2010山行報告
中央沿線/扇山(新年山行)
期 日: 1月17日(日)日帰り (晴れ)
参加者: L河崎正道、中村精、森田隆仁、榎本美智子、小澤美喜代、梅澤文子、澤田治之、小梶昌弘、大関清充、矢澤孝二、安瀬はる江、長谷千秋、宮澤恵子、助廣弘子、澁澤和子、上野
進、市川静子、竹田早苗、 計18名
コースタイム:猿橋駅8:18=浅川(610m)8:50〜55−登山口(700m)9:15−浅川峠(867m)9:45〜50−曽倉山(967m)10:10〜15−扇山(おでん鍋)(・1137.8m)11:15〜13:20−山谷・中野分岐(970m)13:45−新田分岐(860m)14:05−休憩(660m)14:35〜45−大野貯水池分岐(650m)14:46−大滝不動(630m)14:50−君恋温泉(550m)15:10
1月3日より日程変更したお陰で多くの人が参加出来たので良かった。一昨年は岩殿山、昨年は百蔵山、段々こちら(八王子)に近づいて来ているので今年は扇山としたが雪やぬかるんだ下りの山道と大変な新年山行と成った。浅川のバス停は雪が有りこれから先が思いやられたがバスの運転手さんの「気を付けて行ってらっしゃい」の一言で頑張るぞ〜と気合を入れる。山道に入るまでの林道は日陰で道が凍っており足に力が入る。山道に入ると雪は有るが凍った所が少ないので歩きやすい。浅川峠では10〜20p位の積雪。曽倉山まで動物の足跡が色々有ったが解ったのはウサギだけで後は不明。曽倉山から葉の落ちた雑木林の間から富士山が望め美しい。扇山もすぐ近くに大きく控えている。雪で登山道は隠れているが動物の足跡をたどる。尾根通しでは無く、巻きながら登っている。動物も楽な登り方をしているのだと思った。急登を喘ぎながら登っていると、明るい山頂が見え、人の声も聞こえるのだが、ここからが長い。日当たりの良い山頂は雪が無いと思っていたが雪が残っているので、雪の中でのおでん鍋と成った。おでんの用意をするより早くお酒が並ぶ八海山・菊水・大吟醸酒・泡盛久米島・ワイン。今日はこの為に来た人も多いのだろう、皆は山頂からの美しい富士山を見たのだろうか、おでんが温まる前にあちらこちらで宴が始まる。鍋奉行の澤田・竹田さんの手際が良いのでお腹が一杯にも関わらずドンドン食べると言うより食べさせられる。最後のうどんは流石、売れ行きが悪いが無くなった。
これが最後と成るだろう、相模原支部旗の前で記念写真を撮り下山。これが地獄の始まりと成った。雪が溶けて、ぬかるんだ泥んこの道。ズボンを汚す人が続出、誰だ、こんな下山道を選んだ奴は。大滝不動を過ぎて君恋温泉の建物が見えた時はホッとした。
ここで解散、駅まで歩く人とタクシーに乗る人に別れたが、まだ歩き足りない人も居たのだ、恐ろしい。(河崎正道)
新春の扇山、帰り気をつけて降りましょう!
奥武蔵/都幾山〜堂平山〜剣ケ峰
期日:2月10日(水)日帰り 曇り一時霧雨
参加者:L助廣弘子、小原紀子、山本文夫、安瀬はる江、宮澤恵子、竹田早苗、岩倉啓子 計7名
コースタイム:明覚駅7:51~8:01=(バス)=慈光寺入口8:15~20―慈光寺観音堂9:05~10―都幾山9:20~30―冠岩9:45~50―金岳10:00~05―七重峠休憩所11:35~12:00―堂平山13:10~15―剣ケ峰13:50―白石峠14:05~15―高篠峠14:45―大野峠15:10~20―赤谷集落16:05―芦ケ久保駅16:25~40
費用:八王子=明覚(JR)820円、芦ケ久保=八王子(JR)810円、明覚=慈光寺入口(バス)190円
朝から雲が低く、なかなか夜が明けない感じ。明覚駅に着いたころ、ようやく明るくなったが、辺りは霧が漂ってぼんやりしている。
都幾川村代替バスの乗客は登校の小学生一人と私たちだけだった。慈光寺は白鳳年間創設、関東で最も古い寺とのこと、30分かけて車道を登って、古びて立派な山門に着いた。本堂の前でお寺の婦人に都幾山へ行くことを告げると、この上の観音堂の裏から行けます、標識は何もありませんけど、と言われた。観音堂の裏手からはっきりした踏み跡がついており、ヒノキの植林の中、少々枝が乱雑に落ちている部分もあるが藪はなく、10分で都幾山(463M)山頂に到着した。立ち木に紙製、プラスチック製、金属製、三つの山名板があったのでびっくり。ここから二万五千図の市町村界尾根をちゃんと辿れるかと心配だったが、しっかりした道が招くように延びていたので、拍子抜けした。最近出来たらしい「ときがわトレッキングコース」とぶつかる地点に冠岩、兜岩があり、説明板もあった。境界尾根を進み、時々赤や黄色の境界標柱を見失って辺りを見回しながら539.5Mピークへ登りつくと、三等三角点があり、「金岳」の木製山名板があった。尾根を南へ下り、484M辺から西へ進んで、車道へ出る。車道のどこへ出たのか特定するのが難しかったが、皆で相談して、見当をつけて、車道の途中から再び尾根へ上がって行く。ここの藪が今日一番の藪だったが、様子をみに機敏に動いてくださった安瀬さん、岩倉さんの助けで無事境界尾根に乗ることが出来た。再び車道へ出ると、七重峠休憩所の東屋があり、ちょうど霧雨が降ってきたので、ありがたく屋根の下で昼食した。気温が下がって、手が冷たい。堂平山へは林道をしばらく行ってから新しくできたコースで上がる。これが木製階段の連続でしんどかった。山頂手前に立派なキャンプ場が出来ていて、モンゴルのパオ風の建物がいくつか建っていた。霧が深くなって辺りは真っ白、天文台が霧の中からぬっと姿を現して驚かされた。剣ケ峰へは、「剣ケ峰展望台」と書いてある道から登り返した。霧雨に濡れてきたので、白石峠から大野峠までは、尾根通しに歩くことをあきらめて車道を行く。雪が残っていて車道歩きも楽ではなかった。大野峠からは植林帯の中をひたすら下って、暗くなる前に集落へ出ることが出来て、ほっとした。芦ケ久保駅下の店へ走って山本さんが皆の分のビールを買ってきてくださり、車内で楽しく乾杯しました。(助廣弘子)
期 日:2月21日(日)曇りときどき晴れ 日帰り
参加者:L中村 精、小澤美喜代、松宮俊彦 計3名
コースタイム:新松田8:04=田代向8:20−虫沢古道の途中9:25〜35−尺里峠9:50〜10:00−高松山10:50〜11:32(昼食)−尺里峠12:05〜12−第六天三角点12:20〜25−分岐(標識)12:35−高松集落12:50−樹林の中13:15〜20−最明寺史跡公園13:45〜14:00−西平畑公園(河津桜の花見)14:50〜15:35−新松田15:50
田代向でバスを降りて虫沢に向かって歩くと、右側には雪のある丹沢の峰々、大山などが見える。
竜王寺の横の坂道を登っていった所で、偶然、犬の散歩中の「虫沢古道を守る会」の会長の古谷正夫さんに出会う。前よりも先に標識(目印)をつけたが、樹木を切ったので、下の農道の方が眺めが良いという話。
細道を通って、農道から鹿、猪よけの金網の戸を開けて、山道に入る。やがて「水源の森林、神奈川県」の白い標識が出て来るとピンクのビニールテープがチラチラで、目立つ。虫沢古道の方は黄色のガムテープとスズランテープだが紛らわしい。
一度農道に降り、再びに山道へ。まだ古道は尾根の上に続いているが階段のある所で降りて、眺めの良い農道を尺里峠まで歩く。石仏のある小広場で休む。一昨日の雪のためかつぼみをつけた椿の枝が大きく折れ下がっている。山道には動物の爪跡も。降りてくる人が4人。
山頂に近づくにつれて道の両側にも雪が出てくる。カヤトの山頂広場には15人位の人。まだ早いが昼食にする。そのうちにバス停近くで見かけた10人位のグループも着く。
尺里峠まで戻り、農道の上の尾根を第六天の三角点まで登る。11月の時は、藪だったカヤトが焼き払われ、放置された車がある。傍の樹木もずっと焼け焦げている。見通しが良いので迷うこともなく。200mほど尾根上を進む。途中スズランテープが貼られている所を越し、南側に下る。赤いテープがつけられている。段々になっている所の出口にはまたスズランテープが貼られ私有地の紙がついている。鉄製の大きな檻があり、車が一台。途中から付いてきた3匹の犬の飼い主の車のようだ。ここには最明寺史跡公園1時間、第六天30分の町の標識があり、第六天の方にはがされたガムテープが付いていた。鉄塔も立っている。
舗装された道を行くと牛舎が出て来る。高松の集落、分校を見ながら下って行く。標識の公園までの時間が50分、40分と少なくなっていく。行く手から軽装の男性5人が来る。
樹林の横の道から、山道に。最明寺史跡公園へは展望のよい、遠回りコースを選び、池を見下ろしながら下る。ここは寒いのでまだ河津桜は、ほんの数輪の開花。20人くらいが休む。皆これから河津桜の花見に行くという。
石碑や石仏を見て西平畑公園へ。道も歩く人が続いている。ポッポ列車の所は行列ができていて、河津桜と合わせて列車を撮っている。河津桜の花は7、8分咲きで今が身頃。朝、駅前では見えていた富士山が見えないが、黄色い菜の花とピンクの桜が映える。テントの中の店に入って、岩魚の塩焼きや味噌こんにゃくを肴に打ち上げ。足柄平野の展望や、河津桜の花見を見ながら下る。(中村記)
バス代 新松田―田代向 450円
期 日: 第1日目 2月27日(土) 曇り 金冠山
第2日目 2月28日(日) 雨 長九郎山
参加者:L派田正、小原紀子、小梶昌弘、山本文夫、松宮俊彦、(支部外)山ノ井憲子 計6名
コースタイム:第1日目:町田マツモトキヨシ前6:44=沼津市民の森キャンプ場外駐車場9:03〜23悠久世界平和館10:11〜20−金冠山(818m)10:53〜11:30−奥山分岐11:40−沼津市民の森キャンプ場外駐車場12:25〜50=河津町民宿14:55
第2日目:河津町民宿7:27=長九郎山登山口8:14=引返し点8:37〜44=長九郎山登山口9:06=厚木15:50
第1日目 前夜来の大雨の痕跡と川の濁りを見て山が荒れていると思い、海沿いにある木負農協からのスタートは中止し、標高が高い沼津市民の森キャンプ場からスタートすることにした。ここは登山ルートの表示説明が無いので注意すること。キャンプ場の駐車場をスタート。右岸に沿い少し行くと左折れ、檜林の中の丸太段を登ると山道となり低い稜線に出る。そのまま行くと広い砂利道に出る。暫らく行くとAs林道とT字交叉した。踏み跡が見当たらない灌木林の中を登ると寺院の前に出た。ここを左折れし少し行くと広い防火帯がある山道に着いた。駿河湾を下に見た景観を楽しみながらゆっくりと登ると金冠山の頂上に着いた。頂上から四周の眺望は素晴らしかった。
急坂を一気に下ると“色つきが綺麗な茅の原”が広がる。眺望を楽しみながらその中を通り抜けると大木のアセビ、ヒメシャラが目立つ灌木林に入る。良く整備された山道を奥山分岐を後にし、As道を横断する。ここから沼津市民の森エリアとなり、標識類も良く整備された山道を景観を楽しみながら下ると広いキャンプ場のスタート点に着いた。
第2日目 雨天のため大沢温泉からのスタートは中止し、車で長九郎山登山口から林道を通り長九郎山下の硫黄橋まで行き、そこから頂上を目指す計画をしたが降りやまないので登頂を断念した。
今日は時間がたっぷり有るので普段は通らない西海岸経由で展望台毎に素晴らしい景観を見る。
そして、有る所では浮世絵に描かれた如き、駿河湾に浮かぶ白雪の富士山の愛で楽しみながら北上した。さらに、大瀬崎では天然記念物のビャクシン樹林の古木を見る。古木らしき姿形したものの中には樹齢が1500年余、木周りが8mも有るのが見られた。
前日のチリ大地震に因る津波警報が発令されるも、道中何ら影響を受けなかった。 (派田正)
期 日:3月10日(水) 日帰り 曇りのち晴れ ルート図
参加者:L助廣弘子、河崎正道、山本文夫、竹田早苗 計4名
コースタイム:越生駅8:30〜33=(タクシー)=健康寺8:45〜55−270Mピーク9:35〜40−城山(285.8M)9:50〜10:00−芹ケ沢林道10:20−麦原集落11:20〜45−大築山登山口11:50−小築山分岐12:05−小築山(448M)12:20−大築山(466M)12:35〜45−分岐13:30−登山口13:40−住吉神社14:00〜15−麦原入口14:50〜15:14=(バス)=越生駅15:32〜16:07
費 用:越生=健康寺(タクシー)1430円 麦原入口=越生(バス)190円
前日は低気圧通過で各地大荒れの天気だったが、午後7時の天気予報では、東京、埼玉は10日の朝には雨は上がって、9時から晴れて気温も16度にはなるとのこと、11日以降は全国的に晴れると言っていたが、出来たら予定通り実施したかったので、順延はしなかった。
しかし、低気圧の影響は想像以上で、倒木のため西武線東吾野・吾野間が不通となり、すでに4:30から家を出ていた本山さんを私の不手際で右往左往させてしまい、結果、本山さんは行く気が失せて、そのまま帰ってしまわれた。ほんとうに申し訳ないことでした。残り4名で八王子から八高線に乗る。車内放送で青梅線不通を知らせていたが、西武線の話は全くないので、もしや復旧したかと東飯能で降りて西武線改札へ走ってみたが、やはり不通。JRの不親切さに今さらながら腹が立った。再び越生まで乗って、大築山へ変更とする。
