日光・鬼怒川/ 鬼怒沼山 (創部50周年記念山行 No1

期日:10月6日(土)〜7日(日)前夜発一泊二日

参加者:L松宮俊彦、市川静子、大関清充、小澤美喜代、杉江秀明、中村精、中川たき子(支部外) 

計7名

コースタイム:10/5橋本駅南口相原高校前22:00=(ジャンボタクシー)=日光戦場ヶ原赤沼駐車場2:30 (車中泊) 

10/6金精峠駐車場6:00-6:30−金精峠7:1020−温泉ヶ岳8:2545−念仏平避難小屋10:0015−根名草山11:1512:00−日光沢・手白沢分岐14:00−日光沢温泉15:15(泊)

10/7日光沢温泉6:50−丸沼分岐7:1520−オロオソロシの滝展望台7:508:00−鬼怒沼南端10:00−鬼怒沼巡視小屋10:2530−鬼怒沼山11:2011:30−鬼怒沼12:1040−物見山13:1525−沢出合16:1015−大清水17:2530=橋本駅南口22:00

10/5 ジャンボタクシーで東北道経由日光へ。途中事故渋滞があり、戦場ヶ原へは2:30着。予定のテントは利用せず、全員車中泊。

10/6(曇り後晴) 5:30前に全員起床。まず金精峠下の駐車場まで車で移動してから朝食。ダケカンバ等の木々が黄葉を始めており、今年初めて秋を感じた。スタートは6:30、金精峠までは想定通りの急な登りが続く。それでもゆっくり休まず登り約40分で金精峠着。ほぼ標準時間程度で歩いたので一同気を強くした。湯泉ヶ岳(ユセンガタケ)山頂は、登山道から少し左に登った所。国土地理院と御料局と二つの三角点があった。念仏平避難小屋までの登山道は、広いところを通っているが、微妙に地形も向きも変化していて、確かに昔道間違えをしないように念仏を唱えたというのがわかる。念仏平避難小屋は、最近建て替えられたようで新しいし水場も近いので、利用に便利そう。そこから根名草山まで一気に歩いた。この間は標準時間より早いタイムで歩けた。根名草山は南側が大きく切り落ちている。ここでゆっくり昼食を取ってから12:00に出発。切り立った大嵐山の西を巻きながら3か所のガレ場を越した。その後は途中で時々曇り空が晴れ、ダケカンバの黄色にカエデやナナカマドの赤も混じったのを眺めながら気持ちよく歩いた。尖った大嵐山が良く見える場所で休憩。その先の分岐からの下りはジグザグが切ってあるので、想定よりは急でなく歩きやすかったが、その分長く時間もかかった。15:00過ぎに日光沢温泉着。2匹の犬が迎えてくれた。日光沢温泉は、昔ながらの山の宿の佇まいだが意外に大きい。今夜の泊り客は約40人とのことだったが、家族連れのハイキング客がかなりいた。露天風呂は二つあり白濁と透明泉がある。夕食後持参の酒、焼酎、ウイスキーを飲んだが男性陣はすぐに酔ってしまい、19:00頃にはバタンキュー状態となってしまった。

10/7(小雨後晴) 天気は小雨。それぞれ朝風呂に入ったりし、6時の朝食を食べてから雨具をつけて6:50スタート。30分程で丸沼分岐着、雨もあがり暑いのでカッパを脱いだ。オロオソロシの滝展望台では、昨日登ってきた根名草山が南方にくっきり見えて、元気を与えてくれた。その後1時間ほどは急な登りだったが歩きやすい道が続く。それから道は平らになったが意外に長く鬼怒沼の南端に着くまで更に約1時間歩いた。鬼怒沼は草紅葉が始まっていた。ここの池糖は水も多く元気な感じで好もしい。空とのコントラストが絶妙。木道を歩いて鬼怒沼巡視小屋へ。そこから鬼怒沼山まで約1時間。途中で手前の山を巻き下りになるのでちょっと道が心配だったが、その先の登山道に大きな標識が出てきたので、そこを右に登って行けばよかった。頂上は見晴らしは無く地味だった。早速持参した「創部50周年記念山行」の旗を掲げて7名全員で記念撮影。第1号の登頂は無事成就となった。万歳。後は無事下るのみ。鬼怒沼まで戻って昼食とし、その後物見山へ。登山道は幅広くスズタケが刈り取られ歩きやすい。物見山からは一気の急降下。しかも岩っぽいところも多く、下りに難儀した。2回ほど休みを取りながら3時間弱かけて沢筋まで下った。そこからはずっと昔は林道だった平行道を大清水まで歩いた。大清水には、17時過ぎに到着。帰りの道路の混み具合も気になるので、一浴はせず、関越道から狭山経由橋本へ。全員が、創部50周年記念山行第1号の鬼怒沼山に登れ、無事下山できたので、ホッと一息。(松宮俊彦)


鬼怒沼山頂

                                                   山行記録へ戻る


富士/三ツ峠山  

期 日:10月12日(金) 晴れ・曇り   日帰り

参加者:L派田 正、山本文夫、澁澤和子、松田慶次  計4名

コースタイム:JR淵野辺駅6:30=自家用車=ロープウエイ入口BTP8:3045−下駅・カチカチ山ロープウエイ・展望台8:509:15−林道横断9:43−霜山10:30−鉄塔10:4045−分岐12:08−三ツ峠山(1775m12:3138−三ツ峠小屋(昼食)13:0022−林道14:05−三ツ峠登山口15:00−三ツ峠入口BT15:3816:27=バス=ロープウエイ入口BTP)=自家用車=18:55JR淵野辺駅

 今朝も天高く山歩き日和。高速道路から正面に見る富士山の眺めも良い。右方向には今日の登山ルートの長くて目立たない府戸尾根、その先に目立つ三ツ峠山を眺める。駐車場から河口湖湖畔越しの富士山は未だ白雪を見ることなく、残念。

カチカチ山ロープウエイ下駅始発9:00 乗車3分間。展望台から四周を展望。眼下に河口胡、正面に大きな裾野を持つ富士山を見る。中腹に少しの雲がたなびき、また、ガスが着いているようだ。 

案内板に沿って府戸尾根をスタート。山道はしっかりとして、歩き易い。少し行くと天上山山頂の小御嶽神社、参加者の安全を祈願する。起伏が少ない灌木林の中の山道を行くと林道。横断し檜植林・楢の木の中を少し行き新倉山を巻く、左に河口湖へ山道。稜線を更に行くと広い空間が開け、展望が良い。小休止。寿駅からの山道で補助ロープが張られている。このルートには多くの栗の木があり、沢山の山栗の実が落ちていた。また、倒木には茸が多く生えていた。紅葉は未だ時期が早いのか見られない、花の時期が過ぎたのか少なく、残念。少し行くと霜山があり、巻いて行くと鉄塔が建つ。ここは展望が良い、三ツ峠山のアンテナは良く見えるが富士山は雲の中で見えない。ここまで緩やかな登りで何時頂上に着くか心配したが、ここからは急坂が多くなり、灌木林の中をゆっくりと登る。

間もなく草原状の中の分岐に着く。少し行くと大きな案内板が建つ広場を通り、三ツ峠小屋、四季楽園、富士見荘の前を通り、赤土の急な斜面を登ってゆくと三ツ峠山の山頂に着く。周辺の山々は眺められるがお目当ての富士山は雲の中、残念。

下りは今登った山道を戻り大きな案内板が建つ広場で休憩・昼食する。三ツ峠登山口に向けて、灌木林、楢木の中の歩き易い山道を一気に下ると林道に出る。そこから林道に沿って歩き三ツ峠登山口に着く。

正午頃から天気模様が悪くなったこと、御坂峠から下りが樹林帯を歩くので、日暮れ時間が早まる恐れから、登山ルートを変更して、三ツ峠登山口からは舗装道路を三ツ峠入口BTまで下る。

日の入りが早いのに、スタート時間が制約されたため、登山ルートの変更を余儀なくし、参加者にご心配をかけました。しかし、いろいろなひろいものしながら、和やかに楽しく山歩きができましたことと、予定より早く家路に着くことができました。(派田 正)

※交通費:高速料金・ガソリン代=2,300/1

     ロープウエイ 400

     バス      480

                                                   山行記録へ戻る

谷川岳周辺/高倉山〜湯蔵山・足拍子岳

期 日:10月13日()〜14日() 一泊二日 曇り/晴れ

参加者:L冨重正樹、小澤美喜代、宮島陽子、助廣弘子、本山まり子(13日のみ)、堤理恵子、山口音子、加納マリ子(支部外)、福屋鮎子(支部外)、松本悦栄(支部外) 計10名

コースタイム:水上駅10:26=谷川岳ロープウェイ土合口10:4045ー田尻尾根入口11:1318ー谷川岳分岐12:44ー天神平12:53ー高倉山13:2934ー送電鉄塔13:50ー湯蔵山14:02081100m14:3846791m 15:2640ー林道に出る16:11ー湯檜曽駅16:1717:48=越後中里駅18:07(旅館泊)5:30=蓬沢林道途中5:4550ー取付点5:551142m 8:1326ー足拍子岳10:46551142m 13:0716ー蓬沢林道に出る14:5515:00ー蓬橋15:3016:40=越後湯沢駅17:03

