中央沿線/岩殿山

期 日:1月6日(日) 日帰り 快晴

参加者:L澤田治之中村精、森田隆仁、小原紀子、小澤美喜代、木村真知子、河崎正道、大関清充、安瀬はる江、黒澤正弘夫妻、飯嶋光江、宮澤恵子、助廣弘子、澁澤和子、上野進、伊倉佳子、市川静子、本山まり子、竹田早苗、黒沢寿子、神谷吉明、奈良洋子 計23

コースタイム:八王子8:53=大月9:3240-登山口10:1520-稚児落し11:25-岩殿山12:5014:50-大月駅15:35

恒例となった新年のおでん山行は岩殿山とした。私は初訪の山だが、山頂は城跡とあって広く、こういう山行にはうってつけだった。

コースとしては、東尾根から登って南面を降りたのでは余りにもイージーだし、多少汗をかき、腹も減ってなければ折角のおでんが台無しになるということで、浅利先の稚児落し経由の登山口から入ることにする。 結構アップダウンがあり、特にカブト岩(山)からは鎖場が3ヵ所あって通過に時間がかかった。 山頂広場の一角に陣を張り、おでんパーティーの宴を始める。おでんが暖まるまでの時間に皆さん持ち寄った肴で新年を祝う。河崎さんの鍋は大きく、コンロ2台で炊くと23人分のおでんは十分すぎる程でした。 最後にはおでんが余ってしまい、始末するのに皆が協力。女性軍持参のうどんは結局食べずじまいで、持ち帰ることに・・・

下山は南面の整備されたコンクリートの階段道をとって大月駅に降った。(澤田治之)

 

 

 

奥沼津アルプス・丸子アルプス・焼津アルプス  

期 日:1月12日(土)~14日(月・祝) 二泊三日 

天候:1日目雨、2日目曇りのち晴れ間、3日目曇り一時晴れ間

参加者:L石塚孝彦岩倉啓子(全日程)/村精、小澤美喜代(1314)/武末範子(13) 計5名

コースタイム:12日原木駅90015-石堂橋口(登山口)93140-128㍍1002-大嵐山103544-大平山124552鷲頭山140105-岩屋・中将宮143342-志下山1507-徳倉山160208-横山峠1631-沼商前バス停留所163852=沼津駅前1713-『ホテルオータケ』1728(分岐は省略してあります。) 13日沼津駅712=富士駅乗り換え=静岡駅815-新静岡バスセンター845=佐渡バス停留所905-西宮神社91318-四等三角点「佐渡」102.7㍍92834-徳願寺101014-仏平・352㍍付近(駿河国扇松峰)111823-梵天山・二等三角点「丸子宿」37581138-鉄塔1152-歓昌院坂峠120527-天柱山・四等三角点「堂ケ谷」31312551302-大鈩山分岐1309-駿河峰417131824-丸子城址北曲輪140710-静岡匠宿『おもしろ体験館』142451(有志で吐月峰へ)-吐月峰入口バス停留所145815:1621に来た)=伝馬町1546-静岡駅155456=焼津駅1609-『かどや』16501740-『ホテルシーパレス』1742。14日『ホテルシーパレス』748=沼の平81522-富士見峠842-高草山855904-鞍掛峠95158-満観峰103255-四等三角点112125-日本坂峠115054-花沢山122038-地図にない神社1329-『かんぽの宿焼津』14381607=焼津駅161421=熱海=小田原1831

12日(土) 相模大野では雨は降っていなく、小田原をあたりから霧雨・小雨となった。原木駅で雨具の上と雨傘で、登山口まで偵察的に行ってみることにした。住宅と畑の混在地帯を抜け、土手に上がり赤い鉄骨の石堂橋を渡り、進むと奥沼津アルプスの石堂橋口というだいぶ古ぼけた道標があった。竹薮斜面で交通の頻繁なところの横なのでゴミ多かった。雨具の下を着けて行くことにした。左へ斜上するコンクリ道があり、1~2分ほどで小さな神社があり、手前の分岐で未舗装の登山道となる。

あとは、尾根上に乗り、明瞭な道を進めば良かった。篠竹のようなトンネル状を抜けると128㍍ピークがあり、赤白ポールが立っていた。以後下りと上りにはトラロープ・鎖が張られている箇所が多かった。中里・大北分岐の峠あり。石切場跡周辺ではハシゴが掛けられていた。巻き道もあった。アップダウン多かった。表土が崩れ空中に浮いている箇所もあった。大嵐山には三等三角点日守村(日守山)があり、ロープ迷路の園地であった。新城バス停分岐あり。大平山には下山していくハイキングの5人ほどがいた。昼食は5分も休むと体が冷え、行動食的食べ方で弁当を食べずに取らずに歩いた。大平山から沼津アルプスとなり過去に歩いているが、どこまで歩いたか記憶が定かでなくなっていた。雨もやや強くなり、どこで下山するか考えながら歩き、海岸も見えて、時間的に横山峠から下山した。沼商前のバス停から沼津駅前に出て、駅の北側に廻るのに手間取り『ホテルオータケ』(6,300円朝食付き)に宿泊して風呂で体を温めて、昼食の弁当を夕食とした。岩倉さんは外食に出たとの事でした。

13日(日) 朝食はバイキング。沼津駅で3人の乗る車両に合流、途中で次の電車に乗り換えた。新静岡バスセンターは少し探した。もう予定のバスではなくなり、静岡駅前を廻って、佐渡バス停留所で下車した。バス停は旧街道。バイパスに出てから、階段の上の西宮神社(先宮神社は間違い)で準備をした。西側を廻る舗装農道からミカン畑の中の道をたどって行くと、四等三角点のある茶畑の頂上102.7㍍メートルに着いた。また、ミカン畑の中を下り、舗装路で徳願寺へ向かった。寺で聞くと、ハイキングコースとして申請中なので、地権者の了解も得ていないし‥との事で、行かないで欲しいと言われてしまった。石塚は、聞かなかったことにして‥、と玄関を後にした。南側墓地から偵察のつもりが、樹木とシダなどの茂る急斜面、岩倉さんなどを先頭にどんどんと登って行った。地図では場所は分かっていた。土穴に石仏の先に左からの登山道が出てきて、右からの登山道に出会い、巻いて352メートル峰に乗った事を確認した。左へ曲がると丸太ベンチのある仏平に出た。あとは、歓昌院坂を目指して進んだ。途中ハンターが居た。山中を飼い犬が3匹別々に慣れた雰囲気で散歩していた。歓昌院坂で昼食とした。四等三角点「堂ケ谷」313㍍は中腹にあった。ここの木に巻いてあった地図によると徳願寺の北の方から352メートル峰に登山道は来ているようです。分岐に荷を置いて、417㍍駿河峰まで登った。満観峰まで稜線は続いていた。分岐に戻り尾根上を丸子城址、丸子稲荷神社経由で静岡匠宿『おもしろ体験館』に出た。吐月峰入口バス停から伝馬町バス停下車、静岡駅から焼津駅へ向かった。観光案内所でハイキングの地図をもらって、『ホテルシーパレス』(6,000円2食付き)の手前の『かどや』で夕食にして、ホテルに入ったら、夕食付だった。夕食付を忘れていた。ホテルシーパレス、少々古びているが 8階の和室から、高草山から花沢山までの稜線が見えた。

14日(月・祝) 朝食後、アンビアタクシー(054-628-2135)で富士見峠の西の沼の平まで上がった。白いものが一時降った。あとは、稜線に上がり、縦走した。高草山から下って鞍掛峠には40人くらいのハイキング者が居て、タイミング的に違うと否定するのもナンなので‥キャンデーをもらってしまった。仲間と間違えたのだろう。満観峰で食べて、日本坂峠、花沢山、地図にない神社(巻き道あり)を経由、『かんぽの宿焼津』に出た。階段など整備されていてコース明瞭、だが道標の行き先表示がちょっと不満でした。『かんぽの宿焼津』の送迎バスのタイミングがちょっと忙しいのでタクシーに換えてゆっくりと入浴して、ロビーで缶ビールを飲んで、焼津駅に出た。中村さんは沼津から帰った。

丸子と焼津アルプスは平成17年と19年の台風の影響で倒木が多かった。稜線上まで茶畑がある箇所もあった。沼津登山東海バスとは箱根登山バスの沼津三島地区の営業と東海自動車バスが合併したことによる名称。しづてつジャストラインバスとは静岡鉄道のバス部門の一つ。アンビアの意味も聞いたが忘れた。武末さんがカンアオイに付く幼虫を写していた。雨の奥沼津・沼津アルプスは滑りやすく時間がかかった。こんな急坂が‥と思った箇所もあった。(石塚孝彦)

費用:三島駅~原木駅            伊豆箱根鉄道                       270円

バス停・沼商前~沼津駅前      沼津登山東海バス                     350円

沼津駅~静岡駅            東海道線                          950円

新静岡バスセンター~佐渡バス停 しづてつジャストラインバス               280円

吐月峰入口~伝馬町         しづてつジャストラインバス                340円

静岡駅~焼津駅            東海道線                           230円

ホテルシーパレス前~沼の平    アンビアタクシー      2,880円(迎車130円含む)

かんぽの宿焼津~焼津駅前     アンビアタクシー      1,280円(迎車130円含む)

東海道線の三島駅までと焼津駅からは省略。宿泊料は文中に。

 

 

 

中央沿線/要害山~芦垣尾根

期 日:1月16日(水) 日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、安瀬はる江、宮澤恵子、伊倉佳子、市川静子、本山まり子、竹田早苗、秋田さん(支部外)計8名

コースタイム:上野原駅8:4042(バス)=新井9:0005-鏡渡橋9:15-山ノ神社9:30-要害山9:5510:10-コヤシロ山10:5511:00-二本杉11:5012:40-十文字峠13:0510-稲荷神社13:4555-芦垣下14:1424=(バス)=上野原14:4755

交通費:上野原→新井240円、芦垣下→上野原390

 上野原8時42分発のバスは飯尾行きではなく向風行きで、鏡渡橋には行かないとわかったが、新井で下りてひと停留所歩くことにして集合時間は変えなかった。しばらく気温の低い日が続いていたので寒さを案じたが、新井から歩き出すと思ったより暖かく、皆たちまち防寒の上着を脱いだ。すぐに山頂に2本の立ち木のある要害山の可愛らしい姿が行く手に見えてきた。鏡渡橋を渡って登山口へ入り、要害山まで40分、山頂の立ち木は太い杉だった。今日のコースはわかりやすく藪もなく、快適ではあるがちょっと物足りない。市川さんのご希望で二本杉へ向かうときに登山道を外れて尾根通しに進んでわずかに遊んでみた。むしろコヤシロ山から東へ尾続山、実成山へと続く尾根が魅力的で、そちらへ行ったほうが面白いかもしれない。

 二本杉に着いて薄暗い林の中でわずかに陽の当たっている場所を探して昼食。900M辺りでは霜柱が溶けずに残っていてさすがに冷えて安瀬さんがコンロでお汁粉を温めてふるまってくださったのには一同感激した。十文字峠から芦垣尾根はよく整備されていて快調に下り、稲葉神社の石段に座ってケーキタイムをとって芦垣下バス停へ。予定の14時23分のバスに悠々間に合った。冬の陽だまり山行としてはとてもいいコースでした。(助廣弘子)

 

 

中央線沿線/曽倉山西尾根~扇山~コタラ山西尾根

期 日: 2月6日()日帰り  (曇りのち雪)

参加者:L河崎正道、派田 正、助廣弘子、伊倉佳子、本山まり子、竹田早苗、岩倉啓子、

市村万里子、奈良洋子、秋田久子(支部外) 計10名

コース:猿橋駅8:18=浅川公民館(500m) 8:4550-登山口(510m) 9:00-休憩(630m) 9:1520-休憩(720m) 9:4550-破線路分岐(760m) 9:55-休憩(940m) 10:2530-曽倉山(940m) 10:35-破線路分岐(920m) 10:40-967m峰 10:50-休憩(1000m) 11:0005-扇山(1137.8m) 11:3512:10-梨の木平分岐(1090m) 12:25-大久保山(1109m) 12:25-818m峰(ガンバの頭)12:55-鞍部(790m) 13:0510-宮谷分岐(780m) 13:20-宮谷分岐(790m) 13:35-百蔵山分岐(800m) 13:45-849m峰(コタラ山) 13:5014:00-695m峰 14:2530-農家(360m) 15:25-落合橋(360m)15:26-浅瀬入口(390m) 15:3556=猿橋駅 16:18

天気予報は曇り、先日降った雪が残っているだろうトレースが判るか心配。猿橋駅で全員集合バスに乗り浅瀬公民館の先の大きなカーブの手前で降ろして貰う。その先もカーブの道が続くが最初に右に入り込む道を少し進むと広場が有りその手前に山道が有るのでそれを進む。雪は15Cm位積もって踏み跡が判らない所も有るが登りなのでヤブの少ない所を探して歩く。地図の破線路を右に分け838m峰を目指すが838m峰は判らなかった。権現山からの道と合流し曽倉山と思われる広い所で休憩するが少し先の所に黄色のテープに消えかかった字で曽倉山と書いて有った。ここも普通に歩いていると通り過ぎるかも、そこから少し下った鞍部に破線路の道と合流。破線路を歩くと曽倉山は通らない。新雪を踏みながら気持ち良く扇山を目指す、山頂は我々のみ残念ながら富士山は見えなかった。

大久保山からの急坂を滑らない様に注意しながら下る百蔵山へ向う標識の有る少し先が818mガンバの頭でそこから登山道へ下る。宮谷分岐を過ぎ百蔵山分岐から849m峰コタラ山へ向う。コタラ山は倒木が多く展望も無い。『コタラ山』と書かれた『ヌタの丸』の時と同じ山名板が付いていた。伐採した木がそのまま放置されて歩き難いが雪なので各自好きな所を歩く。695m峰は広く真っ直ぐに下る尾根が有るが西に下る方の尾根に向う、少し歩くと熊らしい足跡が出て来たら皆が音を出さなければと歌を歌いだしたのだが『ある日 森の中 熊さんに出会った』こんな歌を歌って良いのか悩む。少し進むとしっかりした踏み跡が現れアイゼンをはずす。でもこの破線路で無く尾根の末端を目指して下ろうと言う事になり540m付近で登山道から外れ尾根に乗るがここが今までの中で一番の急坂で滑ったり転んだり大変だったが転んで居るのは私1人だった様だ。ようやく出た所は民家の裏で庭を通らせて貰い落合橋へ出て浅瀬入口からバスに乗る。

コタラ山の手前より雪と成り良い条件では無かったが全員で地図を読みながら歩き楽しい山行だった。(河崎正道)

 

 

 

甲府/大日影~鹿穴~大蔵経寺山

期 日:2月13日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、小原紀子、派田正、澁澤和子、黒澤寿子、一柳宏司 計6名

コースタイム:甲府駅9:1825(タクシー)=武田神社9:3035―竜ケ池9:45―躑躅ケ崎園地10:1015―大日影10:5011:00―東山11:30―大岩園地11:4012:10―岩堂峠分岐12:50―鹿穴13:0405―分岐13:10―大蔵経寺山14:4315:06―林道15:25―石和温泉駅16:1018                                     

交通費:甲府駅→武田神社(タクシー)980円

予報通り朝から快晴だが、強い北風が吹いて思い切り冷たい。澁澤さんとは武田神社で合流することにして、電車の5人はタクシーで神社へ。澁澤さんが日頃仕舞を練習されているという境内の立派な能舞台を横目に東門を抜けて竜ケ池へ向かう。武田の杜遊歩道を経て躑躅ケ崎園地に出ると、甲府の町の向こうに真っ白な南アルプスと前衛峰が広がっており素晴らしい眺めだ。風が強いので雲ひとつない青空のもと、終日展望に恵まれた一日だった。このコースは桜の季節もいいだろうが、寒い今の季節もお勧めだと思う。

陽の当たる防火帯を緩やかに登って大日影へ。ここから10㌢程の積雪となり、最後に林道へおりるまで消えなかったが、アイゼンを使うことはなかった。東山前後の尾根道には兎か鹿の足跡がずっとついていて、まるで道案内してくれているようだった。大岩園地の陽の当たる斜面で展望を楽しみながら昼食。手がしびれる寒さに私はホカロンを貼った。今日のコースのポイント鹿穴は、岩堂峠分岐から北の高みへ踏み込むことで到達できた。標識がビニールを掛けた紙(穴と書いてある)一枚なので早晩消えてしまうだろう。分岐からは境界尾根を行く。誰かが歩いたトレースがあり、助かったが、雪道を歩くのはいつもより疲れる。黒澤さんが何度か先頭に立ってくださった。大蔵経寺山でケーキと派田さんの熱い紅茶で温まり、真っ白な富士が見下ろす石和の街へ南面をジグザグに下った。この寒さの中、一緒に歩いて協力して下さった皆さま、ありがとうございました。(助廣弘子)

 

 

 

 

石垣島/於茂登岳・桴海於茂登岳ほか、西表島/古見岳

期 日: 2月15日(金)~18日(月) 三泊四日

天 候:1日目曇り気味、2日目晴れ、3日目晴れ間、4日目一時晴れ風強し。

参加者:L.石塚孝彦、岩倉啓子、武末範子、中村精、小澤美喜代 計5名。

コースタイム:文中に。

 JALのバーゲンフェアでの石垣島への航空券は人気路線、予約がとても困難につき、ANAのホテル付きツアー(現地行動は自由)になりました。費用的にはバーゲンフェア並みの航空運賃相当額でした。レンタカーで現地行動の為、5名で締め切りとしました。ANAに石垣島直行便はなく、那覇空港乗換えとなりました。

15日 石塚は蒲田駅周辺、中村さんは大船駅近くのホテルに前夜泊した。皆集合して、羽田空港ANA993便635発は649に離陸した。那覇空港に937着陸、路面が少し濡れていた。乗り換えのANA1763便は1009に離陸した。石垣空港には1059に着陸した。荷物は、受け取りと預けなしで次の便に乗せ替えられた。レンタカー会社の空港送迎で、レンタカーを借り、ホテルの近くで昼食後(ホテル出発時間メモ忘れ)、天気予報が良い方なので、バンナスカイラインで登り、行き過ぎたが戻り、下で停めて1321大川山の表示がある三等三角点のバンナ岳に直ぐ132633に登りついた。少し風あり。展望塔に寄ってから、1348出た。途中戻ったりして、於茂登集落西の登山口小広場・駐車場1417に移動した。登山道はコンクリートで固めてあった。沢と石碑、3人に会ったり、白長靴の単独女性に会ったり、枝小沢とか巻き道とか、急坂などあり、分岐から施設前広場へ乗り152535、於茂登岳三角点の方へ行った。分岐から東の方へ行って下がって見たが、石塚は途中で止めた。駐車場へ戻り163543、レンタカーを返却して173041、石垣港乗り場を教えてもらって、ホテルピースランド石垣島に送ってもらった。1803入室。夕方から港の方の飲食街へ繰り出して食事をした。

16日 朝食を早くしてもらって、(700)やや暗い内から高速フェリーに乗った。西表島大原港に着いた(73357)はいいが、タクシーが予約出来ていなかった。船の着く時間は先約があったようで、遅れて乗れることになった。運転手は山も知っているようだった。古見岳への入り口の道の横の駐車場で下車81218した。数台の車があった。林道をしばらく下ってから相良川の手前で準備82230をした。最初は渡りたくない感じの流れ。渡渉してまたしばらく歩いて右へ入り、どんどんと渡渉して行く。取水の鉄管があったりする。何回も渡渉する。取水施設の岩場851の先がちょっと踏跡不明瞭なのでサインを付けた。乗越と右下に川の箇所、下流と上流に行かないようにロープが張ってある箇所もある。下山時用のサインを付けたりする。やがて沢から離れ、急坂となる。休憩94350を入れる。登りきり、多少のアップダウンがあり、古見岳らしきドーム状のピークが見えた。下ると沢に出る。また沢に出る。というふうに迷いそうな箇所である。沢沿いを行くと滝の下1100に出た。向かって右から登り、左へトラバースして上に出た。進んで稜線近くからリュウキュウチクを掻き分け、古見岳112755に着いた。山頂は広場となっていた。休憩してサインを回収しながら戻った。バス道路まで戻って143555から履き替えなどして、バスに乗車、まだ時間があるので見学することになった。港の手前と思われる大原バス停留所で下車(1517)、仲間川遊覧船代乗り場まで歩いた。観光バスの一行と同乗して、約1時間程の遊覧ツアーとなった。いろいろと説明してくれた。上流で下船してサキシマスオウノキを見学、戻ってから大原港まで歩いた。あとは石垣港まで戻り(1740)、またホテルから飲食街へ繰り出して食事をした。クーポン券を使用して1品のサービスを受けた。

 17日 レンタカーを取りにタクシーで行き、ホテルで皆と合流(820)して走り、米原集落の知花食堂の奥のサトウキビ畑の登山口858912に停めた。パイプゲートを探すのを手間取った。サインを目印に進むが今までと違い、あまり歩かれていない。分岐を経由、沢から高巻きの急登り、休憩94755を入れてヤセ尾根の急登後、上部へ乗った。見通しは良いがサインを追っていると桴海於茂登岳がそれてしまう。とりあえず巨岩群1117まで行って、戻ると、分岐サインのようなものがあった。進むと塹壕遅滞があって、ルート不明瞭、探し回って進むと、石塚が草に隠れていたタコツボ穴に落ちた。直登すると桴海於茂登岳頂上12251300で、三角点は離れた箇所にあった。ここから巨岩群の方へ戻り、サインを探しながら進むも、ガイドと逆廻りのせいか赤ペンキが見えないのが多い。沢下りのような状態の後、小川地帯1350~出た時間メモ忘れ)に出た。ガイドの写真と見比べても場所が特定できない。皆で偵察したりしたが、ウマヌファ岳は諦めた。小川地帯を降って行くとまた、登山道不明となった。なんとか探し出して、小さい尾根の稜線1525に乗り、登り始めの分岐からパイプゲート162733)と畑に出た。野底集落からは野底林道へは途中が崩れているので行けず、伊野田廻りで。林道入り口を教えてもらい、登山口175053に着いて三等の三角点の野底岳180813を往復した。182427駐車地。1913ホテルに戻り、三度目の飲食街へ繰り出しをして食事をした。