先月の山行で行った都幾山のふもとの慈光寺で、北条氏家臣・上田朝直が、慈光寺を攻めるために大築山に山城を築いたことを知って、是非、この山にも来てみたかったのだ。昭文社の地図しかないが、健康寺からまず三角点のある城山を目指すことにして、タクシーで健康寺へ。予報に反して、空はいつまでも晴れず、すごく寒い。積雪20センチはあり、木々に積もった雪がぼとぼと落下しているので、雨具をつけて出発。お寺の御堂の脇から雪が付いて滑る藪の中を無理やり上がると稜線に出た。西へ西へと進んでいくつかのピークを越える。鉄塔があるピークが多分城山だと思われたが、昭文社の地図に送電線の記載がなく、三角点標識を探したが、見当たらない。不思議なことに鉄塔には送電線がなかったが、それでも見回りにきたのか、新しい靴跡が周辺についていた。昭文社の地図では、尾根の末端がはっきりしないので、用心して北側に近いはずの林道目指して靴跡を頼りに下り、もう一本の送電線のない鉄塔を見て、小さい流れを橋で渡って林道に出た。「中東京幹線388号入口」と書いた黄色ポールが立っていた。林道は芹ケ沢林道で、延々と歩いた末、ようやく見つけた人家の住人に聞いて住吉神社へ向かう。麦原集落へ入り、住吉神社分岐を確かめてから、畑の脇の簡易集会所のテーブルをお借りして昼食をとった。大築山を地元では「城山」と呼んでいるらしい。登山口は280M辺だった。雪はところどころ3.40センチあるが、登山道がしっかりついていて傾斜があまりきつくないので助かった。山中の標示で手前のピークが「小築山」ということもわかった。大築山には大築城址の歴史を書いた大きな看板が立っていた。北側に都幾川を挟んで見えるはずの慈光寺方面はガスって真っ白だった。猿若峠方面に下り、登山道との合流点で東へ向かい、登山口へ戻った。住吉神社は、大築城の戦に召集された農兵たちの鎮守の社とのことだ。社の軒先でケーキタイムを取り、あじさい街道を歩いてバス停を目指す。道路のあちこちで木が倒れかかって電柱にかぶさっており、復旧工事が行われていた。バス停「麦原入口」はすでに満開の梅林の脇にあり、ようやく晴れてきた青空に白や紅の梅の花が美しく映えていた。(助廣弘子)
期 日: 3月13(土)〜15日(月)二泊三日
天 候:初日 曇り、2日目 曇り、3日目 雨
参加者:
費用:4,8000円
コース:羽田=鹿児島空港10時35分=(レンタカー)=開聞岳登山口駐車13時20分−7合目14時35分―開聞岳15時20分−駐車場17時15分=ホテルタイセイアネックス(泊)=櫻島・湯乃平展望所8時00分=大篦柄登山口途中=スマン峠登山口途中=御岳登山口12時20分―御岳13時30分―スマン峠14時20分―大篦柄岳15時15分−スマン峠16時5分―御岳17時00分−駐車場18時00分=江洋館(泊)=雨天観光=鹿児島空港=羽田
・ 3日目が雨天予報の為、初日に開聞岳を登ってしまい、2日目に高隈、3日目にもし登れるようであれば韓国岳を追加と急遽予定を変更した。3日目は風雨強く、とても山に登れるような天候ではなく結果的には正解であった。
・ 桜島の噴煙が連日続いており、高隈では樹木が火山灰をかぶっており、口の中までザラザラした。
・ 高隈の登山口が、予定した2箇所とも道路工事時にて通行止めとなっており、結局、御岳登山口から登ることとなったが、これが地元の人にも答えられないほど分かりづらく、登り始めは12時20分となった。役場に問い合わせを入れておくべきであった。
・ 御岳はマンサクの花が見頃のようで、多くの登山者がいた。高隈では大篦柄岳よりも御岳のほうが山としても良い。
期 日: 3月20日(土)日帰り (晴れ) ルート図
参加者: L河崎正道、安瀬はる江、澁澤和子、竹田早苗 計4名
コースタイム:甲斐大和駅(630m) 7:50−三嶋神社(720m) 8:00〜05−稜線(820m) 8:20−徳並山(・1116.7m) 9:30〜40−西大志山(1140m) 9:55−東大志山(1115m) 10:10−1292m峰 11:05〜15−古部山(1310m) 11:20〜25−(昼食)(1365m) 11:40〜12:10−・1413.6m 12:25−三角コンパ(1430m) 12:50〜55−境沢ノ頭(・1459.9m) 13:05〜10−林道(1290m) 13:35−林道(1250m) 13:40−登り口(1251m) 13:45〜55−大滝山(1362m) 14:15−棚横手山(・1306.2m) 14:40−宮宕山(甲州高尾山)(1110m) 15:45−・1091.9m 15:50〜55−林道(1050m) 16:00−930m峰 16:15−880m圏 16:25−農道(570m) 17:05−勝沼ぶどう郷駅(490m) 17:25
08年12月、09年4月と2回計画したが、共に雨の為中止となり、3度目の正直やっと実施で来た。待ち切れず個人で行った人も居ると聞く。
このコースの良い所は駅から駅へ歩ける事だ。急な石の階段を登って三嶋神社へ寄るが、階段の横には道が付いて三嶋神社の左後ろで合わさる。真新しい保護柵を越えると827m峰のピークのすぐ下で尾根道と合流。
大きな松の木の下で休むが東側が開けており、滝子山などの展望は良い。雑木のヤセ尾根で石が多く出て来る。西側に目を向けると遠くに、これから向かう棚横手や宮宕山、その下のカヤトが美しい、一登りすると徳並山に着いた。山頂は狭いが真中に4等3角点が有り、大善寺方面に向かう西尾根にはしっかりした踏み跡が有る。次はこの徳並山西尾根を計画したい。
徳並山から一旦降り、緩やかに登り返すと西大志山の南端に出た。この西大志山は南北に長い平坦な山なので何処が山頂か解らない、雑木で展望も良く歩いていても気分が良い。北端に、西大志山の山名板が有った。
西大志山の北の端から次に目指す東大志山を見ると、正面に木の茂ったピークとその左側にもう一つ尖ったピークが有りそこが東大志山で、ここから50m位降り、其の後30m位登り返す。東大志山は木が茂り展望は無いが次のピークで振り返ると、長い台形の西大志山と尖った東大志山が望めた。これから先も2〜30mの小ピークの登り降りが多く、結構疲れる。
古部山を目指してひたすら登りに掛かるが雑木の明るい尾根なので気持ち良く歩ける。古部山には「(右)木賊山、(左)三角コンバ」の道標が有った。ここからは倒木が多く、落ち葉でフワフワした、広い穏やかな尾根。ポカポカ暖かく歩いていても、眠くなりそうなので昼食とした。
名前の無い1413.6m峰付近は広い尾根で3角点は西の端に有った。ここから3角コンバに向かって降って行くとこのコースで初めて所々に雪が少し残っていた。3角コンバは雑木で明るく「(右)境沢橋、(左)境沢ノ頭」の道標が有った。以前、嵯峨塩橋から三角コンバそして境沢ノ頭から源次郎岳まで歩いた時は木が茂り歩くのに苦労したが、今は明るく快適に境沢ノ頭まで歩けた。
境沢ノ頭に立って、明るくヤブも無く、以前来た時と全然違うので本当にここが同じ場所か不思議だった。源次郎方面に少し進むと、北西方面に降る薄い踏み跡が有るのでそこを降る。踏み跡は北へ向かって降って行くので、後ろの人に北西方面に延びる踏み跡が無いか探して貰うと薄いが有ったので少し戻りその踏み跡をたどるとしっかりした踏み跡が現れた。林道までは尾根通しを降ればたいした距離では無いのだが登山道は大きなジグザグ道と成っているので、その都度方向が変わり本当に林道にたどり着くか心配に成るがU字形の林道が見えてきたので一安心する。
一つ目の林道に降り立ち、その下の林道に向かうがすぐ下なので、降る所は何処でも良いのだがカーブミラーの所が良いだろうと思った。二つ目の林道に降り立ってから、林道を少し歩くとゲートの有る林道を分け、その先に踏み跡が有ったのでそこから大滝山を目指す。
疲れていたが穏やかな尾根なので助かる。以前の地図では宮宕山と成っていたが現在の地図では大滝山に変わっている。山頂にはどちらの山名表示も無い。棚横手山の手前のピークより先は、黒く焼けた木が多く、昨年4月の山火事の跡が痛々しい。今日歩いた山並みを見ながら降る。甲州高尾山も新しい地図では宮宕山に変わっているが山名表示板は甲州高尾山のままだった。
930m峰ピークを過ぎてから勝沼ぶどう郷駅への下降点を皆で探しながら歩く。880m圏のピークに薄い踏み跡が有ったのでそこを降る。始めは歩きやすかったが、そのうち藪が密集し、踏み跡も消える。下に駅が見えるので道を探し、藪をこぎながら下を目指す。ぶどう畑の棚が出て来た時は、これで長い一日が終わりホットした。
今日は暑かったのと久し振りの強行軍、それと前半はこぶが多く、登り降りが大変だったので私は参ってしまい、休憩が多く成り申し訳なかったが、支部の女性達の元気なのには脱帽。女性陣に引っ張られて無事、歩く事が出来ました。これに懲りずにまた宜しくお願い致します。有難う御座いました。 (河崎正道)
期 日:3月28日(日) 日帰り 曇り一時雪 山行ルート図
参加者:L長谷千秋、SL河崎正道、SL安瀬はる江、SL竹田早苗、小梶昌弘、山本文夫、松宮俊彦、支部外5名 計12名
コースタイム:橋本駅7:10=(バス)=毛無山登山口8:45〜55=△1241 9:37〜45−毛無山10:28〜40−十二ヶ岳12:28〜13:00−金山13:55〜14:00−鬼ヶ岳14:25〜30−雪頭ヶ岳14:50−根場16:25〜35=(バス)=19:35
文化洞トンネルを12人で出発、登るとすぐ旧文化トンネルに出会う。旧と新が上下になっている横を通り、又すこし登ると文化洞トンネルの上の尾根に出る。尾根を右に進むと、だんだんと傾斜がきつくなってくる。ジグザグの道を登るとカラ松林の中にある三角点△1241bに着く。
休憩後登りはじめると、だんだん見通しの良い尾根に変わってくる。なお登って行くと毛無山山頂についた。残念ながら富士山は雲にかくれて見えない。休憩後こんどは十二ヶ岳に向かう。
十二ヶ岳の道は楽しい一ヶ岳、二ヶ岳、三ヶ岳と立て札を見ながら進むと、十ヶ岳あたりからロープを使用する岩場が出てくる道となって来る。十一ヶ岳の岩場をロープを使いながら下る途中から十二ヶ岳を見ると、下につり橋、正面に十二ヶ岳の岩場に残雪が有り、十二ヶ岳の姿がいっそう険しく見える。つり橋を渡り、岩場に付いているロープで登って行く。この十二ヶ岳の岩場の登り下りの落差が一番大きい。なお岩場を登ると十二ヶ岳の山頂に着く。全員がそろった所で記念写真を撮る。相模原町田支部の旗の初御披露目にもなった。山頂からは木の枝が霧氷になって白くキラキラして美しい。昼食後岩場を下った後は十二ヶ岳が遠くになるにつれ普通の尾根道となった。ただ尾根道に残雪が出て来たが歩くには問題はない。雪がちらつく中、金山を通って鬼ヶ岳で記念写真を撮り、雪頭ヶ岳を通って根場に向かった。
今回初の本部合同のリーダーをやりました。無事トラブルもなく山行を終えたのは、サブリーダーの河崎さんをはじめ相模原町田支部のサポートのおかげです。ありがとうございました。(長谷千秋)
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支部旗を作った『ハクロマーク製作所』のホームページに長谷さんの山行で行った十二ケ岳の写真がアップされされました。(河崎支部長)
期 日:4月11日(日)曇り後晴れ 日帰り 山行ルート図
参加者:L中村 精、河崎正道、澤田治之、山本文夫、安瀬はる江、助廣弘子、竹田早苗 計7名
コースタイム:新松田8:10=地蔵堂8:47〜57−夕日ノ滝9:15〜30−東屋9:49〜54−沢分岐10:00−休10:30〜35−猪鼻砦跡(丸鉢山)11:10〜27−足柄峠12:05開会13:00〜 挨拶、集中山行コース報告(本部,支部)、新ハイキング社メンバ紹介、イベント(抽選2人当たる)閉会、万歳三唱14:45足柄関所跡14:55〜15:05−足柄古道−地蔵堂16:05〜40=新松田17:05
バスの車窓から所々に見える桜。地蔵堂ではシダレもあり、今が桜の見頃だった。
「金太郎の遊び石」や「生家跡」に寄って行く。「金太郎コース」と言われている道を行くが、猪の毛皮が並べて干してあったり、川にはクレソンが生えていたりする。
東屋の所で小休止。右手にコースの表示板がある。分岐で沢を渡る。尾根に取り付くまで流れの音が聞こえ、ひばりの鳴き声も。
豆桜(富士桜)の花の見えるところで休み、猪鼻砦跡(丸鉢山)へ。県道を渡った所のベンチで休む。正面の富士山は、雲に覆われて裾野しか見えない。10時頃までは見えていたと言う。時間があるので、ゆっくり休むつもりが金時山から降りて来た新ハイのグループや、他の登山者が来るので足柄峠へ下る。
車の轍の跡が深くえぐれて歩きにくい所もあったが、あとはなだらかでつぼみの固い桜や、富士桜の花、木藤を見ながら歩く。
申し込みを済ますと、敷物を広げ、支部の旗をたて、各自持参の品々で飲んだり、食べたり・・・。今日の司会の澤田さん以外は寝たりする人も。途中で採って洗ってきたクレソンが特においしかった。訪ねて来た人にも食べてもらったり、知り合いに持っていったり・・・。
支部紹介、山行報告は、17番目。相模原町田支部と支部旗のお披露目も。支部によっては風船を飾ったり、支部募集をしたりそれぞれであった。曇りから青空に代わって暑くなって終わり頃は皆さん眠くなった様。
帰りは足柄古道を通り、地蔵堂では臨時バス(貸切?)で新松田まで。ここで、ゆっくり打ち上げをする。澤田さん、河崎さん、皆さんお疲れ様でした。(中村記)
バス代 新松田=地蔵堂 640円×2
参加費・保険料 200円(一人)
期 日:4月14日(水)日帰り 晴れ 山行ルート図
参加者:L助廣弘子、河崎正道、山本文夫、安瀬はる江、宮澤恵子、市川静子、本山まり子、竹田早苗(支部外)増田幸久 計9名