費 用: 湯檜曽駅=越後中里駅 JR 400

蓬橋=越後湯沢駅 バス 390

水上駅=谷川岳ロープウェイ土合口 タクシー 3380

越後中里駅=蓬沢林道途中 タクシー 2560

越後中里/玉城屋旅館 1泊2食付 8900

越後湯沢駅「ぽんしゅ館」 入浴 800

水上駅からタクシーでロープウェイ乗り場手前の西黒沢沿いの林道入口まで入りました。頭上に往き来するロープウェイを眺めながら大きな石がゴロゴロ転がる林道を遡ります。「田尻尾根入口」の杭が立つ所から山道に入ります。良く整備されていますが、尾根に出るまでは急登です。ブナ林の尾根に出て緩急を繰り返しながら登り、枝越しに天神平のロープウェイ駅が目の高さまで上がってくると周りが色づいてきます。道中、数パーティと遭遇、田尻尾根は結構利用されているようです。谷川岳への縦走路に出て滑りやすい木道を緩やかに下ると観光客で賑わう天神平、高倉山へはどこでも歩ける広々としたゲレンデを背後に谷川岳や白毛門を眺めながら登って行きます。高倉山ゲレンデの最高点から送電線巡視路に入ります。「この先、登山道はありません」の杭を見て一登りで高倉山、大きく傾いた3等三角点と山名板があります。緑のビニール製のロープ?が這う急坂を下り切るとブナ林の尾根となり湯蔵山手前の鞍部に建つ送電鉄塔へは緩やかな山道が続きます。この辺りはそこそこ色づいていました。鉄塔の先で左へ下る巡視路と別れて尾根上の踏跡を登ります。今までと比べるとルートは心細くなりますが、しっかりと踏まれています。湯蔵山は緩やかな双耳峰で手前のピークに山名板があります。樹林に囲まれた静かな頂上を後に下っていくと穏やかなブナの森が続きます。高床式の廃屋になった作業小屋(1100m圏)の所からホワイトバレースキー場への尾根と分かれて、東へ急な斜面を下ります。尾根はすぐにはっきりして少し南へ弧を描きながら下り、930m付近で北東へ向きを変えます。下り口の立木にテープが巻いてありますが見逃しやすく要注意、下り始めると立木に赤ペンキが点々と続きます。850m付近で右側の谷から送電線巡視路が上がってきて2本目の鉄塔(791)まで続いています。鉄塔からは踏跡に戻り720m付近から尾根を右に巻いて湯檜曽駅へダイレクトに下る尾根に乗ります。眼下に線路やホームが見えてきますが末端は崖とフェンスに遮られるので北北東へ下り、草深い林道に降り立ちます。集落に出て上越線の高架をくぐると湯檜曽駅はまもなくです。JRで越後中里へ移動、駅前の玉城屋旅館に宿泊しました。

2日目は宿で朝5時に朝食を出してもらえ、帰京する本山さんと別れて予約のタクシーで蓬沢沿いの林道の途中まで入りました。すぐに立木に「携帯通話可」の看板を見て2分程先の水場(パイプ有)から取り付きました。踏跡すらない植林の急斜面を這うように登ります。取り付いてすぐに小澤さんがリタイア、8名で足拍子岳を目指すことになりました。思っていたより東から取り付いていたようで830m辺りから尾根がはっきりしてきましたが、とにかく急で小さな岩場や石楠花・灌木が豪雪で曲げられて強力なバリケードを作っています。1010m辺りで漸く斜度が緩みます。登ってきたルートを下る気にはとてもなれないので、帰路の下り口にビニールの袋をぶら下げて目印としました(帰途回収)。まもなくアスナロの大木に石楠花が生える痩せ尾根を辿り、尾根が広がって平らになった所が1142m、ほっと一息つけます。ここから笹と灌木の急な斜面を登って行くと樹高が低くなってきて1230mのピーク、強力な薮に覆われていますが富士山を思わせるような万太郎山を始めとする谷川連峰、そして目の前には足拍子岳の肩へ続く岩交じりの痩せ尾根が豪快にせりあがり、色づき始めた紅葉が青空に映えます。少し元気をもらって鞍部から少し登ると草つきのスラブに出ます。道中、ゆっくり休めるのはここと1142mだけです。岩と薮の痩せ尾根をぐいぐい登って行きます。途中にあるモコモコした岩場は西側が巻けそうに見えますが危険、見た目よりもホールド・スタンスがあり尾根伝いに通過します。この辺りからルートが出てきました。肩に登り着くと烏帽子の形をした本峰が姿を現します。基部には5m位のルンゼ状の岩場があり灌木を頼りにフリクションを利かせて越えます。一登りで足拍子岳の狭い頂上に到着、絶景です。足元から続く稜線の先には厳つい大源太山が間近に見え、朝日岳から谷川岳、平標山と続く谷川連峰、遠く巻機山、苗場山と越後を代表する名山に取り囲まれています。すぐ下には荒沢山がスラブを立て掛けています。時を忘れて眺めていたいところですが、登りに5時間もかかっているので早々に辞することにしました。ルンゼ状の岩場は安全を期して宮島さんに操作していただいてザイルを出しました。下りは薮が純目になるせいもあって随分楽です。とは言っても苦行には変わりありませんが。1230mから1142mへは尾根を外して南南西に下らなければいけない要注意区間です。何とかビニール袋をぶら下げた下り口まで戻り、ここから南へ急な尾根を下ります。下るにつれて増々急になり尾根の形も無くなってきたので東にシフトしながら下り870m辺りで浅い沢に出ました。石がゴロゴロして歩きにくいですが、下るにつれて少しずつ斜度が緩んできます。シダが鬱蒼と生える植林帯になれば林道はもうすぐです。林道に降り立った所には見覚えのある「携帯通話可」の看板が。土樽駅15時21分発の電車にはもう間に合わないので駅手前の蓬橋バス停まで30分の車道歩き、バス待ちの間青空の下打ち上げをして過ごしバスで越後湯沢に出て駅ナカの温泉で汗を流し帰京しました。

1日目が「静」ならば2日目は「動」、谷川岳周辺の異なるタイプの秋山で遊んだ2日間でした。(冨重正樹)


高倉山にて

湯蔵山山頂

足拍子岳が聳える


足拍子岳よりクロガネノ頭

足拍子岳にて

                                                  山行記録へ戻る

上州/武尊山(創部50周年記念山行2)

期 日:10月20日() 前夜発日帰り 快晴

参加者:L冨重正樹、小澤美喜代、松宮俊彦、峰尾欽二、杉江秀明、近藤由美子、福屋鮎子(支部外)、松本悦栄(支部外) 計8名

コースタイム:橋本駅22:00=奥利根水源の森(仮眠)1:106:03−武尊田代7:0612−武尊避難小屋8:2531−前武尊分岐10:2236−武尊山(沖武尊)11:0530−剣ヶ峰山12:4450−西峰13:38−高手山15:20−武尊高原川場キャンプ場入口15:5216:06=桜川温泉ふじやまの湯(一浴)16:1417:15=橋本駅20:10

費 用: 貸切タクシー(有料道路代含) 65150

桜川温泉ふじやまの湯 入浴 500

橋本から貸切タクシーで登山口の奥利根水源の森キャンプ場まで入り、車中とテントに分かれて仮眠しました。明け方は氷点下まで下がり初冬を思わせるキーンとした寒さの朝です。キャンプ場の周りには遊歩道が整備されていて、その中の「せせらぎの道」から武尊田代へ。昨年夏の大雨で荒れて通行禁止の看板が立っていますが、木の根沢を渡る橋も修復されており歩行に支障はありません。広大なブナの森を緩やかに登ります。周囲の紅葉は今が盛りで、真っ青な空の下ブナの黄葉が映えます。一度林道に出て左へ下り再び遊歩道を登っていくと武尊田代に出ます。森の中のこぢんまりとした湿原はキツネ色に覆われて静かな佇まいです。周囲はブナやダケカンバの巨木に色づいた蔦ウルシが絡まり、正に秋山の見本といった趣です。武尊山へどこまでも続くブナの森を緩やかに登って行きます。いつしか林相が針葉樹に変わり小さなアップダウンを繰り返して武尊牧場からの道を合わせます。牧場の方へ数十m行くとトンガリ屋根の武尊避難小屋が建っています。板の間で7〜8名収容の小

さな小屋です。武尊山へは次第に本格的な登りとなり、行く手には男性的な風貌の武尊山が壁のように連なっています。樹林を抜けて笹と灌木の痩せ尾根をぐいぐい登ります。背後には至仏山や燧ヶ岳、日光白根山、皇海山が並び、足元には歩いてきたブナの森が樹海のように広がっています。ロープや鎖が連続する岩場に突き当たります。ホールド・スタンスはありますが、霜解けで濡れて滑りやすく慎重に越えます。一登りで中ノ岳南のコル、前武尊からの縦走路を合わせます。ここから中ノ岳の西側を巻いて窪地に水溜まりのような池が連なる「三ツ池」を経て一頑張りで1等三角点がある武尊山(沖武尊)の頂上に登り着きます。好天の週末で賑わう頂上からはぐるり360度の大展望、一ノ倉沢の岩壁を立て掛ける谷川岳を中心とした谷川連峰、特異な山容の苗場山、遠く巻機山から平ヶ岳の稜線、至仏山・燧ヶ岳から日光足尾の山々、そして赤城山、榛名山と切りがありません。わずかに戻り剣ヶ峰山への縦走路に入ります。ツンと立ち上がった剣ヶ峰山を見ながら急な尾根

