丹沢/湯船山〜不老山〜谷ヶ山 

期 日:           1月5日() 日帰り

参加者:          L木村真知子森田隆仁、中村精、小原紀子、安瀬はる江、派田正、助廣弘子、伊倉佳子、市川静子、本山まり子、支部外2 計12名

コースタイム:   駿河小山駅8:35=(タクシー)=明神峠8:559:10−湯船山9:5510:05−樹下の二人11:2512:07−不老山12:4513:02−谷ヶ山14:2340−生土集落15:2030−駿河小山駅15:55

雲一つないお正月らしい青空が広がり、真っ白に雪化粧した富士山が時々のぞく尾根は、峠〜湯船山〜白クラの頭まで両側の自然林の木の間ごしに丹沢の山々、愛鷹山等よく見えました。

足もとはうっすらと霜柱がはって冬山らしい雰囲気でしたが、ほとんど無風、太陽のサンサンとふりそそぐ登山道はしっかりしていて、足もとは心配なく歩けました。変化のあるコースでブナの大木やススキの原、サンショウバラの樹々等、要所要所にあるユニークな岩田さんの道標とともに楽しめました。

樹下の二人のピークは広々としていて、冬空にしては暖かく、テーブル、ベンチもあり、賑やかなランチタイムでした。

ここも富士山が素晴らしいので、季節ごとにいろいろコースを変えて歩くとよいピークで、夏のヒオウギアヤメはおすすめです。

不老山〜谷ヶ山の県境尾根は歩く人も少ないようですが、よく踏まれているので、要注意点の分岐も気をつけて通過、予定どおり車道におり、駅まで歩き帰路につきました。

途中出逢ったたった一人はハンターでしたが、参加者多く安心して歩け、楽しい初山行になりました。(木村真知子)

費用     松田=駿河小山     JR            230

           駿河小山=明神峠  タクシー 3,180

 

 

奥高尾/陣馬山(新年山行)

期 日:113(土)日帰り

参加者:L神之村均、中村精、森田隆仁、小原紀子、松村佐代子、梅澤文子、澤田治之、小梶昌弘、

大関清充、矢澤孝二、安瀬はる江、長谷千秋、黒澤正弘夫妻、吉田和興、松宮俊彦、

本山まり子 計17

コースタイム:相模湖―与瀬神社―明王峠―陣馬山―栃谷―相模湖

リーダの法事の関係で遅くなったが、本年の安全登山、みんなの健康を祈願して恒例の新年山行を催した。与瀬神社で手を合わせ明王峠に向う。明王峠からは富士山がうっすらと姿を見せているが雪はあまり多くない。頂上で各自持ってきたおでんを鍋に入れ、煮えるまでの間に持ってきたお酒、ビール、ワイン、焼酎で乾杯。今年も安全登山で行きましょう。

帰りは皆足元がおぼつかないので最短コースの栃谷に下ることにした。

 

 

 

南高尾/中沢山

期 日:1月21日(日)日帰り(晴れ)

参加者:L中村精、山口康子、上野進、市川静子 計4名

コースタイム:橋本8:36=クラブ前9:00ー峯の薬師9:5210:00―中沢山11:2528―金比良山11:4512:15―大垂水峠12:45―小仏城山13:2550620.9m14:1525―摺指15:15=高尾15:28

予報は曇りだったが、晴れて暖かい一日。バス停から道路を渡って下り、赤い堅固な三井大橋で津久井湖を渡る。途中、牛の顔に見える大きな木があった。

峯の薬師で参拝。湖の眺めのよいベンチで休憩。売店の人の話では30分程前に70人位の人達が登っていたとか、何の団体か?

奥ノ院にも寄って行く。関東ふれあいの道は標識もあるし、所々にベンチもある。

大洞山までは所々に湖も見えて、一ヶ所岩ぽい所を除いては歩きやすく、心地よく歩く。樹の下にはずっと薮柑子が生えている。赤い実のついているのもある。

急登を登り、桧の樹林を下り、梅ノ木平への道を分け、西山峠を過ぎる。左側がぐっと開け、眼下に津久井湖、その上に大山や丹沢の山が広がって、大室山の後ろに白い富士山が薄く見える。右側のベンチには休んでいる人がいる。きょう一番の眺め。

また下って進む。ベンチがあり、右手を少し登ると、聖観音像が立っている。中沢山だ。山名標識はない。まだ午前中なので、記念撮影をして、先に進むことにする。

次のピーク、金比良山ではベンチがあり、食事をしている人がいた。ここで昼食にする。立派な山名標識の建っている次の大洞山に行くと、やはり大勢が休憩をしている。30人位だ。ここからは大垂水峠へ下る。

国道を陸橋で渡って、左の道を登る。沢沿いの道で休んでいる人がいる。軽装の若者が一人先行している。急登を登って休んでいると、先ほどの人が来る。高尾山に行ってきて、これから城山に登ると言う。樹林の間の道を行き、林道に出会う頃に下山者に会う。

階段を登って行くと大勢の人達で賑わう小仏城山。ここでゆっくり休んで、山口さんの案内で新ルートを行くことにする。日影沢林道のすぐ右の山道に入る。途中にベンチが三ヶ所ある。樹林の中の明るい歩き易い道。薮もなかった。途中で高尾方面から登ってくる人に会う。

620.9m峰には図根点があった。下って、鉄塔を過ぎると、急な下り道。446m峰を過ぎ、次の尾根の手前から、道は右に曲がり、細くなる。やがて、巻き道になり、トラロープの張ってある所に出る。そして、右下に飛び石伝いに沢を渡って、林道に出る。冬でも登りに使えば迷う所もなく、城山に行き着くことができる道だ。カツラの人工林を右に見て、旧甲州街道の日影バス停に出る。

摺指まで歩き、おいしい水を飲んで、バスに乗って、高尾駅に出る。

きょうはさわやかな陽気に恵まれて道も歩きよくて良かった。(中村精)

    バス代      橋本=クラブ前       350円

                         摺指=高尾            190円

 

 

 

丹沢/畦ケ丸〜桧洞丸 (避難小屋シリーズ第5回「一軒屋避難小屋」 

期 日:127(土)快晴〜28(日)薄曇り 一泊二日

参加者:L神之村均、松村佐代子、松宮俊彦、小門さん(支部外)計4人     

コースタイム:大滝橋10:30−大滝橋上12:50−畦ケ丸13:501400−一軒屋避難小屋1540(泊)〜06:40−大滝橋07:40−西丹沢自然教室08:00−ゴーラ沢出合08:559:05−桧洞丸12:1012:30−箒沢バス停1630

記事

直前まで悪天予想だったが、土曜日は快晴、小春日和、日曜日も薄曇り。

避難小屋シリーズ5回目で初めての貸切、やはり快適。

鬼石沢の水もいいが、すぐ近くでうまい湧き水あり。

松村さんから準備していただいたうまいキムチ鍋で温まった。

避難小屋の先住者のねずみが夜中に出没し、出してあった食料で一部被害。

避難小屋の屋根から下がっているフックの目的にみな納得した。

重い荷物は大滝橋〜避難小屋までで水も持ち上げる必要なし。

この小屋は寝る場所が狭い。我々4人でいっぱいだった。

今冬はやはり暖冬、雪が少ないが石棚山の付近は適当に雪があり楽しめた。

帰りブナの湯で一浴。山の後は温泉で温まるに限る。

避難小屋は低コストで土日フルに歩けるので今後ももっと利用したい。(神之村均)

 

 

 

三浦半島/逗葉アルプス

期 日:128(日) 日帰り

参加者:L大関清充、中村精、小澤美喜代、矢澤孝二、安瀬はる江、武末範子、黒澤正弘夫妻、宮澤恵子、宮本安貴子、竹田早苗 計11     

コースタイム:東逗子駅9:10−二子山10:2535−鉄塔下(昼食)11:3512:10−乳首山12:25−仙元山14:5515:20−風早橋15:33−逗子駅15:50

昨日の気温が1月としては7年ぶりの15℃。その余韻が残って曇天にしては暖かい。昨年に引き続き同じコースで足どりも軽やかに二子山に向かう。これから歩くコースが一望出来てとても素晴らしい眺め。

トンビが低空で飛び廻っている。安瀬さんが鳶に弁当をさらわれた経験があるそうなので、この山域では要注意。台湾リスが繁殖していて、食事の残骸が各所で見受けられた。

昼食時、小澤さん持参の甘酒がとても美味。冬場は身体が温まります。ごちそう様でした。

初参加の宮本さん、竹田さんお疲れ様でした。

JR逗子駅前の食堂で餃子と生ビールで反省会。とても楽しかったです。(大関清充)

 

 

 

奥多摩/入山尾根〜盆前山

期 日:2月15日(木)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、澤田治之、山本文夫、山口康子、本山まり子 計5名

コースタイム:高尾8:06=御屋敷入口8:40−琴平神社9:15−向山10:15−一つ石山10:45−615M11:3012:00−入山峠13:20−鳥切場13:40−536M14:35−盆前山15:4516:00−恩方車庫17:1318=高尾17:3540

予定の水曜日が天候悪く15日に順延したため、3名参加できなくなった。

春一番を吹かせた低気圧が去った翌日は朝から輝かしい青空。入山尾根は琴平神社の立つ尾根から辿るが、この神社自体が結構な急登の先にあり、ここに参拝するのは容易ではないと思う。小さいがなかなかいい雰囲気だ。

小津町からの登山道分岐を左に見て388Mの向山へ。立ち木に黄テープで山名が書いてある。536Mの一つ石山には八王子市基準点の白ポールに翁沢ノ頭と書いてあった。尾根の右側は広い採石場になっている。615M地点のカヤトの小さい鞍部で昼食。予報どおり南風が強くなって落ち葉が吹き飛び、樹林の上がゴウゴウと鳴っているが、陽だまりは暖かい。カンアオイがあちこちに花をつけていた。

舟子尾根を右に見て刈寄山への道とも別れ、盆掘林道終点(600M)から南への尾根に入る。下に林道を見ながら尾根上を進み、鳥切場をへて570M付近で『夕焼け小焼け碑方面』の立て札を確認して向きを変える。589M峰には「盆前山→」と書かれた黄テープが立ち木についていた。

ここまではよかったが、536M峰を過ぎてつい南への尾根に引き込まれて進んでしまう失敗をした。戻ってみれば赤や黄のテープが沢山ついていたのに、見逃すとは不注意だった。

もうすぐ盆前山というところでも失敗。下りていった鞍部がいきなり多数の倒木にふさがれていて、ちょっと覗いてみたが通れそうもないので、また間違えたかと戻って登り返し、よくよく地図を検討したが、やはりここしかないと皆の意見一致でまた、戻って倒木をよけて左に進んでみたら、なんのことはない、倒木群はすぐ消えてちゃんとした踏み後が現れたのだ。澤田さんに行き止まりかと思っても、ほんとうにそうなのか確認するつもりで、先へ進んでみるようにと教えられた。また一つ勉強になりました。

盆前山にたどり着き、達成感を味わいながらケーキでティータイム。下りは南へ尾根末端まで辿って小津町の畑へでたが、多摩バス最終16:05には間に合わず、バス停5つほど歩いて恩方車庫へでて、そこから高尾へのバスに乗った。

反省会は八王子。お付き合いくださった皆さま、いろいろと教えてくださってありがとうございました。 (助廣弘子)

 

 

 

丹沢/蛭ヶ岳(避難小屋シリーズ第6回「黍殻山避難小屋」)

期 日:217日(土)〜18日(日)一泊二日

参加者:L神之村均、小原紀子、松宮俊彦、上野進、(支部外)小門さん、田端さん、小寺さん 計7名

コースタイム:淵野辺駅9:00=(車)=青根11:20−八丁坂の頭12:45避難小屋12:5514:00    −黍殻山往復15:00避難小屋16:00(泊)〜8:35−青根9:20=いやしの湯10:0012:30

感想

1.観測史上初の初雪無しの春一番が吹いた今冬は確かに異常だ。

  黍殻山避難小屋近辺は数年前の忘年山行では雪があったが今回は全く無し。

  その上、小屋のダルマストーブのおかげで小屋の中は暖かいと言うより暑いくらいだった。

2.夕方から降りだした霙交じりの雨に明け方は雪かと言う期待を裏切り、明けてみれば土砂降りのしかも暖かい雨だった。

  この雨に蛭ケ岳に登る気力も失せてみんなで朝寝坊し起床7時、下山開始8時半。

  たっぷりと時間をとりいやしの湯に2時間半、山下りての温泉としては最長時間ではないだろうか。

  山行というのは名ばかりで避難小屋へ酒飲みと温泉の旅でした。(神之村均)

 

 

 

美ヶ原スノーシュー

  日:3月3日(土)〜4日(日)1泊2日両日とも晴れ

参加者:L藤田弥枝美、小原紀子、梅澤文子、河崎正道、矢澤孝二、吉田和興、飯嶋光江、澁澤和子、上野進  計9名

コースタイム:3日下諏訪駅(10:30)=山本小屋(11:40〜12:55)昼食―王が頭(14:10)−王が鼻手前下りきった所(14:32)―山本小屋(15:45)4日小屋(8:35)−茶臼山まで1.5キロメートルの道標の所(9:30〜45)−小屋(10:30〜13:10)入浴と昼食=下諏訪駅(14:20) 

 2日間ともおだやかな天気に恵まれ、ラッキーだった。1日目王ヶ鼻、2日目茶臼山を目指して進むが、暖冬の為雪がとても少なく所々岩や木が出ていて歩きにくく、両日とも手前で引き返す。山本小屋は古いが、食事も良く展望風呂からの眺めは最高です。 

費用:山本小屋スノーシュープラン10.800円

   有料道路代2.800円 

   八王子=下諏訪 青春18きっぷ1.600円(JR発足20周年限定)

   特急あずさ 古淵=下諏訪 5.550円

参加者の皆さんからたくさんの差し入れがあり、お腹も心も大満足の2日間でした。ありがとうございました。(藤田弥枝美)

 

 

 

 

 

奥秩父/柳沢峠〜高芝山〜小倉山

  日:3月14日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、山本文夫、安瀬はる江、澁澤和子、本山まり子、竹田早苗 計6名

コースタイム:塩山7:50=(タクシー)=柳沢峠8:2535―柳沢ノ頭9:0012―竹森林道から高芝山取り付き点10:05―高芝山10:5411:00182号鉄塔11:3012:00―上条峠13:00―小倉山13:5514:15―水晶山14:25―的場橋15:1525=(タクシー)=塩山15:3552

交通費:塩山=柳沢峠 タクシー5460円、的場橋=塩山 タクシー1140

上天気だが空気は冷たい。青春18切符を利用して塩山まで乗る。澁澤さんと合流して予約したタクシー2台で柳沢峠へ。下山予定の上栗生野の的場橋を運転手と確認しておく。柳沢峠は薄く雪がついて凍っていたので、注意して整備された道を柳沢ノ頭へ向かう。素晴らしい富士、南アルプスの展望を楽しんだ後、気を引き締めて「竹森林道通行不能」の看板が立つ笹の踏み後へ入る。笹が茂って足元が見えないうえ辺りの地形もわかりにくく、1613M地点がはっきりしないまま、林道におりた。立派な林道ができておりゆるやかに下って行く。1450M付近の大きくカーブしている地点、カーブミラーが2本あるところが一番無駄のない取り付き点だったが、私たちはその手前の取り付きへ登って、すごいスズタケの中を遮二無二進んで、あげくに、また崖から林道に下りてしまう無駄をした。後から良く考えてみると、初めに取り付いたのは、松浦さんが紹介している取り付き点で、それならもっと東よりにヤブのなかを登り続けるべきだったのだが、背丈以上のヤブに辺りが見えず、踏み後を逸れる体力もなくいきなり崖にでてしまったのだ。次に取り付いたのは稲葉さんが紹介している取り付き点で、ここは東へ直登すべきだったが、地面が凍っているので、涸れ沢沿いに回りこむことにした。おかげで1518M地点を踏むことなく手前の鞍部から高芝山へと登ることになった。高芝山山頂には小さな山名板があり、その先のピークにもケルンがつんであってオレンジ色のビニール片に高芝山山頂と書いてあった。ここまで来れば、一安心。鉄塔台地の風のこない場所でゆっくり昼食。ここからは広い防火帯や明るい木立のなかを気持ちよく歩いて、上条峠へ着き、ザゼンソウ公園を巡るハイキングロードを、何人かのハイカーとすれ違いながら小倉山へ。(ザゼンソウを見て行こうとはけして言わなかったリーダーを恨まないでください)山頂のテーブルでケーキを切ってティータイムの後、最後のお目当て水晶山へ向かう。なんの標識もなく山ともいえない地点でちょっとがっかり。ここからは倒木や枝が散乱しており、急で幅広い尾根をひたすら南へ辿って、尾根末端で低いフェンスを乗り越えて集落の道へ出ることができた。丁度15時。約束の的場橋はすぐそこで、間もなくタクシーが来て、塩山へ。まだすいている車中でゆっくり反省会。ルート探しに余裕のない私に文句もいわずちゃんとついてきて下さった皆さま、ありがとうございました。地図読みをいつも助けてくださる本山さんにも感謝。(助廣弘子)

 

 

丹沢/シダンゴ山〜日影山

期 日:3月18日(日) 日帰り 晴れ

参加者:L中村精、上野進 計2名

コースタイム:新松田8:04=寄8:2832−シダンゴ山9:4710:05−ダルマ沢ノ頭10:25−日影山分岐11:05−休む11:0510866m峰13:0513:45(昼食)−林道14:05−山道14:25−ここで二手に別れる

(上野)沢−尾根−丹沢湖16:5018:46=新松田19:35

(中村)14:2535−稜線近く14:5515:05下山−林道15:3050−林道秦野峠17:0515−ミロク山荘入口16:3035−寄19:0310=新松田19:32(ここで上野さんに会う)

初めにこの山行で二人が分かれて行動をすることになり、連絡が付くまで、支部長、神之村さん、河崎さん達に大変ご心配を掛けてしまったことに対して、反省いたします。誠に申し訳ありませんでした。

シダンゴ山はアセビの花がたくさん咲いていて、登ってくる人も多かった。青空に白い富士山が映え、丹沢の山々が見えて気持ちが良い山頂。地図で山を確かめ、休む。

西に下って、宮地山への道を分け、一度、林道に降りて急な階段を登る。杉の植林の中を登る。ダルマ沢ノ頭付近、高松山から着た三人と出会い話をする。

また、林道に下って、立派な石碑の建っている林道秦野峠に出て、向かい側の秦野峠方面の登山道に入る。峠に降りる直前の868m地点で西の尾根に入る。ビニールテープがあり、日影山と矢印が書いてある。北側がガレていて、細い尾根道を降りて、平坦地で休む。

雑木やすず竹の中に細い踏み跡が所々ある。稜線をたどっていくと、鹿柵が出てくる。狭いが道は続いている。水源の森の標識があり、刈り払いしてあるのに迷わされて、30mほど下るが行き止まり。迂回路もぐるっとある。稜線に戻ってみると尾根が続いている。しばらく進むと広い尾根に出る。端の方に行って見ると、玄倉の部落が見える。広葉樹の間からは、蛭ヶ岳や桧洞も見える。落葉が積もって狭い。866m峰だ。ここで、ゆっくり昼食。

右手下に丹沢湖が見える尾根を下って行くと、林道に出る。向かい側に見える尾根が、日影山だ。山道に入り、直登コースを行くと、行き止まりにしてある。切り石が続き、末端は樹木がない。