18日 737ホテルを出た。グリーンパークを探すが、(83540)閉鎖していた。奥に登山道があるというので進むと、沢脇にコンクリ部分もある登山道が続いている。(91335)テレビ中継施設の方へ導かれ探し回ったが頂上の三角点がなかった。稜線に出た所を右へ行けば、リュウキュウチクを掻き分けて前嵩頂上94751の四等三角点だった。閉鎖グリーンパーク入り口へ戻り1024出発、屋良部林道からの近道の登山口に向かった。舗装路で良い、路肩に停めて103946登山開始。屋良部岳頂上部10541100は岩場、テラス1に三角点、テラス2は展望地と別の登山道が上がってきていた。戻り111420、御神崎灯台113948を見学、川平湾1206~)を散策、あやぱにモールを見学と昼食、レンタカーを返して154158送ってもらって、1605空港に着いて石垣島を後にした。ANA1782便1823石垣空港発、那覇空港1859着陸~ANA992便2042離陸、羽田空港2232着陸~京急羽田空港駅2300乗車と帰った。

4日間予報に反して天気に恵まれた。頂上に出れば皆、海もみえて展望は良かった。桴海於茂登岳はジャングル化していて、もう一般的に気軽に登る山ではなくなっていた。ゴーヤチャンプルーは毎夕食3回食べたが、店により全部違った。レンタカー代は安かった。毎回夕食出るのは楽しみでもあり、面倒でもある。(石塚孝彦)

費用:石垣島ツアー代5人分(ホテルピースランド石垣島利用・3泊朝食付)      285200

    同上 振込み手数料          三井住友銀行                      525

    レンタカー代(免責補償料込み)  石垣島スカイレンタカー 15日の半日分    4055

ガソリン(4.36リットル)代      JAおきなわ                               733

    フェリー代 石垣港~西表島大原港 安栄観光フェリー   往復             2980

    ジャンボタクシー代      大原港~古見岳への入り口  やまねこタクシー  2980円 

バス代  西表島交通  古見岳への入り口付近(自由乗降)~大原バス停留所  280

西表島仲間川遊覧船代    会社名不明                        1500

    ホテルの駐車代 500円  タクシー代 ホテル~レンタカー会社 石垣タクシー    570

    レンタカー代(免責補償料込み) 1718日分    石垣島スカイレンタカー   8630円    

ガソリン代(13.28リットル)代               石垣エスエスグループ   2245

 

 

 

富士山

期 日:217日(日)日帰り

参加者:L神之村均、上野進 計2名      天 候:晴れ

コースタイム:橋本7:15=相模湖IC=富士吉田IC=中の茶屋8:50

中の茶屋9:15-馬返11:1011:15-小浅間神社12:1513:00-五合目13:5014:00-中の茶屋15:50

中の茶屋(1100m)までは除雪がしてあったのでノーマルタイヤでもなんとか行けた。中の茶屋から先は除雪していないので雪多し。

支度をして中の茶屋を915分にスタート。

中の茶屋から馬返し(1400m)までは緩い坂道だが、雪が多いため歩きづらく2時間かかった。

馬返しの明大山荘付近からやや傾斜が出てくるがずっとトレースがあったので助かった。

朽ち果てた小浅間神社は慶長7年の桃山建築らしく面影が屋根の造りに見られる。

雪は多く五合目(2100m)まで4時間半かかってようやくたどり着いた。誰もいない五合目小屋で一休みし佐藤小屋まで行こうと思ったが、佐藤小屋まで行くにはもう1時間かかりそうであり遅くなると判断し、五合目小屋(井上小屋)で引き返すことにした。

帰りは超特急一足1mで2時間弱で降りられた。

このコースは昔は富士への表参道だったらしく由緒ありそうな史跡があるがみんな手入れがされてないのでだいぶ痛んでいる。小浅間神社や二合目、三合目、五合目小屋も昔の面影を残しているが、このまま朽ち果てていくのかと思うとさびしい気がする。

帰りに大月から芭蕉月待ちの湯で一浴して暖まって帰った。

神之村均

 

 

箱根/星ヶ山~幕山

期 日: 3月8日()日帰り  (快晴)

参加者:L木村真知子、小原紀子、大関清充、松宮俊彦、谷本さん(支部外) 計5名

コース:箱根板橋駅8:40=登山口9:1020-弾正ヶ原10:3040-星ヶ山11:5012:20-自鑑水分岐13:1525-幕山14:1030-湯河原梅林15:2050=湯河原駅16:20

以前本部山行で長江さんのリーダーで歩いたコースであるが長距離なので、その時は悪天候と聖岳に寄ったりしたため、全コース歩けなかった。その後、ヤブ山を考えると地味な山なので、湯河原梅林の色とりどりの梅を楽しみに再び計画を立てての実行で今回はお天気にも恵まれ満足できる山行になりました。

タクシーで登山口にいった処、前夜の雪が深く、白銀山に登る行程が苦労させられる事になりそうと判断、白銀山は又の機会にすることにして、全く踏み跡のない弾正ヶ原の方向へむかいました。

しばらくはゆるやかにおりていく尾根道をいき、やがて植林帯の仕事道からハコネダケのかすかなケモノミチになり、時々吹き溜まりの雪もあり、5年前に比べたら歩きにくい、通行のない、わかりにくいコースになっていました。

弾正屋敷跡の標識もなくなり、(ここだけ赤テープが次々ついていた)一ヶ所だけしっかりした三方向の標識が立っていて、ここで確認しないと先に進めないかと思いながら、星ヶ岳へむかった。

その先、星ヶ岳までは全くのヤブ山になり、ケモノ道を町境の木柱を頼りに先に進みましたが、星ヶ岳の山頂はわずかな空間が陽だまりで昼食タイムに適当でした。

前回は見晴らしのいい分岐点も一面のササ原になっていて、前方から急に一人の男性があらわれ、ちょっとビックリのすれ違いでした。

この先もヤブをかきわけ歩いていくと突然ハイキング道にでることができ、自鑑水~幕山と歩き通し、大勢の観光客の中に混じって待望の梅見を味わい、無事、歩き通した喜びの祝杯を大関さん持参のお酒でしめくくりました。

ご参加の支部員の協力に感謝です。

最後に今回歩いてみて、歴史を秘めたコースであり、次の世代に残しておきたいコースと思っても忘れられていくのかと惜しいような残念な気持ちになりました。(木村真知子)

 

 

甲府/一ノ森~淡雪山~湯村山

期 日:3月12日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、森田隆仁、河崎正道、派田正、澁澤和子、竹田早苗、一柳宏司 計7名

コースタイム:甲府駅9:1850(タクシー)=下積翠寺バス停10:2025-白山神社10:2730-一ノ森10:4550-780M地点11:35-興因寺山12:0030-淡雪山13:0006-金子峠13:10-680M地点13:3545-塚原峠13:50-千代田湖畔14:2030-見晴台14:3550-八王子山15:00-湯村山15:4516:05-塩部バス停16:3342(バス)=甲府駅16:5417:32

交通費:甲府駅=白山神社(タクシー)約2000円、塩部=甲府駅(バス)180

前日は東京の気温18度、甲府20度を越えたが、今日は寒くなるとの予報に防寒対策して出発、しかし日中はぽかぽか暖かく山では汗が目に入るほどだった。朝方の人身事故のせいで中央線が遅れており、高尾を17分遅れの電車に6人乗ったが、甲府到着は定時、ただしあずさ3号に乗った一人の到着は予定より30分も遅れた。澁澤さんと合流して2台のタクシーで白山神社をめざす。地元の運転手は知っていると思ったが、要害山方面に行ってしまい、引き返してもらって下積翠寺バス停で下車、道路を渡ると小さな「北山野道」の看板がすぐ見つかってほっとした。白山神社の急な石段を上がり、境内の脇から細い道を辿りジグザグに登って一ノ森へ。ここには地元で整備している北山野道が東西に通っており、これを歩いて湯村山まで行くのも面白いハイキングになるだろう。私たちは北の穴口峠へ向かうが、しっかりした遊歩道が北東へ逸れていくので、この辺で尾根へ上がったほうがいいのではと、ガイドを見たら、ちょうど松浦さんもその地点で尾根に上がっていることが分かった。しゃにむに攀じ登ったこの30分は面白かった。興因寺山には県の職員3人が登山コースの点検に来ており、おかげでこの前後には真っ赤なペンキと赤テープが沢山ついていて、ありがたいけどしつこ過ぎ。淡雪山は名前の通り白砂に緑の樹木が映えて不思議な景観だった。金子峠からは倒木が多い広い尾根で青色のエフが程よくコース案内してくれて助かった。塚原峠には3体の石仏がいい表情で待っていた。和田峠へもうすぐという地点からエフがなくなり、整備された公園の中を通って道路へでたので和田峠はわからなかった。千代田湖を眺めてから、イワカガミの赤い大きい葉が点在する斜面を上がって見晴台へ。千代田湖の眺めがきれいだったが、春霞のせいか遠くの山は見えなかった。以後のコースはよく整備された公園の遊歩道で、気持ちよく歩いて湯村山へ。休憩舎でケーキと熱い紅茶で一休みして町へ下る。立派な運動場や体育設備が並び、沢山の市民が運動を楽しんでいる傍らを地元の澁澤さんの案内で迷うことなくバス停へ。甲府駅で解散、澁澤さんに見送られ、特急で帰るひとりを見送って、残り5人でユックリ車中反省会をしながら帰京した。(助廣弘子)

 

 

 

大菩薩/滝子山

期 日: 3月15日()日帰り                               天候:曇り

参加者:L神之村均、小原紀子、小梶昌弘、派田正、松宮俊彦、助廣弘子、竹田早苗、秋田久子(支部外)  計8名

コースタイム:笹子駅08:35-滝子山南稜入口9:059:10-浜立尾根分岐11:3040-山頂12:0512:45-道証地蔵15:001520-笹一16:0516:35-笹子駅16:40

前夜遅くまで雨が強く降っていたが、朝にはあがっており暖かい日となった。

大関さんが体調不良で不参加、松宮さんが参加で参加者8名で笹子駅を出発した。

もうすっかり春の気配で途中の道筋でふきのとうや福寿草を見かけたが、花粉も相当飛んでおり僕にはきつい1日であった。

桜公園を過ぎ南稜入口で服装を整え山道に入る。

何度かの休憩の後、岩稜が出てきて高度を稼ぎ浜立尾根分岐に到着、一息つく。

そこから頂上まで残雪がところどころにあり少し凍っているところもあったがアイゼンをつけなくても大丈夫だった。

今日は曇っていて富士山は見えなかったが、南アルプス北岳方面がきれいに見えた。

頂上で昼食の後、浜立尾根分岐まで戻り浜立山の西方へ進む。

緩やかな丘状が浜立山でかまぼこの板には山名が木に結ばれていた。

ここから、南西へ梶を切り急坂を降りた。途中少しうろうろしたところもあったが赤テープに助けられ、尾根を下って行くとすみ沢沿いの登山道におり道証地蔵についた。

道証地蔵で派田さん名物おいしい紅茶をみんなでご馳走になった。

駅までの道で滝子山を見上げ1日のルートを追った。(神之村均)

 

 

南九州/尾鈴山・霧島山(韓国~新燃岳)・高千穂峰

期 日: 3月15()~16日()一泊二日、天候:二日間晴れ

参加者:L吉田和興、山本文夫、飯嶋光江、宮島陽子、上野進、岩倉啓子、神谷吉明 計7名

費 用:¥38,000(夜宴会費込み)

コースタイム:羽田=宮崎空港9:05=(レンタカー)=林道登山口11:52-長崎尾14:37-尾鈴山15:30-登山口16:30=宮崎市内ホテル18:10=高千穂河原駐車場7:00-中岳7:55-新燃岳8:22-出会い9:20-韓国岳11:40-えびの駐車場11:40(男性:えびの高原駐車場6:45-韓国岳8:00-出会い9:20-高千穂河原駐車場11:55)-高千穂河原駐車場12:0312:25-馬の背13:15-高千穂山頂14:2514:50-駐車場15:50=さくらさくら温泉=宮崎空港18:30

         霧島連峰は両端の登山口から、男性群、女性群分かれて縦走、途中で車のキー交換。高千穂河原からは、標高差も200mばかり高くなり、車での余分な移動時間もかかるが、女性群の健脚に助けられました。

         霧島連峰の縦走は遮るものが無く、景観もすばらしく快適。特に朝霧に包まれた山並みが良い。できれば、みやま霧島の時期にもう一度歩いてみたい。

         高千穂の峰は霧島の縦走路から見ると、いかにも天に突き上げており、大変な急登に見えるが、実際登ってみると見かけほどではない。

         尾鈴山は瀑布群コースから登るとよさそうだが、時間不足。林道が意外と延びており、しっかり地図を見ないと道を取り違える。

         羽田のANA宮崎便の出発ゲートは一番遠く(10分くらい掛かる)、搭乗検査ゲートでの靴の履き替えや、鳴り物の検査で時間も係り、危うく乗り遅れるところでした(出発時刻後まで待ってもらい搭乗)。20分位前には検査ゲートを通過しないと危ない。

         天候に恵まれ2日間、半袖1枚での快適な山行ができました。(吉田和興

 

 

 

丹沢/ミツバ岳~世附権現山(本部合同)

期 日: 3月22日()日帰り  (晴れ)

参加者:L河崎正道、中村 精、森田隆仁、小梶昌弘、矢澤孝二、黒澤正弘、黒澤常代、松宮俊彦、竹田早苗、 支部外14名  計23名

コースタイム:新松田駅9:05=滝壺橋(350m)9:3040-休憩(650m)10:1020-ミツバ岳(834.5m)10:4511:30-世附権現山(1018.8m)12:1025-756m峰12:5513:05-鹿柵(695m)13:10-661m峰13:2535-浅瀬入口(350m)14:05-丹沢湖(350m)14:1515:01=新松田駅16:00

天気が良く新松田駅前には登山者が一杯、タクシー5台で滝壺橋へ。登山道は以前うすい踏み跡だったがしっかりしたジグザグの道が付いていた。健脚向きで募集をしたのでジグザグ道を歩かずに尾根を直登する、疲れた馬鹿みたいに思えたので上の方はジグザグ道を歩く、楽だった。ミツマタの花は満開、昨年3月14日に来た時と同じ位だったので今年は少し遅いのか昨年が早かったのか判らない。富士山も雲一つ無く素晴らしい展望だった。世附権現山へ向う途中のミツマタの木は杉林の日影に多く日の当たる南面には無いミツマタの木は日影が好きなのだろうか知っている人は教えて下さい。一番心配していた世附権現山から756m峰手前の急坂、ザイルを用意したが使わずに無事下れた。振り返ると下って来た所が壁の様だった。危険箇所も過ぎ時間もタップリ有るので展望を楽しみながらゆっくり山を楽しみながら下山する。反省、歩く時間配分が悪くバス停でバスの時間まで約1時間待つが暖かかったので文句を言う人が居なかったので助かった。新松田駅で反省会、リーダーとしては支部員が大勢参加してくれたので助かった有難う御座いました。

(追記) 気になる店 『酒処 ちょっと』美人女将、茹でピーが美味しい,料金は手頃。新松田駅に近いので反省会に如何ですか4時より空いています。

(河崎正道)

 

 

 

丹沢/袖平山北尾根

期 日:3月30日(日) 曇り 

参加者:L長谷千秋、澁澤和子  計

コースタイム:藤野8:00=東野8:35-袖平山取付9:1020-袖平山12:0525-姫次12:39-青根分岐13:1825-東野15:1025=藤野16:07

当日は曇り天気で午後は雨が降る予報なので気になる出発となった。歩いていると人家の庭や畑には梅が満開となって美しい。30分くらい歩くと八丁坂ノ頭と袖平山に向かう林道に分かれており、さらに5分ぐらい歩いた所にオレンジ色のリボンの標あり、最初の休憩を取った。しばらく歩くと又さっきの林道に出てさらに林道を歩くと袖平山の標識が有りここから尾根道だ。何回か休憩を取りながら高度をかせいで行くと木々の間から八丁坂ノ頭や姫次の山頂付近の斜面に残雪が見え、1ヶ月ほど季節が戻った感じだ。袖平山の山頂についたが曇り日の為富士山は見えないが初春の山のおもむきがあり気分は良い。

山頂は寒く昼食を取るとすぐ出発した。袖平山からは八丁坂ノ頭までは道に雪があったが歩きづらくはない。時間があるので青根分岐からゆっくり下っていると蛭ヶ岳の管理人出あい話をしながら下ったが話がおもしろく良い時間かせぎになった。東野ら着いたのはバス出発の15分前とにかく雨に降られなくて良かった。澁澤さん昼食のときごちそうさまでした。(長谷千秋)

 

 

笹子/大沢山-大洞山

期 日:4月6日(日) 晴れ 

参加者:L中村 精、小澤美喜代、竹田早苗  計3名

コースタイム:高尾7:26=笹子8:3135―稲村神社9:2325―大鉄塔10:07―休み10:2732―大沢山(女坂山)11:3012:05(昼食)―ボッコノ頭(1450m)12:4550―摺針峠13:3040―大洞山(摺針山)13:5814:05―カヤノキビラノ頭(1411m峰)14:1823―ベンチ(中尾根ノ頭)14:5315:05―林道15:5355―新田バス停16:23―笹子17:0306=高尾18:25

朝の電車は空いていて、車窓は桜の花が綺麗だった。稲村神社の本殿の横に大沢山登山口の標示があった。

檜の急坂を登ると少しで尾根道。アップダウンを繰り返すと、大鉄塔に着く。赤松の林の道は緩い登りだが、雑木林になると、山頂まで急な登りが1時間位続く長い登り。

ブナの木がある大沢山は真っ白な富士山が大きく見える。真新しい標識には大沢山(女坂山)と書いてある。ここで昼食にする。

西に左斜めに下って行くと、大きな岩があり、三つ峠や黒岳も見える。登ってくる男性一人とすれ違う。細い尾根をどんどん下って行き、また登り返すと、1450m峰、ボッコノ頭と書いてある。広々とした山頂で、3人が休んでいた。笹子トンネルの方から来たという。

ここからは西側の木の枝が少し気になる細道。笹の細道を過ぎると、摺針峠。随分下がった感じがするが、大洞山までは少しの登りだった。ここも真新しい標識で、大洞山(摺針山)記されている。三頭三角点があった。

少し行くと、達沢山への分岐のある1411m峰。右の笹子峠方面へ向かう。また、岩場や左がガレた細い尾根道を下り、植林の尾根道を行くと、ピークに木のベンチがあり、左の木にはテープが何本も下がっていて、下に下る道がある。右は木の太い枝が3本通行止めのように置いてあるが、尾根道が続いている。ここが中尾根ノ頭だと確認して右に進む。

やがて、尾根の向きが変わる急坂の下りになるが、道はしっかりついていた。両側の木が切ってあり、仕事道のようだ。最後は植林の中の直滑降のような道の下りで、林道に降りた。

新田地区は桜はまだ咲き始めで、紅梅、白梅の花が綺麗に咲き、笹子雁ケ腹摺山の斜面も雪で真っ白だった。途中のコンビニに寄って笹子駅まで歩く。今日は足が揃ってそよ風の中を気持ちよく歩いた。(中村精) 

 

 

 

奥秩父/石保戸山~鳥小屋~倉掛山~伝通院

期日:4月9日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、小原紀子、河崎正道、山本文夫、市川静子、本山まり子、竹田早苗、黒澤寿子、奈良洋子 計9名

コースタイム:町田6:30(タクシー)=新犬切峠9:0025―二本楢10:05―指入峠10:2545―石保戸山11:2035―1640M地点12:0535―白沢峠分岐13:3550―奥山林道ゲート14:00―高橋寺14:3515:00―柳沢15:0510(タクシー)=町田18:30

交通費:貸切タクシー32000円(一人約3550円)