を下りしばしの稜線漫歩、山肌は紅葉に染まり雄大な展望と相まって贅沢な時間が流れます。宝台樹スキー場方面への道を分けて急な登りで剣ヶ峰山に登り着きます。眼下に獅子ヶ鼻山や鬼岩のゴツゴツした山容が間近に望め、その先には玉原湖の青い湖面が光っています。この先で大きく下ると道は川場スキー場に沿うようになります。3等三角点がある(剣ヶ峰)西峰の先で樹林帯に入るとツツジの紅葉がグラデーションで一際映えます。どこまでも緩やかな下りが続く静かな道は再び紅葉の競演となり、ツツジ・楓・落葉松にウルシがそれぞれ目を楽しませてくれます。高手山の標識を見ると急な下りになり草深い林道の終点に出ます。ジグザグに下って休業中のキャンプ場に出ますが、入口のゲートが閉まっていてここまで車が上がってこられないので尚も川場スキー場へ通じる車道まで舗装道路を下り武尊山を横断する長い縦走が終わります。車で10分程下った所にある桜川温泉で汗を流して帰京しました。

好天に恵まれて、今が盛りの紅葉とスケールの大きな山岳展望を満喫した1日でした。(冨重正樹)


武尊山頂

                                                   山行記録へ戻る

高尾/草戸山(創部50周年記念山行bR)

期 日:10月21日(日)日帰り 快晴

参加者:L佐藤邦弘、森田隆仁、大関清充、山本文夫、宮澤惠子、神谷吉明、大関史郎、富重正樹、関みち子 計9名

コースタイム:JR相模湖駅8:15=赤馬バス停8:258:30−神奈川県道515号通行全面通行止となっている地点の前8:49−民家脇8:51−庚申塔9:02−新多摩線60号鉄塔9:179:21−尾根に乗る9:29−南高尾山稜縦走路合流9:459:55−大洞山9:58−中沢山10:2210:25−中沢山すぐ下の休憩テーブル10:2510:35−見晴台10:4510:50−西山峠11:05−泰光寺山11:1311:20−三沢峠11:3811:43−榎窪山11:45−ふれあい休憩所11:51−草戸山12:0512:40−草戸峠12:50−境川源流13:0513:12−草戸峠13:2813:37−拓大分岐13:52−342.9m三角点13:54JR37号鉄塔14:04−紅葉台団地14:43−初沢山14:5815:15−高尾駅南口15:40

雲ひとつない快晴。まさに秋晴れのハイキング日和となった。参加者は8人を予定していたが、飛び入りの方が1名増えて、総勢9人。今日は創部50周年記念の山行。草戸山の山頂で記念山行であることを示す特注の横断幕を垂らして、写真を撮ることを忘れないよう脳裡にきざむ。乗ったバスは順調に走り、10分程度で赤馬(あこうま)バス停に到着。一緒に乗った他の数名の乗客はすでに下車していたため、われわれグループが降りると、バスは乗客がいなくなり、空っぽで走り去っていった。

バスが走り去った方向をみると大きなアーチ形式の桂橋が眼に映る。バス停からすぐ先の十字路を左に曲がり、県道515号の舗装された道をすすむ。ここは相模原市千木良の赤馬地区(※1)、人家はまばらである。途中で急な石段の続く月読神社を左手にみる。20分程歩くと、衣裳会社の「アトリエヨシノ」という大きな建物が左側にあり、正面に落石危険のため全面通行止の標識がある地点にでた。この間を簡易舗装の坂道が南高尾の山の麓に向かって延びている。坂道を登ると南に丹沢山塊の山なみが間近で、展望がよい。坂道を登りきるとその左脇は大きな民家の門の前である。正面の山には細い道が上に向かって続いている。ここが今日のとりつき点である。

※1 赤馬(あこうま)という地名の由来をネットで調べたところ、『江戸時代に整備された街道「甲州道中」で難所とされた小仏峠に近く、山越え用の赤毛の馬が多かったため地名が付けられたとされる』という記述をみつけた。

道は意外と明瞭で、最近森林整備のためか、下草はほとんどなく、手が入れられているようであった。丸太が数本置かれ、簡易な手摺がついた小さな橋が現れる。とりつき口から10分程で分岐にでた。右側には庚申塔が置かれている。正面に続く道をすすむ。伐採されて間もないヒノキが短く切られ、いたるところに丸太となって数本にまとめられ、縛って転がされている。ゆるやかなジグザグ道を登り、60号鉄塔を廻り込み、少し歩いた先から右側の尾根に乗る。ここからは尾根を踏み外さないように登っていくのみである。トラロープがでてくる。振り向くと丹沢のやまなみ、帝京大学薬学部の校舎がみえる。最後は急登。南高尾山稜縦走路のベンチが三つ置いてある縦走路に飛び出した。

ここからは南高尾山稜の一般的ハイキングコース。適当なアップダウンがあり、ほどよい疲れは気持ちがよい。展望は利かないルートだが、中沢山から10分程歩いたところは南が開けて、今日最大の展望地。ベンチがいくつか置かれ、7、8人が座っていた。好天も手伝って丹沢の山なみや冠雪の富士山、眼下の津久井湖や集落の眺めはすばらしい。しかし、残念ながら狭い道幅で通り道のため、早々に切り上げて歩きだす。見逃しそうな西山峠、そして泰光寺山、三沢峠、榎窪山を経て、町田市の最高峰、草戸山の山頂に到着。

山頂は小広くなっており、大きなあずまやがある。丁度昼時。昼食を食べている人がかなりいた。森林のなかを歩いてきたので、ここは日射しがつよく、余計にまぶしい。城山湖が眼下に横たわっているのだが、樹木の隙間から青い水面が覗かれるだけである。和気あいあいと昼食をとった後、「創部50周年記念山行」の白い文字が入った緑の横断幕を前にもって写真撮影。全員が揃って写真におさまるように青年に撮影をたのむ。青年は気持ちよく応じてくれた。

草戸山は相模灘に流れ込む境川の源流地がある。現地を訪ねるため草戸峠から東に下る。そこには源流の地であることを示す標識が立てられていた。その先の沢沿いにも道がつくられていて、奥に行けそうであった。沢の表面は涸れている。水は伏流となって流れているのだった。

境川の源流から草戸峠に戻り、高尾山口方面にコースをとる。まもなくして拓大分岐である。道標が立っているが、拓殖大学西尾根方面にはなんの表示もない。342.9mのところの三角点を通過、尾根の右側はバラ線の柵が続く。拓殖大学の敷地(※2)を示す立入禁止の標識がフェンスに巻きついている。JR37号鉄塔を通過。秋晴れの天気だというのに、森林のなかを歩いているため、日射しは遮断され、展望もなく、まったく静かである。意外と起伏があり、疲れる。

スポーツに興じる男たちの喚声が聞こえてくる。拓大の運動場は近い。歩くのに飽きてきたころ、左側に高尾霊園が見えてくる。そして戸建ての住宅地が右下に現れる。ここが下り口である。下りた地点には「城山湖・峯の薬師登山道入口」という標識があった。

※2 こんなに広大な敷地を拓大はいつごろ取得したのかネットで調べてみた。それによると、東京五輪の年である1964年に、総面積32.5万坪を取得し、大学の開校はその後の1977年ということである。

住宅地を抜けて今日の最終ゴールである初沢山を目指す。初沢山は294m。山頂には初沢城跡という標柱が立っている。初沢山からは丹沢の山なみが遠望できた。

初沢山から高尾駅は近い。高尾天神社におり、みころも霊堂をみて、浅川小学校横を通り、高尾駅南口にでた。森林のなかを歩く時間が長く、秋晴れの青空を眺めて歩く時間が少なかったことが気になったが、結構起伏があり、歩きがいのあるルートであった。

希望者はJR八王子駅で途中下車、相模原町田支部行きつけの居酒屋で完踏の祝杯をあげ、心地よい疲れとほろ酔い気分に浸りながら帰路についた。(佐藤邦弘)

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丹沢/大野山〜日影山

期 日:10月25日(木)日帰り 曇りのち晴れ

参加者:L助廣弘子、小澤美喜代、松宮俊彦、宮澤恵子、本山まり子、小磯登志子、大関史郎、近藤由美子、小松茂雄(体験参加)計9名

コースタイム:御殿場線谷峨駅8:2835−大野山登山口9:03−大野山10:2040−湯元平分岐10:45−林道−日影山登山口11:35−秦野峠分岐11:52−小毛坊ノ頭12:0015−772m圏12:2513:00−日影山13:3045−北西尾根−下山口14:55−玄倉バス停15:0406−谷峨駅15:2654=松田駅16:14