コースタイム:町田6:05=御屋敷8:25〜35−1330.0M点9:10〜15−伝通院9:55〜10:15−大ダル峠10:40−墨川山11:25〜12:00−倉掛山12:15〜20−1599.3M点12:55〜13:10−1142M点14:10−1041.8M点14:45〜15:00−川浦温泉15:35〜16:00=町田19:00
費 用:貸切タクシー(高速代込)33000円
2年前の4月は、積雪多量のため途中撤退、去年5月は墨川山が特定できないままコース変更して、結局3度目に目指す「伝通院」。3度とも参加は山本、市川、竹田さんで、特に市川さんが張り切っておられた。
ずっと不順な寒さが繰り返しており、積雪が心配だったが、朝から晴れて暖かくなり、柳沢峠にも積雪なく、ほっとした。
松浦隆康氏「バリエーションルートを楽しむ」のガイド記事に従って、青梅街道の御屋敷でタクシーを降りてゲートをくぐり、まずは1330M点を目指す。今日のコースでは、尾根が広がって進路に迷うことしばしばだったが、本山さん、増田さんはじめ、いつものようにメンバーに大いに助けられた。
念願の伝通院は、広々した笹原に白樺が立ち、東に藤尾山、飛竜山から唐松尾山へ続く山々が見渡せる素晴らしい場所だった。しばしうっとり展望を楽しみ、伝通院へようやく来られた喜びに浸ってから、西に聳える倉掛山を目指して広い防火帯を下る。ワラビの枯れ葉がいたるところにあった。
大ダル峠には、林道が延びていたので、尾根に乗らずにこの道を行き、分岐を回りこんで、墨川山への尾根末端に乗った。ここから、墨川山へは人が歩いた痕跡が少ない。いよいよ倉掛山へ続く防火帯の稜線に出てみると、そこは、昨年、確かに何度か踏み込んでみた二か所の入口だった。どちらにしても、もっと先へ進んで見ていたら、おそらく正しいルートだとわかったのだろうが、あの時は、笹ヤブの中に自信が持てるほどの踏み跡が見いだせなかったのだ。
感慨にふけりながら、墨川山で昼食をとる。暖かくて上着を着ないでもすんだ。
食事をとった後の倉掛山への急登は足が重くてこたえた。倉掛山南西尾根は、とくに地図読みが難しそうで、気を引き締めて下りにかかったが、国土と書かれたピンク・テープと黄色や赤の杭があり、皆さんの読図力のおかげもあって、割合楽に進むことが出来た。1142M点から964M点へは、仕事道に助けられて辿りつき、一安心してケーキタイムをとった。下山口の川浦温泉では、ちょうど墓地の擁壁工事中で、墓地の中を迷路のように辿って道路へでることになった。いまだ満開の桜の下で石黒タクシーが待っていた。(助廣弘子)
期 日:4月18日(日)晴れ 日帰り
参加者:L安瀬はる江、中村 精、森田隆仁、小澤美喜代、竹田早苗、中野アヤ子 計6名
コースタイム:高尾8:10=御屋敷入り口8:29〜38−琴平神社9:09〜15−370M10:05〜15−向山10:25−一ツ石山10:58〜11:10−615M11:55〜12:30−648M13:05〜10−今熊山13:52〜14:10−金剛ノ滝14:38〜15:01−今熊神社15:35〜50−今熊山登山口16:07〜16:55=八王子17:50
季節はずれの雪で急遽連絡を取り翌日にする。その甲斐あって、爽やかな山日和に恵まれた。
琴平神社への登り口は細く、土手を上がる感じで通過して戻る。参道はいきなりの急登で堪える。地元の方はお参りで鍛えられることでしょう。拝殿の前には屋根からの雪が積もっていた。
踏み跡はしっかりついて判り易く、方向を確認しながら進む。370Mのピークで北側に採石場が開ける。いくつものコブを越えるが368M「向山」のピークが特定できない為、疑心暗鬼で歩いていると、ピークの木に結ばれたオレンジテープにかかれていてホットする。
採石がかなり進み、途中尾根が削られ、黄色の境界杭が木のコブにさされていた。尾根上を歩けないのでブルドウザーの轍を巻き道にしてコブを一つ越した。もうすぐコブが・・・と心配になりました。
615Mのピークは草地で踏み跡もはっきりせず藪気味でしたが、昼食をとる。北側の展望が良く、朝の霞もとれ遠く市街地も見えた。採石場を囲む稜線は人工林と自然林がパッチワークになりとても綺麗だった。
648Mへの登りを頑張ると、明るく広いピークで、陣馬山方面の展望も良く、のびのびできた。北に下り、今熊山の縦走路にでる。山桜の大木が多く、見頃だった。こちらは登山者も多く、今熊山山頂は賑やかだった。
奥宮の左下から金剛ノ滝に下る。途中滝壺直下のコースは柵があり、通行止めになっていた。かなり急降下だがハイキングコースで整備されていた。川原は水量が増し、石伝いに渡渉したり、小規模なへつりがあった。下段の滝の脇の岩をくりぬいたトンネルは鎖が付いていて珍しい。トンネルを抜けて見えた上段の滝は豊富な水量で豪快に飛沫を上げていた。マイナスイオンで復活。
帰りは「かたらいの路」にでて、小峰公園は桜も終わっているので八王子に出ることにする。変電所の道は桜の花びらでピンクに染まっていた。
今熊神社に向かう。丁度ミツバツツジは満開で斜面は鮮やかなピンクで彩られ感嘆する。立ち寄った価値があった。境内は花見の車と人で埋まっていた。
前日の雪の影響もほとんどなく、萌え出づる山の息吹に元気をもらえ、無事終了できました。金剛ノ滝へは楽な周回コースが取れて良かった。
拙い山行に参加された皆様、実行に当たりご協力頂いた皆様ありがとうございました。(安瀬記)
バス代 高尾=御屋敷入り口 350円
今熊山登山口=八王子 550円
期 日:5月5日(水・祝日)日帰り 晴れ
参加者:L助廣弘子、森田隆仁、長谷千秋、松宮俊彦、宮澤恵子、渋澤和子、上野進、竹田早苗 計8名
コースタイム:身延線内船駅9:49=石合林道終点10:15〜25−樽峠10:55〜11:00−平治ノ段11:40〜50−十国展望台11:51−晴海展望台12:10〜40−中沢下山口12:55−貫ケ岳13:10〜40−中沢下山口13:55〜14:00−中沢公民館15:00〜15=身延線十島駅15:30〜16:19
費 用: 東海道線小田原→身延線内船 1620円、十島→小田原1620円 タクシー代 往路5120円、復路3410円
快晴続きの連休最終日、小田原で8名そろって東海道線に乗る。小澤さんから乗り遅れたので一人で丹沢へ行くとの連絡が入った。
晴れ過ぎて、車窓から見えるはずの大きな富士がかすんで見えない。身延線から見るのを楽しみにしていた甲斐駒も、残念なことに全く見えなかった。
内船駅にタクシー常駐と書いてあったが、念のため携帯で2台予約。おかげで駅について即、乗り込むことが出来た。下山後の迎えも予約した。
石合林道終点には真新しい「貫ケ岳登山口」の標柱が立ち、コースには最後までしっかり標識があって、迷うことは全くなかった。樽峠まで一気に上がると汗が噴き出た。高ドッキョウへの標識を見て、平治ノ段へ向かう。ここからおよそ400段の急な階段がついており、結構きつかった。平治ノ段で一息入れて、ガイドによると、あと10分の十国展望台で昼食にしようと出発したが、ハテ、1分で着いてしまった。ガイドの誤りだろうか。ぼんやり霞んだ駿河湾の上に富士の白い頭がかすかに浮かんで見えていた。次の晴海展望台まで行って昼食にする。かんかん照りの山頂を避けて、木陰に座っていたら、竹田さんの手にダニが、次いで渋澤さんのマフラーにもダニが見つかって、一同早々に席を立った。
貫ケ岳山頂には山梨百名山の標柱があり、周囲にはもう葉を伸ばしたタラの木が何本も立っていた。下山路はヒノキ林の中の急坂を慎重に下る。立派な筍があちらにもこちらにも覗いている竹林に出て、次いで陽光に輝くお茶畑が広がり、中沢公民館はすぐだった。着替えたり、ケーキを食べたりしているとタクシーが来た。十島駅では40分ほど待つ間、駅前の店で買ったビールで乾杯した。渋澤さんは、甲府方面の電車をさらに一人で50分待つことになった。(助廣弘子)
期 日:5月9日(日)晴れ 日帰り
参加者:L安瀬はる江、森田隆仁、山本文夫、竹田早苗 計4名
コースタイム:浅草7:10=東武日光9:20〜25=明智平9:50=展望台9:55〜10:15−茶ノ木平11:14−細尾峠11:55〜12:05−薬師岳12:45〜13:20−休14:13〜20−丸山14:39〜50−大木戸山15:10〜20−三ノ宿山15:45〜16:00−1047.4M17:00〜17:05−やしおの湯17:40〜52=東武日光18:10〜41
5時過ぎに自宅を出て長い一日の始まりだった。天気は素晴らしい。浅草から乗車組が座席を確保。北千住組は安心して乗る。結構混んで立っている人もいた。
日光に近づくと両脇は山ツツジのオンパレードだった。山中の開花状況が気になる。
東武日光駅から4名なのでタクシーにした。運転手さんからアカヤシオが満開と聞きニンマリとする。車中、皆の賛成を得て、明智平からロープウエイに乗り、直接茶ノ木平に行く。時間短縮を図った。これが功を奏し展望台からは素晴らしいパノラマだった。これからの歩行を忘れてしまう。銀色に輝く白根山、男体山その下に中禅寺湖、華厳の滝、隣が白雲の滝、そして目の前のアカヤシオと。更に北側は大真名子、小真名子、裾野を広げた女峰山。南側は今日歩く稜線が見えていた。
茶ノ木平までの登りはアカヤシオとカメラマンの数に驚く。余りのピンクに「白がほしいよ」の声も上がる。細尾峠への分岐からは我々だけだった。途端に道は笹を被り一筋になるが、下り始めると明瞭になった。この辺りはまだ芽吹いてなかった。自称「下山家」揃いで了解を得てペースアップする。
細尾峠には車が結構止まっていたが、山中会った人は一人だけだった。ここで竹田さんのカステラで小腹を満たした。要求された「ゆっくり」を念頭にいざ薬師岳へ。途中から直登コースの尾根をアカヤシオに励まされ登る。よく見ると花びらを一杯に広げている。山頂でもお花に囲まれた贅沢な昼食を取る。
進路を東にとり、行く手の山座同定をしながら下る。こちらはブナも多く新緑が綺麗。アカヤシオの落花もある。周りの山々の春紅葉に思わず立ち止まり、見とれてしまう。丸山に着くと三ノ宿山が見えてきた。
ピークは急峻で登りは息が上がる。大木戸山の前後から実をつけたカタクリの葉が目立つ。尾根が痩せ気味で露岩混じりになる。蕾のミツバツツジがでてくる。ここからの進路で意見が分かれる。ひょうたん型のピークで三角点より南東に5m位行った所から北に進む。
憧れの三ノ宿山に到着。広く蛇行したピークだ。今回も森田さんからのシャーベット状の生パインで頬が緩み、元気が出る。3人連結して記念撮影。時刻は15:45。帰りの時間を見積もり、1188Mピークの北尾根を下りることにする。
緩く登り返すと1188Mのピークに着き、下りながら踏み跡を探すがはっきりしない。時間も取れないので踏み跡のしっかりした「やしおの湯」に向かう。大分なだらかになり助かる。
1047.7Mのピークに着くと「やしおの湯」への矢印のついた立看板があった。そこから10m位先に三角点があり、松浦氏はここから下山。我々は看板のある所に戻って西隣の尾根を北西寄りに下山。途中2,3ヶ所踏み跡が薄くなった。1000Mを過ぎた辺りからなんとシロヤシオが咲いていてびっくり。朝の声が届いたのだろうか?ミツバツツジ、ヤマツツジ、山桜と花の饗宴だ。里も近づき、脚の疲れも激しく急いでしまう。車道が見え「やしろの湯」の屋根が大きくなる。
「やしろの湯」でタクシーを呼んで東武日光駅に向かう。駅の手前の酒屋で途中下車して、飲み物を確保。心配した特急券も取れた。夜割りで千円だった。車中は十分な飲み物とつまみで皆さん上機嫌。アットいう間に北千住に到着。
今回は山が、花が笑っていて元気をもらえた。
早朝、深夜の残業を強いられ、途中のペースに、笑顔で「死んじゃう」、「早いぞ」と言いながらもハイペースで歩き通された皆様ありがとうございました。3年越しの思いが叶いました。(安瀬はる江)
交通費 浅草=東武日光 1320円×2
帰り特急券 1000円
東武日光=明智平(タクシー) 5480円
明智平ロープウエイ 390円
やしろの湯=東武日光(タクシー) 3160円
期日:5月14日(金)〜16日(日) 天候:曇り後晴れ、快晴、晴れ
参加者 :L吉田和興、上野 進、市村万里子 計3名
費用:5万円(諸費用含む)
コースタイム:羽田7:10=米子空港=(レンタカー)=大山寺登山口P10:15―夏山登山道―五合目11:25―六合目避難小屋11:35〜12:00ー弥山12:40―行者谷15:40〜55―駐車場16:35=沖村ペンション(泊)=月見ガ丘駐車場6:30−道後山7:20〜35−岩樋山8:00―駐車場8:30=休暇村吾妻山P9:55―吾妻山10:25〜35―休暇村吾妻山P11:00=定めの松P13:10―男三瓶14:45〜15:05ー女三瓶15:40ー孫三瓶16:25ー子三瓶16:50〜17:00―定めの松P18:00=松国民宿舎さんべ荘(泊)=石見銀山=松江城=出雲空港=羽田17:50
・大山は西面と北面では全く様相が異なる。西面は伯耆富士であるが、北面は北アルプス。行者谷から眺める景色は柄沢から見る穂高と似ている。24時間落石の轟音が絶えない。1〜5合目にかけては新緑の真っ盛りでかなり道草も取っているので、コースタイムの参考にはならない。
・他の3山は1,200m前後の低山ではあるが、中国山脈では高い山で、且つ高木がないため何れも遮る山もない360度のすばらしい眺望が得られる。特に吾妻山では草原状の山でもあり日本海と瀬戸内海の両方が見渡せる。どの山も、想像していたよりはるかに良い山であった。
・折角の機会なので石見銀山にも行きたく、3日目を観光としたく、かなり離れてはいるが2日目に3山を登った。