前日大荒れの天気が嘘のような春らしい青空、タクシーはすいすい走り、甲府盆地を埋める桜、桃、すももの花々、彼方に見える雪を戴いた山並といつもより真っ白な富士に一同感嘆しつつ青梅街道柳沢から林道へ入り、新犬切峠へ。柳沢峠付近はまだ道の両側に雪が残っていたが、下ると雪は消えた。はじめ降り立った地点はなんの標識もないが、北西へ延びる尾根がないことから犬切峠と思われ、車に戻って少し引き返した三叉路で下車、真新しい「林道大ダル線」の看板があり、ここが新犬切峠だ。広場の隅から踏み後を辿って尾根へ上がる。なるほど草原状の防火帯が伸びており、今日は快適山行だなあとうきうきしたのもつかの間、100Mほど登った辺りから雪で真っ白、ざくざく踏めばアイゼンはいらないものの登るにつれて雪はどんどん深くなり、ラッセルすることになった。1582Mの二本楢山頂はすっぽり雪に覆われており、ここからは河崎さん、山本さん、奈良さんが交代で先頭を歩いてくださり助けられた。指入峠から先は雪で地形が良く分からないので方向だけを頼りにずぼずぼと深みにはまりつつしゃにむに歩いて石保戸山へ。確か山頂は笹薮と聞いていたが、太ももまでの深い雪に覆われており、先にもうピークが見えないからここが山頂だろうと思うしかなかった。鳥小屋へさらに北をめざすが、時間がかかって今日はもう無理だなあという気になってきた頃、林道らしきものが出現して一安心。既に12時を過ぎていたので、ここで昼食とする。雪の上に座っていると身体の重みでだんだんお尻が沈んで冷えてくる。1703Mの鳥小屋へは後60Mほど登ればよさそうだったが、「今日はもう止めましょう」と市川さんがきっぱり言われて、決心がついた。林道はじぐざぐに南西へ下っており、地図にある破線とは一致していないが、1450M辺で地図にある奥山林道と合流したようで、そこからさらに100Mほど南へ下ったところが白沢峠分岐、せめて白沢峠までピストンしてこようという意見も出たが、リベンジを約束してあきらめていただく。高橋川沿いにゆっくり歩きながらヨモギを摘んだり、トクサを採ったり、高橋寺のお堂前の芝ではケーキを切ってティータイムを楽しんだ。青梅街道へ出る直前、携帯がつながり、御屋敷で待機していたタクシーに来てもらって早々と帰路についた。

今回初めて山行半ばで撤退という経験をしましたが、全員無事に下山できたことに感謝。

前日の気象から山での雪を予想すべきだったことを反省しています。

次回は御屋敷から入る逆コースでリベンジしようと思います。

(助廣弘子)

 

 

 

奥多摩/松生山南東尾根~浅間嶺

期 日: 4月15日()日帰り  (晴れ)

参加者:L河崎正道、山口康子、澁澤和子、市川静子、本山まり子、市村万里子  計6名

コース:武蔵五日市駅 9:50=笹平(320m) 10:2530-498m峰 10:5511:00-701m峰 11:3545-払沢の峰(858m) 12:1555-867m峰 13:10-松生山(933.7m) 13:3035-936m峰 13:45-時坂分岐(860m) 13:55-浅間嶺展望台(890m) 14:1025-時坂分岐(860m) 14:30-尾根に乗る(880m) 14:3540-793m峰 14:5515:00-703m峰 15:2025-沢に出て戻る(480m) 16:00-640m圏 16:30-休憩(600m) 16:3545-林道(450m) 17:10-上川乗(400m) 17:1532=武蔵五日市駅 18:05

平日なのでバスは空いていた、笹平で降りたのは我々6名、バス停前の墓地に向い墓地の前を通り薄い踏み跡が上に延びているのでそれに乗るがかなりの急登、尾根に乗って仕舞えば間違う所は無いおまけに標識も有るのにはガッカリ。498m峰までの急登は辛い、この先701m峰の登りも急だがこの間は小さな登り下りが何ヶ所か有るが気持ちの良い尾根歩きが出来る。採石場から延びてきている尾根の先が払沢の峰で昼食にする

松生山の手前に下川乗に下る尾根が有り踏み跡も付いている地図で見る限り気持ち良さそうに思える。松生山は広く展望も良い御前山が立派。入沢山を過ぎた所から上川乗に下る尾根がみえる踏み跡も薄いが有るでも地図を見ると枝分かれの尾根が多く難しそう。

浅間嶺の桜を期待していたがまだまだ早い花芽も無い。浅間嶺展望台でこのまま下るとバス停で1時間以上待つのでもっと先まで歩き人里へ下るかそれとも今見てきた松生山から発生している尾根を下り上川乗に降りるか相談するが始めての尾根を下る事にした。尾根が幾つもに分かれているのでどの尾根を下るか皆で確認。793m峰から703m峰を通り630m圏で3ツに分かれる尾根の真中を下り上川乗とする。

時坂分岐まで戻り尾根に乗る踏み跡は有る少し歩くと最初の尾根が分かれる793mは大きなピークで足と気持ちが下りモードに入っているので登りが辛い。この先はヤセ尾根を下る何と判り易い地形だろう広く開けた所に出て703m峰に着くこれなら楽勝で下れると思い休憩。この安易な気持ちが大変な事に成る。

杉の木に白ペンキが先の方まで付いていて、薄いが作業道らしき道も有る。640m付近で尾根は南に向いて有るが南東方向へ向っている作業道が楽そうなのでそちらに向う白ペンキはその方向に向って付いている。何時の間にか踏み跡も無くなり沢へ向う沢沿いに仕事道が有るだろうと思い沢まで下るが道は無いので150m程また登り返す。皆に申し訳無く顔が上がらないので下向きで歩く。

始めこの尾根を下ると決めた時に最後の方はかなり急な下りに成ると認識していたが半端では無かった。歩かれて居ないので落葉が積りフワフワして歩き難いうえ木の根や石の上に落葉が乗って滑る最悪のコースだった。5m位の笹ヤブを強引に下ると整地された墓地に出た登山口も下山口も墓地。すぐ下が林道でそれを下ると公民館が有りバス通りに出た左方向10m程で上川乗のバス停が有り皆でホッとした。酒屋は無かった残念。

≪反省≫                                                                                                                             

      640m付近で方向を確認して南東に向っているにも係わらず歩き易い作業道を歩いた。

      踏み跡が無くなり沢に向っているのに引き返す勇気が無かった。

      支部に届けたコースを勝手に変更した。

参加者の足が揃っていた。日が高い時期で良かった。それと皆さんの地図読みが素晴らしかったので不安が無く歩けた点が良かったリーダーとしてもっと勉強しなければと反省しました。(河崎正道)

 

 

 

白神山地/向白神岳

期 日: 4月25(金)~27日(日) 前夜発・避難小屋ニ泊三日(朝帰り)

天候:1日目一時小雨のち晴れ、2日目晴れ、3日目曇り一時雨と晴れ間

参加者:L.石塚孝彦村精の2名。

コースタイム: 24日横浜駅前2230= 25能代駅前91135=あきた白神9571031=日野林道終点登山口手前の駐車場10521105二股分岐11521202-避難小屋(泊1655 26日6001122メートルからの広い稜線上72838向白神岳9521005避難小屋(泊1451 27日746二股分岐104349-記帳所111935白神岳登山口駅12251330能代温泉市民保養所はまなす荘14191830=能代駅前18402030= 28日横浜駅前710

25日 格安のツアー会員制夜行バスは能代駅前に予定より40分早く到着した。五能線の白神岳登山口駅に停車する列車がかなりないので、リゾート白神1号であきた白神駅で下車、そこからタクシーで、林道終点登山口手前の駐車場に入った。準備して、舗装林道を終点で入山の記帳して登山道に入った。途中で下山してくる単独女性に会った。ほんの一時雨が降った。花が多い。二股分岐に着いて、二股コースは通行可能であるが昨夜の雨で渡渉が心配なので、蟶山コースを選んだ。前後に休みを入れながら進んだ。蟶山分岐の少し先からほとんど残雪上となった。単独女性のトレースも終わり、急登地帯は 大分地面が出ていた。十二湖分岐の稜線に乗ると残雪豊富であるが、登山道が出ている箇所もあった。向白神岳まで良く見えて、遠いと感じた。避難小屋は何とか1階から入れた。白神岳の頂上周辺は地面が出ていた。今夜は貸切であった。19時05分に寝た。

26日 アイゼンを着けて6時に出発した。風がある。緩い傾斜を降りて、藪が出ている箇所は右を止めて左側を進み、玄関岳の肩から頂上、北側に降りて進み、藪も突破して、1122メートルからの広い稜線上に出た。1165メートルは頂上を通過、1221メートルは東側の雪壁の脇を巻いて、休憩を入れて、1250メートルを通過した。その次ピークにヤブコギで出ると三等三角点が出ている向白神岳だった。食べて、1221メートルは頂上に残雪上を進みヤブ尾根を下った。1165メートルを通過、1122メートルからの広い稜線上に戻った。玄関岳のピークは巻いて肩に乗り、ヤブも通過して、避難小屋に登りついた。ずっと向白神岳の先まで明瞭に見えていた。風が一時的に強く吹いた。残雪上の快適な稜線歩き、雪の崩壊割れ目の上やそば歩き、潅木と笹とシャクナゲの混在するヤブコギと残雪の急登・急斜面歩きといろいろとバラエティに富んでいた。短い先に残雪の見えているヤブコギは楽である。ヤブが濃く高く先に残雪が見えないヤブコギはなかなかつらい。17時14分に寝た。その後しばらくして男女2組が到着した。

27日 濃いガスが廻りを包んでいる。男女2人組みは停滞のようだ。アイゼンを着けて7時46分に出発した。蟶山分岐の少し手前でアイゼンを脱ぎ、夫婦2人や20人くらいの団体と会い、記帳所で下山報告を書き、日野林道から車道、国道を横断して、駅を通り過ぎて戻り、白神岳登山口駅に着いた。無人駅であるが五能線の放送は入る。強風で遅れたり、停止したりしていて大幅に遅れていた。雷と雨が降る。次の列車まで2時間もあり、水がないので、中村さんが飲み物を買ってきたり、沸かしたりした。水をもらいに下の家に行くと能代まで出る用事があるので載せてくれるというので、同行した。能代温泉市民保養所はまなす荘まで送ってもらった。温泉300円と食事トンカツ600円と缶ビール300円と猫とテレビでだいぶ時間を過ごし、下山報告をして、タクシーで能代駅に出て、待合室で時間を過ごし、夜行バスで帰途に着いた。横浜駅前には50分ほど早く到着した。

格安の会員制夜行バスでも、連休前後は高くなる。記帳所のメモによると412日に登った記録もあった。

費用:オリオンツアー(会員制夜行バス)  横浜駅前~能代駅前 往路6000円、復路7000

    JR五能線 能代駅あきた白神駅       運賃 400円 リゾート白神指定席券510

    タクシー 二ツ井観光タクシー  あきた白神駅~日野林道白神岳登山口駐車場 5950

    タクシー  会社名メモ忘れ      能代温泉市民保養所はまなす荘~能代駅前1720

 

 

 

 

丹沢/検見ケ丸~鳥ノ胸山~高指~前ノ岳

期日:5月15日(木)日帰り (晴れ)

参加者:L助廣弘子、中村精、小原紀子、小澤美喜代、河崎正道、市川静子、本山まり子、竹田早苗 計8名

コースタイム:橋本7:30(タクシー)=池之原8:559:05―検見ケ丸10:0510―恋路峠10:35―908M地点10:45―鳥ノ胸山南峰11:35―鳥ノ胸山11:4012:15―雑木ノ頭12:35―落合橋13:20―尾根末端13:30―高指14:3040―1130M地点15:0515―富士見峠15:5516:05―白井平16:5517:10=(タクシー)=町田19:20

交通費:貸切タクシー22000円(一人2750円)

 14日予定を天候不順のため15日に順延、来られなくなった3人に代わって2人加わり8人で出発。国道413号線を和出村道志ノ湯のほうへ入り、もと村営フィッシングセンターがあった道の右側の擁壁を見ながらゆっくり走ってもらう。3か所切れ目があり、2番目の入口の金網にピンクテープがあり、見上げると尾根に乗れそうなので、ここで下車。上っていくと人家の畑の横で白テープで通行止めにしてあり、その横をすり抜けるようにして杉の植林帯にでた。尾根に乗り、かなりの急斜面をゆくうち、しっかりした踏み跡が現れてひと安心。860Mの小ピークから向きを変えて南へ下ると、林道が上ってきており、林道を横切ってまた尾根へ上がる。自然林の中を一直線に急登する。木がなくなって、ポッカリ開けたピークに出ると、そこが念願の検見ケ丸山頂だった。「大切にしよう三角点」と書いた白いポールがあり、水準点らしい石の標識があった。東側に加入道山がそびえていた。検見ケ丸を南へ下ると、再び林道に出て、しばらく行くと行き止まりとなっている。なんのための林道か?行き止まりの脇から尾根へ上がる。再び林道へ出たところが恋路峠。峠から南西への尾根に上がる。踏み跡ははっきりしており、明るい自然林の中を気分よく進む。落ち葉の積もったふかふかの急斜面をよじ登って鳥ノ胸山南峰へ。北峰はカットしようかとのリーダーのたくらみは皆に一蹴されて、北峰へ行ってそこで昼食とした。道志道の駅から写真を撮りに上がってきた男性と一緒になった。雑木ノ頭に三方向をさす立派な標識があり、ここから一般登山道を離れるのでルートがわかるかと心配だったが、道志ノ森キャンプ場へ下るルートゆえかあちこちにテープもあり、通行止めのロープもあって難なくキャンプ場へ降り立った。落合橋を渡り、今日のメイン高指への尾根末端をさがす。工事中の家があったりゴミが放置してあったりしたが、ほどなく尾根へ乗れた。誰も通らないからひどい藪だと言う人がいたので、藪覚悟で行ったのだが、ヒノキのよく手入れされた植林帯が続いて拍子ぬけ。1000M辺から笹が現れ、ところどころ覆いかぶさるようになったが、踏み跡ははっきりしている。高指山頂手前の三角点は笹藪に覆われていたが展望はよく、輝く新緑の里と道志の山々がきれいに見えていた。その先の林間の山頂には杭に赤いテープがまいてあり、高指と書いてあった。尾根はブナやミズナラの新緑に彩られ、ところどころ展望も開けており、赤テープや高指山へという札もいくつかついており、私が長年予想していた秘境のイメージは全くなかった。

木の根につかまってよじ登る急登で富士見峠へ。ここで4時となり、スカイバレーキャンプ場で待つ石黒さんに携帯で一時間遅れると伝えて、ケーキタイムを取る。ここからは一般登山道で、よく整備された道をじぐざぐに下ってキャンプ場へ。最後のピーク前ノ岳は、あとで調べたら登山道の真ん中に立つブナの木に小さい札がついているとのことだった。気にしながら下りたのだが、気がつかず、残念。管理人がタクシーが待つことを許さなかったとかで、白井平まであと10分歩くことになった。

 このコースは、昭文社の地図を広げては未踏の山々をつなげて歩きたいと考えていた私のいわば念願のルート丹沢編その一でした。支部の皆さまに協力していただくことで実現できました。あっけなさすぎた感じですが、すごーく嬉しいです。(助廣弘子)

 

 

丹沢/大室山北尾根

期日:5月18日(日)日帰り (曇り)

参加者:L長谷千秋、小原紀子、澁澤和子、竹田早苗 計4名

コースタイム:上野原8:00=大室指8:55-小椿分岐10:22-雨乞石11:34-大室山12:1240-犬越路14:2740-用木沢出合15:38-西丹沢自然教室-16:0424-新松田17:20

上野原駅よりタクシーに乗り大室指のバス停で降り道標にしたがいコンクリートの道を歩き始めた。通りの家の庭にはツツジが満開だ、桐も咲いている。そういえばタクシーの中から見た藤の花もきれいだった。

くねくねした道を行くと林道に出た。林道の右側はすでに大室山の頂上まで伸びている尾根のさきっぽの所だ。私たちは沢沿いの道を行くので、道を探しながら進んで行った。沢に出たので沢沿いを登っていき、沢が二股に分かれ右側の沢を登り、そろそろ右側の尾根に取り付く所が出てくるはずだと女性陣に言うと、6~7㍍下のところにマークがありますと言われた。見落としてました。

尾根に取り付くと急登が始まった。ヒノキの植林帯を登っていると前が明るくなってきた。小椿との分岐についた。標識に大室指と小椿と書いてある。休息の後登り再開。道は急登だが尾根を上り詰めれば頂上に着く。尾根の両側は広葉樹に変わっていて新緑がまぶしい。昨夜の雨のせいかもしれない。

尾根は広く土は雨の為少し締まっているので、やや歩きやすくなっている。ゆっくり登って行くと雨乞石に到着した。雨乞石の上に登ると道志の山々や下の家がうっすらと見えた。登り再開後1450㍍より高くなると、大きなブナの木が所々に出てきた。又ブナの木々の間にゴマサクラの花が咲いている。小原さんを先頭に、あっちの花が綺麗だこっちの花が綺麗だと言って歩いている間に頂上に着いてしまった。頂上付近はゴマザクラが多く、その中での昼食となった。

帰り道は大室山のメインルートで、道は分かりやすい分岐で犬越路に向かう。下りの道をゆっくり歩いていると、道の両側には三ツ葉ツツジやシロヤシオの花がつぎつぎと現れ、新緑の緑と重なって気分の良い下り道となった。犬越路で休憩を取り、あとは西丹沢自然教室までいっきに下った。

小原さん澁澤さん竹田さん休息や昼飯のとき、おいしい差し入れありがとうございました。(長谷千秋)

 

 

 

丹沢/榛ノ木丸~袖平山

期 日: 5月21日()日帰り  (晴れ)

参加者:L河崎正道、小原紀子、派田 正、福屋鮎子、竹田早苗、一柳宏司、三浦良一(支部外)  計7名

コース:橋本駅 6:30=魚止橋(610m) 7:2530-伝道(690m) 7:45-造林小屋(765m) 8:0005-最初の丸木橋(760m)【渡渉不可能で戻る】8:1525-造林小屋(765m) 8:35-鹿柵(885m) 8:509:00-休憩(1120m) 9:3040-榛ノ木丸(1312m) 10:0525-縦走路(1400m) 11:00-姫次(1410m) 11:1045-袖平山(1431.9m) 12:0010-944m峰 12:5013:00-林道(600m) 13:2535-東野「鶴屋旅館」(390m) 14:1015:50=橋本駅 16:40

19日の夜、台風4号が関東地方を通過、雨風が強かったので早戸川の水量と折れた枝で道が荒れているのでは無いか心配だったが魚止橋から伝道までの林道は荒れては居なかった。それよりも新緑が大変綺麗だった。造林小屋の扉が壊れていた、段々この建物も破壊して行くのだろう。ここから先の水平道はこのコースでも気持ち良く歩ける所で新緑も美しい。

昨年も最初の丸木橋が流されていて裸足で渡渉したが今年も流されていた。それよりも水量も多く流れも早いので渡渉不可能と判断して白馬尾根は諦めコースを変更。造林小屋から榛ノ木丸、姫次へその後は予定通りとした。造林小屋へ戻り前の金網の扉から杉の植林へ入る。踏み跡はしっかり付いているが薄暗く急登が続く、途中から鹿柵の横を歩く、歩き難い。今回の白馬尾根はシロヤシオとブナの新緑を見るのが目当てだったが、この尾根にも少しだがシロヤシオが咲いていたので諦めていた花が見られ良かった。

榛ノ木丸は雑木の広い山頂でここにもシロヤシオが咲いていた。コース変更した為、時間もタップリ有るので1292m峰(昭文社の地図ではここが榛ノ木丸に成っている)へ散歩。今日行く予定だった白馬尾根がすぐ目の前に見える来年また計画しなければと思う。蛭ケ岳・丹沢三峰などの展望を楽しみ縦走路へ向う、いつもここを歩くと方向感覚が狂う、姫次を背にして歩いているのではと思ってしまう。

残念ながら富士山は雲の中、蛭ケ岳や大室山を見ながら昼を食べる。袖平山では富士山の頭が見えた、富士山を見ると何かホットするのは私だけだろうか。袖平山北尾根は私の好きな下山コースだが3/30には長谷さんがここを登っている長かっただろう私には出来ないと感心する。944m峰附近に植林の人が入った様で杉の木が大分切られていた。東野の鶴屋旅館で風呂に入る。着いた時間が早くお腹が一杯なので相模原支部、恒例の鍋は取りやめたがメニューには無いフキと竹の子の煮物やワラビなどを出してもらい打上げ。

渡渉出来なかったとは言え、コース変更で白馬尾根を期待していた人には申し訳なかったがまた来年計画しますので宜しく。(河崎正道)

 

 

 

山陰(鳥取)/扇ノ山・氷ノ山・那岐山・上蒜山・三徳山(投入堂)

期 日: 524()26()二泊三日

参加者 :L吉田、宮島陽子、助廣弘子、上野 進、市村万里子

費用:¥49,000(宴会費他含む)

コース:羽田655分発=鳥取空港840分=(レンタカー)=姫路登山口1010分―扇ノ山1100分~20分-姫路登山口1200分=やすらぎの湯=ヒュッテ白樺(泊)=氷ノ山登山口55分―氷ノ山越550分―氷ノ山640分~700分―登山口800分=那岐山駐車場945分-大神岩1040分―那岐1145分~1200分-駐車場1320分=津山市内散策=湯原温泉・菊乃家(泊)=上蒜山スキー駐車場520分-槍ガ峰640分-上蒜山710分~20分-駐車場840分=倉吉市内散策=三徳山三仏寺1040分-三徳山(投入堂)1115分~30分-駐車場1210分=三朝温泉=鳥取砂丘散策=鳥取空港1745分=羽田

天候:初日:雨、2日目:雨後曇り、3日目:晴れ時々曇り

         初日雨の為、氷ノ山を2日目にするも又雨。結局、視界に恵まれたのは上蒜山だけでした。

         三徳山の投入堂は鎖場あり、馬の背の岩場ありで、登り4050分の歩程ですが、これは本格的な登山で、一般の参拝者は無理と思えます。それだけに見ごたえはあります。

         毎朝4時起床でも目一杯かと思っていましたが、登山時間も、移動時間も計画よりかなり早めとなり、その分、観光に温泉、更には居酒屋にと楽しめました。

特に西の横綱と言われている、湯原温泉の河原の露天風呂、よく写真で紹介されている三朝温泉の橋のたもとの露天風呂、疲れた体には実に快適でした。

         ヒュッテ白樺、\5,750(夕食、弁当付き)、貸切状態でしたが、乾燥室もしっかりしており、夕食も予想よりもはるかに良く、気持ちのこもった宿で申し訳ない感じがしました。