費 用: 松田=谷峨 JR御殿場線 190

    玄倉=谷峨 富士急湘南バス 420

朝はこの秋一番冷え込むとの予報だったが、雲が厚いせいか、それほど寒くはなかった。谷峨駅から大野山までは、ハイキングコースの看板が導いてくれて、迷うことなく歩ける。上がって行くと、ススキの原の向うに頭を雲に隠した富士山が見えた。山頂の東屋で一休みして、大野山を下り、湯元平分岐へ向かう。白と黄色の野菊に紫色のリンドウが群がり咲いていてきれいだった。

昭文社の地図で、湯元平分岐と秦野峠分岐の間が未踏ゆえ、あえて計画したのだが、この間は、ずっと幅の広い林道が続き、わざわざ歩くのはかなり物好きなことと判った。しかも、この林道は現在延長工事中で、新しく作られた道は、私たちがネットで印刷した2万5千図のそれとはだいぶ違っていて、私たちは尾根上を行くべき個所を、知らずに巻いてしまった。適当なところで尾根に上がろうと、探しながら行くと、工事の小屋が立ち、工事車両が何台か停まっている手前に、尾根に上がっている階段を見つけた。階段を上がると、ヤブの中で、急登した後はトラバース気味に北東を目指し、どうにかこうにか尾根の鞍部に出た。すぐ三保ダム方面を指す標識があり、ここが秦野峠分岐だ。左下に青い色の丹沢湖が見えてきた。ササの茂る尾根をひと登りすると、小広い平地の「小毛坊ノ頭」で、ヌタ場のようで気分は良くない。ここから方向を変えて南東へ向かう。鹿柵が出てきたので、その右側を行く。丈の低いカラマツソウと穂を一杯付けたシソが群生している明るい772M圏で昼食を取った。

その後も鹿柵沿いに歩くが、倒木が多くなり、倒木に押されたのか、鹿柵があちこちで壊れてなくなっていた。ササの中を登って、日影山に到着。

三角点があり、その上の鹿柵に山名板が2つ付いていた。

日影山から玄倉めがけて北西尾根を下るのが、今日のメインだ。コースを確認し合ってから、ワクワクしながら、まず北へ向かう。はじめ鹿柵が出てきて、その内側を進んだが、途中で柵は消えた。800M圏で左へ延びる尾根を見送って、北西尾根に乗る。かなりの急下降を二手に分かれて下ったが、傾斜がゆるんだところで合流出来た。その後、600M圏で北へ向かう尾根を見送って、さらに北西へ向かう。小磯さん、本山さんが、いつものように率先して進路探しをしてくださり、おおいに助けられた。尾根が岩交りの細尾根になると、進路は判りやすくなり、450M圏からは左手の沢沿いに真北へ下り、道路へ出ると、橋のすぐそばだった。予定したコース通りに歩けたようで、嬉しかった。(助廣弘子)


大野山へ

大野山頂

野菊

リンドウ

アザミ

日影山頂


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奥秩父/金ケ岳〜兎藪

期 日:10月27日(土)晴れ 日帰り

参加者:L安瀬はる江、長谷千秋、峰尾欽二、加納三喜男、山口音子、白鳥松男、関みち子 計7名

コースタイム:橋本駅7:13=(タクシー)=明野ふれあいの里9:1530−金ケ岳11:4112:151500m石祠13:31−兎藪山頂14:1425ー机15:1521960m林道15:50−送電鉄塔16:4050=(タクシー)=橋本駅19:23

費 用:タクシー代(高速代込み)  35000円

「兎藪」は広く開けた草地で、少し丸みを帯びた平坦なピークで、今にも兎が跳ねて出そうな気持ちの良いピークだった。

28日が雨の予報になったので、27日に変更する。タクシーも石黒さんから門田さんに代わった。前日、観音峠への林道が工事中で八王子神社辺りから峠まで通行止めと判る。1時間程歩く事になるので、明野ふれあいの里から登ることにした。翌朝、皆に計り了解を得た。

ところが、当日は横浜線がポイント故障で不通になり、出発が40分程出遅れる。更に町田街道、中央道が渋滞で時間がかかる。それでも、門田さんの必殺技でなんとか9時過ぎに到着できた。途中大月辺りは小雨だったが、甲府近くになると晴れてきた。

明野村のコースは未踏だった。穏やかな歩き易い一本道だ。色鮮やかな紅葉で嬉しくなる。ダケカンバの白い木肌が際立ち、引き合っていた。山頂手前の崩壊地は痩せ尾根で少し岩場がある。単調なコースのスパイスになった。樹林がとぎれ展望が開けた。山肌は錦繍だった。丁度曇ってきて、色は今ひとつだ。遠望もない。

金ケ岳山頂は狭く、昼食を摂る登山者で埋まっていた。私達もそのお仲間になった。

これから先がいよいよお楽しみコースだ。崖記号が多いので、緊張する。実際は痩せて

いる所もあるが、難しい所はなかった。静かな自然林の明るい感じのいい尾根だった。1500m点に繋がる尾根が特定できず、戸惑い、30分程費やす。結果的には一つ手前の尾根を下山した。途中で右側に尾根が見えたので、そちらに移った。いつの間にか晴れていた。1500m点、石祠を過ぎ、穏やかな尾根を軽快に歩を進めた。1380mの鞍部から急斜面を巻き気味に登り返すと兎藪の突端にでた。三角点は北側の奥まった所にあった。山名板の付いた杭が抜けていた。やれやれ良かった。兎藪に到着して感激する。

机集落後までの下山は地形図と高度計をみて、慎重に進む。開放的な広い尾根で気分が晴れる。鼻歌が出そうだった。1300mで南西に進む。テープもある尾根上を忠実に下りる。潅木の藪と伐採された倒木に悩まされ、時々立ち往生した。今日一番の厄介な所だった。机集落後の石積みを見て安堵した。

960mで地形図にない舗装された林道にでる。門田さんと連絡をとり移動して頂く。林道を下り始めて、方向を確認すると南に進んでいた。蛇行している様子もない。長谷さんが先頭で引き返し、下に林道を見つけ、ショートコースで下りた。林道終点にはこの先通行止めの立て看板があった。右側には小型の鉄塔が何基か並んでいた。三差路になっていた。右手の土道を麓の方に進む。往き止まりかと思っていると右に繋がっていて、思いがけずタクシーが止まっていた。どこで合流できるか心配だったので

良かった。なんとか日没前に車に滑り込めた。

今回は想定外の事が次々起こった。私の未熟な読図でアルバイトもあった。しかし、脚が揃いカバーして頂けました。ありがとうございました。兎藪に親近感を覚えたのは兎歳だからでしょうか。(安瀬はる江)



紅葉のオオカメノキ

金ケ岳山頂

1500mの石祠

兎藪山頂

机集落跡石積み


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秩父/猪狩山〜秩父御岳山

期 日:11月3日(土)日帰り 曇りのち晴れ

参加者:L冨重正樹、宮澤恵子、助廣弘子、上野進、加納三喜男、近藤由美子、山口音子、小磯登志子 計8名

コースタイム:三峰口駅9:28=(タクシー)=白沢9:3910:00−送電鉄塔10:23−619M10:59−猪狩山12:1643−834M13:11−林道を横切る13:15−三峰口分岐13:27−秩父御岳山14:0420−838M15:02−杉ノ峠15:13−登山口15:39−強石15:5916:04−三峰口16:34

費 用:三峰口駅=白石 タクシー 1790

朝、西武線が人身事故のため小手指・飯能間が一時運転見合わせとなったが、幸い10分程度の遅れで回復、直通三峰口行きの電車に全員そろって乗車できた。三峰口から乗る予定のバスが既に出てしまったので、タクシーを利用したが、混んでいて2台目の車が着くまでしばらく待たされた。三峰神社の祭礼があるとかで、駅前には神社直通のバスを待つ長い行列が出来ていた。

猪狩山へは、古池から猪狩神社をへて登るのが一般コースで、今日は白沢からのバリエーション・ルートだ。白沢のバス停からスタートする。道の途中にスズメバチらしき数匹が見えたので、一同静かに急いで通り抜けた。とりつく尾根の末端までは、民家の庭先を通り、畑の周りを囲っているブリキ板をまたいで行った。

植林帯に入って尾根に乗る。意外にも踏み跡はしっかり出来ている。手入れのされているスギ・ヒノキの植林と自然林が交っていてヤブは全くない。619M圏で初めて展望が開けて、しばし眺めを楽しむ。間庭から延びる尾根が、色付き始めた木々に覆われてきれいに見えていた。雲がとれて風は冷たいが、爽やかな秋晴れとなり、気持ちがいい。しかし、楽だったのは、ここまで。いったん下って次の登りがいきなり急登となった。ふかふかした土、落ち葉、枯れ木、もろい岩交りの急斜面を、落ちてくる石をよけながら遮二無二によじ登る。久しぶりの加納さんが果敢によじ登って、病の後遺症を全く感じさせない元気な様子。その加納さんに、「土の中に指をさしこんで木の根をつかむといいですよ」と、上野さんがアドバイスしていた。100Mほどの悪戦苦闘を終えて一息つく間もなく、700Mからは猪狩山直下の急登が待っていた。少し巻いたが、結局は直登することになり、岩場を越えて狭い山頂に到着。やはり、このコースはかなり難しい。歩く人は決して多くはないだろうと思われた。