戻って左の巻き道を行く。細い道。2回トラバースして、3回目のトラバースは、涸沢で対岸の道までは3mぐらい。渡り終わって、山道に出て、「戻りますか、どうしますか」と、言おうとして、振り返ると上野さんはトラバース地点から沢を登って20mぐらい上の岩場に取り付いてしまっている。「上野さん」と声を掛けると、「ここから動けない」と、言う。どうしよう。落ちないでいて欲しい。降りれない所を登ってしまってる。頭の中が真っ白になった。あの岩場へは上がれない。まさかあんなところを登ってしまうなんて・・・。渡る前に「待っていて下さい」というべきだった。とにかく「上に登ってください」と叫んで、先の道を行って見る。上に上がらなければ・・・。

3分ぐらいで道は切れていて、登る道はない。また、上野さんの姿の見える所まで戻ってみる。先程よりほんの少し上の方にいる。「20分くらい休んで、上に登って下さい。向こうから上っていきます」と呼ぶ。とにかく上に登らなければ・・・。

先ほどの所に戻る。斜面で岩場でない所を登ろう。靴の紐を締め直し、木のある所を選んで登る。切り石が落ちるので木につかまって、休みながら登るが、上野さんのいる地点からは150mぐらい離れているので、時間がかかる。あと、3mぐらいで稜線上の所で靴の中に入った土を払って、座って待つ。

大声を出し叫んでみるが返事は返ってこない。上野さんの取り付いている地点が見える上まで、トラバースして見る。そして、少し下がって見る。その時右手下の方の木がガサガサ揺れて、何かが渡って行く。すごい落石の音がする。叫び声のようなものも聞こえる。名前を呼ぶが返事がない。何の音も聞こえない。どうしょう。このまま上に登って行って待っていて、来なかったら・・・。

もしかしてが気になって、ドキドキする。迷う。ここで待ってなんかいられない。とにかく下に下って行って、確かめるべきではないか。そして、右手へトラバースしながら、ジグザグにあの山道まで降りる。途中、下っていったような跡もあった。山道で下を見下ろすが上野さんの姿は見えない。無事だったのだ。

朝、林道を歩いていた時、もしだめだったら、林道を戻る話もしていたこともある。トラバースをして、林道まで、戻ってみる。しかし、上野さんは、いなかった。その時視線を感じて斜面を見上げると、カモシカがこちらを見ていた。「あれは、お前だったのか」上野さんは無事に稜線に登れたのだろう。

2時間ぐらいで丹沢湖に着ける。安心したせいか、どっと疲れが出る。靴の中に入った土を払う。水も飲みたくなし、食物も食べたくない。

地図を見ながら考える。これからどうしよう。@引き返して日影山へ登る。A林道を通って丹沢湖(玄倉)出る。B林道を通って寄へ出る。@が一番良いが2時間30分山道を歩く自身はなかった。途中で日が暮れる。Aは歩いたことがない。しかし、携帯電話も早く通じるので、これにすれば良かった。ここで、自分にとって、一番確実な知っている道Bを選ぶことにした。

しかし、寄は携帯が通じない。ミロク山荘の入口の公衆電話を掛けるまで連絡が付かない。上野さんが丹沢湖に降り、私の自宅に電話してもここまで来ないと通じない。心配をかけてしまう。連絡が付くまで澤田さんも心配を掛けてしまうと思うが・・・。中川温泉発18時38分が最終バスと話してあるので、連絡が付かなくても、上野さんは、そのバスに乗ってくるだろう。今なら、寄1910分のバスに間に合う。

歩き始めても丹沢湖方面に出ることも考えたが、蕗平橋からの林道は歩きにくかったし、寄へはずっと舗装してある林道なので、足がいたくならないし・・・。秦野峠からは、登りになる。ここで、もう一度時間を計算する。シダンゴ山に登って、大寺に下りることも考えた。懐電を出す。ウグイスの声に励まされ、りんごをかじりながら歩く。寄大橋の少し手前で、懐電を点ける。携帯が鳴る。が通じない。上野さんが丹沢湖から、私の自宅に電話し、妹が掛けてきたのだろう。

ミロク山荘の入口の電話ををかける。上野さんに今、寄にいて、新松田駅で会うことを連絡してもらう。無事を再確認したから、林道の両側の河津桜か懐電のライトに照らされて見えるようになった。

寄からのバスに乗って、新松田駅へ。中川温泉発のバスに乗ってきた上野さんと会う。山中で分れてからの話を聞いてから 、澤田さんに電話をする。(中村精)

      バス代   新松田=寄   510円 

           丹沢湖=新松田 970

 

 

 

丹沢/ミツバ岳〜屏風岩山東尾根

期 日:4月1日(日)日帰り 晴れ

参加者:L藤田弥枝美、小原紀子、助廣弘子、上野進、松田照子

コースタイム:新松田7:25=滝壺橋7:508:05−ミツバ岳9:0515−権現山10:00−カヤノ丸10:4011:10−屏風岩山12:3050―ミツマタの大群落13:40−車道14:10バス14:52=新松田16:10

31日の予定だったが予報が悪く、1日に変更し快晴。暖冬のため、ミツマタの最盛期は少し過ぎていたが充分楽しめた。権現山の分岐でコースをまちがえてしまい、助廣さんと上野さんに指摘され引き返す。2年前に来た時はルートを探し、藪をこぎ下山した。ところが今回は、あちらこちらにアルパインツァーの(大滝橋)への案内標示があり、たいして迷うこともなく、道も整備され、希望通りヘアピンカーブの車道へ下山できた。(藤田弥枝美)

費用 新松田=滝壺橋 箱根登山ハイヤー            6.420円

     富士急湘南バス 大滝橋=新松田            1.080円

 

 

 

奥多摩/鷹ノ巣山〜六ツ石山 (本部合同)

期 日:415日(日) 日帰り             

参加者:L神之村均、安瀬はる江、上野 明、山ノ井憲子、支部外10名 計14

コース:奥多摩駅8:35=東日原9:00−稲村岩9:40−鷹ノ巣山12:2012:50−六ツ石山14:15−奥多摩駅16:15

天候:晴れ

ふもとでようやく新緑が芽吹き始めたところだった。

鷹ノ巣山からは春霞の富士、南アが眺められた。

皆の足並みが揃い予定より一時間早く下山できた。

 

 

 

丹沢/鍋割山

期 日:4月22日(日)〜23日(月) 一泊二日

参加者:L中村精、派田正、助廣弘子、市川静子 計4名

コースタイム:22日曇り一時小雨 渋沢7:50=大倉8:0510−駒止茶屋手前9:2530−堀山の家10:0005−花立10:5511:05−塔ノ岳11:4012:15(昼食)−尊仏ノ土平13:3040−オガラ沢出合13:5514:00−見晴し台14:2530−縦走路15:0515−鍋割山荘15:22

23日曇り一時晴れ7:05−後沢乗越8:0005−栗ノ木洞8:3035−檪山8:559:05−林道9:35−東屋10:0005−休養村管理センター10:4550−宮地山分岐10:55−シダンゴ山分岐11:2530−宮地山11:3512:05(昼食)−田代向12:35−マス釣場(遊歩道入口)12:4550−鉄塔下13:3035−東屋14:1015−最明寺史跡公園14:5015:05−ハーブ館16:00−新松田16:30

この日は山開きで、参加者のための無料バスが出ていたので、大倉行きのバスは空いていた。ボタン桜の咲く道を行く。山道に入ると、桜の花びらがこぼれ、マメ桜が咲いていた。

登山競争のある日で、堀山が給水場になっていて、ここから花立までは、ゼッケンをつけた選手をよけながら登る。降りて来た人の話では、上はグチャグチャだと言う。

小雨も降ってきたので、スパッツやザックカバーをつける。塔ヶ岳近くになると、風が強くなり、雪もある。山頂の小屋の中に入り、温かい飲み物を注文して昼食。

鍋割山荘に電話して下る。水場までは急降下。木々がぼうっとして幻想的な風景。やがて、杉の植林の中を下っていくと、堰堤が見え、広い河原になった尊仏ノ土平。鹿が倒れていた。ここは雨は降っていないようで、濡れていない。

休憩して対岸に渡り、林道を歩く。右の河原の奥に弁当沢入口の標識が見える。カーブを曲がると、左手に涸沢が見える。堰堤に赤ペンキでナベワリと書かれている。オガラ沢出合。

沢伝いに登って行くと、すぐ、杉の植林の斜面になる。その細道をジグザグに登る。尾根道になり、テープの目印を見ながら登る。左手が広く開け、塔ヶ岳がぼーっと見える見晴し台。

ここからはかなり急な道。尾根は左に曲がり、高度を増す。細い尾根になるところで、オガラ沢からの道と合流する。ここから、また急な道。やがてロープの張ってある縦走路。

下山したいので1530分頃までに着いてほしいと、草野さんから言われていたので、急いだが、ここで、一息入れ、山荘に行く。

小屋主の草野さんは、夕食を作り、朝食の鍋焼きうどんの作り方や、入口の戸の開閉などを教えると、17時過ぎに下山。

今夜は、4人だけの貸し切りになる。豆たん入りのこたつに足を入れ、乾杯し、夕食をとる。うなぎの蒲焼、野菜の天ぷら、おでん、生春巻きと豪華な夕食だった。

夜、雷鳴が聞こえたり、小雨が降ったりしたが、朝はしっかり富士山が見えていた。雲海の中に箱根の山々が浮かんでいる。

予定より、早めに出発。鹿がいる。右手に富士山を見ながら、下る。後沢乗越の所で重荷を背負って登って来る草野さんに出会う。あいさつを交わすが、休みなしで登って行く。

栗ノ木洞までの道は、補修しかけで伐採したままの木が倒れている箇所もある。ここまで来ると、新緑が美しい檪山は気持ちのよい広場。薄日が射す。樹林の中を急降下し、林道に降り、また、山道を登る。鹿柵を3回通って東屋に出ると、里山のきれいな土佐原分岐。山草やカントウタンポポ、二輪草、菊桃の咲く林道を遠回りして、宇津茂へ出る。

管理センター付近もボタン桜が咲く。大寺橋を渡って、茶畑の中の道に入る。猪の柵を過ぎると雑木林の道。シダンゴ山分岐で一休止して宮地山で昼食。

田代向に下って、マス釣場へ行く。「みどりの遊歩道」の標示ができていた。今日の最後の上りの道に入る。鉄塔下には、菜の花も咲く。東屋について、ほっとする、そこから、少し上って平らな道(今日は蛭ヶ岳は見えないが)を行き、最明寺公園へ下る。池のそばのシダレ桜は盛りを過ぎていたが、濃淡のピンクの菊桃の花はきれいに咲く。

そばのベンチに座り、助廣さんお手製のケーキと派田さんの紅茶をいただく。ハーブ館までの道は下りだが、ここまで来ると駅まで歩きたいと言っていた人もさすがに疲れてきたのか、少し足が痛いとか・・・。2日間かなりのハイペースだったが、予定通り歩けたことで、新松田駅近くの若松で打ち上げをする。(中村精)

  バス代  渋沢=大倉    200円、  鍋割山荘宿泊代(2食付) 6300円 

 

 

大菩薩/大久保山〜大谷ケ丸西尾根

期 日: 4月24日()日帰り  小雨のち曇り

参加者:L河崎正道、山本文夫、山口康子、澁澤和子、本山まり子、竹田早苗、  計6名

交通費:大月駅=金山神社(タクシー) 2980円

コースタイム:八王子駅6:29=大月駅7:1925=金山神社(660m)7:4055−切目峠(765m)8:1015−890m圏8:3035−923m8:45−休憩(980m)9:0005−大久保山(1241.7m)9:4510:00−岡松ノ峰(1345m)10:4045−小沢ドウミ(1210m)11:0005−昼食(1420m)12:0020−1447m12:25−堀抜ドウミ(1390m)12:3013:00−縦走路(1610m)13:3540−大谷ケ丸南峰(1643.8m)14:0005−大谷ケ丸北峰(1640m)14:1820−1370m(麻生山)15:0005−西別尾根分岐(1330m)15:15−1199m15:5055−956m(205号鉄塔)16:3035−林道(830m)16:45−下の平(760m)16:5517:15=甲斐大和駅17:2031=八王子駅18:45

大月駅で澁澤さんと合流、甲府方面は日が差す天気だったらしいがトンネルを越えると今にも雨が振り出しそうだったとの事。タクシーで間明野の金山神社に向う途中で小雨が振り出す。

金山神社で雨具を着て出発。神社の上の林道を歩く堰堤がありそこから山道となりすぐに切目峠に着く、890m圏で道なりに左へ曲る。気持ちの良い尾根道を歩く、急登を登り切ると広い山頂の大久保山に着く。少し歩くと鉄塔が有り、西の方向に巡視路と思われるしっかりした道が有るのでコンパスを振る踏み跡は薄いが北の方向に踏み跡を見つける。鞍部付近にワイヤーが放置、スズタケが出て来る、ヤセ尾根の急登を登ると岡松ノ峰に着く広く気持ちの良い所。スズタケの急下降が続く地図上の距離よりも長い気がする、降り付いた所が小沢ドウミで林道が通る。ここから1447mのピークまでは背丈を越すスズタケの藪の急登が続き歩き難いのと雨は上がっているが笹に付いた水滴で全員ビショビショ、もう少しで1447mに着くだろうと思ったがお腹が空いたので藪の中だが少し開けた所で昼食とする。そこから2〜3分歩くと1447mのピークに着く、広く気分の良い所だったもう少し我慢すれば快適に食事が出来たのに。

1447mから少し下ると岩の上に出るその下が掘抜ドウミ、降りられそうにも無いと判断。トラバース出来る所を探す、白い小ジャリのザレた所を何とかトラバースするが大勢だと危険と判断し女性は岩の上から降りてもらうがこれがまた大変でザックを細ビキで降ろし、身体はぶら下がる様にすると何とか足が土に届くので降りたが危険な所だった、人には薦められない。トラバースの所もいずれ崩れ通れなくなるだろうと思う。

掘抜ドウミからは急登が続く岩うちわ(岩かがみ)?の大群落有り花の時期は見事だろう。滝子山から大谷ケ丸の縦走路の大谷ケ丸に向って大きくカーブする手前の1610m圏に突き上げる。

計画では大谷ケ丸から大鹿山経由、景徳院の予定だったが大谷ケ丸西尾根を下る、大谷ケ丸北峰の山頂に大岩が有りその右側から下るが踏み跡は極めて薄い、何故こんな所にと思うような大きな機械の残骸が有る、そこを過ぎると1370m(麻生山)だが注意しないと通り過ぎる、1330m圏で右に下る尾根が有る踏み跡もしっかり有るが我々は直進する。1199m峰までに小さなピークが2ケ所有るが足が疲れているので大きな山に見える、1199mからは下りだけなので気分的に楽だ、今までは踏み跡は薄かったが956m峰には鉄塔が有り巡視路を下るので楽だったが下に見えた村とは反対に向って歩くので不安に成るが林道に出ると村に向かい安心する景徳院の手前のバス停に着きバスで甲斐大和駅へ、今日の山行は長かった参加者の皆さん有難う御座いました。(河崎正道)

 

 

 

奥日光/五色沼避難小屋錫ケ岳〜三俣山〜黒檜岳

期 日: 平成19年5月2日(水)〜6日(日)

天 気: 2日曇りのち小雨、3〜5日晴れ、6日雨     

参加者: L石塚孝彦、松村佐代子助廣弘子中村精、岩倉啓子 合計5

コースタイム:2日北千住11:00=東武日光13:28〜36=湯元温泉15:01〜04=ペンションコスモス15:30(泊)。

3日 コスモス6:10=菅沼登山口6:23〜48−広場に道標6:57−座禅沢の中を詰めて上のコル7:43〜51−コル状の所910−弥陀ケ池9:42−奥白根山分岐9:47−五色沼避難小屋11:17〜54−前白根山への稜線上12:21〜29−白根隠山13:34〜45−2394b14:30〜39−2270bの所・テント泊地15:03。

4日 2270bテント泊地5:05−錫ノ水場5:57〜6:02−錫ケ岳7:40〜56−2150bピーク8:57〜9:07−小広場のピーク2070b三林班沢ノ頭11:16〜30−1991b広いピーク12:23〜43−ネギト沢のコル13:15テント泊地。

5日 ネギト沢のコルテント泊地5:58−宿堂坊山6:29〜54−間違えて登り返す〜宿堂坊山10:42〜11:00−1840b笹のピーク11:54−笹地帯に水場マーク12:47−1785bのシャクナゲのあるピーク13:27−三俣山14:30頃テント泊地。

6日 三俣山テント泊地4:10−岩峰5:05−1970b5:38−笹のコル6:05〜13−1928b6:31−道探し8:10−シゲト山8:51−1919b?9:19−黒檜岳11:09〜16−社山分岐11:34〜38−湖岸遊歩道13:13か27−沢で洗う−千手ケ浜バス停留所14:25〜30=竜頭の滝入り口14:56−いこいの湯15:25〜17:03=東武日光駅17:58〜18:10発乗車。

2日(水)皆さんそれぞれの方法で同じ快速に乗り、東武日光駅に着いて駅前から湯元温泉行きのバスに乗り、終点下車。小雨模様、直ぐにペンションコスモスの迎えのスキーキヤリア付のワゴン車が来た。丸沼高原ペンション村入り口にある建物はやや年代が経っている。冬はスキー、夏は周辺の山々のガイド登山の宿。ややぬるい風呂に入って、18時15分からの夕食と優雅な時間が流れて行く。弁当を頼む。20時過ぎには寝た。

3日(木・祝)530分からパンの朝食。今度は主人の運転で菅沼登山口まで送ってもらう。日光白根山は、重荷で相当の山越えとなるので、割愛。駐車場に雪は無いが、奥はある。アイゼンを着ける。トレースはある。しばらく平坦で広場に着くと道標があり、右へ曲がっていき、降りて来る人やグループや何人かと前後しながら夏道と違い座禅沢の中を詰めてコルに上がる。弥陀ケ池へ少し下り、右、日光白根山へトレースはあるが、五色沼へは無い。下に五色沼が見える所までは快適に歩けたが、時々というより頻繁に沈没し、足が抜けなくなる人も出ながら五色沼へ下り、五色沼の上を歩き、先の五色沼避難小屋に着いた。湯元スキー場から日光白根山を往復の単独男性が居た。2人が錫ケ岳へ向かっているという。昼食とする。トレースで前白根山への稜線上に登り、分岐で休憩、単独者が避難小屋へ下っていく。雨量観測小屋は屋根だけ見えていた。日光白根山は大きいし、すごい急斜面に人が見えたような気がする。小さいピークを越え、2410b白根隠山は雪が無く、2394bピーク、2つの小さいピーク(直下を巻いたかも)と進み、降りて東側のテラス状のコル2270bの所をテント地とした。雪面で時間をかけて平らにした。夕食と水を作り、19時に寝る。

4日(金・祝)3時起床。進んで2296bは左へ曲がる。下っていくと尾根が広くなり、西側の錫ノ水場へトレースがあり、尾根東側の方に先行の2人のテント場があった。これからトレース無くなる。五色沼避難小屋からの単独者が来て、テントの2人も追いついてきて、広い斜面を登る途中で、追い越される。(スキー場から錫ケ岳の北の細い尾根を登り、直下の平坦地経由で錫ケ岳を日帰りしたという松村さんの話しを聞く)単独者の下りに入るのに会い、錫ケ岳へ着いて、写真を2人と撮りあいなどする。後からスタート。2241bピーク、2150bピーク、2077bピーク、ヤセ尾根、西に尾根の出ている小広場のピーク2070b三林班沢ノ頭と進む。2人はピークを左に巻く傾向があり、藪に下るも稜線に戻ってきたこともある。昼食地は砂地が出ていた。途中は、忠実に稜線上を通過しない所もあったり、広い急斜面をシリセードで下ったりする。地面が出ている所もある。三林班、1991b広いピーク、と進む。この日は地形図と読みが一致しないピークもあったような気がする。ネギト沢のコルでテントとする。宿堂坊山へは結構登りがあり、水が得られないということで早めなった。水場へは始め緩い斜面、動物の足跡も下っている。ネギト沢は雪で埋まっていたが、対岸の沢出合から豊富に水が出ていた。下り7分登り13分であった。19時23分寝る。