 

 

 

富士山(一合目~五合目)

期日:6月1日(日)日帰り (晴れ)

参加者:L森田隆仁、中村精、小原紀子、山本文夫、松宮俊彦、助廣弘子、澁澤和子、市川静子、市村万里子 計9名

コースタイム:町田6:35=富士浅間神社8:3037=中ノ茶屋8:4555-馬返し9:4710:00-一合目10:10-二合目10:3750-三合目11:0515-四合目11:3140-井上小屋(四合五匁)11:49-中宮12:05-車道に出た12:13-佐藤小屋の下の日溜りで昼食12:1843-佐藤小屋12:43-スバルライン五合目13:1325-御中道コースに入る-ベンチ13:5514:10-スバルラインを越える14:36-奥庭売店14:4555-三合目バス停16:03―樹海台駐車場16:1022=町田19:55

石黒タクシーが橋本駅に行って居る事はないだろうなぁ、と話をしていたら到着。富士吉田駅で澁澤さんを拾って少し走り、富士浅間神社で山行の無事をお願いして中ノ茶屋へと走る。

中ノ茶屋で車から降りて歩き出す。穏やかなコンクリートの道を進むと、鹿が2頭横切った。乗用車が何台か追い越して行ったが、途中、レンゲツツジの公園を清掃のボランティアの人たちだったらしい。

廃屋や廃屋直前の小屋を幾つも見て、昔は富士を崇めて登る人が多く居た事が窺える。細尾野林道につき当たった所に車が2台。何となく植物が違ってきている事に気づく。マラソンの練習の人達が幾人も追い越して行ったが、次々と下山して来る。すごいパワーだ。

そろそろ弁当の時間だが、少し頑張って佐藤小屋が樹間に見える所に、風の来ない又見晴らしの良い所を見つけて、少し遅い昼食となった。スバルライン五合目には観光客が多く、外国語で話をして居る人が多かった。

トイレを済ませて御中道へと爪先を向ける。石楠花が多く、今年は花芽が多い。昨年は沢山花をつけたようだ。雪の上は軽く蹴り込んで進んだ。御庭山荘からスバルラインへと下った。1436分。安全を考えて石黒タクシーに連絡を試みるが、電話が通じない。奥庭の売店から公衆電話で連絡を、と下ってみた。道は通れる事を確認して、下る事になった。3年前にこの道を下った山本さんとリーダーの森田さんが先を歩いた。大木が倒れて、登山道を塞いで居る。大きく迂回した後は、全員で確認しあって歩いた。立派な標識は4ヵ所にあった。いい道なのに倒木が多過ぎて、利用者はますます減ってしまうだろう。機材を持って居る林業関係者と、志を持ったボランティアが協力すれば道は元気になるのに。富士山のこのいい道を残したい。

樹海台駐車場で待って居た石黒タクシーで河口湖駅に行き澁澤さんを降ろして、町田へと走った。市村万里子さんの万歩計が31,000歩をしるして居た。

チャンスが来たら掴みたいと思って居た富士の一合目から五合目を歩く事が出来て満足。第2班、第3班と計画を出していただいて、希望者全員が歩ける事を願った。(小原紀子)

 

 

 

大菩薩/富士見新道-丹波

期 日:6月8日(日) 曇り 

参加者:L中村 精、小澤美喜代、安瀬はる江、渋澤和子、上野 進、竹田早苗、奈良洋子

荒木美智子  計8名

コースタイム:八王子6:35=塩山7:508:20=富士見山荘8:5055―休9:2835―神成岩

10:0010―大菩薩峠10:3040―フルコンバ小屋跡11:1015―昼食11:4512:25―ノーメダワ12:42―3本の道(分岐)3:35―小尾根14:1520―石仏

(もとの巻き道)14:3040―追分14:5515:00―藤ダワ15:5055―越ダワ

16:45―のめこい湯17:1018:00―バス停18:1023=奥多摩駅19:05

松本行きに乗れなかった二人を待ち、塩山から予約のタクシーに分乗して、富士見山荘まで入る。富士山は見えないが、新緑が美しい。

富士見新道入口には通行注意と、鎖を撤去したという立て札があった。笹の細道を行く。涸沢を通り、尾根を回り込み、流れている沢に下り、左に登る。開けた所に出ると右側に、賽ノ河原への道がある。樹林の中の苔むした石の道を登っていくが、所々に赤い印やロープが張ってあり、分かりやすい。

ガレ場に出て、笹や樹林の急な道を行く。「落石注意」の立て札がある。ジグザグに登って行くと、穴観音の横に出る。トウゴクミツバツツジの花が咲いているのが見える。岩につけられた矢印をたどって登り、少し大きな岩を超えると、神成岩。

男の人が立っている。稜線の神部岩の横には、2000m20000年と記された柱が立っている。登山者が休んでいたが、ここで休んでいると虫がいっぱい寄ってくる。大菩薩嶺は、皆様、割愛してよいということで、大菩薩峠に下る。

フルコンバ小屋跡までの道は、トウゴクミツバツツジの花がずっと咲いていて、緑の中に色鮮やかだった。風通しの良い虫のいない所を選んで、ゆっくり昼食をとる。

ノーメダワを過ぎ、今倉山を巻いていく所で、左に登って行く道があったが、標示もなっかたので過ぎて、右の整備された道を下ってしまった。

3本の道に出あって、小菅方面へ来てしまっていることが分かり、尾根に登り返すことにする。1番上の道をジグザグに登っていくと、登山道が見える。登っていくと、石仏があり、もとの道にでることができた。約1時間程余計に歩かせてしまいまして、申し訳ありませんでした。

追分には木のベンチがあり、ここから急な下り。藤ダワで3つの道があったが、予定通り越ダワへの道をとるが、林道を少し歩いて、石段から山道へ入るが、崩れている所もあって一般的ではない。森林浴コースとあるが、最近は歩かれていないようだ。真ん中の尾根の道を通るのが良さそうだ。タクシーは1台しかなくピストンして1時間かかるというので、温泉に入ってバスで奥多摩駅へ出ることにする。「のめこい」とはツルツルすべすべの方言とか、今日はいろいろとありましたが、雨にも逢わず「美人の湯」でしめができて、ホッとしています。(中村記)

   塩山=富士見山荘(タクシー代)    1人 1400円

   のめこい湯=奥多摩駅(バス代)         980円

   村営丹波山温泉「のめこい湯」(入浴料)    600円

 

 

 

奥多摩/棒杭尾根~仙元尾根

期日:6月11日(水)日帰り(曇りのち晴れ)

参加者:L助廣弘子、小原紀子、山本文夫、安瀬はる江、派田正、本山まり子、竹田早苗、奈良洋子 計8名

コースタイム:奥多摩8:0210=倉沢8:3035-魚留橋9:13-登山口9:2835-縦走路11:0507-棒杭ノ頭11:10-仙元峠11:4712:25-大楢13:00-57号鉄塔14:10-843.5M三角点14:27-60号鉄塔14:50-大日堂15:0530=(バス)=浦山ダム15:5016:05(タクシー)=西武秩父駅16:1630

前々日は80%雨予報だったが、前日曇り予報になり、予定通り実施。8:10発日原鍾乳洞行きバスは土日の混みようがうそのように空いていた。倉沢で我々8人のほかに男女の3人組も下車。雨に洗われて輝く新緑の倉沢林道をガクウツギやヒメウツギの白い花を愛でながら歩く。棒杭尾根の登り口は昨年の台風のせいか倒木や枯れ枝で覆われており、荒れているかと心配したが、じぐざぐに上がって行く道はしっかりしており、迷うことはなかった。1220Mで露岩が出てくるとブナやミズナラの巨木が聳えるきれいな尾根の様相になり、思わず何度か足を止めて写真を撮った。長沢背稜に出ると、昨年9月支部山行で通って確認した時とは違う真新しい標識があり、柱に棒杭尾根と書いてあった。縦走路より北へ高みを目指して登ってみたが、「棒杭ノ頭」の表示はどこにもなかった。縦走路へ下りずにそのまま尾根筋を辿って仙元峠へ向かったが、いくつも小さいピークがあり、思ったより時間がかかった。仙元峠の古びた祠の周りに座って昼食。ここで冷えたのか、手の先が白くなって痺れてきたという人がいて、ホカロンの出番となった。下りの仙元尾根は笹が枯れたのか見通しよく歩きやすい。大楢には明治神宮の看板があり、「川俣は右下へ下る」との道標があったが、地図にはきれいな尾根が伸びているので、そのまま進む。そのうち登山道へ出ると思っていたが、尾根が広がって一時西へ逸れかけて、また北への尾根を探して戻り、右手下に56号鉄塔を見たのち登山道へ合流できた。立木に「大日堂→」のテープが巻いてあり、「新秩父線57号に至る」の黄柱があってほっとした。以後鉄塔を辿る巡視路はわかりやすく、途中843・5Mの三角点にもタッチして、あっけなく大日堂境内へ降り立った。顔を洗ったり着替えたり、ゆっくりケーキタイムもとって、タクシーを呼ぼうとしたが、携帯圏外。タクシー会社は大日堂から携帯が通じると言ったのにと怒っているところへ音楽を流しながらピンクの小型バスが通るではないか。安瀬さんが追いかけて聞いたところ、市営バスの運行は終了したが、携帯の通じる浦山ダムまで乗せていくとのこと、助かった。直後に下山してきた3人組も加えて11人でダムまで(一人200円)乗り、携帯で彼らの分もタクシーを呼んで、無事西武秩父駅へ。西武線は貸し切り状態で、車内でゆっくり反省会をしながら帰った。 (助廣弘子)

 

 

御坂/三方分山~蛾ケ岳

期 日: 6月18日()日帰り  (晴れ)

参加者:L河崎正道、小澤美喜代、安瀬はる江、派田 正、市川静子、竹田早苗、奈良洋子  計7名

コース:橋本駅 6:30=相模湖IC 7:15=河口湖IC 7:50=道の駅「なるさわ」 8:1015=精進(930m) 8:2535-最後の堰堤(1010m) 8:45-休憩(1100m) 9:0005-女坂峠(阿難坂)(1210m) 9:2025-休憩(1400m) 9:5510:00-三方分山(1422m) 10:0515-トリノ山(1297m) 10:35-ヌクド峠(1130m)-稜線(1240m) 11:00-釈迦ケ岳(1271.2m) 11:0545-三方分山分岐(1240m) 11:50-折八林道(1150m) 12:00-八坂峠(1090m) 12:10-休憩(1150m) 12:2030-1161m峰 12:35-アンバ峠(1090m) 12:5055-ヌタ場(1130m) 13:20-北側の尾根に入り戻る(1115m) 13:25-ヌタ場(1130m) 13:30-地蔵峠(1100m) 13:4050-旧折門峠(1100m) 13:55-折門峠(1150m) 14:05-大平山(1188.3m) 14:1015-縦走路(1130m) 14:25-休憩(1200m) 15:0005-蛾ケ岳(1279.0m) 15:1535-西肩峠(1170m) 15:4050-大畠山分岐(1090m) 16:15-四尾連湖(880m) 16:3550=甲府南IC 17:35=初狩PA 18:0015=相模湖IC 18:40=橋本駅 19:30

梅雨に入ったので天気が心配だったが今日は晴れおまけに暖かくなる予報。石黒タクシーで予定通り精進に着く。バス停より先、入れる所まで行って貰う。沢に沿って歩く3ツ目の堰堤を過ぎると急登と成るがジグザグ道なのそれ程辛くはない。レンゲツツジの木が多い花もまだ咲いていた、左手に三方分山が見えるかなりの急登だ。穏かな道に成ったら石仏の有る女坂峠に着く。ここから少し下りザレた所を過ぎると登りに成るが今までと違い直登の急登、1400m附近で北東からの尾根と会った所で休憩ここからは穏かな稜線と成りブナの林が美しいのとすぐに三方分山に着く。周りは新緑で気持ちが良く南面の開けた所からは精進湖と富士山が眺められた。

しっかりした踏み跡を下って行き少し登り返すとトリノ山で王岳やこれから目指す釈迦ケ岳が望める。ここからドンドン下る同じ目線だった釈迦ケ岳がドンドン高く成って行く。ヌクド峠の左側に林道が見える。ひと登りで稜線に着き釈迦ケ岳へ向う。アヤメが咲いていて3角点と山名標がある。同じ道を肩の所まで戻り「折八林道」の指導標に従って下る。なだらかな気持ちの良い尾根だ。林道に降りるとすぐ前の踏み跡をたどるのだが植林の作業者が入っており伐採した木がそのまま放置して有るので歩き難い。チェンソーの音を聞きながら八坂峠に着くが植林の中で薄暗い。しっかりした巻き道が有るが前回、松生山の時に失敗したので薄い踏み跡だが地図通り尾根道を登る。1161m峰と間違いその手前の小ピークで休憩。ここから先、ヤブと成り踏み跡も薄く成る1161m峰を過ぎアンバ峠に着くがここも植林の薄暗い峠で標識も無い。少し登ると尾根が広くなり踏み跡も薄いのに猪があちこち掘り返しているので道を探すのに苦労する。ヌタ場が現われた所で踏み跡は左へ向っているがここでも右側の尾根を歩く事にして下って行くがどうも北側の尾根に入り込んだ様なのでヌタ場まで戻り左方向の尾根に入る。先ほど入り込んだ尾根が右側に見える大きな尾根で間の沢も深い、早く気が付いて良かった。薄い踏み跡を探しながら歩くと目の前が開け大きな栂の木が見えたので全員で喜んだ地蔵峠へ着いたのだ。ここからはしっかりした山道が有るのでゆっくり休憩。それにしてもこの栂の木は見事だ、樹齢500年と書いて有った。

気持ち良く歩く左側よりこれもしっかりした道と合わさった所が旧折門峠で大平山の右側を巻きながら緩やかに登って行くと折門峠に着く。蛾ケ岳方面に少し歩くと大平山への登り口が有りすぐに大平山に着く。南面が開けて富士山が見える。普通は元の道を往復するのだが西側に延びる境界尾根を下る。すぐに登山道と会う。穏かな登り下りを繰り返しながら蛾ケ岳直下で休憩し最後の登りに備える。ジグザグの急登を登るが短いので助かる。誰もいない蛾ケ岳へ着く、今日一日登山者には1人も出会わなかった。雲が多くなり大畠山のアンテナは見えるが富士山は見えなかった。急坂を下り西肩峠に着く。今日一日で6ツの峠を歩いた、昔この辺は交通の要所だった様だ。ここから後は水平道の歩きやすい道なので疲れた足には優しく助かる。

5時30分ころ迎えに来る様に石黒さんに頼んでいたので早く着き過ぎるので大畠山へ寄ろうかと思っていたが長丁場歩いたので計画通り四尾連湖へ下る。約束より1時間早かったが石黒さんはもう着いていたのですぐに帰路へ車中は宴会。今回も全員で地図を見て現在位置を確認しながら歩く1ケ所間違ったがすぐに修正出来き楽しい山歩きが出来た。念願のコースだが交通の便が悪く今まで行けなかったが支部の皆さんのお陰で歩け大満足。(河崎正道)

 

 

会津/思案岳・高?山・鳥屋山・羽黒山・背炙山

期 日:620日(金)~22日(日) (バンガロー)二泊三日

天候:20日 曇り、21日 晴れ、22日曇りのち晴れ。

参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子、神谷吉明の3名。

コースタイム:20日 東京駅八重洲口12:50=高速バス=会津若松駅前16:4017:30=(レンタカー移動)=蓋沼森林公園18:10 21日 5:00=軽沢登山口5:586:11-鳥屋山6:587:08-軽沢登山口7:3846=林道一ツ渡戸四ツ屋線の作業道入り口付近9:3651-稜線に乗った所10:2834-高?山10:5711:07-作業道入り口付近11:4812:07=大規模舗装林道で切り通しから少し下りの広い箇所に停める12:2335-思案岳14:1435-下りすぎと登り返し-停めた所17:2545=本郷温泉『湯陶里』18:2619:14=蓋沼森林公園20:08 22日 8:00=背炙山山頂駐車場9:0305-背炙山らしき場所9:0915-山頂駐車場9:1820=羽黒山を裏から行く道の取り付き点に駐車10:0508-奥の院の4分先の椿のピーク10:1921-羽黒山神社10:4044-取り付き点10:5511:00=飯盛山の白虎隊の墓11:2012:23=富士の湯12:2915:25=会津若松駅前17:30=高速バス=東京駅八重洲口21:40頃。

20日 東京駅八重洲口の地上中央改札口前で集合した。徒歩5分ほどの鍛冶橋駐車場から、さくら観光の高速ツアーバスは出た。佐野と安積サービスエリアで休憩を入れて、会津若松駅前には予定より早く着いた。駅前のサティで食料の買い物して、レンタカーで会津美里町の蓋沼森林公園キャンプ場のバンガローに向かった。山の上にあり、10畳ほどの広さの山小屋タイプのバンガロ―で、夕食を食べて2035分頃には寝た。

 21日 351分起床。梅雨時ながら晴れたので登る順番を変え、時間のかかる鳥屋山を先にした。カーナビを無視して迷いながら田舎道から盤越道下、そして国道に出て、短い行程の軽沢登山口の表示の道路の端に車を寄せて停めた。車幅の道へ入り、分岐は右へ進み、尾根上を進み、下るようになると、右へ入る登山道入口がある。標識は古く一部落ち、入り口は草が茂っていた。入ってしまえば思いのほかいい道が続いた。太い枯れた松の木にあと800メーター表示、荻野分岐の表示の三叉路と進んだ。そこは鳥屋山の直ぐの3分下だった。トイレ分岐の先が鳥屋山山頂で、一等三角点と展望図4枚などがあった。くもり気味で展望は優れなかった。下山時に右下の樹林の中に沼を見て、駐車地に戻った。移動して国道から黒森集落を目指し山の林道へ入り、三叉路で林道一ツ渡戸四ツ屋線に入り行き過ぎて戻り、作業道入り口付近に駐車した。暑くなった。作業道といっても林道であるが、歩き、分岐から急になり、稜線に乗った所から草木の繁茂する場所に入った。登山道はあるようなないような感じで、頂上らしきところは違い、さらに進んで、三等三角点の高?山に着いた。展望は樹林に囲まれてなし。多少迷いながら稜線に乗った所に戻り、作業道から駐車地に戻り昼食とした。思案岳は『会津百名山ガイダンス』とは違うコースから登ることにした。林道一ツ渡戸四ツ屋線を進み、地形図にない大規模舗装林道で切り通しから少し下りの広い箇所に停車した。思案岳を左へ回りこむ林道へ入り、最初の分岐を右へ入るとまもなく小さい尾根上で行き止まりとなった。なんとなく水平に続いているので進み、行き止まり気味となった。赤布などなにもない。斜面に登ったあとがあるので、取り付いた。時々ポリ紐を着けた。展望の無い樹林で急であった。やがて、岩壁の下になった。斜め左上に泥の道を這い上がった跡があるが、急で手がかりがないので危険と判断、後ろの松村さんに左方向にトラバースしてもらった。顕著な尾根というものがない。かなりトラバース。その後休憩したり、細引きなど出したりして急登すると、1枚の赤布があった。やがて稜線上に乗り、その箇所にポリ紐を着けた。左へ緩く進むと三等三角点の思案岳に着いた。雰囲気の良い山頂で展望なしであった。頂稜上には歩いた形跡がない。アンテナの先へ行って見たが、降りる箇所がなかった。ポリ紐を着けた箇所に戻り、細引きを出したりしての急降下、石塚が滑ったりして、左へトラバース後、急降下すると登りに着けたポリ紐が1回だけ出てきた。注意はしていたが、ポリ紐のつけ方が少ないので、以後ポリ紐は出てこなくなり、登りのルートと反れてしまった。展望が利かないので下がり続け、すり鉢状の底付近という箇所から右方向に移動すると展望が利いた。蒸し暑い中、何度か休憩したりして林道が見えて、かなりの登り返しとなった。小尾根状に乗ると何となく踏み跡があり、駐車地のカーブの上の林道に出た。短いからとポリ紐の着け方が少なかったのが原因。その後、川沿いの本郷温泉『湯陶里』に寄り(入浴料500円)、コンビニに寄り、蓋沼森林公園キャンプ場に戻った。食事後2110分に寝た。

22日 600分起床。小雨、出る頃には止んでいた。蓋沼森林公園管理事務所で精算して、まずは東山温泉を目指してして走った。東山温泉手前から羽黒山を回りこみ、背炙山高原へ向かう車道に入った。石山遊歩道という表示が何箇所かある。背炙山の公園管理事務所で聞いてみた。背炙山山頂駐車場に移動して駐車。 4分で使われていないような無料休憩所建物がある平坦地に出たが、ガスで見えなかった。軽トラックの公園整備の人に聞いても山頂は不明。その辺を歩き回って車に戻った。羽黒山を裏から行く道を探し走るもなかなか探せない。その内にやっと聞いたことを理解して、取り付き点を探せた。駐車場所はないが寄せて停めた。羽黒山を左へ回りこんで、分岐は右へ、小尾根上を進むと奥の院があり、さらに登ると頂上であるが、ツバキの群生地で頂上不明であった。奥の院の先から右へ遊歩道を下ったが羽黒山神社は現れず、登り返した。分岐から下ると羽黒山神社があった。山中にしては立派だが古かった。駐車地に戻り、時間があるので、観光となった。飯盛山の白虎隊の墓で鶴ケ城ボランティアガイドの説明を受けたり、野口英世青春館を見学したり、スーパー日帰り銭湯『富士の湯』(入浴料390円)で入浴したりして時間を過ごし、レンタカーを返し、東京駅へのバスに乗った。那須高原SAと羽生SAで休憩しながら、東京駅では、八重洲口の直ぐ横で降ろしてくれたが雨であった。