猪狩山からは一般ルートで、ほっとしながら歩く。林道を横切って再び尾根に上がると、行く手に紅葉に彩られた御岳山が聳えていた。御岳山に近付くと登山者に何組も出会った。紅葉に迎えられて祠の建つ山頂に到着。ここで記念写真を撮る。遥かに連なる梵天尾根の彼方に芋掘ドッケンの懐かしい山容が見えた。既に14時なので、後半のバリエーション・ルートは諦めて、杉ノ峠から一般ルートを下るとリーダーが決定。残念ではあるけれど、ホッとしたというのが一同の本音だった。何人もの登山者を追い抜いて快調に下る。強石バス停では待ち時間が30分以上あるので、川を渡って川沿いの静かな道を30分歩いて三峰口へ戻った。夕暮れの空に、紅葉に彩られた妙法ケ岳がひと際きれいに見えていた。(助廣弘子)


紅葉の秩父御岳山

秩父御岳山頂

紅葉の山道

紅葉の秩父御岳山

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阿武隈/奥久慈男体山(創部50周年記念山行bS)

期 日:11月11日(日) 日帰り 曇り

参加者:L佐藤邦弘、森田隆仁、長谷千秋、松宮俊彦、上野進、神谷吉明、杉江秀明、大関史郎、冨重正樹  計9名

コースタイム:町田駅6:30=大円地駐車場9:409:50−一般コース・健脚コース分岐9:56−奥久慈男体山11:3012:05−白木山分岐12:5613:00−第二展望台14:2214:30−第一展望台14:4614:55−国道461号分岐−国道461号15:4516:00=ささの湯(入浴)16:3018:00=町田駅21:25

費 用: ・交通費 9人乗りタクシ― 1台35000円 有料道路代5800円 計40800円

・「ささの湯」入浴料 500円

今回、交通手段が遠距離での車利用のため、登山口への到着時刻によってコースが決められるように@男体山〜袋田の滝縦走コースA男体山周回コースの二つを準備した。車は順調に走り、歩行時間の長い@のコースをとることになったが、男体山への登りに使った健脚コースは予想より難儀して、体力を消耗し、男体山から袋田の滝へ通じる縦走路は、結構なアップダウンと岩盤が露出した上を歩くところも多く、おもいのほか時間を要した。

またこのコースは単なる尾根歩きではなく、尾根や沢のようなところを幾つも越えるコースで複雑な地形であった。道標は要所にあってこれを確かめて進めば、迷うことはないと考えられるが、楽なコースではなかった。この時季、日没時刻が16時30分ごろと早く、個々の体力の状態、これから先の不透明な山道の状況を考え併せ、第一展望台の先で国道461号に下るルートに変更し、袋田の滝への縦走を断念した。そのことを予めお断りしておきたい。

前日の天気予報は午後9時ごろから雨マークの天気予報。当日の天気予報は午後6時から雨マークがついて、予報はあいにく悪い方に傾き、お天気がおおいに気がかりな日となった。いまひとつ心配なのは奥久慈男体山は茨城県の北部に位置していて遠距離な点である。タクシーの運転手さんによると、町田から片道約200キロあり、往復400キロとなると日帰りの山行としてはこの辺りが距離的に限界ではないかとの話。でき得るならば袋田の滝まで縦走したいというおもいがあり、大円地の登り口に何時ごろ着くかも気になった。

予定通り午前6時30分に町田を出発。特に渋滞にぶつかることなく、車は順調に東京を抜けて男体山の登り口近くの大円地駐車場に9時40分に到着。ここにはトイレがあった。身支度をすばやく整えて、この時間ならばなんとか袋田の滝まで歩くことができるだろうとおもいつつ、道標に従って歩き出す。空は雲で覆われている。岩峯の鋭い山容の男体山を正面に眼にしながら茶畑の雰囲気のよい道を歩いていく。すぐに健脚コースと一般コースの分岐に出合い、一般コースを右に見送って健脚コースにすすむ。登山路はだんだんと岩っぽくなっていく。左方向が滝倉さを指す道標のところで小休止。

どの地点からか気の抜けない岩場、クサリ場が現れ、連続する。滑落しないように足場を探しながら、慎重に登る。急角度の高度感を伴うそれは山頂間近のあずまやの立つ尾根までずっと続いた。健脚コースは岩場、クサリ場を登る、険しいルートであるので特に注意が必要との事前の情報を得ていたが、いわゆるハイキングコースという観念があったため、私には予想を超える難儀なルートであった。

11時30分に山頂に立つ。大円地の駐車場を出発したのが9時50分であるから、100分を要したことになる。山頂までの所要時間は多めのつもりで90分と考えたが、甘かったというべきか。山頂は小広く、男体神社の奥社があり、テレビ用アンテナが建っている。360度の眺望は素晴らしく、期待に違わず迫力あるやまなみの風景が眼にとび込んでくる。近くに見えるやまやまの肌は紅葉で黄色や赤の斑点模様で、眼下に見えるやまあいの集落がまた風情をかもしている。忘れてはならない。今日は50周年記念山行のひとつである。そのこと示す横断幕をみんなでもって写真におさまり、その後に昼食をとった。

山頂から今来た道を戻り、再びあずまやのところに着く。ここには袋田の滝の方向を示す道標があり、北を目指す。袋田の滝への縦走路は黄色く輝く紅葉の雑木林のなかに続いている。紅葉は見頃で見惚れるほどきれいだ。空模様は相変わらずどんよりとしているが、気持ちよい気分に浸してくれる。

上川駅分岐、白木山分岐を通過する。ヒノキや杉の植林でない山道は気持ちがよい。しかしルンルン気分というわけにはいかない。下ったり登ったり、またしばしば岩盤の上を歩かせられる。滑らないように慎重歩く。空は雲行きが怪しい。まだかまだかとおもっていた第二展望台とよぶピークに立つ。14時22分であった。男体山の出発したのが12時05分であったから2時間17分ほどかかった計算。意外と時間がかかってしまった。第二展望台は西側が開けて眺めがよく、小休止。

第一展望台に14時46分に到着。標高422.7mで三角点があった。ここで小休止。ゴールは近くなってきた。しかしまだ月居山を越えなければならない。当初の計画では月居山15時30分、袋田の滝到着16時10分を予定し、なんとか日没時刻までに下山する目論見であった。当初予定より5分遅れの14時50分月居山に向かおうとしたところで、この少し先に国道461号に20分で下りられる道が地図(大子町の役場が送ってくれた地図)に載っているので、完全縦走は断念し、ここから下りようという声がでる。相当に疲労して、脚が重くなっている人もいる。加えて、未知の山で確かな見通しが困難なため、日没前に確実に下山することを再優先し、そのルートを辿ってみることになった。

間もなくして国道461号と書かれたりっぱな道標にぶつかる。しかし下る道にはトラロープが張ってある。行けなくなったら引き返すということを念頭に下ることにした。枯れ葉が地面に積もり、道は不明瞭。傾斜は急となり、やせていて険しい。緊張を強いられる場面が続く。時間はたっぷりあるから焦らないようにとの声がとぶ。国道が近づくにつれて車の音が聞こえてくる。先頭は交替してかすかな踏み跡を見つけながら下っていく。無事に国道461号に下り立つ。15時45分であった。縦走路から約30分の下りであったろうか。

事前に連絡をとっていたタクシ―は当初打ち合わせた袋田の滝の近くから回って、国道461号下山地点付近の駐車場に待機しており、ほどなくして車は我々が待つ横につけられた。安堵して車に乗り込み、帰路立ち寄る常陸大宮市氷之沢の「ささの湯」に直行。お湯に浸かり、今日の汗と疲れを流し、ビールと手打ちのそばで打ち上げた。

最後に今回の反省点を記しておきたい。

@一般のハイキングコースという思い込みが強く、コースや地形についての情報収集が不足していたこと。簡単にいうと低山であるゆえに甘くみた面があったこと。

A予定通りに歩き通せない場合を想定して、エスケープルート及びその状況についても調べ上げておくということに注意が向いていなかったこと。

いずれも計画と準備の基本的な心得に照らせば、何をかいわんやだろう。皆さまのご協力に感謝します。(佐藤邦弘)

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伊豆/三筋山  

期 日:11月7日(水) 晴れ 日帰り

参加者:L派田 正、松宮俊彦、宮島陽子、宮澤恵子、関みち子    計5名

コースタイム:JR町田駅マツモトキヨシ前6:35=石黒タクシー=旧天城トンネル入り口9:0515−寒天橋9:4045−八丁池口BT11:0211−昼食11:4712:151127m東猿山らしい標識12:3540−土佐野林道12:56−展望所13:1836−三筋山821m14:2939−大池高原14:44−見高入谷16:50−高原温泉17:0550=石黒タクシー=20:40JR町田駅

  伊豆の踊子歩道の真ん中付近に在る旧天城トンネルをスタート。ヒンヤリとした長いトンネルを抜け、灌木に覆われた舗装道を下ると国道414号・寒天橋バス停に着く。左に寒天林道を沢沿いに見る。ゲートがあり、一般車進入禁止。ここから、灌木林・ブナや良く手入れされた杉・檜の植林の中のゆるい上り道をしばらく行くと、右に“登り尾山”分岐を見る。さらに少し行くと灌木林の中の八丁池口バス停に着く、休憩。ここから、左へ舗装された八丁池遊歩道、少し行くと分岐の三筋山遊歩道の砂利道となる。三筋山遊歩道は展望所まで灌木林やブナ・ヒメシャラ・アセビなど多く茂る自然林に覆われ、少しの場所以外は全く展望がない。そして、八丁池分岐から大池高原の手前の林道までの上り坂や下り坂には長い丸太の段があり、とても歩き易かった。八丁池分岐から少し行くと、正面の山全体が赤色や黄色に染まった紅葉がとても美しかった。さらに少し行くと、下山ルートの稜線がくっきりと、太平洋に浮かぶ伊豆諸島の島々を眺められる陽だまりで景色を楽しみ休憩、昼食。