5日(土・祝)4時起床。宿堂坊山へは急であった。別の方向から単独者が来た。平成15年11月23日に来ているのであるが、ちょっとした確認が十分でないために、結局2人のトレースに皇海山へ行くと思い込みで、迷わされて進み降りる方向を間違えた。雪の無い広いコルをさらに下って、偵察するも雪もトレースもなく全然違うので戻ることにした。男体山が進行方向に見えて変だった。宿堂坊山まで戻り食べて気分を入れ替える。今度は赤布を追い、背尾根上、ほぼ雪無し。1840bの笹のピーク、1700b等高線の左へ曲がる箇所、笹地帯に水場マーク、1785bのシャクナゲのあるピークと通過する。結構長い登りの後に三俣山の頂稜上に乗り、右へ行くと三俣山の山頂であった。日程と行程とエスケイプと明日からの天候を考えて、早いがここでテントとする。水を作る。寝た時間は記録忘れ。

6日(日)3時起床。雨具上下を着ける。三俣山の頂稜上を進み、先の岩峰を左に巻いて、稜線上に戻るのであるが平成15年11月山行の記憶にある所と無い所がある。1970b、笹のコルは展望良し、1928bと通過、コルでまた道探しをして、シゲト山、1919bヒークは以前と違うような感じで通過、シャクナゲのヤセ尾根を進み、雨量観測所はそろそろと思ったらその通り出てきて、展望なしの黒檜岳に着いた。さらに社山分岐と進むとかなりの人数の歩いた雪上トレースが出てきた。北方面なので深いトレース段差が出来ている。石塚はアイゼンを外す。ここから千手ケ浜まではあまりメモも取らずに下る。1802b地点は分かった。やがて雪も無くなり他の人もアイゼンも脱ぎどんどんと下り、湖岸遊歩道に出た。沢で登山靴などを洗い、さらに結構歩いて、HIMRディーゼル電気ハイブリットバスの千手ケ浜バス停留所に着いた。直ぐにバスが来て乗り、運転手に入浴できる所を教えてもらう。途中の竜頭ノ滝のかなり上で降りて、遊歩道を120号線の滝上まで歩くも入浴施設はない、一段高い所に山小屋風の建物あり。もう一度遊歩道を下ると右側は竜頭ノ滝のようで建物も出てきて、雨も強くなり先に『いこいの湯』が見えた。入浴後も雨で、前の竜頭ノ滝バス停留所で乗車、東武日光駅で弁当などの買い物をして、中央林間経由で帰途についた。

トレースに助けられたが、そうでない面もあった。1月から4月まで重荷縦走をしていないせいか、4日の日程ともなると重荷に負け、特に登りにスピードダウンした。日光白根山は割愛してしました。いろいろな意味で皆様の協力に感謝します。三俣山から皇海山の間はいつかまた縦走したいが、三俣山が奥深い場所にある。なお、ペンションコスモスの主人は栗原川林道不動沢の皇海橋まで有料であるが送迎すると言ってくれた。10年くらい前、同じGWに下山が遅れてニュースになった事もあるコースでした。ペンションコスモス新ハイチェーンの宿。

費用 ・東武バス運賃  東武日光駅前〜湯元温泉               1,650円。

   ・ペンションコスモス 12食付 新ハイ割引料金で7,000円ほど、 弁当600円。

   ・ペンションコスモス 送迎料金                  2,000円ほど。

・ハイブリットバスの日光交通バス千手ケ浜〜竜頭の滝入口(石楠花橋)300円均一運賃。

・いこいの湯(奥日光 竜頭温泉館 憩いの湯)  入浴料金 タオル付    800円。

・東武バス運賃    竜頭ノ滝〜東武日光駅前             1,350円。

         東武鉄道などの運賃は省略。(石塚孝彦)

 

 

九州英彦山、鶴見岳、由布岳、大船山、涌蓋山、背振山

期 日:5月11日(金)〜14日(月)三泊四日

参加者:L吉田和興、小原紀子、安村勝代、山本文夫、飯嶋光江、山口徳光さん 計6名

コースタイム:福岡10:00=英彦山別所P12:00―奉幣殿12:25−鬼杉14:40―南岳15:30―中岳16:00―銅の鳥居17:20=ホテルなごみ5:05=火男火売神社P7:40−鶴見岳9:30−東登山口10:30−日向山11:1512:15−由布岳東峰14:00−西峰14:30由布岳正面登山口P16:15=湯布院YH5:30=長者原P6:35―諏蛾守越7:15―法華院温泉9:10―大船山11:00―(昼食20m)−大戸越12:40―法華院温泉13:4014:30(入浴)―雨ヶ池越15:15―長者原P16:20=お宿泉水6:30=一目山登山口7:20―一目山7:45−みそこぶし山8:30−涌蓋山9:339:55―登山口11:20=筋湯温泉=背振山P15:20―背振山15:40―駐車場16:00=福岡空港17:10=羽田AP20:00

費用:59,000

天候:4日間全て晴れ(13日深夜雨)

概要:由布岳のピークは岩場も多く楽しめる。大船山のミヤマキリシマの見ごろは、今年も5月末前後。蕾み未だ硬し。毎年5月のGW明けの土曜日夜は、法華院温泉で芹洋子のコンサートを行っている。湧蓋山の筋湯温泉側の登山口は水害で消失している。地熱発電所側の一目山登山口から登る。結果として、一目山〜みそこぶし山〜湧蓋山のコースは実に軽快、快適なコース。

背振山を除き、何れの山も独立峰に近く、遮る物が無く景観が良い。特に湧蓋山の評価が高い。

宿泊:ホテル和(なごみ);@6,200(特別料金)、夕食付、朝食無し、酒類別(以下3日間同じ)。高級感あり。部屋の眺望優れる。人工構築物は一切見えず、新緑が眩しい。温泉、露天風呂有り。英彦山で採り、宿で頼み込んだ、こしあぶらの天麩羅がビールの喉越しと共に印象的。(九州では「こしあぶら」を食べる習慣は無く、この時期豊富に手にすることができる。)

湯布院YH;@5,000(一般)、会員@4,000、かけ流し温泉あり、快適。YHとしては比較的良い。

お宿泉水(湯壷温泉);期待はしていたが、これほどとは。@7,500、夕食は全18品の会席。どれも気合が入った料理、最後は抹茶で締める。設備は清潔感があり真心がこもっている。温泉は家族風呂が5つ、全貸切り、24時間かけ流し。他に露天風呂付の部屋もある(@9,000)。

反省点:由布、鶴見岳では両側から登り、中間で車のキーを交換した。合流地点での待ち時間が、計画よりかなり長引き、気をもむ。又、到着地点での駐車場を見落とし手間どる。

終わりに:ご参加の皆様;当初の計算ミスで、予算を大幅にオーバーし失礼しました。全行程晴れ、信じられない様な宿、無事、快適な山行が出来ました。ありがとう御座いました。

これからの皆様;「お宿泉水―涌蓋山―下山後、筋湯温泉の打たせ湯」このコースは秀逸です。秋の草紅葉、計画されるならこれからです。(吉田和興)

 

 

丹沢/蛭ケ岳(白馬尾根)

期 日: 5月15日()日帰り  (曇りのち雷雨のち曇り)

参加者:L河崎正道、松宮俊彦、(支部外)三浦良三、加納マリ子、斎木照子 計5名

交通費:橋本駅=魚止橋(タクシー)   8250円

     東野=橋本駅(タクシー)     8250円

入浴費:鶴屋旅館(東野)           500円

コースタイム:橋本駅6:30=魚止橋(610m)7:3040−作業小屋(765m)8:0510−渡渉(760m)825−雷平(815m)8;4555−休憩(1080m)9:2530−休憩(1410m)10:0515−縦走路(1610m)10:35−鬼ケ岩の頭(1608m)10:40−蛭ケ岳(1672.7m)11:1025−地蔵平(1330m)12:1520−姫次(1410m)13:1530−袖平山(1431.9m)13:1530−944m峰14:1020−林道(590m)14:4550−東野(鶴屋旅館)(390m)15:4017:00=橋本駅17:55

 昨夜より全国的に雷雨が発生する天気予報が有るが朝の予報では晴れのち曇り、日が差す良い天気。石黒タクシーで丹沢観光センターの魚止橋へ今日のメンバーは支部外の人が多い。

 作業小屋をすぎ新緑が美しい水平道を歩き最初の丸木橋が見えるカーブで下を見ると丸木橋が流されているのが見え心配しながら川原へ降りるとやはり丸木橋が流されているので靴を脱ぎ渡渉する事にしたが水は冷たいが水量が少ないので助かる。2ツ目も心配だったがこちらは大丈夫だった。雷平の丸木橋を渡りすぐの尾根に取付く、白馬の雪形近くへ来ると雷が鳴ってきた。それよりも今日はシロヤシオが目当てなのだが咲いていない。下のほうに2〜3本咲いているだけで毎年花が多く休む場所の木はまだ硬いツボミ。

 白馬の草原で休んでいると雨がポツポツ降り始め空が暗くなり雷が鳴る。その上のブナ林では雷が鳴りっぱなしで恐ろしくブナの木を見る余裕はない生きた心地がしなかった。縦走路に出ると青空でホットする。

 蛭ケ岳山頂の桜もまだつぼみ、今年の花はどうなっているのだろう。昼食を食べていると檜洞丸方面の空が暗くなってこちらへ向ってくるのですぐに出発。白馬尾根で約30分、蛭ケ岳で約40分雨と雷の中を歩く花は咲いていないし最悪。

 姫次と袖平山では日が差し始めるので雨具を乾かしゆっくり過す。蛭ケ岳の手前と袖平山の手前に鹿の死骸があったが今年の冬は鹿にとって厳しかったのかなア

 東野の鶴屋旅館で入浴後何時もの鍋で打上げ。花の時期が外れたのは仕方ないとしても、全員無事だったので良かったが雷は天気予報で予想されたので反省しなければならなかった、本当に怖かった。(河崎正道)

 

丹沢/丸尾山〜西丸〜東丸

  日:5月16日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、中村精、木村真知子、安瀬はる江、市川静子、竹田早苗 計6名

コースタイム:橋本7:00=林道終点8:55−切通峠9:0710−1110M圏のコブ9:17−丸尾山西峰9:5510:05−東峰10:2225−918M10:50−大棚沢11:3012:00−大棚橋12:1050−取り付き13:00−東丸14:2840−西丸16:1324−水ノ木分岐17:00−山伏峠17:3340=「いやしの湯」18:3019:30=町田21:40

交通費:石黒タクシー貸切   30000円

穏やかな晴れに恵まれ、気分良く出発。タクシーに平野から切通峠へ向かって行けるところまで入ってもらい、塩水スプレーをスパッツに吹きかけ蛭対策をして歩き出す。12分で切通峠へ着き、南へ進むと1110M圏のコブでここから東へ向かう。林道が延びており、何度か登ったり下りたりしながら東へ尾根を辿って行くと立ち木に小さい札で丸尾山とあり、これが1050Mの西峰、1007.5Mは東峰らしい。

雑木とブナの新緑が美しく、気持ちがよい。918Mのピークから大棚沢めざして下ったが、岩、崖、ヤブに妨げられて、思っていたより北へ下ってしまい、激しい水音にびびりながら沢にでてみると、堰堤があり、下流は激しく落下していたが、上流は静かな浅い流れで、靴を脱ぐこともなく渡渉できて(用心深く脱いだ人もいました)林道へよじ登ることが出来て一安心。林道を歩いて3分でめざす大棚橋へでたので、下降点として、これでよかったと言えるかもと、自画自賛。

大棚橋で昼食をとり、林道を歩きながら大棚ノ滝をのぞき、東丸への尾根へ末端から取り付く。30分のこの登りが今日一番のつらい急登だった。その後は踏み後ははっきりしているものの、カヤトやサンショウやスズタケのなかを進むのが大変で、時間がかかり、水ノ木分岐で約束の5時となり、山伏峠へ下りたのは40分遅れだった。念願だったこの長い山行が実現できたのは、タクシー貸切を利用できたこと、女性6人の気持ちがあってよく協力しあったことが大きいと思います。皆さまありがとうございました。 (助廣弘子)

 

 

丹沢/檜洞丸(源蔵新道)

  日: 5月26日(土) 日帰り

参加者: L森田隆仁、小原紀子、河崎正道、山本文夫、安瀬はる江、松宮俊彦、宮澤恵子、(以下支部外)三浦さん、和田さん 計9名

コースタイム:橋本駅7:06〜=日陰沢橋8:0315−源蔵新道入口8:589:10(休憩9:2330)−1244bP10:1730−金山乗越10:5211:00−青ヶ岳山荘11:3640−檜洞丸11:4512:25−展望台13:1830−ゴーラ沢出合14:0015−西丹沢自然教室−14:5215:13=中川温泉15:2016:45−町田18:30

上野さんが欠席で9名参加。日陰沢橋(ゲート)で下車。トイレを済ませ、軽く体操の後出発。手持ちの鍵で先に進む車が有り、河崎さんが頼んでみたが断わられた。小屋の関係者の車だそうだ。

心配された水量が少なく、簡単に徒渉が出来て尾根に取り付く。急登の後に少し緩やかな地点で休憩。リーダー持参の夏蜜柑が渇いた咽頭を潤す。足元に白い花びらが目につく様になり、1244bではシロヤシオとトウゴクミツバツツジが見られ、期待を大きくした。今年は当たり年らしく、みごとな花に歓声があがる。

予報の夏日が心配されたが、涼しいうちに金山乗越に着く。安瀬さんから冷たい苺が配られ頬がゆるむ。主稜縦走の登山者とすれちがう。

青ヶ岳山荘の有料トイレを借りた後に檜洞丸に着くと、登山者でいっぱいだ。盛りあがって居るパーティーもある。つつじコースからの登山者が多く、幾度も道を譲る。時間潰しの展望台から富士山が見られた。

ゴーラ沢出合でも時間潰しを考えたが、落着かなくて歩き始めた。

西丹沢自然教室の売店で1度目の乾杯。今朝ゲートまで送ってくれた石黒タクシーの出迎えで、中川温泉のぶなの湯で汗を流した後に2度目の乾杯。満足満足。

係の森田さん、サポート役の河崎さん、参加された皆さんありがとうございます。(小原紀子)

   石黒タクシー        1日33,000

 

 

足尾/袈裟丸小法師尾根

  日: 6月2日(土)〜3日(日) 一泊二日

参加者: L中村精、小澤美喜代、山本文夫、安瀬はる江、助廣弘子、市川静子 計6名

コースタイム: 2日浅草8:50=相老10:3945=通洞12:1013=銀山平12:28−(昼食)12:4513:05−休13:4550−一ノ鳥居13:55−鏡岩14:3035−仁王門14:5256−庚申山荘15:18

            3日山荘5:05−休5:5055−休7:0510−六林班峠7:558:10−男山8:50−法師岳9:4010:05−小法師分岐10:15−休10:5511:00−1690m11:34−笹の平12:0512−小法師岳13:0016−巣神山14:4555−登山口16:20−原向駅16:3017:26=相老18:3619:08=北千住20:52=浅草21:06

通洞駅には土産物屋ができていた。タクシー2台に分乗して銀山平まで行く道は、色鮮やかな緑。少し歩いて、橋の手前で昼食。林道は藤の花がたくさん咲いている。

庚申山荘までは、何人かの人に往き会う。団体が泊まるという話を聞いたが6人で、山荘の畳の部屋にザックを置き、ロビーにも荷物を置いて出かけていた。2階には2人と、1人と1人、私達はジュータンの敷いてある部屋に入る。

山荘近くの九輪草は今年はまだ咲いていなかった。山本、安瀬、助廣の3人は庚申山まで行ってくる。残りの3人は布団を敷いたり、夕食の準備をしたりして待つ。

雨が降りそうな気配だったが、夕刻は明るくなった。山荘の外には鹿が来ていた。5時近くに3人が戻ってくる。アカヤシオが咲いていたと言う。明日、花が期待される。ゆっくり夕食を作って、飲んだり、食べたりする。

翌朝3時半頃から出かける人の声や音で目が覚める。

六林班峠への道では、シロヤシオツツジ、トウゴクミツバツツジがたくさん咲いている。昨年より花は多い。沢を何回か渡るが、だんだん崩壊がひどくなる。途中で、沢の水を汲んで行く。山荘で会った一人の人が戻ってくる。

峠の手前の、猛烈な藪は、今年は刈り払われていて良かった。しかし、ここから男山を通って法師岳までは、まれにしか踏み跡がなく、藪が深く、一番今日疲れる所だ。市川さんは快適に藪に乗って進んで行くが、付いて行くのが大変。一度下って、法師岳に着いてホットする。

ここからの下りは踏み跡があり、小法師岳分岐には標識があった。赤い目印を探しながら、笹の中を急降下する。道が出てくるが、又、笹が深くなったりする。尾根に乗って、まっすぐ下ってしまって、トラバースして、右側の尾根から下っていくと、一人登ってくる人がいる。車で林道に入り、1690mの尾根を登って来たという。「下りはいいですね」などと言われたがそれからが長くて大変だった。

笹ノ平といわれるだけあってずっと、笹が・・・・。所々にアカヤシオの花が散っていて、見上げるとまだ花が付いていたり、シロヤシオツツジが咲いていたりする。花がある所は笹が少なくて、歩き易い。

1690mを越えてホッとするが、尾根が広くて道が解らなくなる。東南方向に進めば良いのだが、道を探す。ここで木の幹にケーブルが巻きつけられているのを見つける。その下の方には赤いテープが・・・・。下る道がわかった。あとは迷うことなく下っていく。シャクナゲの花もあり、シロヤシオツツジやトウゴクミツバツツジの花が時々出てくる。

小ピークを越えて、小法師岳。三角点がある。ここが尾根の中間点であった。ここからは道ははっきりしている。気持ちの良い尾根道が続く。

次のピーク雨降沢の頭で右へ曲がり、防火線のような幅広い切り開きの中を下って行く。また登りになると山ツツジとシロヤシオツツジ、トウゴクミツバツツジが出てくる。ここあたりから笹の中にワラビが生えていて、みんなで採って行く。また少し行くとワラビがあるのでまた採る。

1425mを越えた分岐で右に曲がって行く。ここあたりからは、笹も低くて、ずっと細い道が続いている。巣神山三角点。栃木の山紀行の標識がある。

ここからしばらく少し藪っぽくなるが、古いスキー場の跡のようで、広い道に赤の目印が付いた道になり、尾根の山腹を横切っていくようになる。

杉林の中の道に入り、最後はジグザクに急降下し、人家の傍らに降り立つ。すぐ国道で、登山口の表示があった。

渡良瀬川を渡って右折すると、無人の原向駅だった。時間があるので、着替えて、ゆっくりする。

相老駅で、東武線の特急に乗り換え時間の間、駅前の喫茶店で打ち上げ。

念願の小法師尾根、まだ少し咳が出るので止めようか迷いました。メンバーの皆様に先頭を交代してもらい、時間はかかったが歩き通せて良かった。皆様ありがとうございました。(中村精)

浅草―相老    2160円(帰りは割引きで1960円)