・ナビの指示に従うと、新しい道路が入っていないのか、かなり迂回させられるので注意が必要。
(吉田記)
期 日: 5月26日(水) 日帰り 曇りのち雨 山行ルート図
参加者: L河崎正道、中村 精、森田隆仁、小澤美喜代、宮澤恵子、助廣弘子、竹田早苗、他支部外12名 計19名
コースタイム:橋本7:00=日向坂峠(ドンベイ峠)(1450m)9:20〜30−府駒山(・1562.4m)9:50〜55−釈迦ケ岳(1641m)10:30〜40−上芦川分岐(1470m)10:55−・1521.9m
11:05−黒打ノ頭(神座山)(・1474.4m)11:45〜12:15−トビス峠(1210m)12:35−大栃山(・1415.0m)13:15〜30−小栃山(・1086.4m)14:10〜20−花鳥山(・262.0m)15:20〜25−花鳥ノ杉公園(490m)15:35〜50=橋本18:15
午後から雨・雷の鳴る天気予報、中止にするか悩んだが、『富士をめぐる山・60』の山が2山入っているのと、昨年9月に計画したが、雨の為中止にしたので少しの雨ならやろうと思った。展望は望めないだろうが、今日のコースは三角点を5ケ所通るのでそれを楽しみとする。
日向坂峠で乗ってきたバスがUターンするのを見届けて出発する。ツツジが迎えてくれる、新緑の美しい自然林を歩く。峠に車が無かったので我々だけと思っていたら大勢の人が先を歩いていた。人数は我々と同じ19名で釈迦ケ岳まで行くと言っておられた。
鋭く尖った名峰の釈迦ケ岳もこの日向坂峠からのコースだと最後にロープの張って有る個所も有ったが比較的、楽にお地蔵様がある山頂に着いた。残念な事に雲が多く、富士山は望めなかった。
釈迦ケ岳からはこれから歩く、三角点の有るピークと黒打ノ頭が見える。鞍部まではロープの張って有る個所や岩場の難所が有る。上芦川分岐の手前に檜峯神社へ下る道が有り、標識には『この下山道は急なので初心者は15分程先下山道を利用するとよい』と書かれていた。鞍部よりひと登りすると三角点の有るピークに着く。ここから黒打ノ頭までは多少の登りくだりは有るが、穏やかな新緑の稜線歩きが続き『この道だと何時間でも歩いていられるね』と後ろの方から話し声が聞こえた。途中には標識に書かれていた、檜峯神社へ下る道も有った。
黒打ノ頭に着き振り返ると釈迦ケ岳の尖った姿が素晴らしい。1時間位であそこから歩いて来た足をほめてやりたい。ここでお昼にしたが何故か多くの人は釈迦ケ岳の見える方を向いて食べていた。
以前、地元のキノコ採りの人と山の上で話した時に、黒打ノ頭か神座山かどちらが正しい呼び名なのか聞いた所、神座山は大栃山の事で、地元では黒打ちノ頭と呼んでいると言っていた。それとドンベイ峠とは珍しい名前だねと話をした所、昔からの呼び名は日向坂峠で、インスタントラーメンのドンベイが売り出された時期に標識にドンベイ峠と書いた人が居たらしくそれから登山者がドンベイ峠と呼ぶ様になり、今では標識にもドンベイ峠と書かれているとの事だった。日清食品の人が宣伝の為に書いたのかな〜。
【三角点名では黒打ノ頭は「神座山」、大栃山は「胡桃郷」と成っています。】
ここからトビス峠まではひたすら下る、午後から雨予報だが時々日が差す、このまま続けと祈る。トビス峠より大栃山まで200mの登りだが始めは急だがすぐに穏やかな登りに変わり大栃山に着いた。山頂の手前で雨が降り出し、ここでも富士山は見られなかったが、記念の写真を撮る。『富士を見る山・60』で無く、『富士をめぐる山・60』で良かったと思った。
ここからの下りは枝尾根が多いのと今回は、参加者も多く、雨も降っているので道迷いは許されない状況なので、地図読みのベテランに私の後を歩いて貰った。新緑の自然林、落ち葉が深く足に優しい登山道を下る、途中ロープが張られた個所が有ったが三角点の有る小栃山へ着く。「花鳥山まで○○分」の道標が要所に有り、迷う事なく安心して歩けた。
609m点に配水槽の施設が有ったが、この施設を作るのに車が入っただろうと思うが道が無かった。笹やぶを少し歩くとフェンスが現れそれに沿って歩くと、三角点は有るが、植林・フェンス・配水施設だけで展望も無く、名前が可哀そうな花鳥山に着いた。フェンスの扉を抜けると桃畑でその先に花鳥ノ杉公園の一本杉が見えた。現地の案内板には『樹高25m、推定樹齢300年以上、2本の杉が合着した』と書かれていた。
悪天候予報にも関わらず、大勢の参加有難う御座いました。無事怪我も無く山行が出来た事に感謝いたします。(河崎正道)
期 日:5月30日(日)日帰り 曇り/霧雨
参加者: L長谷千秋、小澤美喜代、安瀬はる江、松宮俊彦、宮澤恵子、上野進、竹田早苗 計7名
コースタイム:奥多摩駅8:35=大沢8:45〜55−伽藍神社9:30〜40−山ノ神尾根10:50〜11:00−狩倉山12:25〜13:00−石尾根13:10−林道14:55−奥多摩駅15:45
大沢バス停を出発したが、1/25000の地図を見ると、道路に沿って歩くと遠回りに伽藍神社に行くことになるので、家の脇の階段を使いながら、又地元の人に道を聞きながら神社に向かった。だいぶ距離が短縮できたのではないかと思う。
伽藍神社で休憩後、神社の裏から登り始めると作業道に出会う。道なりにしばらく登って行くと、分岐に出た。右には赤テープが付いていたが、はっきりした道がつづく左の方に進んでいった。しかしこの道は山ノ神尾根に沿って進んでいたので870b付近で出会った細尾根を登ることにした。急登であったが、おかげで山ノ神尾根の岩マークの手前付近に出ることが出来た。
尾根は落ち葉が積もって歩きづらい。時々霧雨の中、静かな尾根を満喫しながら登って行くと、やや平らの所に出た。木に小さな名板が付いており、狩倉山と書いてあった。
狩倉山で昼食を取り、昼食後石尾根に向かった。石尾根に着いたが、当初予定していた六ツ石山は行くのを取りやめ、石尾根をゆっくり下り奥多摩駅へ向かった。(長谷千秋)
狩倉山頂にて
期 日:6月5(土)〜6日(日)晴れ 1泊2日
参加者:L安瀬はる江、木村真知子、竹田早苗、中野アヤ子、支部外、大塚多美子、佐藤洋江 計6名
5日 日光白根山
参加者 L安瀬はる江、竹田早苗、中野アヤ子、大塚多美子 計4名
コースタイム:上毛高原8:23〜35=菅沼10:00〜15―休10:47〜11:00―休11:25〜30―弥
陀ケ池12:00〜15―休12:57〜13:02―白根山山頂13:30〜14:15―休14:50〜
15:00-ロープウエイ山頂駅15:50〜16:10=丸沼高原スキー場16:30
「やはり百名山は」という思いがあり、昨年から日光白根山をこの時期に計画していた。2日目を別行動が取れるのも支部山行の利点だ。
朝には前夜の雷雨も止んでいた。上毛高原駅に降りると、雨粒を2,3見たが、ぐんぐんと青空が広がっていった。駅前は大小の迎えの車で一杯だが、探しているとご主人から声をかけてきた。
早速現況を伺い、菅沼から登ることにする。木村さん達はロープウエイで上がり、山頂駅周辺の散策にする。途中1500M辺りは丁度新緑が見頃だった。皆で感激する。今年もいろいろな所で見てきたが、何度見ても飽きない。菅沼の山桜はまだ蕾だった。
登っていると、単独行の男性二人がアイゼンを持って次々降りてきた。「山頂まで行くのは大変だ」という下山者もいた。雪の多さに驚きと不安が広がる。1800M辺りからは1M以上の残雪が弥陀ケ池まで続いた。踏み抜いた跡もあり、慎重に行く。段差が無く歩き易い。
樹林を抜け弥陀ケ池に着くと、眼前に荒々しい山頂が飛び出た。思わず喚声が上がる。雪渓を登っている人が見え心配する。池の西側だけ雪が溶けたばかりだった。どの辺りにシラネアオイは咲くのだろう。うーん残念。
道標が埋まっていた。ちょっと行き過ぎる。戻りトレースに沿って、急な斜面を登る。瓦礫の路になり、風が強く寒い。北西の展望が開け雪を抱いた尾瀬の山々が見える。雪渓は心配する程でも無かった。
狭い山頂は団体さんで一杯だった。素晴らしい展望。順番待ちで記念撮影。昼食。竹田さん師による山座同定。全員初登頂おめでとう。
ロープウエイ山頂駅に向かう。こちら側は団体が多く、追い越して行く。日差しが丁度良かった。傾斜のきつい所に雪がある。代表して滑ってしまう。樹林に入るとずーと雪だった。2,3パーテイ、20人位?がってしまう。
二荒山神社の土手、山頂駅の花壇にはシラネアオイが咲いていた。山頂駅展望台には「天空の足湯」があり、大勢浸かっていた。明日もあるのでロープウエイで降りる。下にはタラの大木が目立った。
コスモスの宿泊者は14名。夕食は評判通りのご馳走だった。オオバギボウシの煮浸し、イラクサのお浸し、前菜、主菜、そして一人前のビーフシチュウには驚く。会話が弾み20時頃まで過す。ご当地プリント入りグラスのお土産付だった。(安瀬はる江)
6日 男体山
参加者:L竹田早苗、木村真知子、佐藤洋江 計3名
コースタイム:宿6:25=志津乗越7:05〜20―3号目8:10〜16―5合目8:55〜9:05―男体山山頂11:00〜50―4合目14:10〜20―二荒山神社15:20〜45=東武日光16:44〜59
志津乗越で下車。駐車場には車が10台以上あり、から松の芽吹きが綺麗だった。
今回4回目の木村さんが初めての佐藤さん、竹田を案内してくれ、心強く思った。
ログハウス風の志津小屋の横を通り、樹林帯を登り始める。登山道はまだ残雪があり、左側が大きく崩れた崩壊地まであった。
頂稜部には雪がないと思っていたが、一等三角点の手前まで残雪。
頂上で鐘をつき、二荒山大神のあたりでゆっくり昼食。日光白根山、太郎山、安瀬さん達が登っている女峰連山がよく見え、会津駒ケ岳連山は平らな雪山に見えた。
下山は赤茶けた火山礫で足元から崩れて歩きにくい。8合目からはザレ場で、5合目避難小屋まで続く。4合目まではミツバツツジや白ヤシオが咲いて足の疲れを癒してくれた。
4合目から3合目までは山腹を大きく迂回する林道。3合目から樹林の中を下り、二荒山神社まで下山。
神社前から東武日光駅まで満員のバス。
3人の弱点をさらけだして安全第一で山を楽しめて良かったです。(竹田早苗)
男体山頂上
6日 女峰山
参加者:L安瀬はる江、中野アヤ子、大塚多美子 計3名
コースタイム:宿6:25=登山口7:25〜30―休8:15〜26―水場9:00〜10―唐沢避難小屋9:25〜40―女峰山山頂10:28〜11:20―休12:18〜25―一里ケ曽根12:40〜50―奥社跡13:37〜45―赤薙山14:32〜40―焼石15:02〜05―キスゲ平(小丸山)15:24〜30―高原ハウス15:50〜16:06―霧降高原バス停16:15〜20=東武日光駅16:35〜59
前日にまして青空。コスモス主催のトレッキングがあり、小真名子、大真名子に行く参加者と同乗だった。菅沼辺りには霜が降りていた。志津乗越で男体山組が下車。ゲートの鍵があり、この先馬立まで送ってもらう。
登山者は誰もいない。途中、初老の男性が花を撮っていた。「越路オーレン」だという。「毎年同じ時期に来ている」と言う。この方とは山頂まで前後していく。
雪は昨日より少ない。荒沢の水場を過ぎると急登になった。見晴らしの良い所で写真を撮る。白根山も昨日とは山容が違う。10分位で唐沢の避難小屋に着いた。去年は満開だったと聞く桜の蕾はまだ固い。男性2人が追い越して行った。
シャクナゲがでてきたが、色付いた蕾を2,3見ただけだ。ザラ場に出ると展望が開け、遠く雲上に富士山が顔を出していた。ハイマツ帯になり、林床にはヒメイチゲが咲いていた。
女峰山山頂には7,8人の先行者がいた。「帝釈山から富士見峠に降りる」と言う。
次の為にそちら側を覗くと急な下りだった。写真を撮り、360度の展望を楽しみ、昼食も済まして長居する。宿のお弁当は大きなおにぎり2個と卵焼き、メンチかつだった。男体山組に交信したが、圏外だった。
進路を北東にとる。稜線上は雪が多く、三角点は確認できなかった。トラロ−プの付いた急なガレ場、やせ尾根、雪の樹林、広い尾根と変化に富んだ縦走路だった。振り返ると歩いてきた稜線が見え、皆で自脚を褒めてしまう。こちら側は登山者が多い。展望は素晴らしい。遠く飯豊連峰も見えた。
奥社跡を過ぎた日当たりの良い小広い稜線には山桜が咲き始め、下にはヒメイチゲが群生していた。近くにテントが一幕あり、ピッケルが出ていた。
赤薙山でバス時間を確認する。何とか最終バスに間に合いそうだ。まだまだ木の根の出た急降下が続いた。コメツガ林をでると、開放的な笹の尾根になる。気持ち良く歩く。周りの山肌は新緑の中にツツジの白、紫、赤が織りなされていた。
小丸山山頂はキスゲ平になっていた。リフトは終了したばかりだった。歩いていくが急で滑る。ツツジのトンネルで癒される。どの木も花付が良かった。
高原ハウスに辿り着き、下山道を捜す。リフト乗り場の下にあった。バス発車5分前に駆け込む。乗客は5人だった。
東武日光駅で改札前に竹田さん達と偶然合流。浅草への快速電車に乗る。混んでいたが、下今市駅の連結で全員座れた。
2人のゲストと割引券の恩恵でとても格安。ありがとうございました。
参加者のご協力で無事終われました。百名山1座、2百名山1座で達成感が大きい山行でした。(安瀬はる江)
宿泊代 5925円
お弁当 500円
交通費 送迎代 上毛高原〜菅沼 9000円(1500円×6名)
宿〜志津乗越 3000円
ロープウエイ 900円
バス(二荒山神社〜東武日光駅)1100円
(霧降高原〜東武日光駅) 640円
期 日:6月7日(月)〜8日(火)一泊二日(テント泊) 曇り+曇り
参加者:L助廣弘子、本山まり子(支部外)高橋右伎子 計3名