費用:さくら観光白虎ライナー 東京~会津若松 往路 13列席3500円、復路14列席2600円。

    さくら観光、コンビニ扱い手数料250円。

マツダレンタカー Cクラス2日間、割引料金9975円、保険料2100円。

ガソリン代 イーエスカトー会津中央通りSSで196リットル 3449円。

蓋沼森林公園キャンプ場のバンガロー1棟(山小屋タイプ)2日間で6000円。

 

 

 

足尾/備前楯山-庚申山

期 日:6月28(土)~29日(日)避難小屋泊1泊2日 

参加者:L中村 精、小澤美喜代、松宮俊彦、助廣弘子、上野 進、市川静子 計6名

コースタイム:28日(土)曇り 浅草7:40=相生9:2139=通洞10:5152=舟石峠11:1035(昼食)-備前楯山12:1025-舟石峠13:0005-銀山平13:3040-1の鳥居14:4350-途中一回休む-庚申山荘16:15()

29日(日)雨 6:05-一ノ門6:55-下山7:50,庚申山-庚申山荘8:3550-1の鳥居9:4810:00-銀山平10:50-かじか荘10:5713:43(入浴、休憩)=通洞13:5514:05=相生15:2116:02=浅草17:51

舟石峠は広々とした公園になっていて、舟の形をした石があった。ここのベンチで昼食をとり、道標近くにザックを置いて出かける。雑木林の中の気持ちよい尾根道は、指導標もあり、道が整備されている。最後は急坂をジグザグに登って、ヤセ尾根に出て、岩の上の開けた備前楯山。

曇っているので男体山はよく分からないが、西の方には足尾連山が少し見えていた。峠に戻って、銀山平まで、林道を歩く。コアジサイの薄紫の花が所々に咲いている。かじか荘の前で休み、山荘をめざして歩く。天狗の投げ石から、一の鳥居までの間は降りてくる人達に何組も出会う。コウシンソウの咲く時期なので、人出があるのだろう。途中で出会った人にデジカメの画面を見せてもらったが、桜草のようだった。

一の鳥居の所で休む。ここからは山道、苔むした石もぬれている。蛙岩、夫婦岩と過ぎて、岩の間を登って行く。仁王門の岩を過ぎ、猿田彦神社跡辺りに来ると、九輪草の花が群生していた。庚申山荘の横や、後ろにも、今年は九輪草が一面に咲いている。緑の草の中によく映えていてきれいだった。

皇海山に行って、荷物を取りに寄った人はいるが、今夜は私達6人の貸し切りだった。夜、外に出ると、鹿が、いっぱいいた。

12時過ぎてから、雨が降ってきた。食事をし、ザックは置いて、庚申山まで行って、コウシン草を見て来ることにする。雨具をつけて出かける。水場の所にも九輪草の群生。大きな岩がある所でコウシン草を探す。ユキワリ草が岩に咲いている。岩タバコの葉もある。 

梯子を上り、岩壁下の広場へ出て、また少し登って、鎖と梯子を登る。左側の岩の2つめの岩穴(一ノ門)で、お山巡りのコースの分岐に出る。ここで小休止。花を探す。

大岩の下を通って、ずっと続く岩の横を通る所に出る。ここは山頂まで、700mの所。ここで男性2人は山頂まで行って、女性4人はコウシン草を探すことにする。ユキワリ草の咲く所にあるというが・・・。お山巡りの道の方に行って見たり、少し下って、大岩の壁を探したりする。そのうち、市川さんが、「見つけた。」と言う。3cmぐらいの株が、3mぐらい上の岩の上の方にあった。その少し横の方にも、一株。一ノ門の下の方の岩にも一株見つかった。

大岩の下の雨に当たらないくぼみに座って、降りてくる二人をしばらく待つ。やがて、来た二人にコウシン草をみてもらい、下山する。三つの梯子は思ったよりも、楽に下れる。

山荘に戻って、身支度をし、傘をさして、下る。道に水がたまって流れている。一の鳥居の近くのあずま屋で休む。雨の中を登って来る人もいる。

銀山平で「かじか荘」でゆっくり入浴する。(中村記)

   交通費  浅草=相生(特急券共)    1人 2160円×2

   相生=通洞                 960円×2

通洞=舟石峠(タクシー代)       960円

         銀山平=通洞(タクシー代)       910円

         かじか荘「庚申の湯」入浴料       600円

         庚申山荘使用料             2000円

 

 

北東北/姫神・和賀岳・秋田駒・乳頭

期 日: 7月19()21()二泊三日(前夜発)

天候:21日 晴れ、22日 曇り、23日 晴れ

参加者:L吉田和興、安村勝代、松宮俊彦、上野 進、市村万里子 計5

コースタイム:池袋23:40=盛岡6:428:10=一本杉登山口9:05ー姫神山10:2550=田沢湖=黒湯温泉18:00224:35=甘露水登山口7:30―薬師岳9:3244ー-小杉分岐10:1410:20ー和賀岳11:3512:07-小杉分岐13:0510-甘露水登山口15:18=黒湯温泉18:50234:30=秋田駒8合目登山口5:10ー男女岳6:31ー阿弥陀池6:4657―焼森山7:20―湯森山8:1221ー笊森山9:3610:00ー乳頭山11:0830-一本松温泉跡7:12:3543―黒湯温泉13:0814:20=盛岡16:20

1.         黒湯温泉は素泊まり@2,000の積み上げ方式から、@3,150の布団付セット方式へ変更となっている。

2.         和賀岳は甘露水からのピストンコースを利用したが、薬師岳~和賀岳にかけての稜線歩きが、お花畑と共に快適であり、結果としては良かった。

3.         秋田駒8合目へはジャンボタクシー利用(@9,260)、尚、始発バスのでる5時半までであれば車で入れる。下山はバスの後をついて降りることとなる。

4.         早朝の秋田駒は朝もやがかかり、阿弥陀池界隈は幻想的でおとぎの国の様な景色でした。乳頭山への縦走では千沼ヶ原へ寄りたかったのですが、吉田が足を痛めたのと、時間が1時間ばかり余分にかかるので割愛しました。(吉田和興)

 

 

 

北ア/唐松岳-白馬三山

期 日:719日(土)~21日(月・祝) 夜行・山小屋二泊三日

天候:19日 快晴、20日 小雨(ガスと風)、21日曇りのち晴れ。

参加者:L 石塚孝彦、助廣弘子の2名。

コースタイム:18日 新宿都庁大型バス駐車場22:35= 19日 白馬駅5:366:15=八方バスターミナル6:23-ゴンドラリフトアダム八方駅6:367:13=ゴンドラとリフト乗り継ぎ=八方池山荘前7:3858-小さな雪渓の下のベンチ8:3341-息ケルン8:52-八方ケルン8:58-第三ケルン9:0916-稜線上に乗る10:2131-丸山ケルン10:4549-唐松岳頂上山荘11:40(泊) 206:02~唐松岳6:1825-二峰南峰7:0208-長いクサリ場降りでコル8:0309-不帰嶮一峰の頭8:2427-コル8:50-天狗の大下りを登り切る10:01-天狗ノ頭10:4852-天狗山荘11:13(泊) 21日 6:02~鑓温泉分岐6:26-鑓ケ岳6:567:03-杓子岳8:1626-杓子分岐8:3955-丸山9:4952-村営頂上宿舎10:0445-アイゼン着ける11:4557-アイゼン外す12:3945-白馬尻小屋12:5613:13-猿倉14:0016-第一郷の湯14:35-八方バスターミナル15:20-長野16:3248-大宮18:06

18日 テント山行はやめて山小屋泊まりで行くことにした。これが後で結果よしとなった。快速ムーンライト信州81号は、手続きを始めたのが遅くて、3連休で取れない。さわやか信州号にした。都庁の駐車場で助廣さんと待ち合わせた。閉鎖空間で非常に蒸し暑かった。新ハイ誌によく書いている川越はじめ氏を見かけた。妙高高原観光バスという会社のバスで、4台出た。時間的に余裕があるのか高速代を節約するためか調布インターまで下を走った。

19日 諏訪湖サービスエリアで長い休憩を入れて、白馬駅より少し離れているロイヤルホテルに着いて、白馬駅前まで歩いた。朝食を食べたりして、八方バスターミナルへの路線バスに乗り、ゴンドラリフトアダム八方駅まで歩いた。7時からの乗車に行列状態であった。測ると16キロなので10キロ以上は荷物代400円を払った。ゴンドラ(兎平駅乗換え)とリフト(黒菱平乗換え)からは花がよく見えた。八方池山荘前から歩く準備をして、しばらくは行列状態で進んだ。あとは休憩を入れながら、ゆっくりと登って行った。ダケカンバ帯の中に登山者を数えるカウンターがあった。途中の雪渓で缶ビールを冷やすために残雪を取った。稜線上に出て、杓子岳の方を写した。尾根を左に巻き登れば唐松岳頂上山荘の前に出た。鉄の足場が組んであり工事中であった。新しい西館の方に泊まることになった。本館下で展望しながらビールと昼食後、1時半ころから16時まで夜行回復眠りとした。1645分より夕食。肉だんご4個が大きかった。1735分頃から横になった。ほぼ満室状態で夜中の部屋は暑かった。助廣さんは見た花を思い出しながら35種類ほど書き留めていた。ケルンもパンフレットなどにより名前が違うようです。

20日 急に天気が変わったようでガスが立ち込めていた。440分起床。530分朝食。雨具の上を着て出発。行けそうと判断。男2人が先行している。以後しばらくは前後した。ガスの中、小雨状態となり唐松岳で下も着用した。2人が縦走して来た。二峰南峰という標識のピークで休憩を入れた。ガスと風と小雨の中を歩いているので展望には目も向かずに足元に集中して歩いた。後日の新聞記事によると、翌日快晴時?に逆に9人で縦走してきた内の男性が浮石に乗り300メートル滑落亡くなったとあった。概ね西側を歩いた。東側に回りこむと風除け状態となった。ハイライトは東側にあり、梯子階段とクサリ場下降後のトラバースであった。メモしている場合ではないので、詳しい時間不明。狭い稜線上から狭い鉄の短い橋や長いクサリ場降りでコルとなった。結構の人数が縦走してくるのであった。目立つのは欧米系の人であった。石塚はコルの先で体が(緊張のせい?)重くなりまた直ぐに休み、助廣さんからパワージェルをもらった。昨日はリフトなどで楽をしたつけか。そこは天狗の大下りへの登りの始めの箇所であった。パワージェルの効き目か天狗の大下りへの標識へと登りきり、ケルン3つを通過、この頃に会う縦走する人、今日は白馬から来ているようだった。稜線上で風が除けられない。何とか場所を探して休憩後、天狗ノ頭に着いた。あとは進んで植生保護のためのグリーンロープが出てくるようになり、ウルップソウも多くなり、稜線上を東へ下れば、間も無くガスの中、突然に天狗山荘の前に出た。ストーブの点いている乾燥室に雨具や靴を入れられた。寝たり休憩室兼食堂で時間を過ごし、1730分から水炊きの夕食となった。川崎支部の4名が居た。1825分横になった。満室の14から15の宿泊人数状態で適度に寒く、昨日よりはよかった。テント荷の重荷での通過でなくてよかった。そういえばかなり前の船窪の通過もガスの中であった。

21日 450分起床。530分朝食。風は結構強い。雨具上下で出発。鑓温泉分岐、鑓ケ岳と通過、風除け休み後はだんだんと風景が見えてきた。杓子岳の巻き道の途中に荷を置いて、空身で稜線上に乗り右へ行ってみた。違って戻り道標が見えてきた杓子岳の頂上に着いた。荷の所に戻り、雨具を脱いで食べて、景色を見ながらの稜線歩きとなって、グリーンパトロールの人が居た丸山を踏んで、村営白馬頂上宿舎で昼食とした。ツアー団体は黄色などのヘルメットを着用していた。白馬岳往復は割愛した。だいぶ下り、石塚は8本歯のアイゼンを着けて始めガスの中の大雪渓を下り、下のほうで見通しよくなり、白馬尻小屋で休憩した。大雪渓上部はかなりの落石が散在していた。猿倉からはタクシー、2人の同乗者と4人で八方バスターミナルそばの『第一郷の湯』(入浴料500円)に入りに向かった。急行バス長野行きで、長野に出て、急いで乗ると混んでいた長野新幹線で大宮下車、帰途に着いた。

これで日本海から五竜岳までつながった。五竜岳と鹿島槍ケ岳間を歩いているか記憶が定かでないが、前穂高岳まではつながっている。(石塚孝彦)

費用:さわやか信州号 アルピコハイランドバス 新宿~白馬駅前 (休日前料金)     5700

    松本電鉄路線バス               白馬駅前~八方バスターミナル      180

ゴンドラリフトアダム              八方駅~兎平駅               860

アルペンクワッドリフト             兎平~黒菱平                      270円 

グラートクワッドリフト             黒菱平~八方池山荘前              270

ゴンドラリフトアダム 10キロ以上の荷物代                          400

唐松頂上山荘 2食付   9000円           /    天狗山荘 2食付  9000

タクシー代 信州名鉄交通 猿倉~八方バスターミナル 1台              3100

川中島バス?急行?長野行き(特急長野白馬線)八方バスターミナル~長野駅前 1500

長野新幹線 特急料金 長野~大宮                             2520

JR運賃           長野~大宮                             3260

 

 

北アルプス /表銀座・天狗原氷河公園

期日:7月28日(月)~7月30日(水)前夜発2泊3日

参加者:L本山まり子、助廣弘子 計2名

コースタイム:八王子00:10=穂高4:525:05=中房温泉6:007:30合戦小屋9:5010:20―燕山荘11:20(泊)~4:30―切通岩(大天井岳分岐)6:30―大天井ヒュッテ7:10―西岳分岐9:10-西岳山頂往復―西岳ヒュッテ9:359:55―水俣乗越11:00―ヒュッテ大槍12:3312:45―槍ヶ岳山荘13:35(泊)~5:30―中岳6:206:30―天狗原分岐7:15―南岳往復―天狗原分岐7:508:00―横尾尾根コル8:30―天狗原散策―槍沢左岸登山道9:459:50―槍沢小屋11:0011:30―横尾12:4512:55―徳沢13:4514:00-明神14:4014:50―上高地バスターミナル15:35

     中央線大雨で20分遅れのムーライト信州号に八王子から乗車、穂高駅定刻着、バスで中房温泉へ。バス乗車時は青空も見え晴天が予想されたが中房温泉に着いたとたん雨が降りだし、徐々に強くなり雷も鳴り始める。大雨のなか出発する人もいるが、宿泊を予定の大天荘から燕山荘に変更、気長に天気回復を待つ。約一時間半後、雷も遠く小雨になり、出発。燕山荘に着くまで青空は望めなかったが濡れることもなく涼しく登ることができた。昼前に山小屋に到着、ホスピタリティーあふれる居心地の良い小屋で、のんびりと夜行列車の疲れを癒す。

     燕山荘の朝食は4時の選択が可能で、大縦走を控える身にはとても助かる。4:30に出発、すでに明るくヘッドランプ不要。蛙岩あたりで日の出、遠く槍~穂高の稜線も見える。既に登っている大天井岳は省略、喜作新道に入る。西岳では360度の展望。西岳ヒュッテからの東鎌尾根は太陽も高くなり暑さと梯子・鎖の登り下りで、がんばり所だが、二人の足は快調、大荷物の若者に健脚をほめられる(年の割には、、?)。食事が評判のヒュッテ大槍泊予定だったが、時間も早いので翌日の行程を考慮し、山頂小屋まで頑張る。穂先にたくさんへばりついている登山者を見ながら、乾杯。

     快晴。分岐から天狗原へは急なザレで慎重に下る必要がある。コルから、天狗原一帯は氷河公園と呼ばれるにふさわしいすばらしい所。槍沢の雪渓にそそり立つ槍ヶ岳は正三角形で、どこからもその姿を望める山ながら、これが一番美しい姿では、と思わせる。静かな天狗原を楽しんだ後の、槍沢登山道~槍沢小屋は日を遮るものもなく、風も通らず、登っても下っても、体力を消耗するところである。中高年はここを早朝涼しいうちに歩くのがよいと感じる。一転、槍沢小屋は風そよぐ水も豊富なオアシス、手打ちざるそばが美味。あとはいつも長いなーと感じる上高地までの道を忍の一字でがんばる。上高地で汗を流し乾杯後、バスで松本に出る。

山初心者のころ、私は表銀座を歩いている。若く元気いっぱいだったが、槍に着く頃はバテバテだった。その22年前より今回の方が楽に歩くことが出来た。ペース配分とか歩き方とか、若い=強いとは言い切れない登山の奥深さを実感した山行でした。(本山まり子)

参考:穂高~中房温泉バス(季節運行)\1610/ 燕山荘・槍ヶ岳山荘一泊二食付\9000 / 生ビール(燕山荘 \800中 槍ヶ岳山荘\1000/ 西岳ヒュッテ、ハーゲンダッツアイスクリーム\500 / 槍沢小屋手打ザル蕎麦\1000

 

 

 

北上/薬師岳・早池峰山-鶏頭山

期 日:7月31日(木)~8月1日(土) 2泊3日

参加者:L中村 精、小澤美喜代、市川静子  計3名

コースタイム:31日 曇り 東京7:36=盛岡10:0212=小田越10:2535―山頂へ0.3km地点12:5513:00―薬師岳13:1240(昼食)―小田越14:4050―小田越山荘(避難小屋泊)

1日 晴れ後小雨 山荘5:55―小田越登山口6:00― 稜線6:3540―途中休み5分―早池峰山8:3045―早池峰山1.5km。鶏頭山3.6km地点10:00~05―休10:3540―中岳(鶏頭山3km11:00―昼食11:4512:05―鶏頭山13:5314:10―避難小屋15:1020―岳登山口16:30―早池峰神社入口16:3517:05=大迫ホテルステイヒル17:30(泊)

2日 曇り 8:10―大迫営業所8:2030=新花巻10:22=東京12:24

盛岡からのタクシーの道は風が涼しかった。大迫町に入ると、早池峰神社の祭礼の旗が飾られていた。岳から小田越までの道も舗装されていた。

管理員詰所の入口にザックを置き、サブザックで薬師岳に行くことにする。木道の道から沢を渡って直登する。岩を乗り越える所が何箇所かあり、岩の間に光苔が見られた。シャクナゲの花がある。アオモリトドマツの樹林帯の中の道で、子供を含む4人に出合う。

山頂まで0.3km地点あたりからハイマツで、山頂が見渡せる。向かいに早池峰山が見える。昼食をとり下山。小田越山荘に行く。2階建ての組木のしっかりした山小屋。水場は、小屋のすぐ後ろ。水芭蕉の株がいくつかある。この日は、貸切だった。ヤマネが1匹いて、外に出す。

翌朝、朝日が差した。小鳥の鳴き声もする。小田越登山口へ行くとガイド連れの女性登山者2人、鶏頭山まで行くという。

稜線に近づくと、花が出てくる。薬師岳では、紫のグンナイフウロウだったが、ここはピンクのチシマフウロウ。ナンブトウウチソウ、ナンブトラノオ、ミヤマヤマブキショウマなど、早池峰山固有の花も出て来た。5合目の御金蔵は拝むと金持ちになれるという、伝えがあると、ガイドが話す。山の上までよく見渡せる。ハイマツ帯を過ぎると黄色のナンブイヌナズナが生える蛇紋岩の大岩がいっぱい。ツリガネニンジンやウメバチソウもある。鉄製の3つのハシゴで大岩を登ると平らになり、花の咲く道。赤い山頂の避難小屋がよく見える。河原ノ坊コースから来た登山者が何人かいた。

小屋で休んでから、方向を確かめて、鶏頭山への道をとる。ハヤチネウスユキソウが群生しているところもある。ミヤマアズマギク、ミヤマシオガマも咲いている。一瞬行く手の山並みが見えた。西に向かって下り始めたら、雨がパラパラと降って来た。上だけ雨具をつける。今日、三山縦走するのは私達3人とあのガイド連れの2人だけだ。先に行ってもらうことにする。雨が止み、太陽が出て、山並みが、きれいに見えた。岩の上に、所々つけられた黄色の目印を確認しながら進む。また、しばらくすると、小雨が降る。岩が濡れているので、早くは渡れない。岩と岩との間の隙間に落ちないように慎重に進む。ハヤチネウスユキソウや、ツリガネニンジンの花がきれいだった。先を行く3人が見える。

中岳までは長い時間がかかったように思われた。特に3.6km地点から、3kmまでは・・・・・。中岳の先の針葉樹林帯の中の道もぬかるんで、泥沼のような所が多い。雨は降ったり、止んだりしている。樹林の中の少し上の広場を見つけて、昼食にする。

岩場は、ほとんどなくなり、鶏頭山が近づくと、また、草原が広がって、お花畑の中の歩き易い道。花を見ながら歩き、鶏頭山で一息つく。ニセ鶏頭山は、岩峰の上。地蔵菩薩像が安置されている。鉄ばしごを4つ下って行く。ここからはまた花の咲く道。滝へ行く道を分けて行くと、祭礼のタイコの音が聞こえるようになる。ブナ林の道を下って、避難小屋で休む。