相老―通洞     960円

原向−相老     900円

通洞―銀山平(タクシー)  一人780円

庚申山荘     一人2000

 

 

会津三山マッターホルン/笠倉山・蒲生岳・土埋山

期 日:6月15日(金)〜17(日)

天 気:15日曇りのち晴れ、その後2日間共晴れ。     

参加者:L 石塚孝彦、山口康子、岩倉啓子 計3

コースタイム:文中に記載

最初に、計画では(かさ)笠倉山を(ささ)笹倉山としていたことを訂正しないといけないのでありました。

15日(金)小人数なので岩倉さんが自家用車(大きいパジェロ)を出してくれることになり、松戸駅前を集合乗車場所とした。松戸駅前を12時13分に出て、圏央道から東北道、磐越道と休憩を入れながら進み、会津坂下インターで降りて、一般道をかなり走り、途中のスーパーで食料の買い物をして、只見青少年旅行村いこいの森の受付に着いたのは17時52分であった。当初テントで行く予定をバンガローにしたのは天気予報が悪く、雨でテントはつらい、ということで変更した。昭和村の昭和の森のバンガローより小さかったが、3人では十分な広さであった。電気がついて、マット付。19時頃からの夕食は買い物をしたせいで豪華で、20時55分ころには就寝した。

16日(土)3時ちょうどの起床が35分ほど過ぎてしまった。4時25分に出発、前日通過しながら入り口を確認した塩沢川沿いの舗装された道は途中から未舗装になり、途中の小屋は雪で壊れていて、林道終点に4時55分着いた。4台くらい駐車できそうであった。入り口が茂っていたので雨具を着ける。馬尾滝への遊歩道らしいがあまり人が入って居ない様子でまったくの登山道。5時6分出る。ブナ林、小沢2つを過ぎ、杉が多くなってくると赤布があり、偵察すると少し上で草が高く茂り歩いた様子がないが、突破すると赤布が続いているのでここを登ることにする。多少尾根が出ている場所である。取り付き点5時19分着から23分発。杉の多いところ、次のユキツバキのところは短く、ブナ林はかなり続く。ギンリョウソウは多い。道形はなくシーズン始めのせいか、人が歩いた形跡は感じられない。始めは頻繁にある新しい赤布を追ってひたすら登る。雨具の上着は途中で脱ぐ。少し笹が出てきたが短い。今度は樹林がより低く密生してきて見通しが悪い。樹木を掴んで体を引き上げる場所もあり、なんとなく人の歩ける空間が続いているところもあり、戻ったりする。山口さん岩倉さんが先行などして、急登の連続。体をよじらせ樹木の上に足を乗せて登るなどする。5分くらいの休憩2回を入れて、痩せてきてガケ横の展望できる赤い地面の出ている所に6時50分着、下も脱ぐ。さらに登り、樹林の小広い平地気味の所を通過(7時19分)、展望できるシャクナゲと太い針葉樹4本ほどの肩に登りきると頂上(7時29分)の一角と思われるが、まだ先があり、水平部分の両側は切れているようだが樹木があり恐怖感はないが、すべり踏み抜きには注意する。ヤセ尾根上(ここには道形と踏み跡は薄くあり)をほぼ水平に進むと三等三角点の小広場のある笠倉山山頂に7時40分に着いた。

展望はいいが遠くの山々は山頂付近に雲がかかり、あえて特定はせずという状態でした。蒲生岳は近い。8時6分下山開始。赤い地面の出ている所を8時45分に通過、この下で左にそれてしまう。原因としは上部になると赤布が少なく、樹木が密生しているのでどこも同じようで、どんどんと降りてしまった。ウツギの花が多いところから北へトラハースしたら小さなヤセ尾根上で、下を偵察したらガケ。9時32分に登り返すことにした。途中でヒメサユリを数株見る。10時16分にガケ横の展望できる赤い地面の出ている所に戻る。樹林の薄い方へ降りてしまったのであった。(都合約1時間30分のさすらいであった。)皆で探すと下へ向かって右へ濃いなかへ下るのを見つけてくれた。その後も、皆で探しながらの所はだいたい右方向へ下るのであった。上部は赤テープもある。尻餅を何度かする。取り付き点には11時45分に着いた。そのまま休まず、小沢で水飲みなどしながら林道終点に12時2分に着いた。誰にも会わず。雨具を乾かしながら昼食。12時38分出発。

13時丁度、蒲生岳登山者用の駐車場に着く。案内看板と道路反対側の建物にトイレがある。しばらくして7人くらいが下山してくるのに会う。13時11分に車道を歩き始め、途中の家で只見三山の地図を500円で買うと蒲生岳の案内略図をくれて、只見線と蒲生駅を越えると上原(かんぱら)清水が下にある畑の登山口に20分に着いた。ボトルを冷たいのに換えて26分発、林の中へ入ると右へトラバースして行き、だんだんと急登となる。岩場には階段が切ってある。休憩を10分ほどして、14時12分に夫婦松を通過。風が通ると気持ちよく下も見える。下ってくるグループもある。鼻毛通しの岩穴に寄り(14時28〜37分)、ロープと鎖が続いて、思ったより広い蒲生岳に14時47分に着いた。看板あり、笠倉山はすごい急斜面であった。展望図があった。頂上には誰も居なかった。15時9分下山開始。地図をもらった人のアドバイスで新しい小蒲生登山口へ向かうことにした。ロープと鎖が続き、心臓破りの岸壁は、本当に地元でトレッキングを募集して行くようではない、落ちたら下までの箇所でした。北五葉松通りとか、山さくらの尾根とかを通過、長背のブナ林遊路には入らず、登る単独者に会い、風穴で休憩して(16時4〜10分)、ワラビ採りをして、16時26分に小蒲生登山口着。林道を歩いて上原(かんぱら)清水の登山口で冷たい水を汲んで(16時36〜40分)、登山者用の駐車場に戻ったのは45分で47分には出て、只見温泉保養センターで入浴して(17時2〜53分)、ヤマザキディリーストアで買い物をして、いこいの森の西バンガローに18時17分に帰った。今晩も豪華な夕食風景。就寝時間の記録を忘れたが昨日より早く寝たと思う。

17日(日)4時丁度に起床。朝食は走りながら食べるということで、4時44分出発。かなり走って、道の駅で休憩を入れて、鳥井峠を越え新潟県に入り、津川カントリークラブの看板を頼りに進むと、小峠状のすぐ先に土埋山登山口の道標があったが、路肩に止まれないのでほんの少し下るとカーブの所に2台ほど止められる場所があった。入山料の事が書いてあったが時間が早いので後払いにすることにして出る。駐車地と登山口は1分ほどしか離れていない。6時56分着から7時8分に出る。道標の所は鉄板が敷いてあり、入り口は草が生えているので雨具下を着けて進むと、すぐシダと杉林に入り、直進すると右へ曲がり登る。腰くらいの夏草の繁茂した道の凹地を進むとあやふやとなる。草の中を2回ほど突き進んだが続いていないので、左へ草薮をトラバースしたら登山道に出た。杉林から自然林となり、明瞭な道である。8分ほど休憩を入れて、8時15分に一等三角点のある土埋山に着いた。小広場となっており、貸切で展望を推定する。46分に下山開始、ヒメサユリなどを見ながら9時21分に駐車地に戻った。着替えをして、47分に出で、ホームセンターのコメリに寄り、道路を走りながら土埋山は見えないかと探したがなかなか見えず、西会津インターから磐越道に乗る時にあれかなあと思う山の形が見えた。

那須高原サービスエリアで昼食を入れて走り、もう一回休憩して、松戸駅前に15時丁度頃着いて解散した。岩倉さん、長距離の運転ありがとうございました。笹倉山、上部は樹木が低く密生していてどこも同じに見えて歩いた跡がほとんど無いので、自分で赤布などを頻繁に付ける必要があると感じた。土埋山は夏草の繁茂した場所の中から杉林の坂の左へ入る箇所がポイントである。個人的には登った会津の山もだんだんと増えてきた。(石塚孝彦)

費用 ・高速料金 普通車 圏央道 500円×2回、浦和インター〜会津坂下インター 6,300円、

西会津インター〜浦和インター6,500円。

・只見青少年旅行村いこいの森 西バンガロー 一棟一日3,000円×2日。

・只見青少年旅行村いこいの森 入村料金   一日一人400円×2日。

・只見温泉保養センター    入浴料 400円。

・ガソリン代金2回73リットル給油で10,306円。

 

 

奥多摩/ウトウノ頭〜天祖山

  日: 6月20日(水) 日帰り 晴れ

参加者: L助廣弘子、小澤美喜代、山本文夫、安瀬はる江、派田正、市川静子、本山まり子、竹田早苗 計8名

コースタイム:町田6:30=一石神社9:15−一石山10:16−人形山10:48−金袋山11:0715−すず坂ノ丸11:40−1443M11:5712:20−ウトウノ頭12:5312:35−大京谷ノクビレ13:40−長沢背稜縦走路14:03−梯子坂ノ頭14:5815:00−梯子坂ノクビレ15:2027−天祖山16:0015−八丁橋17:4818:00=町田20:30

交通費:   石黒タクシー貸切  3万円

梅雨とは思えない晴れて暑くなりそうな朝、日原鍾乳洞の駐車場でトイレを済ませて少し戻った一石神社の前で車を降りる。神社下の湧き水で喉を潤し、支度して階段を上がる。神社裏からの道は道路壁補修工事のため荒れているとの情報があったが、工事は終わっており「金袋山ミズナラ」との道標もたっていて、迷うことなく登っていけた。かなりの急登一時間で一石山、ここには山名板はなく「この先通行禁止」の看板にマジックで「人形山→金袋山」と書いてある。下りてきた男性に教えられて少し先のミズナラの巨木を見に行ってから人形山へ。2000年のガイドには背丈ほどのシノタケのヤブに苦労したと書いてあったが、タケはすっかり枯れて先まで見通せるので方向を確かめるだけで殆ど迷うことはない。ミズナラやブナの巨木が美しく、新緑に染まって快適に歩く。すず坂ノ丸で一人で下りてきた女性に会ってびっくり、私の古い知り合いで派田さんとも面識のある新ハイの澤村浩子さんだった。すず坂ノ丸東尾根を上がって引き返すところだと言うので、誘ったところ、面白そうだから一緒に行きますということになった。ウトウノ頭での記念写真は彼女が撮ってくれた。

この後大京谷ノクビレまでは地図では岩記号もなく簡単に思えたが大きな岩を巻いて下りてまた攀じ登ることになった。長沢背稜の縦走路に出て一安心。タワ尾根ノ頭と水松山のピークへはまだ行っていない澤村さんを含む4人が行った。梯子坂ノ頭を出たのが3:00。下りは快調だが、いったん下って天祖山への長い登りにかかると皆無口になった。天祖山4:00、ここからの下りは結構長く急で滑りやすく、神経を使った。八丁橋がはるか下に見え、待っているタクシーが見えたときは嬉しかった。

澤村さんを奥多摩駅で降ろし、駅のトイレで着替えて、飲み物を仕入れて一路町田へ向かう車中では楽しい反省会となった。念願のこの長いコースを無事終えることが出来たのは、いつものことながら、それぞれの力を発揮して助け合い支え合ってくださる支部の皆さまのおかげです。ありがとうございました。(助廣弘子)

 

 

北八ツ/稲子岳

期 日:7月1日(日)〜2日(月) 一泊二日

参加者:L中村精、小澤美喜代、山本文夫、市川静子、竹田早苗 計5名

コースタイム:1日八王子8:33=茅野10:0820=渋ノ湯11:1526―唐沢鉱泉分岐12:1537(昼食)―黒百合ヒュッテ13:5814:05―稲子岳15:20―休15:2535―稲子岳登山口16:05―みどり池(しらびそ小屋)泊

2日7:00―九輪草群生地7:1025―しらびそ小屋7:3555―稲子湯9:3512:30(入浴・休憩)=小海13:0210=小淵沢14:2239=八王子16:02

小淵沢あたりから、青空が見えてきた。渋ノ湯では緑の中にレンゲツツジの花が色鮮やかに咲いていた。涼しい。

同じバスで降りた一組も同じ道を登る。木の根や石は、濡れていて、苔むしていて滑り易いのでゆっくり登る。

急坂が終わって、唐沢鉱泉への分岐、平らな広場で二人が休んでいた。ここで、昼食にする。空は曇り。オサバ草が咲いている。他に、マイズル草、コミ山カタバミ、バイカオウレンなど、白い花がずっと咲いている。

時々、下山者とすれ違う。黒百合ヒュッテの所で休む。大きな黒百合の花が咲いている。

木道や木の枝の道を通って中山峠へ。鎖が二ケ所ついている急な下りを降りる。少し緩やかになった。そろそろ、稲子岳への入り口があるだろうと思って、右側を探しながら行く。針金が張ってあり、木に赤テープがついている。踏み跡が細く続いている。そこを入っていくとすぐ、水の流れている沢に出た。回って下っていくと、下の方に道が見えた。こちらの方がしっかりした道だ。帰りはここを通ろうと、皆で話す。

赤テープのついている右側の樹林に入ると、しっかりした道が続いていた。やがて急な登りになる。しばらくの間はイワカガミの花がびっしりと咲いている。両手を使って、大きな岩を越える。

急な登りが終わると、前方が開け、砂礫のゆるい傾斜の尾根が見える。道の両側には緑色のロープが張ってある。こま草の花も咲き始めている。左の先端は岩がそびえる。下に池が見える。ミヤマハタザオの花もある。右側は、樹林帯で、道が続いているので進んでみる。藪になる。尾根はここで終わり、左側には、踏み跡が下っている。ニュウに行く道だろう。引き返して、砂礫の広がっている所に戻り、休む。天狗岩の中腹に、雪渓が見える。

2390m稲子岳の絶壁の上には、コマクサが保護されている。薄く太陽が出てきたが、すぐ、ガスの中に消える。今まで見えなかった中山峠の方が見えた。霧雨が降るがすぐ止む。

下山は早かった。赤テープに従って沢の下の道を進むと、すぐ縦走路に出た。ここには緑色のロープが張ってあり、ケルンもあった。入った所は古い道で、下の方が新しい道だった。

下って行くと、8人のグループが休んでいた。しらびそ小屋で休み、下山して行った。島田から来たという。

みどり池の前で、稲子岳をバックに記念写真を撮る。

今夜の泊まりは私達だけだった。天気予報(NHKだけ映る)を見るが、明日は雨らしい。長野ではなく、山梨の天気が当たるようだ。トイレも中にある。新館の2階の畳の部屋でゆっくり休む。

日付が変わってから、雨が降っていたが、朝は止んでいた。朝食後、天気予報を見て、下山することにする。

しらびそ小屋の人に勧められて、本沢温泉への分岐から少し行った所の九輪草の群生を見に行く。木道が見えてくるとすぐ、流れのそばにたくさん咲いていた。ヒトツバランも咲いている。

小屋に戻ると、雨が降ってきたので、雨具をつけて下山。途中までは、今は使われない昔のトロッコ道を行く。緩やかで歩き易い。緑の木々や草がきれい。

稲子湯でゆっくり休んで、帰途に着く。

歩く時間は少なかったが、梅雨の時期、念願の稲子岳に登ることができてよかった。(中村精)

交通費   八王子―茅野         2940円  特急券 2290円

茅野―渋ノ湯(バス代)    1100円

稲子湯−小海( 〃  )     800円

小海―八王子(特急券)    1780円

小海―町田      2720円

  入浴料  稲子湯         600円   

 

乗鞍白骨温泉〜十石山〜乗鞍岳〜丸黒山

期 日:平成19年8月10日()〜12日()二泊三日。 天 候 文中に。

参加者:L石塚孝彦、松村佐代子、岩倉啓子 計3名 。

コースタイム:時間記録は文中で、3日目のみ別項。

10日 9日の前夜から石塚と岩倉さんは新宿駅(23:54発)から、松村さんは八王子から全席指定の『ムーンライト信州』に乗車した。ムーンライト信州の指定券520円。新宿〜立川間の運賃のメモ忘れで、立川〜松本間は青春18きっぷを使った。初めて見るピカピカの新しい松本駅(4:326:35)で朝食。松本駅前からバスに乗ると勘違いをしていた。運賃680円で新島々駅(7:058:15)へ、少しバス時間待ちして白骨温泉行きのバスに乗った。バス運賃メモ忘れ。白骨温泉(9:1824)では晴れていて暑く観光客が多い。案内所で地図をもらい、登山口へと向かうも、手前で早く枝道に入りすぎた。次の右へ入る道へ進むと最初の目印の土産物店があった。大国屋名産店という土産物店で聞いたり、松村さん達が付近の人に聞いた。登って(9:42)みると、直進禁止とあり、右へ畑の横を進んで、肌色の水道のタンクの施設があり、舗装道路(スーパー林道)のカーブ地点(9:48)に出た。車(稲葉さんのだった)が止まっており、登山口らしき所であった。水平へは直進禁止の所から来ているようで、右上へ林の中を登る事にした。大国屋土産物店の上からの直進禁止区間は私有地で、一番奥の元湯斉藤旅館の露天風呂が見えてしまうかららしい。テレビ共聴施設(9:5610:04)、疑木丸太の遊歩道(白骨遊歩道)、コルにベンチ2ツと進み、シラカバ林からカラマツ林に猿を見て、道標(スーパー林道0.4キロ、白骨温泉0.5キロ1013)が出て来た。水平に進むとやっと左に十石山登山口(1567Pの西側地点10:1722)の道標が出てきた。あとはすっきりとしたやや急な登山道が続いた。途中で稲葉克巳さんと会い(10:3040)、状況を聞いて、拡大した地形図をもらった。途中で休憩して(10:5311:12)、展望のない広場(林野庁17903の表示112442)に出てまた休憩して、あとはしばらく緩やかな登り(一部緩やかな下りあり、1835Pの南側)となった。2日分の水持参なので苦しくなって4分休んだりした。その後だんだんと急になって、右が谷となり尾根がほっそりしてきた。休憩13:3453。今度は尾根が広くなり一定の登り、何回か左や右へ曲がる一定の登りとなった。休憩14:1825。直進登りとなると十石山の稜線が見える展望地へ出た。右へ曲がるようになり、大きなカレ沢というか溝を横切り、ナナカマドと笹となり森を抜け、3段ほどの丸太階段があった。笹の展望のある登りで、高度をだいぶ上げたはずであるが、稜線上に小屋はなかなか見えない。珍しく松村さんの足が攣るので休憩。涸れ沢(14:42)と岩に赤ペンキ、左へ進みおお花畑とケルンとなり、稲葉さんが判りにくいと言っていた白い砂地と小岩の地帯は目印があった。先を登りきるとお花畑と十石峠避難小屋が目の前に姿を現した。

十石山避難小屋でなく、十石峠避難小屋(14:58着〜1500発)と表示してあった。気密性のある造りの小屋であった。荷を置いて十石山二等三角点(15:0308)を往復した。高みを目指して進み、立ち上がったハイマツの切り開きへ入ると直ぐに見つかった。外のトイレは西側のガケの方に板が渡してあった。(15:12小屋へ戻る)プラスチックのドラム缶?代用の大きなバケツに天水は満タンであったが、ちょっと飲みにくい雰囲気。中へ入ると土間で、誰も居なく内トイレはない。小屋が建てられた(アルバムあり)いきさつからか、いろいろなものが置いてあるというかありすぎる。土間からネズミが出そうな様子だったので、食料は吊るした。利用協力金を500円ほど入れたと思う。私物のようなシュラフも多くあった。スキーツアーで多く利用されているらしい。夜行のため早めの1750分頃には横になった。