コースタイム:秩父鉄道三峰口9:30〜32=(バス)=大滝温泉遊湯館9:50〜10:00―落合・普寛神社10:05―登山口10:07―分岐11:52―御岳山12:00〜10―分岐12:18〜35―1026m峰12:58―林道切通し13:55〜14:00―1082m峰14:45―四期萩15:32―1130m辺16:30(幕営)〜5:00―1125m峰5:16―1156m峰6:00―滝ノ沢6:57~7:06―1331m峰7:38―芋掘ドッケン8:20〜30―1441m峰9:18〜23―白井差峠9:45〜50―中双里バス停10:45〜11:27=(バス)=大滝温泉遊湯館11:50〜13:54=(バス)=三峰口14:14〜21
費用:バス代行き350円、帰り480円+350円 大滝温泉遊湯館入浴料600円
秩父御岳山から両神山へ延びる稜線、これを梵天尾根というらしいが、長年ここを繋げたいと考えていた。それには水をしょってのテント泊が必要なので二の足を踏んでいたが、新ハイ誌今年4月号に松浦隆康さんの「芋掘ドッケンから滝ノ沢」が載り、後れをとったというか、背中を押された思いで、勇気をふるって実施することにした。
三峰口で10:05のバスを待つつもりだったが、9:32発の急行三峰神社行きのバスがいて、落合には止まらないが、大滝温泉で降りてひとつ分歩けばいいと勧めてくれたおかげで登山口を予定より30分ほど早く出発出来た。ザックが重いのでいつもよりゆっくり登ったが、御岳山までに汗びっしょりになった。梵天尾根に向かう分岐で昼食。そこには「行き止まり」と書いてあった。その時には意味がわからず、多分行かせないためだろうと気にしなかったが、30分ほどアセビの中を進んだ先に岩稜が立ちはだかり、左手下に林道が見え、右手下の沢に赤いテープがいくつも見えるので、右へ左へ巻き道をさがしまわり、うまく見つけられずに元来た道を少し戻ってゆるい傾斜で降りられるところから林道へ降り、林道を進むと、あの岩稜の真下に林道が回りこんでおり、そこは真新しい切通しになっていた。岩稜の先で尾根は断ち切られて、急な階段で下り、林道の向かいにまた、尾根へ上がる階段が出来ており、文字通り、行き止まりの尾根になっていたのだ。岩稜の左手に降りる巻き道があったのに気づかず、捜したり戻ったりで1時間もロスしてしまった。気を取り直して先の階段を上がって尾根を進む。きつい登りの繰り返し1時間で尾根が広がり、高い木々のそこここから満開の藤の花がいくつも下がって綺麗な眺めだった。四期萩山頂は薄暗い岩交りの陰気な場所で、2等三角点があり、辺りにアンテナの類が放置してあった。既にかなり疲労していたが、明日を考えてもう少し先に進むことにした。しかしここの岩稜はこのコース中最も長く厳しく、躊躇している私の先に立って、本山さんが巻きながら下って大いに助けてもらったが、下り終わって植林帯の中をトラバースして尾根に戻ったところで疲労困憊、16:30になっており、あまり広くない場所だが、無理やりテントを張って泊まることにした。暖かい夜で、夜通しカッコウが鳴いていた。
翌朝は3:40起床、遅れを取り戻すべく5:00出発。尾根はわかりやすく、順調に滝ノ沢に到達。辺りはブナ、ナラ、カシなどの自然林で、青々とアセビが茂り、ところどころにヤマツツジ、足元にはクワガタソウやヤマブキソウが咲いていた。シャクナゲはすっかり終わっていた。北へ戻り、尾根を北西へ辿る。1331mの岩稜の上から前方にどっしりした芋掘ドッケンが見えており、岩の周囲にはミヤマハタザオが咲いていた。この岩稜は短く、南に巻いて進む。緩やかな広い尾根を登ってまだかまだかとワクワクしながら進み、ついに芋掘ドッケンに到着。四期萩にあったのと同じ人が付けた真新しい標識の前で感激の記念写真を撮った。ここから先は境界尾根の杭やテープが多く、安心して歩くことが出来た。1441m手前の岩稜では立ち木の赤テープが南へ巻く道を教えてくれていた。白井差峠はすぐで、中双里11:27のバスに間に合わせようと、かなりの速度で下る。途中、伐採準備のために登って来ていた数人の男性に出会ったが、「下りだから気をつけてください」と注意を受けた。バスに悠々間に合って、大滝温泉遊湯館で下車、入浴と生ビールと昼食に2時間かけてゆっくり過ごして、再び三峰口へのバスに乗る。ぱらぱらと雨が降り始め、ラッキーに終えることが出来た山行をかみしめながら帰途についた。(助廣弘子)
期 日: 2010年6月12日(土)(晴れ) 山行ルート図
参加者: L河崎正道、中村 精、小澤美喜代、宮澤恵子、市川静子、本山まり子、(支部外)三浦良三、杉山千世子、 計8名
コースタイム:橋本 6:35=魚止橋(600m) 7:35〜45−伝道(690m) 7:55−造林小屋(765m) 8:15〜20−丸木橋(760m)
8:35−雷平(810m) 8:55〜9:00−休憩(890m) 9:10〜15−休憩(1120m)
9:50〜55−休憩(白馬雪形)(1400m) 10:35〜45−稜線(1608m)
11:20〜30−棚沢ノ頭(1590m) 11:40−不動ノ峰(1614m) 11:50−不動ノ峰休憩舎(昼食)(1570m) 12:00〜30−丹沢山(・1567.1m)
13:05〜15−竜ケ馬場(1504m) 13:35−休憩(1461m) 13:55〜14:00−日高(1461m) 14:05−塔ノ岳(・1490.9m)
14:25〜40−金冷し(1370m) 14:55−花立山荘(1300m) 15:05〜10−天神尾根分岐(1128m) 15:30−掘山の家(960m) 15:45〜50−駒止茶屋(890m) 16:10−一本松(740m) 16:20−見晴茶屋(610m) 16:30−大倉高原の家(590m) 16:40〜45−観音茶屋(410m)
17:00−大倉(280m) 17:20〜35=渋沢17:55
2年振りの白馬尾根を計画、その時は丸木橋が流されており、榛ノ木丸に変更したので白馬尾根には3年振りと成る。それよりも前回より時期が遅いのでシロヤシオ、ヒルが心配。
魚止橋で各自、ヒル対策。スパッツを塩水に漬けて来た人。ヒル除けスプレー。私は例会で虫よけスプレーが良いと聞いたのでタップリ、靴・ズボンに掛けて出発。伝道まで濃い新緑の車道を歩く。造林小屋は荒れて泊まる気はしないがまだ健在。ここから丸木橋まではこのコースで一番気持ちの良く歩ける川沿いの水平道。今回は丸木橋が流されていても渡渉の覚悟をしていたが掛かっていたので一安心。2つ目の丸木橋も流されていない、後は雷平の丸木橋のみ。
雷平より白馬尾根に取り付く、歩き始めてすぐに三浦さんのズボンにヒルが付いているのに気づく、まだ血は吸われていない。急な杉の植林の中を歩くが、皆はヒルが付いているかの方が気に成っているようだ。急登で休みたいのだがヒルが気に成り休む所を探すのが大変。
今までシロヤシオの花が咲いて休憩する所に来ても、花は咲いていないのと花弁も落ちて居ない、周りを見ても花は無い、見事に花無しの白馬尾根と成った。皆の顔が見られない。シロヤシオの木が有る範囲は標高差で200m位あるのでブナ林の中を期待しながら笹原で休憩。
新緑が美しいブナの大木の林を歩いているとシロヤシオの花弁が所々に落ちている。期待をしながら歩くとシロヤシオとミツバツツジが満開。両方が一緒に見られ一安心。
稜線に出た所で、杉山さんがヒルに血を吸われてズボンが赤く成っていたので手当をするが、ヒルは居なかった。三浦さん、杉山さん、ゲスト参加の人をヒルは歓迎したようだ。
今まで平日山行が多かったので気に成らなかったが登山者が多いのにはビックリした。不動ノ峰を過ぎた所から隣の尾根を見ると白馬尾根の雪形が現れる笹原が見える。今まで気が付かなかった。昼を食べた後は左右にミツバツツジが咲いている尾根を丹沢山に向かう。みやま山荘は新しく成っていた。
蛭ケ岳付近や今日歩いた丹沢山から塔ノ岳の山はかなり荒れていると感じた。塔ノ岳までも木道が設置されている所が多く、自然保護に力を入れている様に思われる。歩きやすくは成っていたが何だか味気ないが、仕方ないかな〜。
急塔を喘ぎながら登り、塔ノ岳に着いてビックリした。人が多いそれも若い男女。ファッションも今までの山屋の服装では無い。山に若い人が来る事は好ましいと思う、自分の力で歩き、自然を愛し大事にして欲しい。
これから長い大倉尾根の下りが始まる。花立山荘で休む、この付近に植林された木も大分大きく成って以前の荒れた登山道のイメージは無い。堀山の家でも多くの若者で賑わっている。駒止茶屋など今まで人が居るのを見た事が無いのに此処でも多くの人が休んでいる。見晴茶屋も新しく建て変わっていた。今まで開いているのを見た事が無い、観音茶屋も開いていてお客も居た。小屋の人も喜んでいる事だろう。第何期かの登山ブームが来たかの様に思った。
渋沢で久し振りに『いろは食堂』で打ち上げ、素晴らしい仲間に乾杯。此処のママが脳梗塞で倒れた話を聞いていたが元気に働いて居られた。ママの全快にも乾杯。
ヒルの多いこの時期に行きたくはないだろう白馬尾根に多くの参加有難う御座いました。何時まで行けるだろうか段々きつく成って来ました。(河崎正道)
交通費 橋本駅 魚止橋(石黒ワゴンタクシー) 8900円
期日:6月12日(土)〜13日(日) 天候:晴れ、晴れ一時曇り
参加者:L吉田和興、長谷千秋、上野 進 計3名
コースタイム:越後湯沢9:04=登山口9:45ー休み10:30〜35−休み11:00〜15−休み12:50〜13:00−大源太山13:10〜15ー休み14:00〜10−分岐休み14:50−白崩避難小屋15:10(泊)〜5:15−休み5:55〜6:05−休み7:00〜10−朝日岳7:40〜55−笠ガ岳9:05〜15−白毛門10:05〜30−松ノ木沢の頭11:00〜05−休み(1170m)11:40〜45−登山口12:25〜35−土合橋12:40
・炎天下、無風状態、15kgの荷を抱えて、大源太の上りはかなり堪えた。
・白崩避難小屋は定員7〜8名、着いてみると既に、先生の引率する高校山岳部の連中8名が陣取っており場所をあけるそぶりもない。あきらめて他の小屋へ行けと言わんばかり。詰めても10名くらいしか入りそうにない。そのうち白人2名到着。すったもんだの挙句、高校のパーティーはテント持参だったのでテントにしてもらうことで決着。雨天であればテント持参で小屋泊まりも理解できるが。
期 日:年6月26日(土)〜27日(日) 前夜発・避難小屋一泊二日
天候:26日快晴のち小雨、27日小雨のち曇り。
参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子 計2名。
コースタイム:25日 相模大野20:59=大和21:11〜15=横浜21:40〜50=東京22:16〜23:07=26日 山形駅前5:05〜山形駅5:43=面白山高原駅6:06〜15−天童高原への道標6:20〜22−眺望台6:36〜45−コンクリ電柱6:51−林道交差7:00−天童高原7:12〜20−龍命水分岐7:27−吉野平放牧道分岐7:41〜43−長命水7:58〜8:10−三沢山8:46〜542−面白山(北面白山)9:38〜45−中面白山10:23〜32−長左衛門平11:08〜29−1025bピーク12:10−奥新川峠12:31〜39−権現様峠13:27〜40−小さい沢14:01〜08−南面白山15:20〜32−コル15:46−1216bピーク16:10〜17−コル16:43−小東岳分岐17:10〜13−小東峠17:19−800b手前の沢17:48−樋の沢避難小屋18:08(泊) 27日 4:05−懐中電灯消す4:17〜28−石橋入口4:31−ケトキ沢5:20〜38−裏盤司(最初のコンクリベンチ)5:55〜6:00−名勝盤司・雨滝6:15−白滝6:30〜45−二口温泉バス停留所7:32〜12:12=愛子駅前13:01〜11=仙台13:38〜14:13(やまびこ216号)=大宮16:17〜30=以後省略。
25日 梅雨時の晴れ間狙いで当初の日程は19〜20日で、一時予報は晴れが続く‥であったが、雨予報に変わり中止とした。次の週も予定が入っていなかったので、延期ということで実施した。幸い格安会員制の夜行高速バスも直前ではあるが予約出来た。東京駅丸の内の早めの集合場所には誰も居ない状態。しばらくすると、何人かが山形行きですかとか、聞いてきた。係員の受付というか確認作業が始まり、バスの止まっている位置の掲示が出て、離れた停車位置に移動した。新宿にも寄った。丸の内では空いていたが、新宿からはほぼ満席になった。
26日 佐野と国見サービスエリアに止まった。山形駅前には予定より早く着いた。待合室に移動して朝食として、仙山線は予定より早めのに乗れた。面白山高原駅は無人駅。待合室は泊まれそうで付近の案内図もある。階段を上がり、跨線橋を渡ると、紅葉川ハイキングコースの分岐があり、西尾根コースの尾根が分かる。橋を渡ると尾根の先端風な所に登山口がある。登山堂は広く、細い木の階段とロープが張ってあるが急な登りではない。樹林のいい雰囲気の道である。眺望台とあった小さい三本松のピーク上で休憩した。コンクリ電柱と天道高原への車道が近づき、開削中のような林道交差して、簡易水道施設のある小ピークを降りると天道高原スキー場であった。建物と駐車場がありゴルフ場のような雰囲気。日差しは強い。車の登山者はここから。休憩して、未舗装(左がキャンプ場)林道を行き、龍命水分岐で右に入った。幅2bの遊歩道となる。尾根の南側直下の道で、一度北側に移るがまた南側となる。樹名の札が下がっている。面白山は北面白山と道標ではなっており、三沢山50分・北面白山90分が出てくる。長命水でたっぷりと水を補給した。4人と1人の登山者に会う。