少し行くと、1127m峰 “東猿山らしい”標識を見る。このルートの最高峰で名前が無いのは?もっともなこと。灌木林の茂る自然林の展望がない下りを行くと土佐野林道に出る。さらに下ると展望所。360度の展望が開け、眺めが素晴らしい。展望所から三筋山の手前までの山道には手入れされた野芝が張られ、とても気持ち良く歩けました。山道では初めての経験でした。三筋山展望台から360度の眺望にはいろいろな施設・景色が見られました。ここから三峰山を過ぎ、山道を下るとパラグライダーのスタート場があり、左に見てさらに下る山道は歩き易い、舗装された林道に着く。大池高原・今井浜フライイングスクールを左に見て、灌木林が茂る中の林道を行き見高入谷に着く。T字路を左にとり、少し登ると高原温泉へ着く。三筋山遊歩道を日没時間を気にしながら、参加者のご協力で無事に下山できました。(派田 正)

参考        交通費 7,000

                  風呂代  500

旧天城トンネル入口 三筋山を望む展望所 三筋山山頂



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丹沢/菰釣山〜椿丸 

期 日:11月16()〜17日(土) 一泊二日

参加者:L安瀬はる江、峰尾欽二、杉江秀明  計3名

コースタイム:16日(晴)藤野駅8:04=(タクシー)=道志バス停8:4556=(バス)=山伏峠9:2835−大棚の頭10:0418−石保土山11:0005−油沢の頭12:0430−菰釣山山頂13:2037−菰釣避難小屋13:5014:40−ブナ沢14:55−小屋15:20(泊)     

17日(雨)小屋7:20−菰釣山山頂7:4550−大栂8:5055−織戸峠10:1530−椿丸11:03750m昼食11:5012:05795m西ピーク12:5013:00―林道14:00−浅瀬入り口15:3516:01=(バス)=山北駅16:30―さくらの湯16:4017:50−山北駅18:5519:30=(電車)=松田

椿丸に行った時、菰釣山までのコースに後ろ髪を惹かれていた。複雑なルートで時間がかかると聞く。避難小屋泊まりにして、たっぷり時間をとり、山の夜も楽しもうと計画した。  15年前に支部山行で実施されたコースである。その時のメンバーから事前に情報を頂いた。参加者3名では少々淋しい。情報交換をまめにして、綿密に準備した。コースの読図は勿論、熊よけ(笛、ラジオ、鈴)・笹ダニ(タイガーバーム)・狩猟(目立つ色の帽子、服装)等。2日目は雨予報なので、コースの変更も考えておいた。

16日(金)小春日和の上々の天気。道志の里は真っ赤な楓の競演だった。富士山駅行きのバスの乗客は5、6人だった。大きなザックの出で立ちなので、皆に激励されて山伏峠で下車した。

山中はすっかり落葉して、冬の到来を感じた。読図のおさらいをしながら歩く。一日だけの展望だったが、見応えはあった。雲一つない富士山、キラキラ輝く山中湖、遠く臨む駿河湾、愛鷹漣峰、雪を被った南アルプスの峰々、丹沢の山々と山座同定に忙しい。油沢の頭辺りから大栂のこんもりしたピークが見えた。このチャンスをとカメラに収める。椿丸の杉林も見えた。明日は行けますように祈る気持ちがあった。

菰釣山山頂は反射板、テーブル、倒れた巨木で占領されていた。展望を楽しみ、明日の方向を確認して、避難小屋に向う。

避難小屋は三方に窓があり、明るく、小奇麗だった。毛布も2枚あった。シェラフをだして、ブナ沢の水場まで行ってくる。その後単独行の男性2人が到着して、総勢5名の宿泊になった。5時前からキムチ鍋とお酒で宴を始め、そして温まり7時には就寝。寝ながらにして、窓から天然のプロネタリウムが楽しめた。室内はいびきの四重奏が流れていた。静かになると外の風の音が気になった。

17日(土)やはりどんよりした雲が広がっていた。準備に手間取っている内に霧雨になり、雨具をつけて出発。予定より50分遅れだ。ガスもかかっているので、大栂まで行くことにする。菰釣山山頂で支部長にメールを入れる。三角点は山頂から30m下がった所にある。笹が深くルートを外した為、戻って探した。半径1m位の円状に笹が刈り払われていた。

背丈程の笹藪に一筋の踏跡とテープを頼りに大栂に着く。幽玄な世界だったが、堪能する余裕はなかった。見通しも利き、雨も気にならないので先に進むことにする。

ここから織戸峠までのルートは最初と最後が右であとは全て左へと尾根を乗り継いで行く。いろんなルートから入っているのでテープも多く、見分けが必要だった。3人で相談しながら行く。そんな中900m辺りはとても趣きのあるコアな場所に感じ、脚が止まる。雨も手伝って静まりかえっていた。雨で洗われた紅葉も見事だ。カメラをだす元気と余裕がでた。しかし織戸峠の鞍部は平坦で地形図から読みとれなかった。最後右の尾根に進むのだが、両方にテープがあり、左の尾根に入り、戻る。織戸峠と書かれた木片を見て嬉しかった。やっと休める。

織戸峠から巻き道もあったが、尾根通しで椿丸まで行く。見慣れた所に来て安心する。ここで支部長にメールを入れる。皆元気で休まず先を急ぐ。一転して暗い植林の広い尾根になる。雨足がひどくなる。838m点西ピークから少し下がった所で手短に昼食を摂る。

この先から前回の記憶が薄い。795m点西側ピークの手前で南西の尾根を下る。現地点が解らなくなりピークまで戻った。ここが一番手間取った。杉江さんが気付き、正しいルートが解った。795m点西側ピークへの登りはかなり急だった。峰尾さんは半信半疑で登っていた。この先は作業道の様で、丸太の階段や巻き道が整備されていた。780m点も巻いて浅瀬橋への尾根を進む。519m点の辺りからカーブミラーが見え始める。それに引かれて下りると浅瀬橋より西側枝尾根をだった。少し歩くと夕滝が見えた。ここで支部長にメールを入れる。

タクシーにも振られ、延々と黙々と浅瀬入り口まで歩く。落合館は暖簾がおりていた。身支度を終えるとバスが来た。山北駅で下車。さくらの湯の営業時間(21時まで)をバスの運転手さんが聞いてくださり、一浴する。帰りの電車は風雨で遅れていた。新松田の若松で日本酒の熱燗とお蕎麦で山行を締めくくった。

いつも大自然を相手に道探しゲームに興じ、胸が高鳴り、達成感と充実感を味わっています。今回はリスクも多く、ルートも難解で緊張しました。3人の力と知恵を結集してあの空白域を縦に分割することができました。(安瀬はる江)

費用 タクシー(藤野〜道志役場) 7350円

バス(道志役場〜山伏峠)   680円

  (浅瀬入り口〜山北駅)  630円

さくらの湯          400円 


大栂
マユミ 山中湖と富士山 避難小屋前で 菰釣山三角点
大栂山頂 コアな場所 織戸峠

 


                                                
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丹沢/蛭ケ岳(創部50周年記念山行No.5

期 日:11月20日(火)〜21日()一泊二日 晴れ・晴れ

参加者:L助廣弘子、派田正、上野進、本山まり子、杉江秀明、近藤由美子 計6名

コースタイム:玄倉8:10−ゲート8:459:00−ユーシン・ロッジ10:4050−1100M圏11:3012:00−1196M峰12:35−臼ケ岳13:52−縦走路14:00−蛭ケ岳15:357:35−鬼ケ岩ノ頭8:05−棚沢ノ頭8:30−弁当沢ノ頭9:5010:00−熊木沢出合10:5011:00−玄倉14:4015:06

当初の予定より一本早い新松田発7:15のバスに全員乗車。車窓からきれいに色づいた山々を見上げて期待が高まる。玄倉バス停に下りた人たちは、登山というよりは、玄倉林道の紅葉目当てに散策しようという感じのグループだった。

