドさんがいて、ご親切に指をさして、あれはどこと説明してもらう。澄んだ冬の季節は絶景の眺めだろう。しばらくここで展望を楽しんだ。
 初山方面に向かって坂道を上がる。上がりきると道路を隔てて、小高い場所がある。おし沼広場といい、おし沼という名は、昔、オシドリが棲んでいた沼があったからだとか。ここから、とんもり谷戸方面へ。山の斜面の階段道を降る途中で恐れていた雨が落ちてくる。傘の準備を急ぐが、雨は直ぐに止む。水生植物観賞池を過ぎたところに東屋・トイレがあり、短い昼食休憩。高台の本遠寺(ほんのんじ)に眠る越路吹雪のお墓は先を急ぐため取りやめ。せせらぎが流れるとんもり谷戸を離れて、平瀬川沿いを歩き、東泉寺~等覚院へ。等覚院の荘厳な山門と手入れがされたつつじ群が広がる境内は印象的。つつじの花が咲くころが待ち遠しいというもの。
 今回のメインとなる妙楽寺のアジサイはドンピシャの見頃。山の斜面に咲き競い、白や紫や青などの色とりどりなことはもちろんだが、その色彩はなんとも鮮烈で美しい。拝観料無料というのもよい。驚きと満足のアジサイだった。
 帰路のバス停は予定の経路をはずして、一つ手前の五所塚バス停にでてしまったが、幸運にもバスは直ぐに到着。アジサイの花といい、危うい雨ももってくれて超ラッキーな一日となった。(佐藤邦弘)


桝形山の麓の
廣福寺

生田緑地の
ホタルの里

戸隠不動尊跡地

桝形山展望台から調布方面

長い階段から
奥の池へ

とんもり谷戸

とんもり谷戸

等覚院の
荘厳な山門

妙楽寺にて

妙楽寺の
アジサイの花

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31.尾瀬/尾瀬ケ原・尾瀬沼

期 日:6月15日(日)~16日(月)一泊二日 曇り/晴れ

参加者:L中村博雄、松宮俊彦、岩月宜雄、延澤英明、宮崎浩之、計5名

コース:鳩待峠11:30-山ノ鼻13:15-竜宮小屋14:45-原の小屋(見晴)15:15泊 7:00発-沼尻8:35-長英新道分岐9:35-大江湿原10:20-尾瀬沼ビジターセンター11:00-三平峠12:35―一ノ瀬13:15

新宿バスタより高速バス「尾瀬号」で快適に尾瀬戸倉に到着、尾瀬戸倉より乗合バスで鳩待峠に着きました。
鳩待峠より登山道の最初は朝までの雨で川と化していました。足元に注意し歩いていたら、ムラサキヤシオの鮮やかな赤色が迎えてくれました。木道は思ったより新しく整備されていて、歩きやすく山ノ鼻まで無事到着出来ました。山の鼻はハイカーがたくさん休憩されていました。山ノ鼻で昼食を済ませ尾瀬ケ原に向けて出発しました。尾瀬ケ原は水芭蕉の時期はすぎていましたが少し残っていて、水芭蕉の白色とリュウキンカの黄色とタテヤマリンドウの水色との色の絨毯を奏でてくれて、ワクワクするトレッキングになりました。見晴では原の小屋に宿泊しました。こぢんまりとした清潔でお風呂も広く大変くつろげました。食事も夜は釜めしを主体とした料理、朝はイワナの燻製もでて良い食事でした。
二日目は最初のころはゆっくりとした登りで、ブナの新緑の中、気持ちよく歩きました。ブナ林を過ぎる所では、水芭蕉が最盛期の群生に出合、はしゃぎました。
その後はタテヤマリンドウ、ショウジョウバカマ等の花の草原の木道を楽しく歩きました。沼尻で休憩し、その後は林の中を通りました。その中ではクロサンショウウオの卵に出合ました。林を抜けると有名な三本松カラマツの大江湿原に出ました。その後尾瀬沼ビジターセンターの休憩所で昼食をとり、近くでは珍しいサンカヨウが咲いていました。その後は三平峠までは登り、その後は下りで一ノ瀬に無事着きました。
一ノ瀬より乗合バスで大清水へ行き、大清水より高速バス「尾瀬号」で帰路につきました。(中村博雄)


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