ここからは、遊歩道から登山道となり、尾根上を行く。風も無い低い林の中を休み休み登る。視界のある三沢山に着く。3人のグループから撮影を頼まれた。大東岳と南面白山は直ぐに分かった。遠そうだ。下って途中で休憩中に3人は先へ。北面白山は木の無い360度展望の頂上。数グループ12人くらい居ただろうか。遠くは雪の鳥海山だろうか。5分で分岐となり、中面白山へ向かう。たいして降りない展望の道。中面白山に道標は無い。東へ張り出す1205bピークへは5bで踏み跡が無くなる。稜線上低い潅木の道をしばらく進み、左へ相当下る。草の刈り払った小広場の長左衛門平に着いた。日影で登山者が休憩中。暑い。ここから登山道は一部草に覆われていた。やがて睡魔が来る。1025bピークを越えたり、右へ巻いたり、ブナも出てくる。奥新川峠は長左衛門平と同じような印象。アップダウンが多くなり、ブナも低く曲がっている。権現様峠はやや暗い。20分くらいで小さな沢があり、この時は冷たい水が流れていて助かる。いつも流れがあるとは思えない小さい沢だ。ブナ林の斜面を行くようになり、小さな沢はその後6本ほどあった。すっきりと伸びたブナ林と登山道がいい所があったので写す。休憩を入れながら長い登り。南面白山は展望ピークであるが、隣の大東岳が高い。疲れてきた。1216bピークへは相当に一度降りる。次ぎの小ピークを越えると小東岳分岐で往復はカットした。小東峠からは小雨気味となった。始め沢の上部のような道。樹林帯となり平坦な道が長く感じられた。800b手前の沢を渡り、樋の沢避難小屋は直前まで見えない。樋の沢の岩場を飛び越え、先の樋の沢避難小屋に着いた。下に2組5人位居た。2階に陣取った。単独者が寝ていた。小屋の小広場の向こう側に沢と水場がある。夕食後20時10分に寝た。
27日 2時45分起床、曇り雨模様で登り返しても何も見えないと思われるので、二口温泉へ直接下ることにした。朝食後、懐中電灯で出発。石橋入口は廃道に近いように見えた。ケトキ沢で釣人に会った。裏盤司の最初のコンクリベンチで休憩。秋に葉が落ちれば見通しがいいと思うが、今は渓谷や岩は良く見えない。名勝盤司・雨滝の道標があった。迂回路の登り道があった。結構歩き、やがて広い道となり、舗装路に出て、左へ行き二口温泉バス停留所を確認した。ばんじ山荘への入浴は、時間帯早いので少し待たされて入浴できた。庭先で昼食としたが日差しはあるが小雨が来たりした。秋保ビジターセンターで見学したり横になったりで時間を過ごし、バスに乗った。仙台のベットタウンの新興住宅地を通り愛子駅に着いた。愛子駅前には『あやし』と読む旨の説明板があった。仙台駅で弁当を買い、新幹線に乗った。郡山あたりでは強い雨であったので、下山でよかったと思う。
まだ体が暑さ慣れしていなかった。仙台で30.1度、足寄で37.1度。北見で37.0度を記録し、その後の猛暑の先駆けとなるような日であった。また平成17年10月の肘折温泉から月山と同時計画の、雨で中止した面白山を行けた。(石塚孝彦)
費用: 18日夜行の会員制格安高速バス キャンセル料 (6300円3列座席の30%)一人1890円
同上キャンセル後残金返金の振込み手数料 525円
25日夜行の会員制格安高速バス・4列座席 東京駅前〜山形駅前 運賃 一人 5000円
JR仙山線 山形駅〜面白山高原駅 運賃 一人 400円
入浴料 ばんじ山荘 600円
仙台市営バス 二口温泉〜愛子駅前 運賃 一人 930円
JR仙山線 愛子駅〜仙台駅 運賃 一人 320円
JR仙台駅〜新宿駅
運賃 一人 5780円
JR仙台駅〜大宮駅 自由席特急料金 一人 4100円
期 日:7月10日(土)日帰り (晴れ)
参加者: L河崎正道、宮澤恵子、竹田早苗 計3名
コースタイム:甲斐大和駅(630m) 9:10−三嶋神社(730m) 9:25〜30−稜線(820m) 9:50−休憩(880m)
10:15〜20−休憩(1050m) 10:50〜55−徳並山(・1116.7m) 11:05〜25−【勝沼尾根】−鞍部(990m) 11:40−昼食(1030m) 11:50〜12:15−2P(1050m) 12:25−3P(1030m) 12:35−鞍部(1000m) 12:35−4P(1050m) 12:45〜13:00−鞍部(970m) 13:10−5P(1200m) 13:20−・944.7m−東京電力柏尾水槽(・644.2m) 14:15−深沢等々力林道(520m) 14:30〜40−深沢入口(柏尾坂公園前)(480m) 14:45−大善寺(465m) 14:50〜15:00=勝沼ぶどう郷駅 15:05〜13=高尾駅 16:32〜33=八王子駅 16:39
3月に徳並山から宮宕山へ行った時に、踏み跡もしっかり有ったので勝沼尾根の計画をその時に決めた。甲斐大和駅から勝沼ぶどう郷駅、駅から駅へ歩けるのも魅力だった。ただ勝沼の駅の売店が5時に閉まるのでどうしてもそれまでに駅に着きたいと考え距離が短くなったので歩きたい人には物足りなかったかもしれない。
急な石段を登ると、見事な彫刻が施された三嶋神社に着く。神社の横の道を歩くとすぐ真新しいフェンスが現れるので扉を開けて中に入る。次に有るフェンスの扉から山道に登ろうとしたら、スモモ畑で作業をしている人が『畑の中を通って良いよ』と言ってくれたが我々はここから尾根に登ると言ったらスモモを持って行けと20ケ位持って来てくれた。その場で食べて見ると美味しかったので礼を言って出発、フェンスに沿って少し行った所から尾根に取り付く。
暑いのを覚悟していたが樹林で風も有り思ったより涼しく快適だった。前に来た時より木が茂り展望が無いのが残念。倒木を乗り越え岩っぽい急登を登り切ると徳並山に着く。
徳並山からは地図を見ると小さなピークが5ツ有るが穏やかな登り降りに思える。枝尾根が多いので間違わない様に磁石を出す。昼には少し早いので写真を撮って出発する。始めは思った通り穏やかな下りだったが、すぐに岩まじりで転げ落ちる様な急下降のヤセ尾根に変わる。鞍部に着き、登り返した所が木陰だったので昼とする、静かで涼しいのでいつまでもここに居たい気分。
ピークは50m位なの登り降りなので助かるが、歩いていて目の前にドカンと大きな山が現れると、あれを登るのかと思うと気を引き締めるが、歩いてみるとたいした事は無い。4ツ目のピークは山頂が広く、深沢方面に枝尾根が延びているので、ここが地図上の大きなピークと思い、これなら先も近いのでゆっくり休憩する。歩き始めて三角点を探すが無いのと、目の前にもう一つ大きなピークが見える。地図ではこの先、ピークは無い。鞍部も広く、登り始めると本当に広い5ツ目のピークだった。道の真ん中に白い三角点が有った。今日のコースには三角点が3ツ有るが2ツ確認した。貰ったスモモを食べて出発する。
少し下ると、尾根が広がり踏み跡も薄く成るが雑木の気持ちの良い尾根だった。薄い踏み跡を拾いながら歩くとしっかりした踏み跡と成り、前方に東京電力の柏尾水槽が現れる。ここに三角点が有るはずなので探すが見つからなかった。家に帰り調べると施設の中に有るらしい。
地図を見て、三角点まで林道が延びていると思っていたが、これは導水管の記号だった。この導水管の横には階段が付いているので、このまま下れば尾根の末端の国道に着くので、急な階段も気分的には楽だ。道路に出たが国道では無く、深沢等々力林道に出たので頭の中が混乱した。上を見ると送電線が走って居るので現在地は確認出来たのだが、何故ここに出たのだろうか。そう言えば階段を少し下った時に、左手の様子を見に行った時、並行してもう1本導水管が有った。家に帰って勝沼の市街地図を見ると導水管が2本乗っていた。1本は尾根の末端の国道から発電所へ、あとの1本は深沢等々力林道から深沢川へ延びて居た。1/25000の地図も導水管を、1本書くのだったら2本書いて置いて欲しかった。
大善寺の国宝の仏像を見ようと寄るが、関係者が居ないので今日は見る事は出来ないとの事だったのでタクシーを呼び駅へ、時間が早いので売店も空いていた。飲み物を買い電車の中で反省会。
天気予報が悪かったのにも関わらず参加して戴き有難う御座いました。 (河崎正道)
期 日:7月31日(土) 日帰り
天候:晴れ
参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子 計2名
コースタイム:相模大野6:24=渋沢6:57〜7:02=大倉バス停7:16〜20−県民の森入口ベンチ8:27〜34−二俣8:49〜9:12−三段の上9:52−昼食11:15〜30−大倉尾根の登山道12:21−掘山の家12:25〜50−大倉バス停14:26〜38−渋沢14:52〜59=相模大野15:35。
大倉バス停で準備して、西山林道へ。だいぶ久しぶりで柵があり、雰囲気が違う。国定公園のモニュメントで休む。途中で何かムズムズ感があり、足にヒルが一匹取り付いていた。県民の森・黒竜の滝入口のベンチで休むも首筋にヒルが一匹取り付いていた。足は多く取り付かれた経験はあるが、上から?は始めてだ。二俣ではヒル除けのため、道の真ん中・陽の当たる場所でハーネス・渓流シューズなどを着けた。林道から直ぐに勘七ノ沢に入る。堰堤を左から越し、勘七ノ沢F1を覗くと水量が多いと感じた。小草平ノ沢に入り、登山道を横切る所にロープが張ってあった。F1の下に着いた。未明か朝方まで降っていたのだろうか、岩に乾いている箇所が無い。右に取り付くも失敗。次に松村さんが取り付いて先へ。以後も沢登り感覚は良くない。沢の上の斜面が崩れてひどいことになっていた。そこかしこに崩れ箇所がある。ゴルジュが倒木で埋まっている箇所もある。以前のあの良い印象の小草平ノ沢は悲惨だ。チョックストンのFは水の飛まつを避け、相当直上してしまい、巻いた松村さんにお助けスリングを出してもらった。唯一良かったのは、壁にイワタバコの紫の花が咲いていたことだ。F6は右側を登った。水量がなければ、水流横を快適に登れるFであるが。デジカメ持参も1枚も撮らずであった。その後掘山の家に出て、ベンチでハーネスなどを仕舞った。地面にはヒルがいた。汗をかいて大倉尾根を下って帰った。(石塚孝彦)
費用:小田急線 相模大野駅〜渋沢駅 往復 400×2 800円
神奈中バス 渋沢駅前〜大倉 往復 200×2 400円
期 日: 8月2日(月)〜3日(火)一泊二日 晴れ・晴のち雨のち曇
参加者:L本山まり子、小澤美喜代、市川静子、助廣弘子、牟田英子さん(支部外) 計5名
コースタイム:
笹ヶ峰11:05−高谷池ヒュッテ14:40〜4:00−火打山5:35〜5:50−胴抜キレット7:30〜7:35−焼山8:55〜9:15−泊岩10:05〜10:10−富士見峠10:25〜10:40−金山12:15〜12:30−天狗原山13:10〜13:15−水場(1,650m)15:15〜15:30−金山登山口16:10〜16;25−雨飾荘
参考費用: 妙高高原駅〜笹ヶ峰登山口タクシー\6160、 雨飾荘登山口送迎料1人\500
・8/2笹ヶ峰〜高谷池ヒュッテ
妙高高原駅からタクシーで笹ヶ峰登山口へ。目指すは高谷池ヒュッテ。火打山は全員、内2人は焼山も既に登っているので気分的には余裕の初日。翌日のために体調を確認しながらゆっくり登る。小屋で乾杯してから偵察を兼ね天狗の庭まで散策していると草刈機を持った男性二人が戻ってくる。焼山方面の刈払いをしてくれたそうで、思わず「ありがとうございました」と挨拶してしまう。天狗の庭付近の花は少なめだったが夕霧にワタスゲの群落が幻想的。小屋は完全予約制なので満杯ではあるが布団1枚に1人、ゆったりと寝ることが出来た。そろってノンベイの5人にとって、雪で冷やされたビール(\500)がなによりうれしい。
・8/3ヒュッテ〜焼山
4時ヘッドランプをつけて出発。そろりと歩きだす、今日は長いのだ!早朝の火打山頂にはすでに何グループかが登ってきているが、焼山方面に足を踏み入れるのは私たちだけであった。流れる薄い雲のかなたに、これから行く焼山が見え隠れしている、遠いなぁ。火打から焼山まで、下り450m登り400m。尾根は狭く、刈払いされているものの、足を踏み外すと一気に滑落という場所もある。実際危うい場面があり一層気を引き締める。鞍部、胴抜キレットあたりから青空優勢となりくっきりと姿をあらわした焼山にむかって400m一歩一歩登り、山頂到着。以前登頂した2人とも、悪天で展望が無かったそうだが、今日は噴火口、ガレた山肌、笹ヶ峰登山口にある乙見湖が眼下に輝き、そして雨飾や金山、火打妙高、黒姫、高妻乙妻の山々を望むことが出来て、感謝感激。風化した石仏も発見、いったい何時からここに鎮座しているのだろうか。
・焼山〜富士見峠
焼山直下、鎖とロープのガレ場を慎重に下り泊岩に向かう。進むべきガレ道にはマーク、エフがあるが、視界が良いにもかかわらず見落としてルートを外すこともあったが、ベテラン後方隊にチェックしてもらい修正。道は25000図の破線より北側についている。焼山泊岩間で笹倉温泉から登ってきた3グループと出会う。笹倉温泉コースは地元も力を入れ整備がされていると聞く。泊岩手前のガレ場が終わるあたりから富士見峠まではなだらか故に笹藪や灌木がはびこり易く、今回は刈払のおかげで迷わず歩けたが、少しでも放置されれば、難路になると思われた。泊岩の状態、私見では「緊急時なら宿泊可」。富士見峠直前には雪が残っていて、Iさんの機転で冷水を汲むことが出来た、美味!