ずっと涼しかったのに、ここからは少し蒸し暑くなり、虫が顔の周りを舞ってうるさくなる。登山口から早池峰神社入口に行く。携帯は通じないというので、神社の前の家の人に電話でタクシ-を呼んでもらう。最後のお神楽が終わったようで人々が石段を降りてくる。濡れているので車の座席にシートを敷いて乗り、今宵の宿に向かう。

別棟のコテージなので雨に濡れた物の整理や着替も気楽で良かった。日帰り入浴施設もあるホテルだ。

早池峰山から鶏頭山の縦走は、岩場の登降の繰り返しが続くこともあり、雨の場合などはすべり易く、どのように降りたらよいか迷う所もあるので安易に行くべきではない。別棟のワインハウスレストランで2日間の山行のしめくくりをする。(中村記)

交通費   タクシー代  盛岡=小田越          13500円

        バス代    岳=大迫ホテルステイヒル   4900円

大迫営業所=新花巻        740円

         新幹線    東京=盛岡「はやて指定席」  14040円

                  新花巻=東京「山びこ自由席」 12490円

  宿泊費  大迫ワインハウスホテルステイヒル

                  和室コテージ1棟(朝食付3人) 14150円

 

 

 

北アルプス/烏帽子岳~槍ケ岳(裏銀座コース)

期 日 : 2008年8月7~10日() 3泊4日

参加者:(L)河崎正道、松宮俊彦、竹田早苗、市村万里子 計4名

コース:7日()(晴れ)八王子駅0:40=信濃大町駅5:0810=高瀬ダム5:4555-登山口6:15352208.5m 9:3040-烏帽子小屋11:3512:35-烏帽子岳13:3040-前烏帽子岳14:1030-烏帽子小屋14:45

 高瀬ダムの展望台から今回の最終目的地である槍の穂先を見てから出発。登山口で朝食を食べこれからの上るブナ立尾根の急登に備える、登山口を⑫番~烏帽子小屋番の番号が振ってあるので休憩の目安となりゆとりを持って歩けた。樹林を歩くので展望は無いが2208.5mの三角点では唐沢岳が目の前でドカンと大きく素晴らしい。烏帽子小屋で赤牛岳・薬師岳を見ながら昼食を食べて烏帽子岳へ目指す、途中のザレタ砂地にコマクサが多く咲いていた。前烏帽子岳まで来ると烏帽子岳の岩山が望める。鎖で登り鎖を頼りにトラバースすると頂上に着くが1人しか立てない。

8日()(晴れ)烏帽子小屋5:35-三ツ岳西峰7:0510-野口五郎岳8:409:00-竹村新道分岐9:00-東沢乗越10:50-水晶小屋11:3012:15-ワリモ岳分岐12:4550-ワリモ岳13:0515-鷲羽岳13:4014:10-三俣山荘15:00

 今日は大展望を楽しみながらの綾線歩き三ツ岳は西側を巻く、鞍部で三ツ岳西峰の展望コースとお花畑コースに分かれるが展望コースを歩く。赤牛岳・水晶岳・薬師岳が近いのとこれから歩く白く大きな野口五郎岳が目の前で迫力ある。大きな石がゴロゴロした場所を抜けると青い屋根の野口五郎小屋が見えるが寄らずに山頂に向かう、広い山頂で360°の大展望。真砂岳の西側を巻きながら下ると竹村新道分岐に出会う更に進むと黒部川の支流東沢谷の頭、東沢乗越に着くここから水晶小屋へはひたすら登る、水晶小屋は小さいが新しく綺麗だ。ここでゴツゴツした硫黄尾根や槍ケ岳を見ながら昼食、何と贅沢な一時だろう。ワリモ岳を回り込むとドカンと大きな鷲羽岳が望める、一旦鞍部まで下り登り返すので辛いが山頂に立つとここも大展望が待ち受け疲れを忘れさす。後は下に見えている赤い屋根の三俣小屋まで行けば良いので大休止。

9日()(晴れ一時雨)三俣山荘4:50-三俣蓮華岳5:456:00-双六岳7:1020-双六小屋8:0520-樅沢岳8:559:05-硫黄乗越10:00-千丈沢乗越11:4045-槍岳山荘12:5013:30-槍ケ岳13:5014:00-槍岳山荘14:3045-殺生ヒュッテ15:15

 いよいよ今日は最終目的地の槍ケ岳への登頂日。その前に三俣蓮華岳と双六岳が待ち受けている。黒部五郎岳の分岐を過ぎ山頂直下の急登を登ると三俣蓮華岳に着くここも360°の大展望。鷲羽岳が大きいのと黒部五郎岳のカールが素晴らしい。双六岳から見る西鎌尾根は近く迫力が有る。双六小屋で冷たい水を汲み樅沢岳に向かうがジグザグ道がうまく切って有るので見た目より楽に登れた。この山頂からの展望は槍ケ岳・北鎌尾根・硫黄尾根・穂高岳など大迫力で迫ってくる。小さなピークが幾つか有るが巻きながら硫黄乗越へ、この先より岩稜地帯に入り鎖場も出てくる。此処に来て雷が鳴り始める。千丈沢乗越に着くと小雨が降り出したので少し休みすぐに出発。雨のお陰で途中休む事もなく槍岳山荘へ雨が止むまでコーヒーを飲み待つ。雨が上がったので今回の最高峰でも有り最終目的地の槍ケ岳へ向かう。我々はすぐに出発したので渋滞に巻き込まれずに穂先に立てた。

10日()(晴れ)殺生ヒュッテ5:45-天狗原分岐6:4550-大曲7:3035-ババ平8:0005-槍沢ロッジ8:3050-横尾10:1015-徳沢11:0515-明神12:0510-上高地温泉ホテル13:0514:05-上高地バスターミナル14:2515:20=松本駅16:4517:18=八王子駅19:35

 上高地で温泉に入るのが楽しみの下山。殺生ヒュッテから岩のゴロゴロした道を下る、振り返ると槍が見える。時間的に登ってくる人が多いので待ち時間が掛かるがゆっくりペースで良い。槍見河原で最後の穂先を見て上高地へ。上高地温泉ホテルの温泉に入り無事下山出来た事に感謝。

上高地から松本までのタクシー料金を聞くと1万5~6千円と言われたので以前、相模原支部で利用していた松本のタクシー沢谷さんに電話をして話をすると12000円でいいよと言われ同じ会社のタクシーで松本駅へ。(河崎正道)

信濃大町駅    高瀬ダム(タクシー)       7900円

上高地       松本駅(タクシー)       12000円

烏帽子小屋                       8500円

三俣山荘                         7900円

殺生ヒュッテ                       9450円

上高地温泉ホテル(入浴費)              600円

 

 

 

南ア/聖岳東尾根 

期 日:88日(金)~11日(月) テント二泊・ロッジ一泊四日

天候:8日 快晴、9日 晴のち強い雷雨のち小雨、10日 晴れのち小雨。

参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子の2名。

コースタイム:8日 町田駅8:06=平岡駅15:4249=タクシー=便ケ島17:08・テント場(泊) 9日 4:57-西沢渡5:3446-苔平7:4554-薊畑11:1125-聖平小屋11:44・テント場(泊)- 10日 3:30-薊畑3:584:07-小聖岳5:1218-前聖岳6:4258-奥聖岳7:1823-稜線上に乗り休憩7:4558-東聖岳8:1016-文中参照-白蓬ノ頭10:1842-ジャンクションピーク11:5012:00210212:40-滑車残置の1760メートル下降点13:243528号送電鉄塔14:3645-東俣林道へ下降15:0625-椹島15:30・ロッジ(泊) -11日 6:30=畑薙ダム下の夏期臨時駐車場7:47=白樺荘8:0012:05=清水港近く・河岸の市=清水IC=横浜青葉IC=藤が丘駅前18:45

8日 青春18きっぷを利用のため、町田駅改札口で松村さんと待ち合わせをした。相模原駅でドアが閉まらなくなり確認で3分程遅れ、八王子駅と高尾駅では、国立駅で人身事故のために遅れていて乗り継ぎ待ちなどになった。小淵沢と岡谷で乗り換え。飯田線では待ち時間を取り戻し短縮して、だいたい予定通りに平岡駅着いた。遠山タクシーに少し待ってもらい、トイレと水の補給をした。途中、易老渡の登山口と駐車場(小さい駐車スペースに満車状態だった)を過ぎて、便ケ島の草地のテント場の方に着いた。松村さんが幕営手続きをした。車の6人くらいのグループが屋根とベンチのある炊事棟に居た。夕立などがありそうなので屋根のある炊事棟内に了解を得てテントを張った。舗装の駐車場には20台弱が停まっていて8割方の入りだった。便ケ島森林公園とかで、トイレ棟・炊事棟・宿泊棟も新しい感じがした。後で2台くらいのテント組が来た。6人くらいのグループも夕立模様になったので、ベンチを移動して屋根の下にテントを移動した。水は蛇口で引いてあり(あまり冷たくはなかった)、直ぐに夕食の準備に入り食べて、1845分には横になった。聖光小屋は営業していた。

9日 340分起床。昨晩はあまり降らなかったようだ。懐中電燈の3人がやや暗い中を出発して行った。われわれは明るくなってから2番手の出発。坂を登るとトンネルとなり、だいたい平らな25メートル幅の林道が続いている。古い石垣もあり昔は車も通っていたと思われる。渓谷はかなり下を流れている。滝の沢橋、かつら沢橋と過ぎ、ワイヤーロープウェーがある西沢渡に着いた。これも便ケ島森林公園の頑丈な施設で荷重制限150キロとあるので1人ずつ渡った。少し登ると堰堤の上に大きな造林小屋があった。小屋の後ろに廻ると本格的な九十九折れ登りが始まった。以後だいたい短いときで20分、長いときは40分という間隔で長く短く多くの休憩を入れて登った。西沢渡~薊畑の間、山と高原地図2008年版で歩程295分のところを、休憩込み325分で登れたのはイイペースだと思った。カラマツの多い細い稜線登り、トラロープの張ってある滑落注意区間と過ぎて、トラロープ2ケ所の先が苔平となった。ここに苔はない。単独や数人のグループが登ったり降りたりして行く。石塚と松村さんも初めててのコースである。尾根が広くなって、1860メートルという古い表示があった。カニコウモリが咲いていた。岩と根で少し歩きにくい箇所があった。5メートルの下りは位置を地図上に特定できる。左へ巻き気味となり、苔と倒木が多くなり、ケイタイ電話可の表示を過ぎ歩き易くなり、尾根上に戻り昼休憩とした。30人の関西のグループが通過して行った。関西のグループが休憩の中を抜いて、樹林を抜けて薊畑の分岐に着いた。10人くらい休憩中で、光小屋を断られて聖平小屋にしたという人もいた。立派な道標があり展望よし。フウロとマルハタケブキなどが咲いている。30人が登ってきたので聖平小屋へ向かった。方向指示盤から木道となり、新しい聖平小屋に着いた。手続きをして、小屋に一番近くて、樹木で落雷除けの出来る30度以内に入っていると思われる場所にテントを張った。やがて遠く近く雷鳴と稲光がして、一時は土砂降り・水溜り状態となった。小屋の玄関や食堂へ退避して時間を過ごした。1時間20分ほどで一時止んだ。その間、雨の中を到着するテントグループも一時小屋に逃げた。が、その後も小雨は続いて1605分から自炊の夕食とし、1715分頃に横になった頃には止んだ。

10日 2時起床、3時半出発。石塚は途中の幕営も考慮して水は41リットルを持参。星も見えて少し後で関西の30人も続いたが、こちらは荷が重いので薊畑で先へ行ってもらった。途中で懐中電燈を消して、休憩を入れながら、小聖岳から前聖岳に登った。繊毛のないイワギキョウが咲いていた。雲は上空に少なく、山間に浮かんでいた。西沢渡~薊畑の間で前後した方なども登っていた。前聖岳は大賑わい。関西の30人グループが下って行くころに奥聖岳に向かった。他の登山者はほとんど来ない。ひとり来て先へ行ってもらった。ケルン3つと三角点のある奥聖岳に着いた。いよいよ始めてのコースで、少し緊張した。赤ペンキが続いていて下ってみるとそれほどでもなかった。やがてルンゼとなるが、草が茂って足元が見えにくい。ハイマツを掴みながらガラ場トラバースとの事であったが、岩がしっかりして乗れて傾斜も緩いので問題はなかった。稜線上に乗り休憩した。先に平坦地があった。ハイマツの狭い稜線上をほぼ忠実に進んだ。少し登り返して2800メートル東聖岳となった。展望申し分なく、特に何もなしと記憶。赤石側からの大崩壊が稜線上に達している箇所を通過(8:31)。次の小さなピークで写真を撮り(8:3850)、また次の小ピーク(9:0323)で食べて乾かしたりした。ちょっと体が重いので休憩多し。歩いた足跡がある。ちょっとしたことで、ハイマツ帯に入り込んでしまうが、探すとルートはある。尾根が広くなり、刈り払いのいい区間(9:35~)が一時的にあった。やがて若いダケカンバの多いところから林で沢の底のような箇所(9:47)となる。石に赤ペンキはやや探しにくい。赤い石も多い。右へ左へとよく曲がり、どこにでも行けそうな地形の中、刈り払い空間に赤ペンキを追って行く。シダの多い箇所もある。休憩(10:0108)。二重山稜地帯である。というか三重山稜とも見える。やがて高い付近に着いて、焚き火跡もあり、ちょっと周辺を探したら三等三角点のある白蓬の頭に着いた。刈払いで展望よし。食べて写真を撮る。降りていく尾根の方向に2つのコブが見えた。進む方向が変わるので確認して、以後は林の中で展望なし。溝の箇所(11:03)、狭い稜線上、テントが張れそうな平地が続く地帯と進んだ。いろいろな標識の多い(出会所小屋跡からの合流点の)ジャンクションピークに着いた。ピークと名はついているが、下ってくるとそんな感じはしない。また方向を少し変える。ワイヤー残置の箇所がある。次のワイヤー残置の若いダケカンバ林の細い稜線上(12:1929)は位置を特定できる。そろそろ主稜線からの分岐と思うと注意深くなり、2102メートル地点も分かった。同じよう下りが続くようになり、やがて1760メートル等高線の広い箇所(下降点)と確信して進むと、ワイヤーと滑車の残置があった。体も下りで軽くなり休憩を入れた。ここまで来ると椹島に下れると安心した。ここで方向を変える。意外といい道が長い九十九折れターンで続いていた。下の方になるとやや石と落ち葉で不鮮明の道となる。木の赤ペンキも見にくい。落ち葉が乱れて、ごく最近に歩いた跡がある。この下部の箇所は暗くなって降りたくない所である。28号鉄塔に着いた。巡視路を左へ行って、間違え戻り、意外と長く歩き東俣林道へ降りついた。写真を撮りしばしリムジンバスを待って乗り、椹島に着いた。受付で松村さんが帰途方法をいろいろと聞いた。16時から入浴可、17時から夕食可(約50人)、布団を敷くと4人で一杯の部屋に4人同室となり、1835分横になった。小雨降った。しずてつジャストラインバスは井川駅付近の崩壊で運行していないのでタクシー同乗者探しが問題であったが、とりあえず今夜は解決した。

11日 昨夜松村さんが風呂場で話した婦人、主人に話して、静岡まで同乗できるという話しは朝だめになった。5時から朝食で、6時半のリムジンバスに乗車すると前席の人が聖岳東尾根の足跡の人であった。東尾根を6リツトルほどの水持参で赤石岳まで周回しようという計画との事であったが、ジャンクションピークの先で2泊して往復に切り替えたとの事であった。畑薙ダム下の駐車場は満車状態。同乗させてもらえることになり、白樺荘でコーヒーを入れながら2時間待ちし、入浴(何と無料でした)と食事後、待ちの時にコーヒーに加わった観光に詳しい人に聞いた清水港の近くの『河岸の市』で見学と食事をした。白樺荘が無料なのも説明してくれた。清水インターから横浜青葉インターまで、少しの渋滞があったが、田園都市線の藤が丘駅前まで送ってもらった。

◇聖岳東尾根、このまま切り開きと赤ペンキが維持されれば、長くて水場が無いのが難点ですが、静かでいいコースです。奥聖岳~東俣林道下降点間の所要時間463分、内休憩時間など149分でした。椹島ロッジにはカード専用(衛星?)公衆電話がありました。(石塚孝彦)

費用: JR町田駅~平岡駅 青春18きっぷを利用     運賃 一人 2300

     平岡駅前~便ケ島 遠山タクシー 0260-32-2121 運賃1台 12780

便ケ島 キャンプ場   聖光小屋           幕営料 一人500

聖平小屋 キャンプ場 東海フォレスト        幕営料 一人500

椹島ロッジ 東海フォレスト 12食付・入浴可          8000

白樺荘    入浴料無料、 コインロッカー100円、  とろろそば 800

河岸の市 (店名未記録)                      刺身定食 1000

      別途、畑薙ダム下の夏期臨時駐車場~藤が丘駅前間の同乗のお礼あり。

 

 

 

北ア/薬師岳

期 日:8月13日(水)~15日(金)前夜発二泊三日

参加者:L森田隆仁、大関清充、矢澤孝二、安瀬はる江、助廣弘子、上野進、伊倉佳子秋田久子 計8名

コースタイム:新宿バスターミナル22:30(12日)=室堂バスターミナル7:108:05-室堂山展望台9:0010-浄土山9:4510:05-鬼岳のコル(雪渓南側)11:0525-獅子岳12:0515-ザラ峠13:1525-五色ヶ原山荘14:00()5:30-鳶山6:0005-越中沢岳7:30-スゴの頭ノ肩8:4550-スゴ乗越9:2030-スゴ乗越小屋10:1045-間山11:55-北薬師岳15:2540-薬師岳頂上直下(雷退避)14:1015:00-薬師岳15:1025-薬師岳山荘15:55()5:30-薬師峠6:2530-太郎平6:507:15-1870㍍三角点8:4050-折立9:5010:45=富山駅11:5514:51=大宮駅18:14

12日(火)の夜、メンバーが新宿の都庁脇にあるバスターミナルに集合。夜行バス「さわやか信州号」室堂行きはほぼ満席で定刻に出発した。すぐに消灯となったけれど、観光バスタイプの車輌では窮屈でなかなか眠れない。

それでもいつのまにか明るくなって、立山の麓に着いていた。アルペンルートを登るにつれ大日岳や鍬崎山が大きくなる。いよいよ室堂が近づくと、薬師岳が遠く望まれていた。

室堂バスターミナルで朝食後、外に出ると立山連峰の大景観が待っていた。まだ朝早いためか、観光客はまだ多くない。

さあ、ゆるゆると出発。遊歩道のような道を浄土山に向かって歩き始める。室堂山の展望台までが観光客の領域で、行く手に大きな薬師岳、遥かには槍ヶ岳、笠ヶ岳が望まれた。手前には五色ヶ原の台地が俯瞰され、五色ヶ原山荘の赤い屋根も呼指できた。

いきなりの急登になった浄土山の頂上からは雄山が大きく、劔岳は長く早月尾根を曳いて屹立している。反対側は常願寺川源頭の立山カルデラの谷が荒々しい。

龍王岳を巻いて急降下。斜面のお花畑が美しい。鬼岳の大きな雪渓を横切った先のコルで昼食とする。左下には黒部湖が見えていたが、次第にガスが上がってきて山々を隠すようになってきた。

獅子岳を越えて大きくくだるとザラ峠。歴史ある峠だが、すでに峠越えの道形は認められなかった。

このあたりから小雨がぱらつき、雨具を出したりしまったり。ハイマツの急坂を登っていくと草原帯になった。五色ヶ原に出たのだ。ガスが深くなってきた中到着した五色ヶ原山荘では、ちょうど8畳の個室でゆったりと過ごすことができた。

翌朝も深いガス。少し風があるが寒くはない。針ノ木岳の方向だけドス赤い朝焼けになって、何やら今日の難儀を暗示しているようだ。

長い行程に心して出発。木道の両側には黄色や白、色とりどりの花がガスの中幻想的に揺れている。7時過ぎから早くも雨が落ちてくる。このふったり止んだりの空模様がしばらく続く。

いったん大きくくだって登り返すと越中沢岳。立山と薬師岳のほぼ中間点にあたる山だ。しかし今日は展望もなく、ただ通過して行く。

その先はさらに大きく、岩場混じりにくだっていく。くだりきった鞍部から振り返り見る越中沢岳は旗雲をなびかせ、遥かに高く望まれていた。

スゴの頭の頂上を間近に見る肩で、先行のパーティーに追い付いた。五色ヶ原を4時半に出たとのこと。我々のペースは良好だ。少しガスが流れ、行く手には大きな薬師岳への斜面が、間山あたりまで見えていた。

スゴ乗越の標高は約2150㍍。ここからが薬師岳の領域になるが、頂上までの標高差は800㍍近くもある。スゴ乗越小屋では少し天候も回復し、ときどき日も射してきた。さあ十分に昼食をとって、これからの登りに備えよう。

気温が上がって、歩き始めると暑くなった。左下には黒部川上ノ廊下が間近に見え、雪渓が涼しそうだ。秋田さんが「水浴びしたいね」と言っていたが、後ほどこれは現実になる。

間山の直下には雪田と小さな池があってひと休み。このあたりも花々が美しい。この休みの間に再びガスが広がって、間山の頂上を越すころには朝と同じくらいに深くなっていった。そして再び雨。気温も低下し、稜線では右からの風に乗った雨粒が顔に当たって、冷たくこわばってくる。

そして恐れていた雷鳴が遠くから響く。北薬師岳の頂上では、はっきりと雷の接近を認識できるようになっていた。雨も次第に強くなる。しかし本峰との間には地図では想像できないくらいの大きなアップダウンが幾つも続いている。気が急いて、余計にそう感じたのかもしれない。その間にも雷鳴は間隔も短くなり、右手にその位置を指せるくらいになってきた。