11日 555出発。三角点(6:0203)から先も、ずっと立ち上がった背丈を越すハイマツの中に明瞭な刈り払い道は続いていた。北側にガレと崖記号が続く細い稜線は、多少の岩場を回り込んだりして問題なく通過できた。ただし、積雪期と残雪期は止めた方がいいと思った。休憩6:4158。小屋の方からは金山岩は下からは岩山に見えなくて立派なハイマツピーク。ハイマツとシャクナゲの登りで登山道は明瞭で、頂上にのみ大きな岩群が乗っている感じ。頂上で休憩(7:1733)を入れて、下るとザレ場気味となり、こちら側から見ると金山岩と見えるかと思う。低い樹林と夏草の繁茂するちょっと明瞭でない曲がりくねった地帯(熊が座り込んで草を食べた跡と思われる場所があった)を抜けると、乗鞍山大権現の小さな詞のある広場(7:588:15)に出た。新しい一般登山道の平湯乗鞍登山道の道標(平湯へ63キロ)があった。進めば稜線上の雰囲気の良い稜線歩きであった。二重山稜気味あたりがコル、笹原にニッコウキスゲ(8:5059)、登りとなり、硫黄岳あたりを西側に巻いて、(途中で荷を置いて硫黄岳頂上あたりをピストンする9:2736と古い板切れとハイマツ地帯)緩く下ると姫ケ原分岐(9:511007)があった。下って沢に出て、左へ涸れた沢(一箇所かろうじて水溜りがあった)を遡り雪渓の下まで偵察したが、水は砂にしみ込み流れていなかった。戻って、コマクサの多い丸山のピークに寄った後(10:2125)、先に侵入禁止とあった。乗鞍スカイラインへ登り上がると平湯十石山登山口(10:531106)の道標があった。10台くらいの駐車場があり、観光客とタクシーなども居た。ツアーバスは時折通る。女性レンジャーの見廻りに会った。マイカー禁止で通行車両は少なく、左側にはコマクサが多かった。畳平手前まで乗鞍スカイラインを歩いた。県境広場付近(11:41)に荷を置いて、大黒岳(11:54)と富士見岳(12:2228)を往復県境広場付近(12:41)から、畳平のトイレに寄り(12:48)、乗鞍森林パトロールセンター(13:4150)へ様子を聞きながら、おいしいと言う水をもらったり天候の事(雷3日の2日目らしい)を教えてもらった。やがて濃い雲が出てきた。その前に荷を置いて魔王岳(13:182838)を往復。観光センターで濃飛バスへ予約して、肩の小屋(14:1922)経由、乗鞍岳剣ケ峰(15:2025)のガスの中の頂上に立った。剣ケ峰からの岩場・ガレ場の下りは、一般登山者が下らないように禁止にしてあった。田島弘子さんと1人登ってきた。野麦峠周辺の林道から県境尾根を縦走してきたとのことである。下るともう2人、田島さんの仲間が居た。やがて雨具を着けるようになり、雷も鳴る恐ろしい状態、強い降りとなり、かといってだだっ広い所なので逃げられず、ただひたすらと進むよりほかなかった。落雷は岩稜上が多いと考えて歩いた。野中洞権現の尾根分岐(16:27)を通過、雨は止み気味となり、結構進んで1740分に奥千町避難小屋に入った。内トイレのコンクリ土間でしっかりとした造り。湿原は大量の雨で、満水状態で以前歩いた時と大部違う雰囲気であった。先客の男性1人が居た。田島さんの4人は後着で同宿となった。協力金なし。1932分に寝た。

12日 430分起床、御岳山も見えて、快晴。田島さん達の4人は先発。ここからは引き続き木道の湿原もあり、樹林帯もあり、ピーク(丸黒山三等三角点で長い休憩、枯松平山を経由)もあり、分岐あり、新しい分岐あり、アツプダウンあり、途中2人ほどの単独者に会ったりして、60からカウントダウンしながら、牧場ありで、短い林道を歩いて、国立乗鞍青年の家に着いた。入浴はだめで、トイレの近くで着替えて時間待ちをして、予約の濃飛バスで高山駅前へと出た。途中で他に誰もバスに乗らなかったと思う。新宿直通のバスは満席なので、松本駅前へ濃飛バスで出て、松村さんは特急あずさで、岩倉さんと石塚は高速バスで新宿への帰途に着いた。

奥千町避難小屋6:12−日影平への道標6:22−湿原6:27−千町ケ原2250メートル6:3639−湿原6:46(日影平へ8.0キロ2200メートル)−乗鞍青屋登山道・太郎之助みち分岐6:56−日影平へ7.0キロ7:19−休憩7:2230−休憩7:558:061951Pは右を巻く−日干しのための大休憩8:329:12−日影平へ5.0キロ9:21−丸黒山(60表示)9:4510:55−池見台−日影平へ4.0キロ11:04−新しい階段−白山見晴台の広場・分岐道あり11:2836−平金乗越11:47−枯松平休憩所(奥千町避難小屋と同じ避難小屋あり・旧道分岐)11:52−枯松平山12:05−旧道合流12:21−休憩12:3142−岩井谷乗越12:45−牧場のバラ線沿い−分岐−三等点の日影平山13:0616−ゲートとハカゲ山ハイキングコース入り口の道標・林道となる13:20−国立乗鞍青年の家13:3515:20=濃飛バス1070円=高山駅前バスセンター16:1550=濃飛バス、運賃メモ忘れ円=松本駅前19:10〜出発時刻メモ忘れ=アルピコバス3100円=新宿23:44

今回のコース水場が無いのが難点である。枯松平休憩所から旧道を回れば水場マークはあるが。バス運賃は、メモ忘れが多かった。乗鞍岳剣ケ峰から畳平周辺を除けばお盆の時期でも登山者はごく少なかった。費用は文中に。(石塚孝彦)

 

 

北ア/針ノ木岳〜蓮華岳

 日:18日()〜19日(日)前夜発一泊二日

参加者:L吉田和興、上野進 計2名

コース:新宿22:30=扇沢5:30−ケルン6:55−種池山荘9:10−新越山荘11:50(泊)〜4:30−鳴沢岳5:07赤沢岳6:00−スバリ岳7:34−針ノ木岳8:308:55−針ノ木小屋9:30−蓮華岳10:40−針ノ木小屋11:4012:00−大沢小屋13:50−扇沢14:55=信濃大町5:30

天 候:初日;曇り、翌日;晴れ   費用:23,000

概要:川崎さんの助言に従い、楽な柏原新道から針ノ木 を目指す。時間的にも、肉体的にも大分楽なようです。新越山荘は清潔感のある気持ちの良い小屋でした。ただ、ゆっくり歩いても午前中に着いてしまい後が長い。

新越山荘〜針ノ木小屋間は結構ハードでしたが、前半はお花畑、後半は剣・立山と黒部湖の景色が楽しめ、なかなか良いコースだと思いました。(吉田和興

 

 

 

丹沢/葛葉川本谷

期 日:8月19日(日) 日帰り

参加者:L大関清充、小梶昌弘、藤田弥枝美、黒澤正弘、黒澤常代、宮島陽子 計6名

コース:渋沢駅=(タクシー)=葛葉の泉9:30−大平橋10:50(昼食12:2050)−登山道(着替え)13:1540−大倉15:30

滝沢園の先が土砂崩れのためタクシーが入れず、昨年降雨によりエスケープした葛葉川に変更、17名の大集団の尻を追う様にして遡行開始。

今年の記録的な猛暑に疲れた身体に、水の冷たさが心地よい。体感温度は20℃くらい。話題のヒルにも食われず、三ノ塔の登山道までつき上げ無事終了。

夏場に多忙の方々、束の間の命の洗濯が出来たでしょうか?

久々に飲む生ビールの美味しかったこと。(大関清充)

 

 

 

南アルプス/甲斐駒ケ岳〜地蔵岳

期 日: 8月25〜27日() 二泊三日

参加者:L河崎正道、安村勝代、助廣弘子、竹田早苗、(支部外)吉川トミ子、鎌田文子  計6名

コース:25日(土)(晴れ)八王子6:06=高尾6:1314=長坂8:2130=尾白川渓谷駐車場(775m)8:4550−竹宇駒ケ岳神社(770m)8:559:00−渓谷周遊道路分岐(920m)9:1520−休憩(1120m)9:5510:05−休憩(1440m)10:4050−横手駒ケ岳神社分岐(1520m)11:00−休憩(1628m)11:2025−昼食(1770m)11:5512:15−刃渡り入口(1960m)12:4555−刀利天狗(2049m)13:1520−休憩(2180m)13:5514:05−五合目小屋跡(2160m)14:15−屏風小屋跡(2140m)14:17−休憩(2250m)14:4050−休憩(2300m)15:0005−七丈小屋(2360m)15:15 

長坂駅で全員集合、タクシー2台で神社へ向う。駐車場は広いでも多くの車が止まっている、渓谷散策の人達が多い様だ。駐車場の奥から5分位で神社に着く、安全祈願をして長い山行に出発。

神社の横の吊橋を渡るとすぐにジグザグの急登が始まるがすぐに穏やかな登山道になる。信仰の山らしく多くの祠や石碑がある。横手駒ケ岳からの道と会う頃より笹が多くなり八丁登りの急登が始まる。刃渡りは両側が切れ落ちスリルが有るが鎖が付いているのでそれほど恐ろしくは無い。急なハシゴを上り終わると突然、刀利天狗の祠が現れ休むには丁度良い。黒戸山を巻く様に歩き下った所に廃材の山、五合目小屋が完全に無くなって更地に成っていた。少し下った所に倒れ掛かった屏風小屋が有ったがそれも無くなって更地に成っていた。屏風岩には垂直のハシゴ、その後もハシゴと鎖の連続が続く。時期が良かったのか以前、来た時より黒戸尾根を歩いている人が多かった。

  七丈小屋には4時までに着かないと夕食が出ないので頑張ったが何とか4時前に着き食事に有り付く、ご馳走が出たので頑張った甲斐が有った。宿泊客が多いので全員、朝食は無し。水は豊富。

26日(日)(晴れ) 七丈小屋(2360m)5:05−キャンプ場(2390m)5:1015−休憩(2540m)5:4045−八合目御来迎場(2680m)5:556:05−北沢峠分岐(2950m)7:10−甲斐駒ケ岳(2965.6m)7:1535−摩利支天分岐(2725m)8:20−駒津峰(2740m)−休憩(2510m)−仙水峠(2264m)10:1025−休憩(2460m)10:5511:00−休憩(2690m)11:3040−栗沢山(2714m)11:5055−休憩(2590m)12:2530−アサヨ峰(2799.1m)13:1030−休憩(2640m)14:3545−早川尾根ノ頭(2463.4m)15:2535−早川尾根小屋(2420m)15:40 

 八合目御来迎場からこれから歩く早川尾根の全容が望める。地蔵岳のオベリスクが遥か遠いその前に栗沢山が高く聳えて越えられるか心配になる。甲斐駒ケ岳の山頂は大勢の人が素晴らしい展望を楽しんでいる、我々もうろうろ山頂を歩き回る。

 山頂直下のザレ場は大変だった、岩稜帯の上り下りを繰り返し駒津峰に着くが登って来る登山者とのすれ違いの方が疲れた。今まで晴れていたがガスが掛かって来たので仙水峠へ向う。岩場を過ぎ樹林帯へ入るが風が無く熱い。仙水峠で来る時から体調不良だった助廣さんと竹田さんが下山する。良くここまで頑張ったと思う。

 栗沢山へは大岩がゴロゴロした所を登るとすぐに樹林に入る始めは歩きやすい登りだったがすぐに急登となり樹林を抜けるとハイマツの明るい斜面となり甲斐駒がガスの中から時々顔を出す。山頂近くは岩稜帯でひと登りすると山頂に着く、山頂は広く展望が素晴らしい。千丈ケ岳のカールも鮮やかに見える。北岳はすぐ目の前で手が届きそうだ。千丈ケ岳や北岳は今まで見てきたのと角度が違うのと山が大きいので大変印象的だった。

 アサヨ峰までは上り下りの少ない展望の良い尾根道、気分良く歩ける。早川尾根の最高峰アサヨ峰で展望を楽しんだ後は小屋へ向うがドンドン下る鞍部からひと登りするとミヨシの頭、標識は無い、ここからも樹林の下り熱い、早川尾根の頭は三角点が無ければ通りすぎそうここから小屋はすぐ近い。小屋の水は冷たく豊富、食事は余り期待しない方が良いがご飯は美味しかった。

27日(月)(晴れ)早川尾根小屋(2420m)5:00−広河原峠(2344m)5:25−休憩(2490m)5:4550−赤薙沢ノ頭(2553m)6:10−白鳳峠(2450m)6:2530−休憩(2695m)6:557:05−高嶺(2778.8m)7:2030−赤抜沢ノ頭(2750.0m)8:1020−賽ノ河原(2700m)8:2530−白鳳小屋(2382m)9:0015−休憩(2216m)9:5010:00−燕頭山(2104.5m)10:3040−七合目(1775m)11:1530−西ノ平(1330m)12:1025−御座石鉱泉(1080m)12:5514:20=韮崎15:1042=高尾17:4445=八王子17:51

 今日も天気は良い、小屋の横を通り樹林へ入るが平らな水平道が続く何時までも歩いていたい気分、少し下ると広河原峠、赤薙沢ノ頭へ少し登り下ると白鳳峠、ここから広河原への下りは道が荒れている様だ。高嶺の登りは急登で今まで楽をしていたので結構厳しいが山頂に着くとオベリスクがもう目の前に聳えている感激。

 ここから赤抜沢ノ頭までは山容がガラリと変わり白砂のザレた所が多くなる。皆が目当てのタカネビランジの花が現れる、少し時期は遅いが多く咲いていた。車や電車で見ているオベリスクを真近で見る立派だ、今回は疲れているので眺めるだけで挑戦は次回に。

 ザレた登山道を下るが疲れた足には気持ちよい、樹林のジグザグ道を下ると鳳凰小屋に着く、小屋の主人がそこにシラヒゲソウが咲いていると教えてくれたので見に行く可愛い花だ、小屋の回りはお花畑、下の方にはレンゲショウマがまだ咲いているよと教えてくれたので楽しみに下る。

 穏やかな林を下ると燕頭山に着くサルオガセが多い、ガレ場を過ぎると祠が有り少し下った七合目で地図を見ると祠の所が旭岳らしいがピークでは無かった、西の平に北精進ケ滝への道が有ったが歩かれてはいない様だった。少し下ると御座石鉱泉の赤い屋根が見た時はこれで終わったと安心とホットした。タクシーを予約して鉱泉に入りビールで乾杯。(河崎正道)

l         駒ケ岳七丈小屋(1泊夕食付)      6000円    0551−42−1351

l         早川尾根小屋(1泊2食付)        6500円    0551−28−8173

l         北杜タクシー(長坂タクシー)       3450円    0551−32−2055

l         山交タクシー                6730円    0551−22−2435

l         御座石鉱泉(入浴費)               1260円    0551−27−2018

 

 

 

北ア/餓鬼岳、(唐沢岳)、燕岳

 日:日()〜日(日)前夜発一泊二日

参加者:L吉田和興大関清、飯嶋光江、宮島陽子 計4名

コース:新宿22:30=信濃大町4:50=白沢登山口5:15−大凪山8:46−餓鬼岳小屋11:3012:00−餓鬼岳12:05−(唐沢岳14:20−餓鬼岳小屋16:50 泊)〜4:45−東沢岳7:20東沢乗越8:19−燕岳10:30−燕山荘11:1511:50−合戦の頭12:17−中房温泉13:5015:20=穂高16:00

天候:初日;曇り、翌日;晴れ    費用:25000

概要:餓鬼岳小屋まで標高差1,600m。午前中に餓鬼岳小屋まで着けば・・・と思いながら出発、思惑通り1130分に小屋着。 昼食後、唐沢岳にチャレンジ(往復、歩程5時間20分)。唐沢岳までに更に2つのピークを超えねばならず、次々リタイア。結局、宮島さんだけが到達。健脚に脱帽する。翌日は燕岳経由にて、中房温泉でゆっくりしたい為、スピードを上げて下山。

ややハードな山行なので、どこまで計画通りにと考えていましたが、ほぼ計画通りに行きました。

お付き合いいただき有難う御座いました。

追記:餓鬼岳小屋は食事と寝場所が同じであり、且つ底冷えがします。(吉田和興

 

 

奥武蔵/矢岳〜酉谷避難小屋〜長尾丸山〜棒ノ嶺〜河又

期 日:9月12日(水)〜13日(木)一泊二日 雨後晴れ、晴れ時々曇り

参加者:L助廣弘子、山本文夫、派田正、市川静子、竹田早苗 計5名

コース:武州中川8:328:35−大反山10:3537−矢岳13:5514:05−長沢背稜(1620M地点)16:5055−酉谷避難小屋17:15()5:35−一杯水避難小屋7:2550−日向沢ノ峰10:1015−長尾丸山12:1535−棒ノ嶺13:2545−河又「さわらびの湯」15:3517:25

交通費:町田=武州中川1510円、さわらびの湯=東飯能(バス)600円、東飯能=町田820円  入浴代800円

前日午前の予報では水曜日降雨率100%、木曜も70%だったので、てっきり中止と思っていたところ、午後になって水曜午前は雨だが午後から回復、木曜は曇りと変化した。予報を信じて12日土砂降りのなか雨具をつけ傘をさして出発。武州中川駅の駅員に聞かれて矢岳へ行くと答えたら、「矢岳はすべるから気をつけてね、舐めちゃいけないよ」と注意された。大反山までは新ハイ誌にガイド記事がいくつもあり、竹田さんも昨年行ったばかりとのことで安心だった。登山道に入り、30分歩いた頃予報より早く雨があがり青空が見えてきた。濡れて滑る上に、先日の台風9号のせいで葉をつけたままの枝が一面に散り、倒木も多数あって歩きにくい。矢岳から長沢背稜までは前に行ったことがあるのだが、こんなに大変だったかと音を上げたくなった頃ようやく分岐についた。酉谷避難小屋に先客がいませんようにと願いながら急ぐ。幸い誰もいなくて無事5人で貸切の小屋ライフを満喫した。13日は朝から晴れて気分良く出発。長いコースなので長沢背稜の各ピークはすべて巻いて進む。一杯水避難小屋の水場は荒れて水はちょろちょろとしか出ていなかった。蕎麦粒山分岐に「鳥屋戸尾根、踊平・川乗山」の標識があり、踊平へ向かう。途中でさらに「川乗林道」への道をわけて進むが、高度が下がりすぎるのがおかしい。北の高みへ登りかえすと、ヤブが終わったところに「日向沢ノ峰・踊平」の標識があって、軌道修正できた。ここからは防火帯で気持ちのよい尾根歩きで日向沢ノ峰へ。分岐がわかるかと心配していたのだが、真新しい標識が「棒ノ嶺」への分岐を教えてくれていた。私にとって今日のメインはここから。ヤブは覚悟だったが、転げ落ちそうな急な下りの連続といくつものアップダウンの繰り返し2時間でようやく念願の長尾丸山へ到着した。ここから棒ノ嶺までは逆に広々した尾根が続きあっという間に着いた。長尾丸山へは普通は棒ノ嶺からピストンするのだろうか。棒ノ嶺で昨日からはじめて登山者2人に出会った。下山路の滝平尾根はハイキングコースなのに、木の根が露出し階段は壊れえぐれた土はすべってひどく歩きにくかった。「さわらびの湯」につかって脚の疲れをほぐし、ビールで乾杯。こんなに長いコースにも文句一つ言わず、ちゃんと下調べしてきて私を助け支えてくださった頼もしい支部の面々に心から感謝。それにしても、一日目9時間、二日目10時間を平気で歩く皆さんの健脚ぶりには脱帽です。 (助廣弘子)