・富士見峠〜金山
直線距離は短いのだが地獄谷・裏金山谷を大きく廻りこんで行くので思いのほか時間がかかる。峠からは山様が変わり雰囲気のよい花の稜線歩き。裏金山谷源頭、コースが南に90度曲がるあたりは笹が密で迷いやすい。刈られた後の根曲竹の反発が弱った足につらい、が刈ってなかったらもっと大変だ。そんな中でも、金山には予定時刻12時に到着、全員で健闘をたたえ合い、一安心。
・金山〜金山登山口
8時間歩いたあとの1000mの下りは予想以上にきつかった。金山山頂あたりから雲行きがあやしくなり、標高2000m、稜線歩きが終わる直前で激しい雨が降り出す。幸い雷は鳴らず、その雨も10分程で小降りになり、あとは滑りやすいコースの、小さな登り返しに文句をつけながら、忍の一字で下って行く。下山口(金山登山口)では携帯が繋がらないと聞いてあきらめていたが、途中で幸運にも宿と連絡がとれ、下山口への迎車を依頼。最後の1時間半、標高差300mの林道歩きが省略出来た!!標高1650mの水場で一息入れ、無事5人揃って林道に下り立つ。出発してちょうど12時間でした。
・全行程、刈払いしてあり、道は明瞭、このコースとしては一番良い状態の登山道だったと思う。時期的には7月にはたっぷりあった(らしい)雪が消えて安全度が増したが、残念ながら素晴らしいはずの花の最盛期は過ぎていた。
・皆様に助けられて、念願のコースを歩け満足感一杯です。ありがとうございました。
・感激のあまり打上げ中、酔っぱらい状態で、例会中の支部長に電話してごめんなさい。(本山まり子)
期 日: 8月7日(土)〜8日(日)未明 (晴れ)
参加者: L竹田早苗、森田隆仁、小原紀子、木村真知子、河崎正道、助廣弘子、市川静子、本山まり子、笠原 隆(支部外)、 計9名
コースタイム:町田駅マツモトキヨシ前 6:40=四尾連湖駐車場(900m) 10:30〜40−蛾ケ岳分岐(1090m) 11:05〜10−大畠山(・1117.6m) 11:15〜20−四尾連峠(980m) 11:45〜50−四尾連湖畔(昼食)(880m) 12:00〜30−四尾連湖駐車場(900m) 12:40〜13:00=市川大門駐車場 13:40−花火大会会場 16:50〜21:40−市川大門駐車場 22:20
夏休み中の土曜日だったので、早朝からどこも道路が渋滞で四尾連湖には予定より遅れて到着。蛾ケ岳は中止して、大畠山と四尾連湖めぐりに変更。
大畠山は参加者の多くがすでに来ていた。二等三角点だったし、新しい鉄塔が出来ていて湖畔からも見えていた。四尾連湖畔はキャンプやバーベキューを楽しむ人、釣りをする人がいた。湖の水は澄んでいたし、山百合・玉あじさい・秋の花、萩も咲いていた。「暑い」と言う声を聞く事が無いさわやかな山行でした。四尾連湖は水深13m、周囲1.2kmの小規模なカルデラ湖で、流入する河川も流出する河川もない内陸湖です。
市川大門 『神明の花火』天侯に恵まれ、風有り、夕立予報無しの花火日和で、迫力満点、感動の花火大会でした。下山を早くして、駐車場がコンビニの隣で、いい場所を確保出来てラッキーでした。
山行は歩き足りなかったし、花火までの待ち時間も長かったけど、素晴らしい花火を見て感動したので、全て良かったのではと感じた。
石黒タクシーさんに最初は河崎さんの家に8日午前1時に送り、最後は市川さん3時30分着で終了。お疲れ様でした。(竹田早苗)
会費:11000円(保険料・つまみ代・他含む)
石黒タクシー63200円(2日分料金・高速料含む)
花火席料30000円
四尾連湖駐車場400円
期 日:8月11日(日)曇り後晴 日帰り
参加者:L安瀬はる江、森田隆仁、小原紀子、榎本美智子、河崎正道、竹田早苗 計6名
コースタイム:三ツ峠駅8:20〜30−ふれあい館8:45〜50−休9:24〜30−休9:53〜10:00−稜線1260m10:56〜11:10−昼食11:50〜12:20−大久保山中峰13:00−三ツ峠山14:19〜30−三ツ峠山荘14:45−股のぞき15:20〜25−達磨石16:25〜35−三ツ峠駅17:24〜38
台風4号の影響で不安定な天気が続いていた。当日の河口湖東部の予報は曇りで午後は降水確率が50%だった。三ツ峠駅に降りると山には雲が重くのしかかっていた。蒸し暑いが風は爽やかだった。民家の庭先には満開の百日紅が鮮やかだった。
街の外れの「ふれあい館」で高度640mを皆であわせる。今日のルートは高度がポイントになる。ガイドと6年前の淡い記憶を頼りに進む。前回は尾根をたどったので、一石川沿いに行く。700m辺りでピンクのテープが左右に出て来る。ここで左岸に渡る。北上するとすぐ細道に出る。途中不明瞭になる。右上にテープもあり、800mだったが進む。獣道か踏み跡らしきもあった。藪と急登を強いられた。平らな所で一息入れて気を取り直す。尾根に早く上がりすぎた。沢沿いの方に軌道修正するよう巻き気味に行く。すると程なくきれいな道とぶつかる。
この先、道ははっきりしていた。1200m位で露岩混じりの急登になる。赤ペンキが塗られた木片が所々に挿してあった。登り易い所を捜しながら行く。プレートの架かった立ち木が見え、東稜1312m点に出る。ここで森田さん定番の生パインの登場。ご馳走様でした。
屏風岩の稜線上は難易度が高い岩場が2,3箇所あり、慎重に通過する。展望も無くひたすら歩く。脅かしの雨がパラパラきたがザックカバーをつけると止んでしまった。
大久保山には「大久保山中峰」と書かれた黄色のテープが立ち木に付いていた。そこになぜか白いスズランテープが立ち木の間を結んでいた。三角点の導かとウロウロしたが、見つからなかった。
期待していたレンゲショウマが出てきた。まだ蕾が多かった。提灯の様なまん丸の蕾もユニークで可愛い。東峰への長い急登にも咲いていてホットする。
山頂近くにフウロとシャジンが群生していた。思わず皆の歓声が上がった。ガスで展望は無し。記念撮影をする。皆様、いろいろの由で体調が今ひとつなので、下山は達磨石コースで三ツ峠駅に変更する。
こちらの屏風岩には誰もいなかった。朝の静かな支尾根と違い下山道は明るかった。「股のぞき」の所で偶然か富士山が雲の上に頭を出した。それではと小
暑さ、虫、急登に悩まされたが、いろいろな花に癒されアットいう間の一日でした。稜線に出るまで休み過ぎたので、次回は休みの取り方を課題にしたい。
休暇で参加された方をはじめ、皆様ありがとうございました。(安瀬はる江)
期 日:8月15日(日)〜17日(火) テント二泊三日
天 候:15日 曇り、16日 快晴、17日 快晴
参加者:L 石塚孝彦、松村佐代子、助廣弘子 計3名
コースタイム:15日
身延駅前11:45=奈良田13:14〜22−笹山登山口13:39−フェンスの所14:00−187境界見出標14:04−山の神14:22〜32−1344b15:28〜37−1603b水場分岐(テント泊)16:37
16日4:30−狭稜部4:54〜5:04−95境界見出標5:28〜34−ガレ渕の展望地6:42〜50−2256b6:56−平坦地7:30〜41−笹山・南峰9:17〜19−笹山・北峰9:26〜30−笹山・南峰9:36〜45−1張りのテント場10:21〜34−25番標識10:54−29番標識11:49−白剥山12:08〜26−奈良田越12:59〜13:05−S字カーブの先の広場13:31〜36−右カーブ地点(テント泊)14:07 17日4:55〜5:44再出発−別当代山の取り付き点7:29〜40−2226b7:58−別当代山8:34〜37−林道に下降9:28−荷デポの別当代山の取り付き点に戻る9:34〜55−転付峠10:30〜41−水場10:48〜11:00−西沢?(ヨモギ沢)出合い11:39〜52−東電管理の小屋12:31〜45−大滝13:48〜林道広河原線合流のゲート14:42〜15:25−ゲート15:56=下部ホテル16:39〜17:46−下部温泉駅18:04=甲府駅19:12〜29。以下省略。
バス:山交タウンコーチ・身延(営) 0556-62-0064、タクシー:角瀬タクシー0556-45-2062
奈良田行きの路線バスが、がけ崩れ(バス停では時雨の滝〜蓬莱橋の間)のために運行中止という支部例会での話しの連絡があり、甲府〜広河原〜奈良田でのアプローチも考えた。直前の12日には、生活道路で夏休みを控え奈良田温泉にダメージがあるらしいので、応急的に開通をしたと思う。
15日 がけ崩れの箇所は鉄骨で両壁と天井はがっちりとバス幅で囲ってあった。奈良田で降りたのは、我々と他の登山者1名ほどで、バス待ちの登山者が5名ほど居た。新ハイ誌2010年7月号(657号)44ぺージに掲載された。が、その前にインターネットで見ていたような気がする。塩見橋で明日、日帰りするという単独者に会う。白河内沢コンクリ床には水が流れていなかった。鉄パイプの手すりは長く、フェンスの所で一旦尾根上に乗る。山の神の先へ出てしまったので戻る。まだ登山道が明瞭でない箇所もある。1344メートルの左に曲がる箇所はトラロープが新たにあり、良く分かる。小P越えのほんの少しの下りもある。狭い稜線もあり。尾根広い所は道が明瞭でない箇所もある。1603メートルの水場分岐に荷を置いて、水汲みに行く。水汲み道は明瞭ではない。探しながら行った事もあるが往復20分では無理。行きに約17分、帰りに約18分かかった。特に沢へ下る箇所は崩れる。水場分岐そばの小P上で2つのテントで幕営泊とした。外で夕食。19時15分に寝た。水汲み道を含めて、樹林帯で展望なし、ヤブなし下草なしでした。1日目、朝出発の自宅からここまでで丁度良い行程のテント場です。
16日 2時40分起床。テント外張りの内側の結露なし。朝食時、飛ぶ虫は多いがヒルはいない。尾根太くなったり、細くなったりする。左へ巻き気味で小P上、急登するとガレ渕の展望地。コケが多くなり、二重山稜・テント適地、水溜まり、急登と登る。平坦地、幼木が切ってある開削された道、倒木もある。2人は先行。笹山・南峰に出る。空身で北峰を往復、正に晴れた夏山の展望でした。南峰に戻り、下るも一時的に道探し。探せれば登山道はずっとハイマツ・ダケカンバの中に続いている。1張りのテント場、二重山稜、25番標識、27番標識、凹地、29番標識、急降下して行く、と進む。樹林の中の白剥山には大きな標柱がある。作業小屋を見れば、間もなく奈良田越に着き、ここにも標柱がある。ここから草繁茂の林道歩き。地図で追っているのだが、林道歩きが難しかった。別当代山の取り付き点と思った箇所が違ったのであった。林道のカーブの沢(始め沢は広く新しい倒木があり、3分くらいで2本の苔むす太い倒木が橋のように渡っている)を偵察で下ってみると、4分で枯れた沢に降りて右へ1分で水が出ていた。これで転付峠まで行かなくてよくなった。暑く早いがここ(右カーブ地点)でテントにすることにした。約4リットル持参で出発、約2リットル残してここに着いた。16時頃から外で食事、17時では西日で暑くテントに入れず、18時頃より寝た。