私たちは、とにかく長い林道歩きを少しでも短縮すべくスピードを上げて歩く。

ゲートにはかなりの数の車が停まっていた。ここまでタクシーに乗れば30分は短縮出来たが、その後まだ2時間は歩くことになる。我慢の歩きを紅葉真っ盛りの眺めが救ってくれた。新しくなった青崩隧道にヘッドランプを付けて入る。かつて石塚さんの支部山行で、閉じていた旧青崩隧道の手前から河原に下りて女郎小屋ノ頭を目指したことを思い出した。ようやくユーシン・ロッジに到着。ロッジの前の真っ赤なもみじが綺麗だった。ここは現在無人だが、来年は営業を再開するらしい。身支度をして、瀟洒なトイレの裏から植林帯に入り、臼ケ岳南尾根に取り着く。すぐ自然林となり、明るい緩やかな尾根に踏み跡がはっきりついて、予想以上に気持ち良く歩ける。1100M圏の平らなピークで昼食。石小屋ノ頭、同角ノ頭が連なって聳えていた。1196M圏から鹿柵が現れた。下って行くと、鞍部は巨木がまばらに生えた広々した草原で、緩やかなアップダウンが続いて、素晴らしく気持ちの良い場所だった。南尾根の美しい核心部と言えるだろう。しかし、臼ケ岳山頂は、鹿柵に囲まれて入ることが出来ず、がっかりだった。縦走路に臼ケ岳の標識があり、蛭ケ岳1.9km、檜洞丸2.6kmと書いてあった。行く手のミカゲ沢ノ頭は信じられないほど高く聳えている。一転して岩交りの急な痩せ尾根を下ることになり、気を引き締める。崩壊部分もあり、巻き道が林の中に出来ていた。登りになると、鎖の付いた岩場が出てきたが、手がかり足がかりがあるので使うことはなかった。この辺りから私の歩みが遅くなり、元気な近藤さんに先に歩いてもらう。やがて木段が出てきて、疲れた足がつりそうになった頃、蛭ケ岳山頂に到着。蛭ケ岳山荘はすぐそこだった。ミカゲ沢ノ頭はいつの間にか通過してしまったらしい。逆光の中に富士山のシルエットが浮かんでいた。山荘の客は私たちの外3名の男性のみで、布団を2枚ずつ使ってゆっくり休むことが出来た。

翌日は、玄倉からのバスが15:06より前にはないので、あまり早く下山しても困る。朝食を6:30に取り、快晴の空のもと、真っ白い富士をバックに創部50周年記念山行の旗を持って全員で写真を撮る。丹沢の山々だけでなく、遠く南アルプスや八ヶ岳の素晴らしい展望を楽しんでから出発した。霜がおりていたので慎重に歩く。丹沢山に泊った人たちと何組か行き会った。鬼ケ岩ノ頭から蛭ケ岳方面の最後の展望を目に焼き付ける。棚沢ノ頭はすぐで、ここから縦走路を外れて弁当沢ノ頭めがけて尾根に入る。この尾根も、予想以上にきれいで歩きやすい。臼ケ岳南尾根の核心部と同じような美しい丘の連なりが現れたが、弁当沢ノ頭は、そこを過ぎた雑木がやや暗い丘のようだった。何の標識もない。杉江さんが2万5千図を拡大してきて、ここに沢がありここに崖マークがあるからと特定、本山さんもそれに賛成した。いいぞ、いいぞ。念願の弁当沢ノ頭でケーキタイムを取る。その後のコースもテープが付いていて難しいことはなかったが、次第に急峻な下りとなり、転がり落ちないように慎重に下った。尾根末端まで辿って降り立つと熊木沢出合だった。余力のある本山さん、近藤さんは雨山峠へ上がって寄まで行きたいようだったが、私は余力なく、予定を変える気はなかった。初めて歩く熊木沢出合からユーシン分岐までの林道は、彩り豊かな落ち葉に埋もれて、ひと際きれいだった。手堀りの隧道がいい味だったし、渓谷の紅葉を観賞し、河原に下りての昼食もハイキング気分で楽しんで、予定のバス時刻の26分前に玄倉に帰りついた。(助廣弘子)

ユーシンロッジ ミカゲ沢ノ頭が聳える 蛭ケ岳山頂にて 弁当沢ノ頭より富士山
落ち葉の隧道
  
  臼ケ岳南尾根

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富士/王岳  

期 日:12月1日(土) 晴れ

参加者:L派田 正、安瀬はる江、渋澤和子、近藤由美子    計4名

コースタイム:JR古淵駅6:05=自家用車=精進湖BT8:3236−女坂峠9:2832−五湖山10:0816−横沢ノ頭(昼食)11:2858−王岳1623m12:2948−鍵掛峠13:5414:00−林道14:51−根場・魚眠荘前BT15:1040=自家用車=19:00JR橋本駅

  高速道路正面に白雪を冠った裾野が大きい富士山を眺めながら走る。精進湖湖畔に立つ頃には残念ながら曇天の空が広がる。精進湖バス停をスタートする。街なかの細い舗装道をゆっくりと歩むと間もなく、沢筋の植林帯と灌木林や楢の木の落葉した木々が見られジグザクの山道となる。落ち葉を踏みしめ急坂を登ると女坂峠の稜線に着く。正面には楢の木越しに甲府市内が広がり、後方の富士山は雲の中に隠れる。矢印が多い標識と直ぐ脇に多くの地蔵が並び、その前方の王岳山頂上に霧氷を見る。右折し、西風の強風で楢の木林が唸る中、稜線沿いの歩き易い山道を登ると小さな岩場の五湖山の山頂に着く。楢の木越しに透けて見る遠く近くの稜線はくっきりと素晴らしい眺めだ。足元に綺麗な黄色の草もみじを見ながら、急坂を登ると太い楢の木が目立つ、広い山頂の横沢ノ頭に着く。 山頂付近の陽だまりで昼食を楽しむ。

小笹が茂る中の山道、露を払いながら歩む。さらに凍土で足場が悪い急坂を登ると、広い空間がある王岳山頂に着く。先客が2組。360度展望が良い山頂。しかし残念ながら、正面の富士山は雲の中にあり、後方の木々越しに眺める八ヶ岳・南アの稜線は白雪を冠り美しい。しかし奇跡かな、間もなく富士山の山頂部が少し現れ、そして刻々と雲が下がり山頂部がだんだんと大きくなる。これぞ富士の嶺と大いに楽しむ。また、眼下の富士五胡の西湖・河口湖や富士山の外輪山である毛無山・杓子山などを展望した。

それから、右横に富士山を眺めながら、稜線沿いの小さな岩場やこぶが多い山道を下ると鍵掛峠に着く。標識が2か所あり、鞍部に無く先方の高い位置が正解なので注意すること。ここから、雲一つない白銀に輝く美麗な富士山を楽しむ。眼下には根場民宿村と西湖の湖面がキラキラと輝く。

ここから右に下る楢の木林のジグザクの山道、落ち葉が多く滑り易いので歩き辛い。さらに行くと右に小さな沢筋沿いとなり、楢の木の落ち葉が多くガサガサと気持ち良い。一気に下ると林道に出る。道なりに行き、藁ぶき屋根がある整備された公園の中を抜けると、無事に魚眠荘前バス停へ着く。今日は終日天気が良く、整備された山道を歩みながら、雄大な真白き富士の嶺など素晴らしい景観をみんなで大いに楽しみました。そして西湖・桑留尾にある泉の湯温泉で汗を流しました。 (派田 正)

   ※ 交通費 高速料金など 2300円

     泉の湯温泉       800円

女坂峠 王岳山頂 鍵掛峠より富士山 鍵掛峠


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丹沢/西山(荻野高取山・華厳山・経ヶ岳)

期 日:12月2日(日)日帰り  晴れのち曇り

参加者:L佐藤邦弘、小原紀子、宮澤惠子、竹田早苗、加納三喜男、杉江秀明、大関史郎

小松茂男  計8名

コースタイム:本厚木駅850=上荻野バス停916920−用野橋936−荻野高取山登山口949−ジグザグの高取山北尾根作業経路分岐955959−稜線1050−荻野高取山10531057−発句石(昼食)11051130−荻野高取山1140−華厳山12051210−最低鞍部1225−経ヶ岳12501300−半原越1322−リッチランド分岐1333−仏果山分岐13481355−土山バス停1437

@ 西山は厚木市荻野地区の西側につらなるやまなみで、昔から荻野地区の人びとは里山として親しんできたようである。今回、山ビル休眠の冬の時期を狙って、荻野高取山・華厳山・経ヶ岳の西山三山を訪ねてみた。なお、この付近には高取山と呼ばれる山が三つあって、荻野高取山(522m)のほかに、華厳山の南にあるのは煤ヶ谷高取山(464m)、仏果山の北にあるのは半原高取山(706m)と呼んで、それぞれ地区名をかぶせて区別しているようである。

A 荻野高取山の南面は砂利の採石場となっており、この採石場が拡張されて、西山の稜線が高さ200mも削られる計画が提出されているという。加えて、宮ヶ瀬湖に近くの仏果山や半原高取山は人気の山として知られ、よく歩かれているが、その南につらなる西山の登山ルートは昭文社の登山マップ(2012年度版)にも記載がない。食指が動いた大きな理由である。

B コースは南端の荻野高取山から華厳山、経ヶ岳と歩き、半原越に下って、そこから仏果山へ続く尾根にのり、土山峠に下山するコースを選択した。当初は経ヶ岳から田代方面に向かい、半僧坊バス停から本厚木駅に出る予定であったが、清川村ふれあいセンター「別所の湯」で帰路一浴ということで計画の変更となった。