これがついに本峰だろうという直下で、とうとうハイマツの茂みに身を寄せて退避。雷をやり過ごすことにする。

雷の中心は今、北薬師の上にいるようだ。だんだん黒部谷方面へ移動している。稲妻自体は見えないが、ときどき光る。雷鳴までの間隔はだいたい6秒くらい。それほど近くではない。

そうしている間に雨がひどくなる。あとで聞いた情報では、このころ室堂付近では1時間50㍉もの雨がふったそうだ。さすがに今の雨具は水を通さないが、身体を叩く大粒の雨が体温を奪っていく。こんな水浴びはしたくはなかったのに。

退避50分、出発する。登り始めるとすぐに祠が見えた。やはりここが本峰だ。

頂上まであとほんの5㍍という時、大音響とともに初めて近くに落ちた。かなり怖かったけれど、金色のお薬師様を参拝し通過した矢先、ふたたび大きな雷鳴。思わずハイマツに飛び込んだところ、何やら急に明るくなってきた。少し青空が見えている。立ち上がると、それこそ奇跡のように一瞬霧が引いて、周囲の展望が広がった。薬師岳山荘の赤い屋根も、砂礫の太い稜線の先に見えていた。

しかしやはり一瞬で、再び深いガス。雨も相変わらずだ。それでも雷が少し遠くなった感じなので、皆で頂上に戻って急いで記念撮影。そして一気にくだり始める。

しばらくの頂稜は、逃げ場のない砂礫の広い台地のようだ。改めて薬師岳の大きさを実感する。次のピークで東南稜を分け、ようやくくだりが本格化する。雷は遠くはなったものの、まだまだ油断はできない。かといって急ぐほか対策もないが。

太い稜線をジグザグにくだっていくと、ガスの中に突然薬師岳山荘が現れた。長い長い一日がようやく終わったのだった。小屋のテレビでは、北京オリンピックの水泳、北島選手の二冠達成を伝えていた。

最終日の朝も深いガスに明けたが、今日はくだるだけなので気が楽だ。

晴れていればさぞ眺望が良いだろう小屋を後に、ガラガラの急斜面をくだっていく。30分ほどの薬師平では木道の両側に、ここも色とりどりの花々の競艶だ。

薬師峠を過ぎ、太郎平の小屋前で休憩後、折立へ向かう。雨は今日も朝からふったり止んだり。多くすれ違う登りの人たちにも生憎の天気で、可愛そうに感じるのは、もう下山間近となった自分の余裕だろう。

折立におりるやいなや、一転して豪雨となる。あと10分遅かったら大変なところだった。

休憩舎で一息ついて、早めに来てくれたジャンボタクシーに乗り込み、常願寺川ぞいに富山市街へ向かったのだった。(矢澤孝二)

l         費 用:        新宿=室堂            直行バス               13,000

                         折立=富山            ジャンボタクシー1台      20,000+有料道路1,800

                         富山=大宮            乗車券                  6,200

                         富山=越後湯沢     特急券                  3,230(自由席)

                         越後湯沢=大宮      〃                       1,290(乗り継ぎ)

                         五色ヶ原山荘         一泊二食               9,000(弁当+1,000

                         薬師岳山荘             〃                       8,400

                         富山駅前 観音の湯                              400

 

 

 

北アルプス/烏帽子・野口五郎・水晶・赤牛

期 日: 821()24()三泊四日(前夜発)

天候:21日 雨、22日 快晴、23日 雨

参加者:L吉田 和興、山本文夫、計2

特記事項:雨天強風の為、水晶小屋にて撤退。日程を1日切り上げ、新穂高へ下山。

コースタイム:新宿22:30=大町5:00=七倉5:306:30=高瀬ダム6:45ー(トンネル内にて雨具に着替え10分)-ブナ立尾根№59:08ー烏帽子小屋11:00-烏帽子岳11:50-烏帽子小屋12:30(泊)225:30ー三ツ岳三角点6:35ー野口五郎岳8:55―真砂岳9:40―南真砂岳10:55ー水晶小屋14:10(泊)235:32ー黒部源流(雲の平分岐)6:58-三俣山荘7:36―双六小屋10:0210:30ー鏡平小屋12:0012:18-わさび平小屋14:1014:28-新穂高バス停15:56

1.七倉のゲートはお盆を過ぎると、開門が630分となるため、七倉にて1時間待機。

2.ブナ立て尾根は4時間強で登れ、烏帽子に寄らなければ、野口五郎小屋までは問題なく足が伸ばせる。10時間強にて水晶小屋まで延ばしている人もいる。

3.初日は天気予報どおり雨、稜線に出るとかなり風も強い。山本さんは烏帽子に登っているので、吉田のみ小屋から烏帽子岳へピストン。

4.2日目は快晴、富士山も見える。北アルプスの山々を見渡しながら快適な稜線歩き。三ツ岳のピークを踏んでおきたかったが、登山道も無いらしく、どこが三ツ岳のピークかわからないままやり過ごした。

5.水晶小屋は建て替えられ少しは広くなったのか?普段で布団1枚に2人。当日は布団2枚に3人であった。

1.3日目、未明より雨天強風、水晶小屋~赤牛の稜線歩きは危険と判断し撤退。稜線を避け黒部源流を経由し、そのまま新穂高へ下山。その日に帰宅。

6.次回は、23日の日程でリベンジをしたい。(吉田和興)

 

 

 

南ア前衛/大岩山~鞍掛山~日向山

期 日:9月10日(水)前夜発日帰り 快晴

参加者:L助廣弘子、中村精、小原紀子、小澤美喜代、山本文夫、安瀬はる江、本山まり子 計7名

コースタイム:町田9日22:00(タクシー)=白州道の駅10日0:104:45=矢立石5:1535―錦滝あずま屋6:1217―雁ケ原分岐1550M6:58―1622M圏7:30―1790M地点7:508:00―駒岩8:559:00―駒ナギ2230M圏10:0530―大岩山10:5711:10―駒ナギ11:3038―駒岩12:2030―鞍掛山12:5813:00―展望台13:0723―鞍掛山13:30―駒岩14:00―1622M圏15:00―雁ケ原15:15―日向山15:3045―矢立石16:4017:00=町田20:10

交通費:石黒タクシー 5万+高速代6千円 (一人8000円)

9日夜石黒さんがかなり速く走ってくれたおかげで、白州道の駅に2時間弱で到着、テント2つ張って0:30には就寝したが、交通量が意外に多く、どすどす地響きがうるさくてあまり眠れなかった。それでも、矢立石を出発する頃は空が明るく晴れ、林道のあちこちに濃いピンクのビランジが群生しているのを見て、皆のテンションはいやでも高まるようだった。錦滝のあずま屋の後方から、いきなりの急登。1550Mで登山道は「雁ケ原」へ向かい、私たちはここから左手の尾根へ乗った。1622M圏の稜線へ出て、左へ、大岩が聳えるやせ尾根を慎重に進む。丈の低い笹原の鞍部で、右手に大岩のある1685M地点が河崎さんの言っていた要注意地点のようだったが、テープもあり、迷うことなく左の尾根へ移ることができた。

1870Mで左に二重山稜が起きるが、先行した男性は左を、私たちは右の道を進んだ。ここは、帰りに間違えさえしなければ、どちらでもいいようだ。かなりの急登が続き、もう歩きたくないからここで待っているという人がでたが、パワージェルを食べるとほどなく元気になり、すたすた歩くようになった。(恐るべし、パワージェル)

駒岩からはおおむね笹原の中の踏み跡を辿って気分よく歩く。日向八丁尾根の南側には黒戸尾根が伸び、その先に甲斐駒が見えているが、北面は白い岩峰が見えず緑に覆われているので、見慣れた甲斐駒とは違う感じだ。

原生林の中の岩とシラビソに囲まれた庭園のような駒ナギで昼食。これから目指す大岩山がこんもり盛りあがった姿を見せている。山頂へは30分で到達したが、倒木多く、急登きつく、もっとずっと遠く感じた。

駒岩へ1時間10分で戻る。快調なペースだ。ここにザックを置いて、鞍掛山を目指す。笹原を下り、鞍部から向かいの尾根へ、左から右へ回り込むようにして乗り、びっくりするほど急峻な斜面をよじ登り、さらに奥へ進むと立木に鞍掛山の標識があった。何の展望もなく、ここで待っていようかと言った人も展望台へ足を延ばすことになった。花崗岩の白砂がまぶしい展望台で眼前に聳える甲斐駒、大岩山、鋸、青空の彼方に浮かぶ富士のシルエットに一同感激のあまり、しばし声もなかった。

 気持ちを引き締めて鞍掛山を下り、駒岩へ。その後はほっとして、もと来た道を忠実に戻る。錦滝からの道を確認し、岩場を越えて1622M地点を越えると、真っ白な雁ケ原が開けて、足元にはビランジが沢山咲いていた。午後の陽を浴びながら日向山山頂へ上がり、木陰でケーキタイム。八ヶ岳がきれいに見えていた。タクシーの待つ矢立石まで45分のはずが、足が疲れたのか55分もかかり、この最後のだらだらした下りが一番いやだった。(助廣弘子)

 

 

 

東北/二岐山・小白森~大白森山

期 日:10月5日(日)~6日(月) 1泊2日

参加者:L中村 精、小澤美喜代、市川静子、竹田早苗  計4名

コースタイム:5日 浅草7:10=鬼怒川温泉9:3110:01=湯ノ上温泉11:2630=二岐山女岳

登山口11:5512:00―女岳13:3035―男岳13:5514:10―ブナ平14:4550

―林道15:25-御鍋神社15:3035―林道15:40―二岐温泉大和館16:30()

6日 雨 7:30=大内宿8:109:10=湯ノ上温泉9:209:48=会津田島10:19

21=新藤原11:2730=浅草14:35

湯ノ上温泉駅から宿の車で女岳の登山口まで送ってもらう。地獄坂と呼ばれる女岳への道は急で(たまに登りの緩い迂回路があるが)、岩があったり、えぐれていたりして登りにくい。山頂近くに出るまでずっと、ロープが張ってあった。ロープをくぐるとザックにひっかかたり、またぐと足元にあたったりして・・・。こちらを上りに取って良かった。

降りてくる人二人に会う。笹の中の平らな道になって、女岳の山頂。ここは展望が効かない。少し下がって行くと、紅葉の男岳が目の前に見える。この登り道は歩き易い細道。赤のドウダンや、黄のブナが所々にあって綺麗だ。

男岳の山頂は開けていて、福島県内の山々が、よく見える。少し、日が出てきた。行く手には小白森山が、そして阿武隈の山地などしばらく展望を楽しむ。

男岳の下りもかなりの急坂。紅や黄の葉の中につたの葉の赤いのも見える。湿地に出ると丈の長いりんどうの花がたくさん咲いていた。大きなブナの木がまばらに出てきて、しばらくは平らな道、ブナ平だ。ここからまたミズナラやアスナロの樹林の中の苔むした石の多い急な道、八丁坂を下る。所々にある赤布を見つけながら、右や左に廻って下って行くと、林道に出る。

しばらく進むと、御鍋神社の鳥居が右手に見えて来た。平ノ将門の伝説のあるこの神社の御神体は鍋のはずなのに大きなお釜が下がっている。あとで宿の人に聞いたら、鍋は盗まれてしまったということだった。

林道に戻って歩き、水場のおいしい水を飲んで下って行くと、下の方に大きな黒い橋が見えてきた。6月に竣工の立派な橋で二岐川を渡って道を少し行き、左の坂道を下って、大和館に入る。少し前に50人くらいの登山者が入浴して行ったと言う。露天風呂に入り休む。

夕食は山の宿らしく舞茸(天然)、鹿舌茸、こごみなどが出た。舞茸とくりの炊き込みご飯は、残りを翌日のおにぎりにする。ビールの小瓶が1本ずつサービスに付く。

翌日の朝食は6時に頼むが、夜から雨になる。冷たい雨の中を歩くのは止めて、大内宿に寄って帰ることにする。宿の車で大内宿まで送ってもらう。次回甲子峠から、大白森―小白森―二岐温泉に行きたいと思う。(中村)

  浅草=湯ノ上温泉  3580円

  湯ノ上温泉=女岳登山口(宿の車の送迎)    一人1000円 *

  大和館=大内宿(宿の車の送り)          3000円 *

  大内宿=湯ノ上温泉(タクシー)           1800

二岐温泉「大和館」  2食付(入湯税含む)    13900

      ・・・参加者で決めたもの

 

 

 

北東北/太平山・森吉山・八幡平

期 日:1011()13()二泊三日(前夜発)

天候:11日 曇り、12日 晴れ、13日 快晴                      参加費:全コース概算@47,000

参加者:L吉田和興、上野進、山口さん、梅澤文子(黒湯温泉より途中参加)、木村真知子(途中参加) 計5

コースタイム:新宿22:10=秋田6:108:10=旭又登山口8:10-御滝神社9:35-御手洗神社10:3035-太平山11:2040-登山口13:20=杣温泉17:005:40=ブナ帯キャンプ場登山口7:10-ゴンドラ頂上8:00-一の腰8:30-森吉山9:1520-避難小屋9:5010:05-登山口13:20=黒湯温泉16:458:40=大沼周遊10:0010:30=八幡平レストハウス11:10-八幡沼-ガマ沼-八幡平頂上12:00-レストハウス12:30=五色沼=盛岡16:00

5.         この次期の紅葉は1000m~1200mが見ごろ。里はこれから。

6.         太平山の木漏れ日に輝くブナの紅葉、森吉山中腹の全山紅葉、黒湯温泉入り口の休暇村から黒湯にかけてのブナ林、黒湯別荘から見下ろす紅葉、八幡平中腹随所での絶景、中でも大沼周遊の景色は感動的。

7.         13日は快晴で紅葉の身頃が重なり、八幡平の頂上に向かってのアスピーテラインはものすごい渋滞。逆方向なのとやや早めの為、逃れることができた。

8.         樹海ラインの紅葉がすばらしいらしいが、松尾八幡平を目指したため見逃す。

9.         ピークでは何処も日が差さず、風が吹けば体感温度は氷点下。地元の人たちは冬支度でした。

10.     新幹線盛岡駅B1に、打ち上げに適したうまい蕎麦屋を見つけました。(吉田和興)

 

 

 

西上州/茂来山~四方原山・御座山

期 日:10月15日(水)~16日(木)一泊二日 快晴

参加者:L助廣弘子、中村精、市川静子、竹田早苗 計4名

コースタイム:羽黒下9:00=(タクシー)=霧久保沢駐車場9:30-登山口9:45-茂来山11:3012:10-赤羽ノ頭13:35-地蔵ノ頭14:4050-四方原山15:0515-下降点15:20-林道登山口16:35-白岩バス停17:15=民宿相木荘17:306:40=長者ノ森7:001650M合流点8:20-見晴らし台9:0515-前衛峰9:4555-無人小屋10:30-御座山10:3511:10-不動ノ滝12:4050-登山口13:15-栗生バス停13:4750=(バス)=中島14:0045=(バス)=小海15:0014

費用:羽黒下タクシー 3400円、民宿相木荘(一泊二食付き)7500円、送迎3000円、栗生~小海(バス)530

嬉しい快晴にうきうきとタクシーに乗る。茂来山は地元佐久町の目玉ハイキングコースのようで、タクシー車中でもパンフレットをくれた。霧久保沢コース中腹には「コブ太郎」という名のトチの巨木があると書いてあったので、立ち寄った。樹齢250年とのこと、さらに上には「大王トチノキ」もあった。優しい自然林の色づきを楽しみながら歩く。カラマツはまだ薄緑色が残っていたが、コシアブラの薄クリーム色の落ち葉が散りしき、カエデやヤマブドウの葉の紅が鮮やかだった。   

茂来山山頂では西上州の山々、八ヶ岳、噴煙上がる浅間山など、360度の展望が待っていた。誰もいないので狭い山頂を貸切で昼食をとった。四方原山へは長い稜線歩きの末たどり着いたが、展望のない広場のような山頂で拍子ぬけだった。白岩への下降点にはちゃんとした標識があるかと思ったが、赤やピンクのリボンが多数ついているのみ。ごろごろした急斜面を下り、沢を何度もわたり返しながら行くが、倒木や崩壊が多くて、本当にこれが昭文社地図の実線ルートなのかとしばしば不安になった。40分の予定が75分かかって林道へ出た。民宿の車を一時間も待たせてしまったが、相木荘のおかあさん、おばあちゃんが温かく迎えてくれた。夕食には鯉の旨煮に竹田さんが採ってきたクリタケ、キヌメリガサの入った味噌汁がでて、女4人でビール5本に日本酒3合をあけてしまった。

翌日も快晴、民宿の庭先から御座山が見えるとおばあちゃんが教えてくれた。最後に登ったのは60歳だったとのこと。予定していた白岩からのコースは、農繁期には車の往来が危険ゆえ、東にある「長者の森」コースを村お勧めのコースとしているとのことで(竹田さんが今年買った昭文社地図には出ていた)「長者の森」へ送ってもらう。大きなログハウスや長い滑り台がある立派な施設のようだ。仕事道を整備したのか、ジグザグに上がる歩きやすい道で、1650M辺で白岩コースと合流した。岩場が出てくると見晴らし台で、前衛峰が紅葉のなかに聳えている。そこから35分で無人小屋、さらに5分で山頂だった。ここには人が何人かいて、大展望に飽かず眺め入っていた。山頂でケーキを切ってお茶を楽しんでから下山へ。西上州らしい岩場を慎重に下る。不動ノ滝でまわりの紅葉を鑑賞しながら最後の休憩をして、2時間で林道へ出た。栗生バス停について3分でバスがきた。これを逃すと50分歩くしかなかったのだ、ラッキー。中島で乗り継ぎのバスを待つ45分で昼食。お誂えむきにまん前が酒屋だった。女4人で楽しい山行でした。(助廣弘子)

 

 

 

南ア前衛/甘利山~千頭星山~御所山

期 日: 10月22日()日帰り (曇り)

参加者:L河崎正道、森田隆仁、小原紀子、矢澤孝二、安瀬はる江、伊倉佳子、本山まり子、奈良洋子、秋田久子 計9名

コース:橋本駅6:30=相模湖IC 7:15=二葉SA 8:0010=韮崎IC 8:15=広河原(1640m) 9:1020-甘利山(1731m) 9:3540-奥甘利山(1843m) 10:0510-青木鉱泉分岐(2050m) 10:4550-千頭星山(2138.5m) 11:1040-大西峰(2066m) 12:00-休憩(1870m) 12:3540-御所山(1892.4m) 12:4550-休憩(1610m) 13:2030-休憩(1400m) 13:5055-休憩(1240m) 14:1015-登山口(1100m) 14:30-青木橋(青木鉱泉)(1100m) 14:5015:10=韮崎IC 16:00=初狩PA 16:4550=相模湖IC 17:10=橋本駅 18:20

 レンゲツツジの頃だと駐車場も一杯だろうと思うが時期も違い平日なので2~3台の車が停まっているだけ、ロープが張られ整備された登山道を甘利山へ向かう、山頂からは富士山も見える筈だが今日は天気予報がはずれ曇りおまけに寒い、ガスも有り展望は望められない。山頂から一旦下り奥甘利山へこの山頂は広いが木が茂り展望なし。笹の茂った斜面、サルオガセを一杯付けた落葉松、真っ赤なナナカマドの実など美しい風景を見ながら歩く、急登を一登りすると青木鉱泉への分岐ここから千頭星山へこの間も笹原が素晴らしい。千頭星山は立派な山名標識があり山頂も広いが展望は無い、南御室小屋への道もしっかり付いている、時間は早いがここでお昼にした。

 元の道を戻り大西峰へ寄るが歩いている人が居ないので腰までの笹を分けながら入る。木立に小さなプレートが着いていた。強引に笹を分け縦走路に出たが分岐の先だった。落葉松林の穏やかな縦走路で気分よく歩けるが展望は無い。小西峰は縦走路から外れているので判らずに通り過ぎ下った鞍部の笹原で休む、目の前が御所山なのだが地図では御所山を巻く様に付いているのでまた強引に笹を分けながら進むのかと思ったが道成りに歩くと縦走路は山頂を踏んでいた。3角点の有る山頂は笹に覆われ狭い。

 御所山からは木立を頼りに下る急下降が続く、ヤセ尾根で赤ペンキが多く付いているので地図なしでも下って行ける。1610m付近に真っ赤に紅葉した木が有ったので目の保養のために休む。この後、尾根が広く成り、踏み跡も薄くなって行く。おまけに地図では1589m付近で登山道は左に折れているが薄い踏み跡は真っ直ぐに延びている。1400m付近、尾根は真っ直ぐに延びているが大きな木に赤ペンキで左に折れるように指示されておりしっかりした踏み跡もそちらに向かっているが方向が反対なので気に成る。時々ジグザグ道に成るので安心はするのだが逆方向(南西)に向かって歩く方が長いので不安だったが小武川に架かる橋を見た時にはホッとした。ここから石黒タクシーの待つ青木鉱泉へ林道を歩く。

 私の考えでは地図上の登山道は1589m付近から登山口まで400m位の急下降なので大きく迂回する道に付き変えられたのではそれでも下りはかなり急だった。紅葉が素晴らしい時期に素晴らしい仲間と楽しく歩けた山行だった有難うございました。(河崎正道)

 

 

 