17日 3時30分起床。昨夜は鹿の鳴き声がしていた。テント脇から取り付いて出発するも、尾根が続いていないので、違い戻る。左へ行ってもダメ、次ぎのカーブから取り付いてもダメで先の林道に下りた。テント地よりだいぶ戻り、ガラ場の稜線上から別当代山への稜線を見ようとするが樹木が邪魔で見えず。胴島尾根と思われる稜線は見えたので、完全に場所違いということで、転付峠へ向けて進むことにした。林道歩きの地図読み、気持ちは実際の位置より先へ進んでしまった、ということでした。崩壊箇所を通過、別当代山への平らな稜線もらしきも見えた。松村さんが1つ印を見つけた。次ぎの印の所から空身で往復することにした。2人が先行。薄い歩いた跡や印がある。2226bを通過。広大な平らな尾根上で、小さい尾根が乗っている箇所もある。サインを着けて進むも、帰りはやや東よりに反れたせいで着けたサインを1つも通らなかった。小高いコブの上に三角点はあった。展望はなく倒れた航空標識があり、先への踏み跡は見ようとは思わず。林道へ下りて、荷のデポ地点に戻り食べて、転付峠へ向かう。峠の手前に展望台へと言う道標があった。転付峠で角瀬タクシーが通じた。水場にはテント1張りがあった。西沢?出合いまで道は良い。その先は倒木と不明瞭箇所あり。2人に会う。桟道が続く。傾いたのも多い。東電小屋前で休憩、大規模な堰堤工事現場となり、暑さでバテ気味。階段で巨大な堰堤越えと迂回路の後に道路に出て、林道広河原線(ループ状線)合流地点で、ゲートと広場がありタクシーを待つことにした。偵察もしたが田代発電所建物の上で、場所が違うようなので、下っていくとゲートがありタクシーがだいぶ前から待っていたとの事。下部温泉駅前のホテルで入浴できるとの運転手の言葉で、下部温泉駅まで行くことにした。ジャンボタクシーで駅の手前、富士川を渡る橋あたりでメーターを切ってくれるサービス。 ホテル隣りの下部温泉駅から、石塚は各駅停車で帰った。
別当代山から林道別当代山線終点付近(1611bの北西)に下降は難しいと思う。水場を見つけたので、行程が短くて済んだ。が、転付峠から来れば取り付き点の印が一発で見つかったかもしれない。
費用:身延駅前〜奈良田 山交タウンコーチバス 運賃 一人 1,750円
田代発電所手前工事現場ゲート〜下部温泉駅(下部ホテル) 角瀬タクシー
ジャンボタクシー 運賃 一台 11,590円
下部ホテル(下部温泉ホテル?、巨大なホテルです) 入浴料 一人 1,050円
身延駅までと下部温泉駅からのJR運賃は省略。
期 日:8月21日(土)〜22日(日)一泊二日 天候:晴れ、晴れ
参加者 :L吉田和興、小原紀子、宮島陽子 計3名
費 用:24,000円(タクシー:伊那市〜桂木場@3,500、福島Bコース〜代山温泉@4,000)
コースタイム:伊那市駅10:30=桂木場登山口11:00−大樽避難小屋13:35−胸突の頭15:30−西駒山荘16:00(泊)〜4:30−将棊頭山4:50〜5:00−木曽駒ケ岳7:00〜7:20−木曽前岳8:00−麦草岳10:20〜10:40−七合目避難小屋11:20〜11:40−福島Bコース−新和スキー場駐車場14:00=せせらぎの湯=木曽福島駅
・
木曽前岳〜麦草岳のコースは厄介である。歩かれている様子もあまりない。梯子は朽ち、鎖は錆びている。ルートもわかりづらく、藪状態で踏み跡も薄い。すぐそこに見えているが2時間20分要した。
・
麦草岳頂上から福島Bコースの七合目避難小屋に続く道ができている。我々の昭文社の地図には載っていない。麦草岳を目指す場合このルートからのピストンが多い様である。(吉田和興)
期 日:8月27日(金)〜29日(日) 晴時々曇り 2泊3日 ルート図
参加者:L中村 精、河崎正道、安瀬はる江、松宮俊彦、上野進、竹田早苗 計6名
コースタイム:27日橋本駅南口9:00=銀山平・中荒沢万年雪遊歩道入り口14:15〜15:25=清四郎小屋16:20
28日清四郎小屋4:05=中ノ岐林道登山口駐車場5:30〜50−休6:20〜30−休7:10〜20−玉子石往復7:27〜34−平ケ岳・鷹ノ巣分岐8:54−平ケ岳山頂9:15〜10:00−姫池10:30〜40−白沢清水11:41〜51−台倉清水手前12:25〜35−台倉山12:50〜55−下台倉山13:47〜14:00−休14:41〜46−林道15:45〜47−鷹ノ巣登山口15:58−バス16:06=清四郎小屋16:10
29日清四郎小屋8:00=橋本駅南口14:35
電車・バスの予定が河崎さんの車の往復ということになり、出発時間も場所も変更になる。当初予定の7月中旬から8月下旬になったためか、金曜日は道路が空いていた。
シルバーラインのトンネルの中で未丈ケ岳に行く泣き沢の所でシャッターを開けて見て行くが、ここでは曇っていて山は見えなかった。
早く着きそうなので、河崎さんの提案で銀山平の中荒沢・万年雪遊歩道に寄って行く。車を止めると女性が一人いて、仲間が二人後から降りてくると言う。登ったり、降りたり、細道を行くと、荒沢岳の前岳へ続く稜線が見える。対岸に万年雪が見える。途中、大きなハンショウヅルの花がたくさん咲いていた。
国道352号線は奥只見湖の周りをぐるぐる回っていて、途中、沢が、たくさん出て来る。中ノ岐林道のゲートを右手に見る。
鷹ノ巣の清四郎小屋は白い茎のソバの花が咲いていた。令茶を飲んで手続きをし、露天風呂に入る。夕食には、自家製のソバや山菜が、スイカも出た。軽くビールを飲んで朝食のおにぎり弁当をもらって、明朝4時出発に備え休む。
翌朝、藤枝から来た赤堀さんという人と私達6人は国道を30分位(ここは舗装道路)、ゲートから約1時間は舗装のない所もあって、ガタガタ道。
駐車場に着くと銀山平の宿の車も着いて、登山者がいた。ここはトイレが3つ、水が出ていて、ベンチもある。おにぎりの朝食を食べて出発する。
古いガイドでは渡渉と書いてあった沢の所には、橋が架かってあり、しばらくは沢沿いの道を深く掘れている所もあり、かなり急な道をジグザグに登る。最初の休みで竹田さんが出してくれたプラムで一息つく。少し緩やかな上り、木の根っこがすごい。
稜線に着いた所が玉子石への分岐。朝、会った人が降りて来る。ここからはほとんど木道歩きとなる。
玉子石の下には、池塘が広がっていい眺め。記念写真を撮る。分岐に戻り、平ケ岳を目指す。花の最盛期は過ぎてはいるが、リンドウが3種類咲いていて、トンボが飛んでいる。水場を過ぎ、下ったり、上ったりして、平ケ岳へ。後を見ると雲が出たり、晴れたりしている。
山頂の三角点に行く。板の敷いてある頂上は広々としていて、何人かの人が休憩していた。ゆっくり写真を撮って、昼食にする。
先ほどの分岐から、姫池をめざす。登り着いた姫池は広い池塘があり、白雲が写っている。小さい池が広がって、平ケ岳も横に見える。長くいたい場所である。草葉が紅くなっていて、秋の様子の所もある。
登山ハイキング地図のコースタイムが年度によって差がある。最近の地図のが、コースタイムが長い。
白沢清水までは長かった。水が湧き出ていた。次の台倉清水までは短かった。展望の開けた尾根道から、樹林の中の道に入いるとキノコがいっぱい生えている。大、小、色、模様いろとりどりだ。
アップダウンのある道を登ってくる人がいる。鷹ノ巣尾根に入ると展望がよいが、大蛇の背のように曲がって続いているヤセ尾根が続く。雷鳴が聞こえ始めてきたので、ゆっくり休んでいられない。部分的に崩れていて、ロープの付いている所もある。
植林地になって下台倉沢を渡り、林道。樹林の中の涼しい道、やがて352号線の鷹ノ巣登山口。ここには駐車場があり、人もいた。少し歩き始めると10分遅れのバスが来たので鷹ノ巣まで乗る。姫池で別れた赤堀さんより先に着く。
昨日より混んでいて、入浴まで時間がかかる。思ったより時間がかかったが、後は食べて、飲んで休むだけなので気が楽だ。ゆっくり乾杯する。この日も長岡のすいかが出た。
29日朝食後ゆっくり出発する。休日なので寄り道をしないで帰ることにする。小屋の御主人と一緒に写真を撮る。赤堀さんも小出駅まで同行することになる。小屋の人と話をしていたら、前に清四郎小屋に泊まったのはもう20年位前になるようだ。ふくろうの彫り物が飾ってあるのは御主人の作で売店で売っている。木の彫り物は手作りという。1人1個ずつ、切株に彫ってある山やランプの絵の作品を頂くことになった。
ずっと行きそびれていた平ケ岳に登ることができました。浩宮様が昭和62年に登った通りのコースです。
河崎さん往復、車の運転ありがとうございました。お疲れ様でした。おかげで地場産の果物や野菜のお土産を買ってくることができました。往きよりも帰りのほうがザックが重くなっている人もいました。(中村精)
*新ハイの会員証を持参しないと、特典サービスをしてもらえないこともあります。
清四郎小屋 中ノ岐林道登山口送り(おにぎり弁当付)宿泊 1万円
2食付宿泊 7500円
万年雪遊歩道入場料 210円
バス代(鷹ノ巣登山口〜鷹ノ巣) 170円
車代(ガソリン代含む) 4000円
期日:9月4日(土)〜5日(日)一泊二日 天候:晴れ
参加者:L吉田和興、上野進 計2名
歩程:登り5時間40分、下り4時間15分(休憩含む)、費用
コース:大宮13:38=越後湯沢=魚津16:19ホテル美浪館(泊)3:30=レンタカー=安部木谷登山口4:25−休(1065m)5:10〜15−1479m三角点6:25〜35−休(1820m)7:35〜45−休(2170m)9:10〜15−山頂10:05〜45−休(1820m)12:30〜40−1479m三角点13:30〜35−登山口15:00〜15=金太郎温泉15:45〜17:00=魚津17:20〜18:09=大宮20:54
・夏道は思ったよりも整備されており、あまり迷うことはない。
・本峰にとりつくまでの稜線歩きは長いがアップダウンも少なく、危険個所もあまりない。
ただ標高差が1700mあり、距離も長いので往復11時間は見ておく必要がある。残雪を心配したが雪はない。
・昨年7月初旬に登ったが2000m当たりで残雪に阻まれ撤退した。登山適季は9月。
期日:9月15日(水)〜16日(木)一泊二日 曇り・雨
参加者:L助廣弘子、小澤美喜代、山本文夫、派田 正、市川静子、竹田早苗、黒澤寿子、佐藤邦弘 計8名
コースタイム:町田6:10=(タクシー)=中沢新道登山口9:30〜40−大岩10:05〜10−天狗岩10:30−高登谷山南峰10:42〜50−高登谷山北峰11:03〜36−別荘地12:04〜30=扇平山登山口探索=15:00町田市自然休暇村(泊)9:00=昇仙峡11:00〜50=中央林間17:00
費用:一人約13000円(タクシー63000円、宿泊16000円、夕食約22000円)
猛暑ながら連日晴天続きで、天気の心配はしていなかったのに、当日になって予報がいきなり悪くなった。15日曇り空のもと町田から出発。期待して笹子トンネルを抜けたが、多少空は明るくなったものの、雲は厚いまま。
信州峠を越えて川上村に入り、高登谷高原登山口の道標で右折、大きな蕨市の施設がある手前に、「中沢登山口」の赤い標識があった。
別荘地らしいゆるやかな林道はすぐ急な登りとなってジグザグに高度を上げてゆく。大岩で一息入れると、次は天狗岩の上に出て、下に立派な蕨市の山荘が見えていた。横尾山や八ヶ岳が見えるはずだが、辺りは真っ白。足の届かない大岩を滑り降り、樹林の中を進むと、高登谷山南峰に着いた。標識はない。ここからうっかり南東へ向かう尾根に進んだが、すぐ気付いて引き返す。これは、いつか繋げたい大双里へ向かうルートだ。北東へ10分進むと北峰で、三等三角点があり、「頂上」と書いた珍しい看板があった。ここで昼食をとり、南西方面に延びる踏み跡を下る。ざらざらした滑りやすい道を一気に下って、別荘地内の林道へ出ると、タクシーが移動して待っていてくれた。
宿舎のチェックインまでに時間があるので、明日のエスケープルートと考えている扇平山の登山道の様子を、あちこち走りまわって、何人にも聞いたが全く分からなかった。そのうち、激しい雨となり、車に戻って宿舎に向かいながら、もう明日は馬越峠から新三国峠まで歩きとおすしかないと覚悟を決めた。石黒さんも「何時になっても新三国峠で待っていますから」と言ってくれた。
町田市自然休暇村は広い敷地の立派な施設で、料金が安いのに料理もおいしくて快適な一夜だった。だが、夜通し激しい雨は止まず、予報も終日雨、しかも大雨注意報とのこと、朝4時に起床して滝のような雨を見てはやむを得ず、中止とした。帰途、石黒さんの提案で昇仙峡を散策し、甲州市の「そば丸」で打ち立ての蕎麦を食べ、勝沼のブドウ園で試食・試飲をして思いがけない観光の一日となった。
このコースは、再度チャレンジするなら、テント泊で実施したいと思います。(助廣弘子)