 

 

 

富士/愛鷹連峰縦走

期 日: 9月19日()前日発日帰り(曇り)

参加者:L河崎正道、安村勝代、派田 正、竹田早苗、市村万里子、(支部外)笠原 隆  計7名

コース:18日(火)御殿場駅 16:20=渕(大富士旅館) 16:50

天気予報は晴れなので安心して山行を決行する。御殿場駅から十里木行きのバスだが最終は18時5分と早いので注意。旅館は山小屋並期待はずれ、明日は神社まで送ってくれるので助かる。

19日(水)(大富士旅館) 5:00=愛鷹神社(745m) 5:1015−休憩(920m) 5:4550−愛鷹山荘(955m) 5:55−黒岳分岐(990m) 6:00−休憩(1140m) 6:3040−鋸岳展望台(1175m) 6:45−富士見台 (1336m) 7:2025−越前岳(1504.2m) 7:508:05−高場所分岐(1310m) 8:4045−呼子岳(1310m) 9:0005−割石峠(1250m) 9:20−蓬莱山(1296m) 9:30−休憩(1315m) 10:5011:00−休憩(1360m) 11:4550−位牌岳(1457.5m) 12:1040−池の平分岐(1400m) 12:50−一ぷく峠(1328m) 13:1015−袴腰岳(1248m) 13:3040−馬場平(1203m) 14:05−休憩(1200m) 14:1525−愛鷹山(1187.5m) 14:5015:00−柳沢分岐(水場)(1100m) 15:10−林道(790m) 15:5055−林道(680m) 16:05−林道(590m) 16:15−車道(登山口)(360m) 16:4517:00=沼津駅 17:25

昨夜雨が少し降るが朝は止んでおり何とか持ちそう、宿の車で愛鷹神社まで送って貰う、まだうす暗い杉林の中を歩くので懐電を点けるが整備されて歩きやすいのですぐに消す、今日は長丁場なのでゆっくり歩くことを心掛ける。愛鷹山荘の前に水場が有るのだが水の量は余り多く無い、少し登ると稜線に出る富士見峠と成っており黒岳の分岐、木が多く展望は望めないだろう今日はガスで何も見えない。富士見台まで穏やかな登りだが道がえぐれていて歩き難い、鋸岳展望台でもガスで真っ白何も見えない残念。富士見台は少し開けているが木が多いので本当に富士山が見えるのか疑問、見えても全容は無理だと思う。水平道の樹林の中を歩くと越前岳に着く、富士山側は林で南側は開けているが今日はどちらも見えない。山頂よりドンドン下るので心配になるヤブも多い、少し登り返すと高場所(勢子辻)の分岐になり左へ直角に折れる。すぐに呼子岳に着くが標識が無いと判らない、ここから下ると割石峠に着く、ここから今日登って来た愛鷹神社へ下れる、最後のエスケープルート。少し登ると蓬莱山でここから先には入らないようにと書かれた看板が有る。これから先、難コースの始まり皆で気合いを入れ出発。いきなりヤセ尾根の下りで向こうの岩場に鎖が見える。この最初の岩場、岩が濡れており注意して乗り越えるが高度感が有り怖い。山を巻きながら向かいの山へ行く所が有るのだがトラバースする所に有る鎖が短く、足元は一枚岩の下りで手掛かりは細い木が有るのだが当てにならない、石は濡れていて滑ると下まで落ちる、腰を落として向こうの鎖に着くとホットするが次に待ち受けている岩場はトラバースをして向こう側へ行くのだが足場が少なくここも滑ると下まで落ちる。おまけに鎖の途中に打って有るハーケンが抜けており鎖がたれ下がっているので安定しない、緊張して渡り終わると上から鎖が下がっている足場の無い岩場で腕力が頼りでよじ登る、帰りたくなるが引き返すのも地獄、前へ進む。鎖場の鎖も最近付け替えられたステンレスの新しいのは安心して握れるが赤くサビた古いのは心配、草は濡れておりズボンはビッショリ。位牌岳の下をトラバースして鎖りを頼りに急登を登る、位牌岳の山頂は広いのと難所が終わり、後は一般道を歩ける安心感で心に余裕が生まれる、樹林で展望は無い。昼食を食べ穏やかな登山道を下る、ブナ・ヒメシャラの木が多く林は美しい。袴腰岳は標識が無いとただの通過点だ。この後は笹原とブナの大木が多く紅葉の頃も良いと思う。愛鷹山からは粘土質のえぐれた登山道で良く滑る、歩き難い。車道(登山口)に出てタクシーを呼び沼津駅へ。駅前の『鮪小屋本店』で打上げこの店は安くて美味しい。

このコースを行かれる方は10m位ロープを持って行く事を薦めます。それと少人数、鎖・ロープが多く時間が掛かります。鎖場といってもハイキングの域を外れています、足を滑べらし落ちたら命に係わる。天気の良いは最低条件。本音、コースを再整備されないかぎり行きたくない。(河崎正道)

l         大富士旅館   3800円(素泊まり)         055−998−0028

l         速水タクシー   3280円(登山口〜沼津駅)     090−6803−8822

 

 

箱根/丸岳〜猪鼻岳(金時山)

期 日:9月23日(日)日帰り

参加者:L中村精、神谷吉明、計2名

コースタイム:小田原8:10=バス=桃源台9:2030−休10:1520−富士見塚公園10:4050−長尾峠11:3035−丸岳12:0308−乙女峠12:4513:10(昼食)−金時山14:0030−矢倉沢峠分岐14:35−金時宿り石15:0811−金時神社15:3032−仙石15:5416:02=バス=宮ノ下17:1219=箱根湯本17:4452=小田原18:12

桃源台から湖尻峠方面に登る道は、ハコネ竹や樹林の中の展望がない道、広々とした芝生の富士見塚公園まで来るとホッとする。ここまでは、下のゴルフ場が見えていたが、だんだん霧が出てきて、丸岳あたりからは何も見えなくなった。金時山や、乙女峠から来る登山者に何組か出会う。足元には黄色の秋のキリン草が所々に咲いている。

乙女峠近くでは、霧雨が。寒くはないので雨合羽は着ないで歩く。乙女峠の小屋の前のベンチを借りて昼食。ここからは、降りてくる人達とすれ違う。子供連れもいる。濡れているので、ゆっくり歩く。

金時山にも登山者がいた。金時娘の小屋で熱い甘酒を飲み、金時娘のおばさんと話をして、30分も過ぎてしまった。

金時神社入り口まで下っていくと、軽装で登ってくる人がいて、驚く。樹林の中の道はもう薄暗いのに、傘も持たずに下山はどうするのだろうか・・・・。神社の入り口の石段の下は台風のためか深くえぐられていた。

仙石バス停で施設めぐりバスに乗らなかったら、やはり、渋滞、宮ノ下で(強羅行)登山線に乗り換え湯元駅へ。(電車は超満員)(中村精)    

    小田原―桃源台(バス)         1,200

    仙石―宮ノ下(バス)         430

    宮ノ下―湯本―小田原        560

 

 

南八甲田猿倉岳〜櫛ケ峰〜乗鞍岳・白神山地の暗門の滝遊歩道

期 日:平成19年10月6日()〜8日(月・祝)二泊三日。 天 候 文中に。

参加者:L石塚孝彦、松村佐代子、武末範子、潮恵津子 計4名。

コースタイム:時間記録は文中で。

5日。 当初予定していた東京駅丸の内南口からのツアー扱いの会員制格安高速バスが、インターネット上では10月分を入力する欄がなかなか出来なくてあせった。結局新宿駅周辺から出る別のツアー会社が募集する会員制格安高速バスに予約して、時間も変更して乗車した。片道4,800円プラス連休割り増し2,000円で片道6,800円。往復共同じ。集合場所には迷わずに行けた。22時30分出発の30分前に小田急線新宿駅の改札口前に集合した。バスは多少の到着遅れがあり、結局22時51分に発車した。4列座席の普通の大型観光バスで満席ではなかった。トイレはサービスエリア利用でとなる。2から3時間毎に運転手交代であった。

6日。弘前駅前には、7時11分に到着した。新しい駅ターミナル内で朝食を食べ、マツダレンタカーに迎えに来てもらった。レンタカーの営業所で、吉田和興さんと会った。8時34分にレンタカーの営業所を(カーナビをセットしてもらって)出発。国道102号から394号に入り、酸ヶ湯で9時32分からトイレ休憩、標高が上がると紅葉も見れるようになり、いい場所での路上駐車の車も出で来た。天気は快晴。猿倉温泉の奥のトイレのそばの駐車場に停めた。到着時間はメモ忘れ。猿倉温泉の受付で聞くと『南八甲田の登山道は良くないものと思ってください』とあっさりと言われてしまった。内海幸男さん達4人もレンタカーで来た。あとの2人の名前もあとで知ることに。話すと同じコースを行くとの事だった。10時25分に出発。直ぐの倒れている道標(この道標がないと先へ進んでしまう可能性のある入り口ではっきりとしない分岐です)を右へ曲がり、渡渉すると笹の多い急登となった。登山道が雨と登山靴により沢状に掘れてしまう洗堀という現象で、水溜りもあり非常に歩きにくい。笹で隠れているが下の登山道は明瞭。10時42分から脱ぎタイム。休んでいると内海幸男さん達に先に行かれ、彼達が休み中を先に行き、また先に行かれなどして、12時50分に、猿倉岳には先着した。展望なしの三等三角点ピークでした。食べるなどしていると内海さん達は先へ行った。13時11分に出発。しばらく進むと展望が良くなり止まったりして進んだ。樹木の高い位置にスキーツアー用と思われる道標があったりした。なだらかな斜面に乗鞍岳などポコポコと各ピークが出ている。少しの急登で、分岐の先の三等三角点の狭い駒ケ峰に14時16分到着した。南側のみが展望が利き、西側の櫛ケ峰は笹越しであれか‥と思えた。黄瀬萢の湿原には登山道は見えなかった。14時30分に分岐から下山して下の登山道に降り(道標あり)左へ行くと、内海幸男さん達はテント設営など準備中で、さらに進むともう一つのテントがあり、その向こう隣に14時50分に着いてテントを張ることにした。広場(駒ケ峰入口キャンプ適地)ではなく登山道が広がったような場所であった。ここは4〜5人用の2張りで丁度位の場所であった。遅い到着など場合によっては張るに困ることも有り得る。水場はさらに短く進むと沢(水量は多くもなく少なくもない)が流れていた。もう一つのテントは、福巻さんという神奈川県山岳連盟の公認指導員仲間(沢登りの講師や富士山5合目の氷雪研修会などで少なからず会っている)の若い男性と若い女性3人であった。後日ある会合で話しを出すと、福巻さんは青森方面へ転勤したとの事で、女性3人は地元の人のようである。夜行バスなので早めの17時32分に寝た。

7日。3時10分起床、5時10分懐中電灯を付けて出発駒ケ峰の裾野を巻くような感じであまりアップダウンなしで進んだ。5時27分懐中電灯を消した。35分、湿原の左横に着いた。5時41分に御鼻部山分岐に着いた。道標と白いロープが張ってあった。櫛ケ峰の斜面を見ても登山道がどこを登っているのか分からなかった。進んで黄瀬萢の草紅葉の湿原の木道の上を進んだ。木道は結構大きな湿原の真ん中にあるのに、駒ケ峰からは見えないのは不思議であった。やがて湿原ではなくなり5時58分に最初の沢を渡った。6時02分に涸れ沢と鎖の箇所を通過した。09分と12分にも小さい沢を通過。その後も5ツ程の溝(涸れ沢)を横切りだんだんと左へトラバースして行き、木橋2本の先に木道が現れた。ここで6時24分から5分休憩。内海さん達も後ろに来ていた。木道階段は頂上まで、一部急になって続いていた。二等三角点の櫛ケ峰には6時55分に着いた。道標ありの広いピークで360度の展望良し。内海さん達も着いて写真を取り合う。7時07分下山開始。山頂から東側の湿原にかけて木道階段とは別の登山道跡が見えた。内海さん達に先へ行ってもらい、やがて福巻さん達が女性を先頭に登って来た。7時50分から5分休み、単独男性にも会った。御鼻部山分岐に8時12分着いた。駒ケ峰入口キャンプ適地のテント場には8時37分到着。テントを撤収して、9時14分出発。黄瀬沼分岐9時24分通過。途中、昨日歩いた猿倉岳から駒ケ峰の稜線がよく見えた。単独の女性と男性に会ったりする。離れているだけかもと思ったりした。柵の小湿原から沢を渡る所で内海さん達が居た。9時55分から10時03分まで休憩。乗鞍岳入口であった。沢の中の道標の位置が逆から初めて来ると見損なう地点である。往復なので荷を置いていくことにした。乗鞍岳へは沢の中をずっと登って行った。乗鞍岳入口から8割くらい沢のような気がした。10時56分に笹が手前の乗鞍岳に着いた。皆で内海さん達を含め、三角点は探し回っても見つからずであった。南側の展望の良い所で、十和田湖が遠くに見えた。黄瀬沼への道は草で覆われていた。赤倉岳へは明瞭。11時15分下山開始して、55分にザックのある乗鞍岳入口へ戻った。12時20分まで昼食とした。こんなに天気が良いのに明日が雨とは信じられない。もう登りは無く、平坦地を歩くのみであった。松次郎清水(12時26分)で水を飲む。平坦路といっても拳大の小石が多いので常に下を向いて歩かなくてはいけない。拳大の石は敷石のバラバラになったものかも。ガイド地図にあるようなヘアピンカーブもなく進み、やがて矢櫃橋に着いて休憩(13時01〜09分)。先で道は広くなり、左側に石垣もありで、天地身一太神宮(14時07分・猿倉神社)を左に見て、猿倉岳分岐を通過、猿倉温泉の奥のトイレのそばの駐車場に14時17分着いた。乗鞍岳入口から猿倉温泉までは展望もなく結構長い。新聞記事で以前に見た、南八甲田で許可なしに登山道を開削してしまった箇所というのは見なくて、登山道に張り出してくる枝や幹を勝手に切ってしまったことのようである。切った箇所の目印を多く見かけた。また、登山道の広がりを防ぐロープもあった。国立公園・国定公園の特別保護地区では、植物の採取などが禁じられているからである。今度はカーナビを弘前へ設定しなおして、14時35分に出発した。途中リンゴとトウモロコシの直売所に(15時10分から)寄り(リンゴに見えたのは赤カブでした)、一部で行きはパイパスをガイドしてくれたのに、復路は旧道をカーナビしてくれて‥弘前駅前に着いた(時刻は記録忘れ)。雨でテントはつらい‥ということで、松村さんと駅中の観光案内所に行き宿探しをして、石場旅館を紹介してもらった。マラソンかウォーキングの大会が昨日あったそうで、昨夜は混んでいたとの事。16時40分に石場旅館に着いた。夕食は教えてもらった近くのチャイナダイニングベアという店で4品ほど取って、分けて食べた。四川中華料理奥膳懐石翠明荘のリーズナブル部門である。他に飲茶酒家シノワが同一敷地にあり、門を入ると3店に別れる仕組み。宿でのテレビの天気予報は大雨・強風・波浪・洪水注意報が出て、降水確率80パーセントとかと伝えていた。風呂で話した人によると弘前で一番古い建物の旅館のようで、室内に太鼓橋があった。朝食付5,500円。20時35分に寝てしまった。

日。6時12分起床。強い降りがあった。のんびりとして朝食を取り、(出発時刻記録忘れ)時々小雨の弘前城(隣り合う堀同士の段差はすごい)を歩いて一周して、城外の石場家を見学したりして、その内に曇りとなった。チャイナダイニングベアでバイキングの昼食を取り、石場旅館に戻り、 西目屋村の白神ラインへ行ってみようということになり、カーナビを設定して12時45分に出発した。途中、物産館(正式名称は不明)と白神山地ビジターセンター(展示は充実しています)で時間をかけて見学して、アクアグリーンビレッジANMONに着いた。もう時間記録はほとんど残っていない。暗門の滝遊歩道は一部閉鎖されていたので、枝道のブナ林散策道を15時07〜37分まで散策して、550円の暗門温泉に入浴して、弘前に戻った。レンタカー代は3日間でデミオクラスの15,120円(2割引き)と保険料3,150円で18,270円。ガソリン代が15リットルで2,130円。時間調整してレンタカーを暗くなってから返し、マツダレンタカーの人にガストへ送ってもらい、夕食などと時間待ちして、ザックを背負って弘前駅前のホテルシティー弘前の前まで歩き、22時00分出発予定(時刻記録忘れ)の高速バスに乗車して、9日の朝6時20分に新宿に到着した。

白神山地の太夫峰などはまたいつか‥ということになった。世界遺産の核心地域であるが稜線上は既存の遊歩道(登山道)扱いで入山許可は不要でした。太夫峰〜向白神岳〜白神岳の稜線上も許可不要。沢コースは許可というか届けが必要です。なお、HC本部委員会で内海さんに10月23日に会ったら、赤倉岳から一部は沢コースで猿倉へ出たようで、どこかに泊まり、三内丸山遺跡見学とちょっとした山を登ったそうです。猿倉岳へは登った方が良い。南八甲田は10月のせいか道のぐちゃぐちゃ状態はあまり感じなかった。水場のあるテントは楽であった。費用は文中に掲載。(石塚孝彦)

  

 

会津/小野岳

期 日:10月7日(日)〜8日(月) 一泊二日

参加者:L中村 精、木村真知子、山本文夫、神谷吉明 計4名

コースタイム:7日(晴れ後曇り)浅草7:10=鬼怒川温泉9:3110:01=湯野上温泉11:26(えびす屋に荷物を置きに行ってくる)11:3650=大内宿三叉路12:15−登山口12:4551−鉄塔13:30−休13:4550−小野岳15:0015−休15:5516:00−登山口16:20−小野観音16:4045−湯野上温泉(えびす屋)17:05()

8日(雨)6:30−湯野上温泉6:3246=芦ノ牧温泉7:0020=湯野上温泉7:34〜えびす屋7:36

快速AIZUエキスプレスは車輌も広く乗り心地が良い。会津田島では混むので鬼怒川温泉駅で乗り換える。途中駅でほぼ満員になる。

湯野上温泉の駅舎はカヤブキ屋根で囲炉裏もある。観光客で賑わっていた。歩いて2分の宿に行き、荷物を置いて駅に戻る。

大内登山口までタクシーでいくつもりが、6kの渋滞という話。結局、遠回りの道で行く話になる。大内宿の手前の三叉路で、ここからは歩いても時間は変わらないということで、降りる。道端に車を止めたり、先の方に止めたりして、大内宿まで歩く人が一杯。

車道を歩いて、登山口の標識のある所から林道に入る。少し行くと車の止められるスペースがあり、立派な登山口の標識がある。

ここからは杉林の中の細い道、やがて沢沿いの道になり水場を過ぎる。傾斜が急になり、階段状の道を登ると、鉄塔のそばに出る。ここからは、尾根の道になり、ブナやミズナラの道になる。

1本赤くなっている木の下で小休止。右に曲がってゆるく登り、左に曲がり一度下る。先の方には紅葉が見える。足元のつたのような葉が赤くなっているのもある。

山頂に向かって登る。小野岳は小さい石祠があり、二等三角点がある。5月の山開きに登った人数の書いてある木札がいくつか掲げられ、朝日長者と黄金伝説と記した掲示板もある。