大菩薩/木賊山~三角コンバ

期 日:1026()日帰り  曇り

参加者:L長谷千秋、澁澤和子、竹田早苗 計3

コースタイム:甲斐大和駅9:10=(バス)=竜門峡入口9:20-登山口9:56-木賊山(大天狗)11:0408-古部山11:55-△1414.612:58-三角コンバ13:26-境沢ノ頭13:4614:00-三角コンバ14:09-境沢橋14:46-天目15:00-天目温泉15:25=(バス)= 甲斐大和駅16:26

甲斐大和駅から臨時の市営バスに乗って竜門峡入口で降り、バス停の左にある橋を渡り大志戸林道を35分ぐらい進むと右側の稜線に登山口があり、上を見ると階段の道がまっすぐ上に伸びている。登り始めるとたちまち汗が出てきた。最初からきつい登りだ。下を見ると竜門峡入口あたりのイチョウの葉が黄色に色づいているのが美しい。右側を見ると笹子雁ヶ腹摺山に伸びている山々が良く見える。階段を登りきりさらに尾根づたいに進むと岩場に出た。そろりそろりと登ると木賊山の山頂についた。大天狗の名板も三角点を確認後小休止を取る。静かな山頂で景色は望めない山頂には木の実の公園に下る道標が立っていた。尾根を北に向かって歩き始めると周りの木々は黄色や赤や緑の色がまざって紅葉が美しい。コブを2つほど越えて登った所が古部山ここで昼食をとる。昼食後の道はなだらかな昇りが続く尾根だが倒木が所々にあり歩行の邪魔になる。尾根を左に向きを変えて登った所が△1413.6㍍の山頂で右に折れて一度下がり、ゆるやかな昇り坂を登ると三角コンバについた。三角コンバから境沢ノ頭を往復し休息後一気に東尾根を下る。途中道は不明瞭になるが境沢橋手前でしっかりした道に出会う。境沢橋からは車道を歩き天目温泉で臨時の市営バスに出合い甲斐大和駅に向かう。(長谷千秋)

追伸:    甲斐大和駅-天目-上日川峠間にバスが運行されています。

            期間 5月の連休(道路が凍結の場合は運休)11月の第4日曜日間の土日休日のみ運行 甲斐大和駅810分、10時、1330分、1520分 上日川峠9時、1230分、1430分、1620分 栄和交通(0553-26-234)

 

 

 

中央線沿線/曽倉山西尾根~扇山~コタラ山西尾根(本部合同)

  日: 11月30日() (晴れ)

参加者:L河崎正道、森田隆仁、小原紀子、松村佐代子、小澤美喜代、山本文夫、安瀬はる江、長谷千秋、飯嶋光江、上野 進、澁澤和子、竹田早苗、 支部外10名 計22名

コースタイム:猿橋駅 8:18=浅川公民館(510m) 8:509:00-竹林(660m) 9:20-破線路分岐(760m) 9:45-838m峰 9:5510:00-浅川峠分岐(930m) 10:15-曽倉山(940m) 10:20-破線路分岐(920m) 10:2530-976m峰 10:40-扇山(1137.8m) 11:0545-大久保山(1109m) 11:55-カンバノ頭(818m) 12:2025-宮谷分岐(780m) 12:5055-コタラ山(849m) 13:0515-落合橋分岐(540m) 13:5514:00-落合橋(360m) 14:15-浅川入口(390m) 14:2541=猿橋駅 15:10

自由乗降区間なので浅川公民館の2~300m先の登山口で降ろして貰う。20分ほど歩くと竹林に入り薄いがヤブと成って踏み跡が無くなるが距離が短いので真っ直ぐ進むと開けた雑木に変わる。760m付近で地図上の破線路を右に分ける。少し歩くと838mと思われる所で休む、目の前に扇山がドカンと大きく控えている。浅川峠からの分岐を分けるが落ち葉が多く踏み跡が薄い。大きな台地の曽倉山、山名板を探すが無かった。木の葉が落ちているので見晴らしが良い百蔵山が此方から見ると尖って素晴らしい。少し下った鞍部に破線路の道が登って来ている。道は967mを巻く様に付いているので尾根を歩く。ここから扇山へは登りそれも結構きつい。山頂に着くと目の前に雲一つない富士山が素晴らしい。大久保山からの下りは急で落ち葉が多く歩きにくい。カンバノ頭は展望も無い普通の丘だがそこへ寄ってコタラ山へ向かう。地図では宮谷分岐が2ケ所有るが始めの分岐は以前下ったが沢が荒れていて道も不明瞭だったので危ないと思っていたが指導標は撤去されていた。コタラ山は支部で2月に来た時より倒木が多く荒れた山と成っていた。この先は踏み跡も薄く落ち葉が多いので注意して尾根を拾いながら歩く。620m位からはしっかりした踏み跡と成るが540m付近で落合橋に延びる尾根に乗るがここがまた急なのと踏み跡が薄いでも下に民家が見えるのでそこを目指して下る。民家の裏庭に出たので挨拶をして通らして貰い落合橋へ休日はバスの便が少ないので浅川入口まで歩くと丁度良くバスが来たので乗るが朝乗った運転手で我々の事を覚えていてくれた。今回は支部の人が多くリーダーは大変助かりました有難うございます。

30年前に相模原支部に入っておられた東條藤治さんが参加して戴き、森田さんと盛り上がって2次会まで付き合って戴きました。(河崎正道)

 

 

 

奥多摩/ハンギョウ尾根~神庭尾根

期 日:12月7日(日)日帰り 晴れ

参加者:L長谷千秋、上野進 計2名

コースタイム:奥多摩駅8:35=(バス)=東日原9:00-登山口9:5310:00-ハンギョウ尾根手前10:4811:02-長沢背稜12:0015-三ツドッケ12:2813:00-蕎麦粒山14:0518-笙ノ岩山15:2025-(神庭尾根)-倉沢17:29=(バス)=奥多摩駅17:50

東日原から林道を歩きカロー橋を渡り右に入った所に登山口が有る。巡視路と思われる道を登っていく。1000㍍を越えると巡視路と分かれて尾根を直登するが落ち葉がクッションになって登りづらい。1150㍍ぐらいで又巡視路に出会う。巡視路を進むとすぐにハンギョウ尾根に出た。尾根にそってモノレールが上へ伸びている。モノレールの脇を登るが尾根の木々は落ち、周りの山々を見ながらの登りは気分が良い。ただモノレールはいささか目障りだ。モノレール(2460㍍)の終点から少し登ると長沢背稜に出た。長沢背稜を進み三ツドッケで昼食をとる。下山路の計画を変更して蕎麦粒山へ向かう。蕎麦粒山での休憩後、鳥屋戸尾根を下り笙ノ岩山をへて神庭尾根を下る。最後は倉沢バス停手前でフェンスを越え、ロープを使い道路に出た。(長谷千秋)

 

 

 

奥武蔵/日向山~丸山~ツツジ山

期 日:12月10日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、安瀬はる江、本山まり子、竹田早苗、岩倉啓子、鎌田文子(支部外)計6名

コースタイム:芦ヶ久保駅8:3035-源寿院8:5055-小橋9:00-琴平神社9:2530-日向山9:4510:00-丸山・県民の森入口10:10-丸山11:1211:45-大野峠12:12-カバ岳12:30-刈場坂峠13:0010-ツツジ山13:25-コツツジ山13:3540-登山口15:00-正丸駅15:5055

費 用:八王子→芦ケ久保 810円、正丸→八王子 740

前夜は激しく降ったが、予報通り朝方には上がってきれいな青空が広がった。西武秩父線の車窓から見ると、紅葉が残る奥武蔵の山々は立ち上る白い朝もやに包まれて幻想的な眺めだった。駅から案内版の横を下り、橋を渡って国道299号を左へ行く。果樹公園村入り口の道標で左の舗装道路へ入り、いくつかある丸山・近道コースを見送って左へ急な坂を登って源寿院へ。緑色の大きな観音坐像が建っていた。ここから「高原パーク横瀬・風の道コース」の道標に従って北へ進んで登山道に入る。小さい橋を渡り、落ち葉の道を登って行くと、あたりはプラム畑のようだが、冬枯れの雑木林にしか見えない。落ち葉に隠れた凝灰岩のせいで滑って歩きにくい。舗装道路へ出て、琴平神社の境内に入り、ここからネット付き扉を開けて日向山へ向かう。日向山山頂は広々して山名案内版もあり、正面に武甲山の削られた山容が見えていた。東へ下り、キノコ茶屋の脇を通って車道へ出て、「丸山・県民の森」入口から再び山道へ入る。薄暗いヒノキの植林帯の中、えぐれた歩きにくい土の道をたどる。幅広い防火帯へ出ると歩きやすくなるが、結構きつい登りだ。丸山山頂には立派なコンクリート製の展望台があり、その壁に背を預けてぽかぽかの陽を浴びながら昼食をとった。丸山を下り、車道にある大野峠から山道へ入る。車道とほぼ平行に伸びるこの道は「関東ふれあいの道」で、道標もしっかり付いているので迷うことはない。刈場坂峠も車道に出たところにあり、バイクや車できた何人かの人が展望を楽しみながら休んでいた。再び山道へ入り、南東へ登ったところが879.1M地点で、ツツジ山の大きな標識があった。昭文社の地図では、さらに南へ下った831M峰が大ツツジ山、その下の750M峰が小ツツジ山となっているが、実際には831M峰に「小都津路山」と書いた看板があった。気が付いてみると、植林の下生えはミツバツツジやヤマツツジが多いようだ。立木につかまりながら急な斜面を下って三田久保峠を目指す。北川集落方面への道標はあったが、なぜか三田久保峠の表示はなくて、せっせと南へ下り続けた結果、予定した西へ下る分岐を(安瀬さんが見つけてくれたにもかかわらず)まだ早いと判断して見送って、548M峰を通る尾根の末端まで行ってしまい、そこから林道へ下りるのは危険ゆえ少し引き返して、予定よりかなり東の林道へ降り立つことになった。コンクリート製の階段には下りてみると「ツツジ山」と青ペンキで書いてあり、間違いとは言えないと慰める。林道を西へ戻ると、小沢に沿って登る踏み跡があり、「ツツジ山・刈場坂峠」と書いた標柱があって、ここが予定した下山口とわかった。時間的には余裕があったので、車道へ出たところで(本邦帝王切開術発祥之地記念碑なるものが建っていた)ケーキタイムをとり、ゆっくり正丸駅へ向かった。初冬の温かい日差しのなか、静かな里山歩きを楽しんで心慰められる一日でした。(助廣弘子)

 

 

 

南ア/農鳥岳

期 日:20081229日(金)~200911日(月) 前泊を除き、山小屋二泊三日

天 候:29日から1日までずっと晴れ。

参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子の2名。

コースタイム:29日 町田駅11:19=八王子と高尾乗換え=甲府駅13:5257=身延駅15:24ビジネスホテル(泊) 30日 身延駅前7:30=奈良田9:0016-奈良田第一発電所9:4655-ベンチ10:1927-しんしぶのさわ橋10:33-森山橋10:42-二つ目のつり橋10:53-沈砂池・取水施設のプレハブ小屋11:0210-三つ目のつり橋11:13-小古森沢の先で昼食11:2447-大古森沢12:201250メートル表示12:2229-平坦地12:4750-下に古い小屋を見る13:20-足攣り休憩13:30451515メートルからの小尾根の乗越13:4850-沢筋に下がる14:2732-ひとつ目の丸太橋14:57-大門沢小屋15:38冬期開放の避難小屋(泊) 31日 4:21-鉄パイプ桟道5:192000メートル表示5:34442150メートルテント7:01-ドコモ通話可能地7:092355メートル7:35-休み多し-2570メートル9:45-大門沢下降点下のテント跡地10:4750-大門沢下降点11:2024-松村さんと会って戻った地点12:03-大門沢下降点12:20-テント跡地12:29-ドコモ通話可能地14:4048-鉄パイプ桟道15:25-大門沢小屋15:55冬期開放の避難小屋(泊)(松村さんの記録は大門沢下降点10:0510-農鳥岳11:203016:401515メートルからの小尾根の乗越8:1023-大古森沢9:20-小古森沢9:40-沈砂池・取水施設のプレハブ小屋9:5010:00-森山橋下入口10:2326-奈良田第一発電所10:5511:00-奈良田11:3013:30=身延駅14:5915:05=甲府15:5716:05=高尾17:4350=以後省略。

29日 出発予定日を前線が通過するというので(実際は関東地方の南側を弱くなって通過)29日に変更した。青春18きっぷを利用で、町田駅改札口で松村さんと待ち合わせをした。八王子駅と高尾駅と甲府駅で乗り換えたが、年末で空いていて座れた。石和周辺では山火事を見た。富士山には二重気味の傘雲がかかっていた。身延駅に着いて、駅横のビジネスホテル『いち川』に入った。今回は山梨県警察本部のホームページから、24日空影という大門沢小屋と稜線の写真を事前に見れた。登山計画書(登山届け)も初めてHPから出した。また、大門沢ルートは長大で、稜線上はガスが出ると広いので注意必要(対策として過去に取ってあった篠竹と赤布20本ほど持参しました)、稜線へ登りきるガレ場は新雪時に雪崩やすい(相模原では22日夕方に小雨が降って以来降っていない→1月9日にやっと降る)、というアドバイスを神奈川県山岳連盟の2人の方から戴いた。ワカン持参するも使用しなかった。ラジオ、20メートルの細引き、ストックも持参した。

30日 山交タウンコーチバスに乗車した。七面山方面への登山の女性単独者が乗車していた。あとは一般客数名。2人だけとなり奈良田バス停留所に着いた。以前の記憶は全然ないが、バス停周辺は河原など広く、携帯電話の電波状態も良好であった。トイレとバス運転手宿泊設備のある建物で準備をして出発した。ここの両側の山には稜線上まで雪は見られなかった。トラックが近づいてきて、農鳥小屋の主人であったが話をして雪崩れ注意箇所を聞いた。日帰り温泉施設『奈良田の里温泉』は年末年始休業、大きな橋を渡ってしばらく進むと、広河原橋奈良田第一発電所に着いた。駐車場にはいろいろな県の車が10台止まっていた。ここは携帯が通じない。2つのトンネルは乗り越えられないように閉鎖され、広河原まで17キロもあるので、北岳へ向かう人はいないと思った。休憩をして、大門沢方面への舗装林道を歩いた。直ぐ先にゲートがあり、女性を含む4人の若い登山者とあった。トレースあり、小屋で水も取れるとの事であった。ベンチのある箇所で休憩、また『しんしぶのさわ橋』脇には休憩所もあり、先で林道終点となり森山橋への入り口へ着いた。4人と会う。治山整備で新しい森山橋は鉄製のしっかりとした橋でした。またまた4名と会った。こちらは男性のみの中高年パーティー。渡って単独男性と会った。堰堤越えの道から登山道となった。休憩を入れながら進んだ。揺れる古いつり橋を渡り、沈砂池・取水施設のプレハブ小屋で休憩、このあたりから薄いふりかけ状の残雪が現れた。もう一回古いつり橋を渡った。時々地図を出して、現在位置を確認した。小古森沢を渡った陽のあたる場所で昼食とした。北岳からという8人パーティーが降りてきた。2本丸太の大古森沢を渡った。1515メートルからの小尾根の乗越手前では足が攣りそうになり、松村さんより薬をもらった。あとは沢沿いを登って行く。雪も出てきて、緩い斜面下に古い作業小屋?も見て、休み休み進む。大きな石が出来て、二本丸太橋を恐る恐る渡った。左岸の壁には氷柱が掛かっていた。鉄パイプ手すりがあり、もう一度丸太橋を渡って、ガレ場の上にあるという状態の大門沢小屋に着いた。梯子もあったり、沢に近いので小屋に近づくとだいぶ氷結していた。100円薄フリース手袋では最後は冷たかった。冬期開放の避難小屋を覗くとテント1張りの単独者が居た。我々も小屋内に張ることにした。水は小屋の脇の水場樋の下に細々と流れていた。明日の偵察をした。銀マットの下には置いてあった毛布2枚を松村さんが敷いて、ジャケットと羽毛上着と羽毛ズボンとテントシューズと肩冷え対策のフリースひざ掛けで、1810分に寝た。奈良田第一発電所の標高880メートル、小屋の標高1710メートルという標高差でした。

31日 昨日の調子から、小屋から軽い荷物で往復することに変更した。3時起床。アイゼンとヘッドランプを点けて、合繊の厚い手袋(防風でない)とピッケルで登る。篠竹と赤布と細引き持参。ツェルト代りの冬山用フライは忘れた。鉄パイプなどの桟道を2つ渡った。2000メートル表示があったり、2人でテントを張っている箇所は2150メートルと言っていた。ヘッドランプを消した。ドコモが通じるという地点があった。大きなテントを張った跡があった。この辺から残雪は深くなり、長く続く太い針葉樹林の急登に入った。単独者のテントがさらに上に張ってあった。石塚はだんだんと登らなくなってきた。サングラスを付け、凍傷気味か手の感覚が鈍くなり手袋を中がぬくぬくの防風厚手のものに替えると戻った。1213日と20日のハーハーして結構早く歩いた林道調査(一部山の中を登り下りした)はトレーニングにならなかったようだ。いやトレーニングになったかも。高度が上がってくるとフードも被ったりした。目出帽スタイルの松村さんに先へ進むように伝えた。トレース十分あり。2人とか1人とか下って来る。休んで石塚は荷をほとんど置いて後を追った。真っ白な稜線が近づいてくる。ダケカンバ帯からガラ場の急登地帯(雪崩れ危険箇所)、下降単独者に松村さんからの伝言を聞いて、ガラ場からそれて急登りは続き、平になると、大門沢下降点下のテント跡地(防風ブロック積みの2張りの跡)の上に出た。一旦少し下り、テント跡地から左へトラバースするように大斜面登り。そして大門沢下降点の稜線上に登りついた。さすがに稜線上、風は10メートルくらい吹いているが、危険ではない。ヤグラなどがある。降雪直後(22日降って?→24日撮影)の真っ白な山梨県警の写真と違いだいぶ地面露出が多いのは、時間経過で飛ばされたのだろう。帰途を考えてここで止めようと思ったが、さらに30分ほど進んで、松村さんが下ってくるのを待った。松村さんの話によると農鳥岳はひとつ向うのピークでテント張りの単独者に写真を撮ってもらったとの事。残念ながら持ってきたつもりがカメラをデポしてきてしまった。2人で下山に掛かった。下降やガラ場は相当な急降下であるがアイゼンが良く効いてくれる状態。懐中電灯で判らなかった地形も良く分かり、ドコモ可地点は電波の規格(ムーバとフォーマ・800メガと1500メガ)が違うのか通じなかった。小屋に戻ると、テントは3張り増えていた。1757分に寝た。小屋の標高1710メートル、大門沢下降点の標高2830メートル、農鳥岳3026メートルという標高差でした。雪崩危険地帯を避けるにはガレ場に入らないで、直登してしまえばいいと思ったが、ダケカンバやハイマツが相当邪魔そうで、ラッセルも大変そうでした。

1日 407分起床。大きなテントの34人組みは4時前に出発して行った。西濃鳥岳までを往復するらしい。ヨーロッパのマッターホルンなどに登るときの速攻スピード登山スタイル。小屋内の容器の水が凍っていた。朝食後アイゼンを着けて一つ目の丸太橋まで進み、石塚は渡渉後外した。松村さんはアイゼンで丸太橋を渡った。慎重に2つ目の丸太橋を渡った。小屋内に張って居た若い単独者2人に抜かれた。登る若い女性2人組と欧米男・日本人女性2人組に会った。ワカンは皆持参している。休憩を入れながら(発電所では12台停まっていた)、奈良田バス停留所へ着いて、下山報告の電話をした。松村さんが聞いてきたところによると旅館の入浴は11時からとの事であった。バス停で時間があるので、暖かく昼食を作り食べた。バスが来て、5人くらいの観光客と単独登山者が降りた。バスに乗り、途中で転付峠から荒川三山へ行ったと言う単独者が乗り、各駅停車はあまりにも待ち時間がありすぎるので、混んでいた身延駅で忙しく特急に乗り換えて、甲府駅から分かれ、石塚は各駅停車で帰途に着き、松村さんは特急スーパーあずさで帰った。

 ◇農鳥岳を選んだのは、年末年始で登っていないからでした。北條克巳さんに連れて行ってもらった、赤岳、塩見岳、雪多く途中までの合戦尾根。単独で行った最後はラッセルの越百山。光岳から大無間山の冬期単独縦走これは誰にも会わなかった。金峰山から瑞牆山荘までの奥秩父小屋泊まり縦走が記憶に残っている。北八ツ方面は23月を含め多く行っているので記憶が入り混じっている。残念ながら農鳥岳ピークは踏めなかったが、体力不足ながら稜線上まで登れてまあまあよかったが課題も出来た。農鳥岳は天気が安定していて、長いがトレースがあればさして危険な箇所はなく登れます‥という感じでした。なお松村さんとは1213日渋沢駅前大倉行きバス停で会ったために、計画を話した訳でした。後日、『宅ふぁいる便』にて頂上のデジカメ写真を送ってもらいました。厚い手袋でも防風性がないと感覚がなくなる事を再経験した。(石塚孝彦)

費用: JR町田駅~身延駅 青春18きっぷを利用     運賃 一人 2300

     身延駅前ビジネスホテル 『いち川』          ジングル  5800

     身延駅前~奈良田  山交タウンコーチバス     運賃 一人 1750

大門沢小屋(冬期開放の避難小屋部分利用)      二泊        無料

奈良田~身延駅前  山交タウンコーチバス     運賃 一人 1750

JR身延駅~町田駅                    運賃 一人 2520

JR身延駅~甲府駅 特急ふじかわ7号        特急券    630円