登るときは青空だったが、雲がいっぱいの空になっている。広々した山頂からは薄く磐梯山が見える。向こうに見える峰が薄く色づいている。記念写真を撮り、山頂から西に向かって下る。そして山頂を巻くようして東に下る。ダケカンバから、ブナ、ミズナラに変わる急坂をジグザグに下る。杉林の中の道も急降下。(渋滞の時、逆コースをとることも考えたが、やはり、こちらから登らなくて良かった)

登山口の標識を過ぎ、少しで小野観音。ここからは家並みが見える。参道の広い道路の急坂を下り、車道を渡り、踏切を通り、駅前の道を通って宿に戻る。

小野岳は大きなブナの木がたくさんあり、トチの木も多くて、登山道にはトチの実がたくさん落ちていた。

湯野上温泉はやわらかく、肌に優しい。宿には露天風呂もある。夕食は馬刺し、鮎の塩焼き、ソバなど豪華でご飯が食べられないくらいだった。翌日の朝食をおにぎりにして欲しいと頼むと、朝炊いたご飯で早めに作ってくれた。

次の日6時頃から小雨。芦ノ牧温泉駅まで行ってみることにする。無人駅は寒く、雲も黒い。降り方も強くなってきたので電車に乗って、湯野上温泉の宿に戻る。暑い味噌汁を出してくれた。朝食を食べ、温泉に入って、ここで解散する。

有志で下野街道を歩き、大内宿に行き帰る。(中村精)

  会津往復列車旅切符(浅草―芦ノ牧温泉)     6,200円(4日間有効)

  タクシー(湯野上温泉―三叉路)            5,000

  えびす屋(2食付)                    9,630

 

 

奥秩父/大弛峠〜北奥千丈〜石楠花新道〜烏ノ尾根〜大久保峠

期 日:10月17日(水)前夜発日帰り  晴れ時々曇り

参加者:L助廣弘子、小原紀子、小澤美喜代、河崎正道、山本文夫、派田正、市川静子、本山まり子、竹田早苗 計9名

コースタイム:町田16日22:00=牧丘道の駅23:30〜17日4:30=大弛峠6:1530−前国師7:00−三繋平7:05−北奥千丈7:1015−奥千丈7:558:00−シラベ平8:4555−ゴトメキ9:1520−遠見山9:5255−大烏山11:5012:25−馬止コンバ13:0815−西御殿14:01−東御殿14:4215:10−大久保山15:5016:00−大久保峠16:35−林道800M付近16:5517:00=町田19:30

交通費:タクシー貸切  5万4千円 (一人約6千円)

 町田を出て1時間半で牧丘道の駅に到着、テント2張りと車内に分かれて仮眠、思ったより暖かくて助かった。4時起床、4時半出発、時間を惜しんで車内で朝食を済ませたのに、牧丘林道を上がり始めて間もなく交通止めとなっていて、いったん町へ下りて旧道を上がるのにうろうろして手間取り、大弛峠を出発するのが予定より1時間遅れとなった。松浦さんのガイドでも歩程10時間なのに、これでは下山が6時になるかもと、心配しながら、それでも霜が下りて滑りそうな木段に注意しながらゆっくり歩き出す。陽が差し青空が広がり、紅葉が始まっている金峰の眺めに元気をもらっていつしか皆の足のスピードも上がり、快調にシラベ平へ。ゴトメキまではピンクのテープがしっかり道案内してくれたが、メインルートは大ダワへ向かうようで、烏ノ尾根に踏み込むととたんにテープはほぼ消えて笹の中のかすかな踏み跡も時に深いヤブとなって見えなくなり、倒木多数で歩きにくくなった。遠見山以降は笹ヤブが続き、広い尾根をトラバースしながらのルート探しが難しかった。こんな場合は本山さんがさっと様子を偵察に行ってくださり、また踏み跡探しに迷う私に後からあっちだこっちだと小澤さん、河崎さんが指示してくださり、おおいに助けられた。笹でズボンが濡れて寒いので私はゴアのパンツをつけた。大烏山で昼食、眼下に柳平のダムが完成してきれいな眺めだった。この分では案外早くつきそうだと皆の気持ちが明るくなって、時に滑って転ぶ人もでたが、元気よくヤブの中を歩き、東御殿では派田さんがお湯を沸かしてハーブティーを入れてくださり、ケーキを切って優雅なティータイムと洒落た。最後の大久保山を4時に出て、大久保峠は20分あれば楽勝と思ったところ、尾根が広がって踏み跡も消えて1050M圏の笹薮のなかをうろうろ、植林帯に出て急に暗くなりこれはやばいかも、と不安になった頃、市川さんが足元を見て「これは道だわ、これを行きましょう」と断固先頭にたって歩いてくださった。道はじぐざぐに下り、峠らしき様相が少し上に見える地点で、しっかりした道となりやがて明るく開けた林道に出た時はほっとした。山勘が働く先輩の頼もしいこと。林道のゲートを越えて入れる所まできて待っていてくれたタクシーにたどり着いたときは嬉しかった。結局10時間ちょっとで歩けたことになる。老年パーティにしては良くやったと自画自賛。それにしても、支部のメンバーの皆様にはいろいろな場面でそれぞれに助けていただき、おかげで今回のロングコースを完歩できたこと、いつもながら心から感謝いたします。仲間と協力し合って楽しく山を歩く、これこそ支部山行の醍醐味です。(助廣弘子)

 

 

丹沢/辺室山〜鍋嵐

期 日: 10月20日()日帰り  (晴れ)

参加者:L河崎正道、森田隆仁、小原紀子、小澤美喜代、小梶昌弘、長谷千秋、藤田弥枝美、上野 進、 竹田早苗、黒澤寿子、 計10名  支部外25名

コース:本厚木駅 7:50=土山峠(290m) 8:3045−休憩(465m) 9:1015−辺室山(644.3m) 9:5010.05−物見峠分岐(700m) 10:3545−鍋嵐(817m) 11:2512:05−810m圏 12:30−休憩(730m) 12:4513:00−677m峰 13:15−鹿柵(550m) 13:3550−鹿柵(400m) 14:10−林道(300m) 14:3540−ゲート(車道)(300m) 14:45−宮ノ平(300m) 15:2552=本厚木駅 16:45

今年の春に計画したが雨で中止となった山行、今回も41名の申込みが有った所、35名での山行となった。天気予報では前夜は雨、翌日は晴れだがヤセ尾根で木の根の出ている所が多く滑りやすいので心配だった。土山峠で体操、ヒルを心配して歩いていたがいる気配は無かった。35名と大勢なので間隔が空かないようにゆっくり歩いたが最後の人まで見えないのが辛い。

辺室山・物見峠は広いのでゆっくり休み鍋嵐へ向う、山頂直下は急登なので落石に注意しながら登る。以前、ここでカモシカ2頭と出会うがこの人数ではいてもビックリして出て来る事は出来ないだろう。鍋嵐の山頂は狭いの昼食を食べるのに全員が座って食べられるか心配だったが何とか座って食べられた。

第一関門の山頂直下の急下降ではザイルを張ろうか迷ったが小梶さんに滑りそうな所で滑って来た人を確保して貰う様に頼み先に進む。次は810m圏からのヤセ尾根で木の根が土の上に出ている所が多く滑らない様にゆっくり注意して貰いながら下る。私より高齢者が多かったので心配していたが、私の見える範囲ではあまり滑って転ぶ人も少なく、新ハイの人は技術的には私より上だと感心した。

以前、鹿柵の横を歩いた記憶が有り。鹿柵が出て来て、その横を歩くと向う方向が90度、違うので記憶と違いパニックになったが地図通り歩く、するとまた鹿柵が出て来た、その鹿柵の横を歩く。2ケ所鹿柵が有った事を忘れていたのだ、記憶を当てに歩く事の危険を知らされた。前のときは尾根の末端まで歩かずに尾根の末端の手前で林道に降りたが今回は尾根の末端まで歩こうと思い進むと沢に向っているので前回の所から林道に下る事にした。

今回は参加者が多く尾根もヤセているので心配だったが大勢の支部員が参加してくれたので心強く山行が出来ました。有難う御座いました。本厚木駅前での打上げこんなに美味しいお酒が飲めたのに感謝しますバンザイ。(河崎正道)

 

 

妙義/谷急山

期 日:10月28日(日) 晴れ 

参加者:L中村精、池田憲一、松村佐代子、安瀬はる江  計4名

コースタイム:東京7:08=高崎8:0837=横川9:1011=入牧橋9:2030−沢の徒渉9:4552−十三曲り10:3035−三方境11:3050−P1 12:1520−谷急山13:2550(昼食)−途中5分休み2回−三方境15:0005−中木沢の徒渉16:3040−国民宿舎裏妙義山荘16:5017:24=横川17:3858=高崎18:29

台風一過、車窓からは真っ白な富士山や浅間山がくっきりと見えた。タクシーの運転手の話では入牧橋からはあまり登らないという。先日の台風で道が荒れているという話。

三方境まで行くことができるか心配だった。

入牧橋でタクシーを降り、車道を少し歩き標識で左の道へ。行く手に裏妙義の烏帽子岩、赤岩の岩峰が、その右端に谷急山が見える。集落を抜け、左に沢を見て白い登山道の標識のある樹木の中の道を登る。

やがて沢沿いの道になるが、びっしょり濡れていて枝が落ち、草がかぶさって歩きにくい。沢に降りて飛び石伝いに行き、先の方に牛名ノ滝が見える所で靴を脱いで、ズボン、スパッツを膝まで上げ3mぐらいの沢を渡る。

左の樹林の道に出る。滝を右下に見て斜面をジグザグに登る。ここで小休止し、ひとつピークを越える。

また、並木沢を右下に見る道になり小さい沢を何回か渡る。8mの水平な鎖の先で沢に降りる。枝沢に入ったり本谷に戻ったりした後、左手の斜面を高巻いて沢に下り、源頭状の道を。左へ山腹を登り、小さい尾根を登る。ここには靴の跡があった。

木立の中の三方境に着いた。左手の尾根道が裏妙義の縦走路で、烏帽子岩の岩峰が見える。日当たりは良いが、風が吹いていて涼しい。並木沢の道は、か細くて、へつる所も何箇所かあり、道探しもあり時間がかかって疲れた。

ゆっくり休んでから右手の稜線の細道を登ると遠見山。大遠見峠の先で左へ行く道、標識がある。樹間から見るP2の岩峰が鋭い。ここからは、やせ尾根の急登になる。

P1で小休止。あたりはもみじ、つつじの紅葉、黄葉が美しい。左に曲がって下り、また登る。左手に裏妙義のギザギザの岩峰群が見え、P2。正面に谷急山が見える。

下ってV字キレット、次のピークで尾根が右に曲がり大岩に出る。ここで大岩の左へ進み、中央部で左の尾根道に入る。急降し、やせ尾根から小ピークを2つ越えた右にもうひとつピークを越し、稜線を登ると妙義の最高峰、谷急山。三等三角点がある。

岩峰を眺めながら昼食をとる。

下山は最後の遠見山の登りが少しきつかったが、岩も、道もかわいて楽だった。三方境に戻って国民宿舎裏妙義山壮への道をとることにする。巡視道と地図やガイドに記されていたが、並木沢の道よりは、はるかにしっかり踏まれているし、道幅も広い。標識も探すこともなく、小沢を数回渡っても水に濡れることもなく、不安はない。ただ、中木沢は増水していて、5mぐらい靴を脱いで渡る。ひざ上15cmぐらいの深さだった。後から来た、きょう初めて会った登山者達(裏妙義に登ったと言う)も、ここを渡っていた。

すぐ上が林道で、橋を渡っていくと裏妙義の岩峰が背後にそびえ立つ裏妙義山荘に着く。宿の電話でタクシーを呼び横川駅へ。峠の釜飯を買って高崎に出る。

皆さん、山慣れしていて心配なく歩けたが、ゆっくりできなかったので次回は山荘に泊まって登りたいと思いました。       (中村精)

交通費

東京―横川                2,120

タクシー

横川―入牧橋             1,860円、   裏妙義山荘横川         2,180

 

 

 

丹沢/本間ノ頭東南尾根〜ヌタノ丸

期 日:11月14日(水) 日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、中村精、小原紀子、河崎正道、山本文夫、派田正、宮澤恵子、伊倉佳子、市川静子 計9名

コースタイム:橋本駅7:10=塩水橋8:2030−741M9:2030−縦走路10:55−本間ノ頭(1344.9M11:0540−境界尾根分岐11:50−1106M12:05−800M12:5013:00−(登り返す)−鹿柵(1000M13:3540−790M地点14:3035−ヌタノ丸(775.2M14:5015:15−790M地点15:25−鞍部(690M15:35−丹沢観光センター15:5516:00=橋本駅17:15

交通費:タクシー貸切  2万円(一人2450円)

今年4月に計画したが雨で中止にした山行、今回は秋晴れで暖かいとの予報に勇んで出発する。塩水橋手前に通行禁止の札があるものの、しっかりした道が出来ている。取水の碑のそばに「これは作業道で登山道ではありません」との注意書きもあった。途中二箇所で作業員が新しい鹿柵の準備をしていた。初めの一時間半はかなりの急登だが、1000M辺りから傾斜が緩み、青い空にブナやモミの巨木が聳え、黄色や赤の紅葉が陽を浴びて輝き、実に美しい。本間ノ頭に11時についてしまい、ゆっくり昼食。この分だと下山が2時ぐらいかもなどと余裕で笑ったが、とにかくメインはこれからだと気を引き締めて北へ向かう。10分で境界尾根の分岐、丹沢観光センターの黄プレートに従って左へ行く。尾根が広がって丈の低いアセビが青々と茂る中を歩くようになり、いつの間にか鹿柵を右に見ながら急な下りを下っていた。これで790Mまで下って右手にでればヌタノ丸と思い、800M辺りまで下った頃、方角が変だよと後ろから河崎さんが言う。とたんに思い出したのが、「1050M辺りから右へ行く」との澤田さんのアドバイス。なぜその前に思い出さなかったのだろう。そうだ、これでは澤田さんの最初の山行と同じことではないか、ここで撤退するわけには行かない。しばし休憩してから必死の思いで登り返す。200Mは無限に思われたが、実際には35分ですんだ。松浦さんのガイドに「1000Mで倒れた鹿柵をまたぎ、右側に鹿柵を見ながら下ればよい」とある倒れた鹿柵に到達してほっとした。ガイドを読んでいながらなぜ無視してしまったのか、これも我ながらわけがわからない。ここから右奥へ進むと、もう一つの鹿柵があり、上方の広い尾根から下ってこの鹿柵へ出るのが澤田さんのルートだとわかった。ここからは柵を右に、左にヒノキの植林帯を見ながら下る。その後も一度、柵沿いに下れないと思って逸れたところしっかりした作業道に引き込まれて又、登り返すロスをしたが、790Mで柵の穴から右手に出ることが出来た。立ち木に青いタオルが掛けてあるのを澤田さんの残した印じゃないかと誰かが言う。ここからヌタノ丸を目指し、立ち木に熊の形の手製プレートがあるのを遠目に見つけたときは心底嬉しかった。皆さんと感激の握手。派田さんのいつもの熱々ハーブティがお腹にしみた。下る途中で725M峰へも寄るつもりだったが、もう時間も過ぎたし止めましょうとの市川さんのお言葉に従って一路丹沢観光センターへ下った。

私の至らなさのせいで一時間半のアルバイトをさせてしまいました。皆さま、ごめんなさい。「迷いやすいところは特にゆっくり慎重に歩くこと、高度計をしっかりあわせておくこと」、橋本での反省会で誓ったことです。皆さま、これに懲りずにまたよろしくお願いします。(助廣弘子)

 

 

 

箱根/明神ケ岳

期 日:11月23日(金、祝) 曇り時々晴れ 

参加者:L中村 精、竹田早苗、奈良洋子  計3名

コースタイム:新松田8:00=関本8:1840=道了尊バス停8:559:05―奥の院9:2530

林道10:0005―休み10:3742―稜線11:23―山頂11:3012:15(昼食)―

神明水12:5713:00―天狗の下駄13:50―道了尊バス停14:0020=関本14:35

道了尊の名水を飲んで、石段は上がらずに駐車場の横からの道を通って奥の院へ。ベンチもあり、飲料水も引いてある。ここから登る人が最近は、多いようでしっかり道は踏まれている。

林道に出た所で休む。一度左手のトラバース道を通って、植林帯に入ると、木漏れ日に樹林の下葉が黄色くなっていてきれい。

先行の2人の登山者が休んでいる。2回目の休みをとる。ここからは傾斜が急になる。健ハイの時間が書いてある標識があり、稜線に出る。ここからは道がぬかっている。

山頂へ行くと、20人位の団体と、12、3人の登山者がいた。風が冷たい。ササの林の間に入って昼食をとる。太陽が出てくると暖かい。一瞬だけ雲の上から富士山が見えた。寒いので上衣を着て下る。

登って来る人と何人かすれ違う。明神水も出ていた。薄の原に来るとつるりんどうの花があちこちに咲いている。

神明水に寄って天狗の下駄まで下る。山門の石段の横のもみじが日に映えてきれい。観光客が大勢いて、写真を撮っていた。私達も写真を撮ってバス停へ。観光バスが2台とまっている。バスも座席いっぱいの人出だった。奥の院の道は下りにとると石のごろごろした所もなく速く下れる。(中村精)

バス代

新松田―関本         330円

関本―道了尊         260円(往復)

 

 

 

南アルプスランカン尾根〜笊ケ岳〜布引山

期 日:平成19年11月22日()〜25日()三泊四日。 天 候 4日間共に快晴。

参加者:L石塚孝彦、岩倉啓子 計2名。

コースタイム:時間記録は文中で。費用は文中で。

 笊ケ岳には転付峠から夏と冬に布引山経由で老平へ下山したり、椹島から上倉沢経由所ノ沢越から中ノ宿に下山したり、青薙山へ伸ばしたりして記憶している限りでは4回登った。笊ケ岳はもう最後の5回目としてはランカン尾根経由で計画をした。ランカン尾根、言葉の響きは良いが長く、水場がなく、途中のギャツプの通過も気にかかる。上部で雪が期待できる11月末に行くことにした。手持ちの地形図では戸屋集落の上へ標高840b付近まで林道は延びているし、また国土地理院のホームページ上では、996.3b三角点ピークのさらに先へ伸びている。後記の林道1100b情報とすれば標高差約1530bを登ることになる。重荷に耐えて2日間で1600bから1700b登れば笊ケ岳、『1日800b前後登る』を目安に2日分プラスの水持参で挑戦した。装備はアイゼン・ピッケル・9ミリ20bと8ミリ20bのロープ各1本、ハーネスとベルトハーネス各1本、スリング4本ほどとカラビナ数個、エイト還、銀マットと12用のテント、寒冷地用の大ガスボンベ2本とガスコンロ、水造り道具。ワカン持参は直前に止めにした。

22日。高尾駅で岩倉さんと合流して11時49分発に乗車した。甲府駅13時26分着で身延線に乗り換え13時49分発に乗車した。一週間ほど前に角瀬タクシーに問い合わせした時には、鳥屋集落の先のゲートまで入れ、空いていればその先へ行けるとの事であった。インターネット情報上では標高1100b付近の林道終点まで行けるようであるが道の状況があまり良くないとあった。自分で運転する訳ではないが夜間林道を走るのも不安なので、明るい内にということで予定より早めに出発した。甲府駅で乗車の電車を携帯電話で伝えた。下部温泉駅15時07分に下車したが、予約のタクシーが居なかった。少し待っても来ないので電話したところ、最初に一週間ほど前を強調したせいか今日のことだと思わなかったようだ。30分ほど待った。林道対策で最低地上高のあるジャンボタクシーで行くことにしていると言われ、15時38分に下部温泉駅前を出た。水の持参量がまだ少ないと言うと、おいしいと言う角瀬で壁から出ている水を補給(15時59分)しに寄ってもらった。山頂に雪はあると運転手は言うが、タクシーが行ける所までは水容器を満たしておきたいので。その時は陽の当たっていない布引山は名の通り布を張ったような山容中腹から上部にかけて、谷筋には雪が見られた。運転手の話によると、転付峠経由で2人組みと単独者が笊ケ岳を目指していると言う。快晴で、戸屋集落に入ると廃村の様な感じと思っていたが、意外と自家用車や仕事用の車も各戸にあり、活気を感じた。奥へ延びている林道をどんどんと上がり、林道で作業の人も一人見て、ゲートも過ぎたが道は良い。ゲートは開けっ放しのような気がした。一部に舗装も無く、ガードレールも無い区間がある。狭い区間もあった。運転手は10年前くらいには最終区間手前の部分の工事をしていたという人で林道をよく知っていた。途中で鹿を1匹見た。林道からの取り付き点のテープも見たりして、やがて地形図で996.3b三角点峰のピークを巻いた稜線上を確認して、山稜を北側に巻いてさらに進み、少し下がって、右と左カーブしてすこし登っていった尾根を右に回ったカーブ(ガードレールあり)の先(広めになっている)で下車(16時28分)した。山を登りに来ているのにいいのか違うのか悪いのか、とにかくだいぶ得したと思った。小型ダンプカーと奥に小型パワーシャベルがあった。林道奥へパワーシャベルの方へ歩いてさらに進もうとしたら、まだ掘り返したばかりで、100b位先の沢(大金山の南西に食い込む沢)の箇所で工事は止まり、狭くとてもテントを張れそうにないので、また下車地点に戻り(16時38分)そこを幕営地とした。林道上の推定地点は996.3bピークが下に見える具合と、林道のカーブの感じと沢で工事箇所が止まっている箇所の具合からの3点で、標高1100メートル付近と推定した。ここまでの林道は新しい感じはしなかった。水はタクシー下車の時点で6.8リットルあった。水の節約のためパンと飲物で夕食にした。缶ビールはなし。横になった時間はメモ忘れ。夜中にはテントのすぐ横で鳴く子供のような鹿の小さな泣き声が続くのであるがなかなか立ち去らないので、寝返りを打つと遠くへ行って鳴いて居なくなった。費用=JR運賃 町田〜下部温泉 2,520円。角瀬タクシー(電話0556-45-2062)下部温泉駅前〜林道終点 8,380円(ジャンボタイプ)。

23日。5時03分起床。厳冬期用のシュラフと薄い化繊ダウン風上着と雨具の上着の重ね着と使い捨てカイロと半身マットで寒くはなかった。重いジャケットは持参を省略していた。岩倉さんは3季用シュラフでした。水は出発時点で5.8リットルに減った。夕食と朝のパン食で1.0リットル使用したことになる。テントを畳み、出発しようとしているところに軽自動車が登って来て、ザックを置いて下りて行った。この人は同じランカン尾根を登る人で以後前後した。6時33分出発。テントを張った前の草の生えていない5b位の獣が登ったような跡のある斜面(テープなど目印なし)を登り、少しヤブっぽい樹林に入ったがまったく踏み跡はない。笹はなく、カラマツだと思うが涸れた林の左斜面の中を2人で少し離れながら適当に右上方向へ登り進むんだ。登山道とかいうものはなく、踏み跡もない中を登っていく。やがて、アセビの生える稜線上に達する付近になると青いテープが現れ6時47分から51分上着を脱ぎながら休憩を入れた。取り付き点は林道が尾根末端を巻いた付近と思われる。我々も末端付近取りつきであるが。稜線上はなんとなく歩いた跡とその後のテープはあった。この後もテープは頻繁にはなく、かといって全然なくもなく、言わば必要最低限の付け方であった。大金山南東尾根中腹から東へ出て居るガレは、上からは確認出来なかったが急斜面の下に草塩集落他と川の蛇行は良く見える場所があった。休みを入れながら登った。岩倉さんは先行した。やがて尾根が緩くなり広くなり、さらに登り進むと細くなり、ほぼ南北に細長い稜線上を進み、狭い何も表示のない樹林で展望のない大金山頂上(7時46分から8時00分)となった。西側が一段下がった感じの緩やかな凹地となっていた。イソ平(1827.9b)三角点ピークが高く聳えているのが見えた。北東のガレは未確認。広い凹地のコルへ降り、低いアセビを分けて少し登り(1310b地点)進むと尾根は狭くなった。北側斜面にはカラマツ林があり、地面にはヤマイワカガミ(と思われる)が冬のレンガ色というかシソの葉色の丸めた冬葉状態で少しあった。尾根は太くなり急になった。途中で10分(8時25分から34分)ほど休憩を入れて登ると小さな平な所に乗った(8時39分)。標高1400b地点で小さな凹地気味があり、右回りまたは左回りで登るか考えるのに少し時を置いたが、左回りで登ると赤布があった。その後2回平坦な箇所があり、後ろの平坦地で休憩した(9時01分から13分)。ここから等高線間隔が非常に狭くなり、急登が続いた。朝パンは腹持ちが悪く、9時27分から33分には少し食べる。ランカン尾根で初めての三角点のあるイソ平というピーク(1827.9b)三角点(10時48分から11時06分)に石塚は休み休み着いた。だいぶ前から岩倉さんには先行してもらっていた。地形図通り、南の1361bから続く太い尾根上に乗り、方向を変えて細い尾根に乗り緩く進み、ちょっとの登りで三等三角点イソ平に着いた。錆びた一斗缶があって、山名表示はなく、古い静岡大学の表示板が逆さになっていた。写真を交互に撮った。イソ平というくらいでテントは張れる(ちょっと倒木が邪魔気味である)広い展望のない頂上であった。小さなコブを越えて下がると(11時20分)コル。急登して進むと向こう側に岩が立ち上がっている小さなギャツプ(11時57分)で岩倉さんは待っていた。空身で7分ほど偵察すると左へ巻いて、始め岩棚を進み、岩溝を戻り気味に登ると岩場の上に出られると分かった。戻り、重荷で慎重に通過(12時14分)した。また急登して狭いピーク上(12時39〜49分)に乗った。1948bと思われた。進むと地形図では読めない(出てこない)アップダウンがあり、狭い稜線で下の方から垂直に立ち上がる岩の箇所は右側(12時55分)を進んだ。また休み休みの狭等高線急登が続いた。石塚は休んでいる方が多くなった。苔の上にほんの少しの残雪を見るようになった。やがて2085bピーク(または2080bピーク)(14時03〜09分)に乗った。5bを表す等高線があるピーク。林道でザックを置いて車で降りて行った静岡の男性が登ってきた。老平に車を置いて、林道を空身で歩き、9時頃から登り始めたそうである。男性は先へ行った。2125b峰への手前は船窪地形というか二重山稜気味であった。2125b峰へ着く(14時33分)と静岡の男性はテントの準備をしていた。我々もテントとしたが微妙に斜めでなかなか場所が決まらなかった。もう息が相当白かった。ガレマーク(ランカン崩れ・または大ギャップ)の箇所を空身で15時09分発で偵察しに行った。2125b峰は南と北側が一段下がった地形で針葉樹ピーク。一番高い所を降りていくと蜜潅木に阻まれるので、北側へトラバースしてさらに下るとガレ際の岩場に出た。少し岩場横を下るとコルに(15時22〜26分)に下りた。危険な感じはしないが、左に斜めに落ちていて向う側が立ち上がっていて、荷が枝で相当引っかかりそうで危険なので少し折った。15時41分テントに戻り、夕食とした。今日は約1000b登ったことになり、目算以上の頑張りであった。一日中晴れた日の行動でも約600ccだけ飲んで済み、意外と少なく済んだと思った。夕食前は5.2リットルになった。今日はあまり展望もなく、登山道として明瞭でないので結構蛇行したり、枝に引っかかったり、倒木跨ぎをして疲れたので、(ラジオの天気予報を聞いたような気がする)、早めの16時46分に寝た。

24日。5時起床。夕食と朝食で約1リットル使って、4.2リットル持参で6時53分に出

発。北側の一段低い所(苔と少しの雪があった)から左斜めに下り(テープあった)ガレギャップ(ランカン崩れ・または大ギャップ)のコルに下りた。向う側の立ち上がりを慎重に少し登ると、

後ろの岩倉さんが右巻きルートがありそうとの事で行ったので、石塚も直登りは止めて後をトラバースで追った。が岩倉さんは止まったので、石塚はさらに下がると、直上出来そうだった。岩倉さんが続いて、今度は石塚が詰まり、岩倉さんが先に稜線上に出て、先の潅木ヤブ気味のルート不明気味地点で、偵察後で岩倉さんは止まっていた。結局持参の重いロープ・ハーネス・スリング類は使わなかった。休みを入れていると、男性が追い越して行った。短くヤブ気味を抜けると、疎林となり今までと違い展望が多少利くようになった。笊へというプレートがあった。テントを張れそうな場所があった。2200b付近のシラビ平(またはヒソ平)かもしれなかった。2261bピークは倒木が多かった。コルを通過して2250b極小ピークを越した。西側が垂直に立ち上がっているコルを通過。遠くに偃松尾のガレが見えた。狭い岩場の上に乗るとすごい高度感。痩せ尾根の急登後、倒木多く極く小さい凹地を通過する。赤テープたまにあり。南側から斜面が合わさって来る斜面登りとなり、二重山稜の北側に乗った。下方向は『ひそ平』という欠けたプレートが木に打ち付けてあった。また短く狭稜(10:16)の後、ウイスキー壜のあった小平地、また南側からの合わさり斜面登り、一度窄まるがまた合わさり斜面登りでテントの張れそうな小平地に出た。2580メートル地点(10:3754)。ここからは急登もいくぶん緩やかになり、展望もありランカン尾根の一番いい部分であった。小笊を見上げた。小さい地面穴の口にリング状に霜が着くというおもしろい現象を見た。稜狭となり、南側に小ガレの切れ込箇所(11:17)を過ぎ、シャクナゲなどを掻き分けながら小コブを下ると小笊直下のコル(11:50)となった。石塚は重荷と不調で休み多く時間がかかっていた。木の根を掴みながらのひたすら直登後、ダケカンバが近づきハイマツの上を踏ん(踏跡あり)で見覚えのある小笊頂上(12:2057)の小広場に着いた。2人が休んでいた。毎回踏んでいる小笊をやっと下から繋げた。先行者は先に行き、岩倉さんと写真を撮り合い、笊ケ岳に向かった。登山道は樹木が一部被っているがしっかりとしている。コルは2つあり、個人的には中笊もありと思っている。急登後好展望の笊ケ岳に短く滞在して(13:2632)、ここからは非常によい登山道を布引山へ向かった。直下のルンゼは西側のハイマツ稜線上に道がしっかりと出来上がっていた。コル(13:5814:03)。布引山への登り返しはなかなか長かった。先行者は布引(15:0610)でテントを張っていた。我々はもう少し下がることにした。が、檜横手山が遠く時間も迫り、手前の登山道上で斜めながらテント(16:31)とした。(コースタイム 出発6:53−大ギャップのコル7:07−稜線上へ戻る7:34−休憩8:00−単独者前へ8:12−笊へのプレートを見る8:22−2261メートル8:412250極小ピーク手前のコル8:50−垂直のコル9:0708−単独者との休憩9:2337−以後は文の中に表記)。

25日。5時50分起床。6時00分頃2人が鈴を鳴らしながら下山して行った。布引山や途中にテントは見なかったが、布引山の見えない場所でテントを張っていたかも。2.3リットルで6時50分出発。檜横手山を7時10分から19分。どんどんと下り途中で13分、13分、14分と3回ほど休憩した。登ったランカン尾根の各ピークが同定出来で、意外にもランカン崩れはそんなに下へ続いて(山のひだで隠れたいたかも)はいなかった。山ノ神の手前で若い単独男性に会い、山ノ神(9時34〜35分)を通過、3人の女性を含む中高年組に会って間も無く広河原(10時09〜31分)に降り立った。笊ケ岳へこちらから登る人が居るとは思わなかった。椹島からの方が近いのに。もっとも椹島へは畑薙第一ダム手前で崩壊などしていて、今は入りにくい事情もある。渡渉は下流を石塚が、上流を岩倉さんが偵察したが、岩倉さんが先に渡れた。石塚は上流へ移ったがすべって足首まで4〜5歩沈没した。同じ位の大きさの枯葉が流れの緩やかな所で重なり続け、蛇のように長く蛇行しているというおもしろい現象を見た。あとは奥沢谷沿いを歩いた。沢の中というか沢床部分を歩く時もあった。上の岩場から沢水が流れる難所は幸い凍っていなかった。鉄の桟道は傾いている所もあった。タケ沢の吊橋を通過(11時17分)、結構杉が切ってあったがどうやってこの狭い登山道を下ろすのだろうとか、紅葉が陽を浴びていい感じの箇所もあったりして後、奥沢の廃屋の手前で休憩(11時25〜37分)した。お茶畑は手入れされていた。11時45分林道終点部分に出て、老平ゲートを12時13分通過、入浴できる所を聞いたり、ハンターに聞かれたりしながらヴィラ雨畑の前の馬場バス停留所に12時25分に着いた。残った水は1.1リットルほどで、今日行動中に飲んだのは1.2リットルほどであった。今日は広河原で取れると思うと多少余計に飲み、下に降りてきて暑かったので結構飲んだ。バス待ち時間はなく、入浴時間は取れない。バスは1日2本しかない。タクシーを予定していて全然調べて来なかった。入浴していた大きなザックの大学生約14人組(女性も4人ほど含む)も乗ったのでマイクロバスは満席に近かった。13時04分に乗車して身延駅に向かった。大学生グループに岩倉さんが聞いたところによると転付峠・生木割周辺・所ノ沢越・布引山・檜横手山と山中に5泊して、予備食まで使ったらしい。所ノ沢越から中ノ宿への間の崩壊地点を通過出来ずに布引山へ登り返したようだ。身延駅(13時55〜14時04分)、甲府駅(15時18〜34分)と乗り継ぎ良く帰れた。石塚は八王子駅(17時10〜21分)から横浜線で帰った。

ランカン尾根は笹薮なしでした。心配していたランカン崩れ(または大ギャップ)通過にロープとアイゼンは使わなかった。前後した男性によると笊ケ岳に30センチの雪の時もあるらしい。ランカン尾根、登りにした場合アップダウンは別としてひたすら登りで、ルートファインディングは難しくない。下りにした場合は結構枝尾根があるので難しいと思った。

費用=山交タウンコーチバス(山梨交通の地域バス運営子会社、荷物代なし)1,130円。JR運賃 身延〜町田 2,520円。(石塚孝彦)

 

 

 

鎌倉・衣笠山

期 日:12月9日(日)日帰り

参加者:L森田隆仁、中村精、小原紀子、榎本美智子、木村真知子、輿水政子、河崎正道、大関清充、山本文夫、安瀬はる江、長谷千秋、派田正、藤田弥枝美、吉田和興、宮澤恵子、上野進、伊倉佳子、竹田早苗 計18名

コースタイム:鎌倉駅9:00−八幡宮9:0010−報国時10:00−旧華頂宮邸10:2030−衣張山11:2712:05−釈迦堂切通し12:40−名越切通し13:27−日蓮水乞−安国論寺13:4514:00−安養院14:2030−上行寺−八雲神社14:3545〜東勝寺腹切りやぐら15:17〜日蓮辻説法跡15:30−鎌倉駅15:45

森田、木村さんが、最近足の遠のいた会員に電話を掛けたお陰で、総勢19名の参加で、本部合同山行なみの人数となった。

八幡宮の大銀杏が黄金色に耀き見事だ。舞殿では厳かな楽器の音色が流れるなかで、結婚式が行われて居た。皆さん○○年前の自分の結婚式を思い出して居られた様子。報国寺は孟宗竹の林とイワタバコ、それに万両、千両、百両、十両と植え込んだ庭も良かった。旧華頂宮邸は開放してあり、庭に入れた。近所に住むという古老に尋ねたら、伏見宮家の末孫の屋敷とのこと。衣張山で弁当を広げた。

桜の咲く頃は座る場所もないくらい人が集まって来るだろうな、いい眺めだ。

藪を下り始めると、足元がなかなか厳しい、鎌倉にもこんなコースがあったのかと驚く。

釈迦堂切通しは道具の乏しい時代によくこれだけの事が出来たと、感心。名越切通しには一度に人馬が通れない様に大きな石が中央に邪魔をして居た。北條政子の墓のある安養院は小さな、静かな寺だ。八雲神社で休憩。建物の中にきらびやかな4台の御輿が保存されて居た。夜に担ぎに歩くのだそうだ。神社の横から裏山に登り、北條高時が切腹をした東勝寺腹切りやぐらへと下った。日蓮上人の辻説法跡から鎌倉駅に戻った。私の知らなかった鎌倉を歩き、もっと歩きたいと思った。又計画して下さる様に森田さんにお願いした。

駅の近くで解散。残った14人は大船で反省をして帰宅。(小原紀子)

 

 

 

中央沿線/犬目丸〜荻ノ丸

期日:12月12日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、小原紀子、山本文夫、安瀬はる江、宮澤恵子、澁澤和子、本山まり子 計7名

コースタイム:鳥沢駅8:509:00−山谷9:50−登山口10:0510−境界尾根分岐11:1530−扇山分岐11:40−犬目丸12:00−820M地点12:1013:10−荻ノ丸13:15−山ノ神13:2530−安達野14:00−大野貯水池展望台14:3055−四方津駅15:3047

交通費:八王子→鳥沢 570円、四方津→八王子 480

昭文社地図「高尾・陣馬」の中で行き残している山に「犬目丸・荻ノ丸」があって、日の短いこの時期にこそゆっくり歩いてみようと計画した。鳥沢に着いて安瀬さんが実家にちょっと寄ってくる5分間ほど我々は鳥沢小学校前で待機、真っ白な富士が聳え、あちこちの軒先に吊るされた干し柿の色が鮮やかだった。揃って中央高速の下をくぐって山谷へ。梨の木平へ向かって車道を進み、標識を捜したがまったくないので見当をつけて一軒の民家の庭先から植林された北へ延びる尾根へ乗る。入ってみると踏み後もあり、赤テープもところどころついていてほっとしたのもつかの間、次第に倒木と藪と傾斜がひどくなって、ここから一時間大汗をかいてしまった。この境界尾根はハイキングコースだったと思われるが、最近余り歩かれていないのだろうか。分岐からはしっかりした道がゆるやかに続き、ほどなく南側がひらけた展望のよい小ピークへ出た。犬目丸かと喜んだが、高度が高すぎる。残念、次の杉林の中の薄暗いピークが861Mの犬目丸だった。標識なし。昼食には適さないので先に進み、明るい雑木林に囲まれた広い尾根上で昼食とする。コンロ二つで煮込みラーメンや野菜炒めをこしらえてささやかな宴を楽しんだ。予想通り、荻ノ丸も杉木立の中の小ピークで、やはり標識はなかった。山ノ神の立つピークでは紅葉に埋まる大野貯水池と高柄山から九鬼山までの山並、その向こうに連なる道志の山々の展望に一同しばしうっとり。

安達野に下りると「大野貯水池・四方津駅」の標識が立っていて迷うことなく談合坂SA脇を通り、中央高速を仲原橋で渡り、大野貯水池へ。展望台で湯をわかしてコーヒーとケーキを楽しむ。池の向かいには御春山が美しく聳えていた。

この一年、私のつたない山行にご親切にもお付き合いくださった皆さま、ありがとうございました。また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。 (助廣弘子)