C 荻野高取山への登山口は「西山を守る会」が推奨している大沢登山口を使った。上荻野バス停で下車。用野橋を渡り、その先を左に曲がるとゴルフ場にぶつかる。ゴルフ場を貫いて舗装された市道が走っているのでこの道を進む。左側は川が流れている。さらに進むと山が近づいて、奥に小さな橋がみえる。ゴルフ場の端である。小さな橋の手前で山側を見ると標識があり、華厳山登山口となっている。荻野高取山への登山口は橋を渡って少し進むと右の山の方に柵が見え、近づいてよく見ると扉に高取山登山口と書かれた標識が付いている。この扉を開けて進入し、踏み跡を辿ることになるが、この登山口は少々わかりにくい。

D 扉から4、5分歩くと、標識板が設置され、荻野高取山は左の細い山道を登る。ここからジグザグの道となって上に続いている。登り始めは植林帯の暗い林だが、高度が上がるにつれ、自然林の明るい雰囲気に変わっていく。輝く紅葉が実にきれいである。見頃も終わりに近づいているのだろう。足もとは落葉が積り、その上を踏んで前に進む。なんとも感触が柔らかく、気持ちがよいものだ。

E 荻野高取山は稜線にでたら左に2、3分進む。三角点があり、高取山と書かれた大きな表示板が設置されていた。急登もなく山頂という感じではない。狭いうえに、また眺望も得られない。

F 荻野高取山の山頂を通り越して行くと、分岐があり、右に行くと発句石移設広場である。トラロープが厳しく二箇所に張られている。採石会社の立入禁止の表示もあった。

この広場からの眺めは180度で十分に楽しめる。相模湾、横浜方面も遠望でき、りっぱな大山の山容が眼の前に見える。広場には大きな石が置かれ、石にはかつて地元の俳人が詠んだ句が刻まれている。風化してきているせいか、文字は不鮮明に見えた。

G 発句石移設広場からの眺望はすばらしく、十分に楽しめる場所であったが、同時に採石のために削られ、無残な姿に変わり果てた山の姿を否応なく眼にすることになる。痛々しい光景を眼前にして複雑な気持ちがこみあげないひとはいないだろう。

I 発句石移設広場から荻野高取山に戻り、華厳山をめざす。気分のよい稜線歩きで、落葉を踏み、紅葉を堪能する。華厳山の山頂は展望はない。大沢登山口に下る明瞭な尾根が東側につながっている。

J 華厳山から経ヶ岳への道は今日のコースで唯一苦しいものであった。100m程度下り、登り返さなければならない。倒木が道を邪魔している。急登をしのいで経ヶ岳山頂にとび出すと、ここで今日初めて我々以外のハイカーに出合う。丹沢の山なみを一望。

K 半原越を経て仏果山に向かう尾根にのる。リッチランド分岐を通過。仏果山と土山峠の分岐にベンチがあり、ひと休みして、土山峠に向けて下る。お昼ごろから空は曇ってきたが、紅葉で輝く雰囲気のよい雑木林の道が続いていた。(佐藤邦弘)


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秋山/サイマル山〜高畑山 

期 日:12月8日(土)晴 日帰り

参加者:L安瀬はる江、山本文夫、宮澤恵子、竹田早苗、大塚多美子、加納三喜男、杉江秀明、小磯登志子、大関史郎、山口音子、白鳥松男  計11名

コースタイム:大月駅7:51=禾生駅8:0105=(タクシー)=石船神社8:1825−サイマル山9:1120―4等三角点峰9:3845−高取山10:01−焼室山10:37−高岩10:5511:05−大ダビ山11:20−高畑山12:0713:00−513m点14:0310−小篠イトヒバ14:40−鳥沢駅15:2554=八王子16:38

サイマル山、イヤゲ峠、大ダビ山とシリアスな名前が続く稜線に魅かれていた。しかも昭文社地図では破線路になっている。高畑山へと繋げ、下山は小篠のイトヒバに直下する高畑山北尾根コースで計画した。

禾生駅のタクシーは1台なので、都留市駅の富士急タクシーも2台予約した。当日は天気も良く展望が期待できた。サイマル山へは尾根の末端から取次ぐことにする。朝日馬場の学校裏からと見当する。旭ガ丘小学校だった。タクシーで先着の方が偵察されて、取次ぎも直ぐに判った。楊壁の階段から畑に上がり、土手の踏み跡をよじ登り尾根に乗る。落ち葉に埋もれた巻き道らしきもあったが、尾根筋を行く。すると530m位に鳥居と祠があった。それからは尾根筋にはっきりした踏跡があり、サイマル山に導かれた。 

このコースは2、30分間隔毎に7個のピークがある。低山であるが急登、急降下で侮れない。しかも落ち葉が積もり、小礫混じりで足元が緩い。稜線上は風が強い。立ち休み程度の休憩にして、その分ゆっくりと歩いた。各ピークに山名板があった。なぜか4等三角点のある766.5m点は山名がない。高取山へは巡視路から送電鉄塔の所で直登した。枝越しであるが、やはり展望は良く、高度が上がるにつけどんどん広がった。足元には終始里が見えていた。飛行機の機体のようなリニア新幹線の実験線が印象的だった。

イヤゲ峠からは道標があった。高畑山の南稜は広く、明るい尾根だ。陽射しを背に受け、展望を見ながら、気持ちよく登る。前道志の主稜線にでると、西にすぐ高畑山だった。人気があり登山者が多い。富嶽12景の一つで、秀麗な富士山が頭を出していた。風はなく日溜りに陣取り、富士山を愛でながら、のんびりと昼食を摂る。眼下に歩いてきた尾根が見えていた。

下山は標識のある880m辺りで登山道を左に分け、尾根を進む。右側には倉岳山が尖がっていた。871m点を過ぎ、720mで登山道を横切る。尾根は広く落ち葉で埋もれていた。北側でやはり寒い。溝状の道(旧登山道ではと山本さんが仰っていた)と尾根筋を交錯して歩く。途中東側の枝尾根に入ったかと心配した。右下には小篠の貯水池が碧く光っていた。尾根が痩せてくると、513m点と基準点のある511.2m点に登り返す。後はNHKのアンテナを過ぎ400mまで下がる。そして東側の巻き道を辿る。フェンスの扉をくぐり、畑の畦道の先にイトヒバが見えた。大月市指定天然記念物だ。口々に厳しい批評をして眺めていた。川の向うに鳥沢駅が目の前だが、橋がない。虹吹橋を渡って遠回りで駅に着く。

山口さんが竹田さんからコンパスの手ほどきを受けていました。「自立したハイカー」が多く頼もしく思います。今回はアルバイトがなく、良かったです。11名がいつも一緒で、足並みも、気持ちも揃い楽しい山行でした。ありがとうございました。(安瀬はる江)

費 用    タクシー代   禾生タクシー   2060円

                  富士急タクシー 2690円(迎車代含む)

530m祠 サイマル山頂 高取山頂 大タビ山頂 高畑山頂

大月市のイトヒバ


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箱根/金時山 (創部50周年記念山行No.6)

期 日::12月9日(日)日帰り

参加者:L榎本美智子、SL富重正樹、森田隆仁 朝西芳徳 中村精 小沢美喜代 木村真知子 派田正 峰尾欽二、武未範子 関みち子 (ゲスト)佐野(OB)前園節子 13名

コースタイム:新松田駅810=地蔵堂登山口9:30−見晴らし台1130−金時山頂上12201300−倉沢分岐1345−仙石原バス停1440 解散 (箱根湯本駅のバスで温泉組と帰宅組と分かれる)やじきたの湯着15301730湯本駅へ徒歩

    ※ やじきたの湯は皆さんに好評だった。回数券利用で800円 休憩 無料

天気予報通り気温が低く、晴れていても冷凍庫の中にいるような寒さの1日だった。山も冬枯れの季節になったせいかバスは全員が座れるほど余裕があった。陽の当らない夕日の滝の水流はいつもより細く見ていても寒々とした感じだった。金太郎コースに入ると、かわいい霜柱が連なるようにどこまでも霜柱の道が続く。そして3本の沢を皆さん、バランス良く渡ることができホッとした。(飛び石が凍ってなくて良かった!)見晴らし台まではスローペースで歩く。この間、数人のハイカーが我々を追い抜いて行っただけの静かなコース。見晴らし台からは勇壮な富士山が見えるのだが、今日は雲がへばりついて残念だった。頂上直下の階段登りは、雪が残り一部凍結していて難関だったが無事にクリア、先発隊が昼食場所を確保してくれたのでゆったり食事ができた。(頂上ではお祭りがあり、沢山の人でごった返し状況)そしてグリーンの鮮やかな記念旗を囲み富士山に見守られながらの記念撮影。下山は、霜柱の溶けた泥んこ道を渋滞にはまりながら仙石原へ向かった。 北斜面から南斜面の空気の違い、少しほっとするような温かさを感じた。計画では、宮城野橋へ下る案だったが、日の短さと足の運び具合、寒さを考慮し仙石原へ向かうことになった。箱根湯本行きのバス停で温泉に行くグループと、そのまま帰宅する人と分かれ解散とした。温泉組は,湯本駅1つ手前の温泉口で下車し、やじきたの湯で冷え切った体を温め持ちよったものをつまみにおしゃべりと反省会? 1730分に温泉を後にした。今回、厳しい寒さの中でもおしゃべりが絶えない陽気でパワフルな皆さまとすごせたことに感謝そして、慣れないリーダーにも関わらず記念山行を盛り上げそれをサポートして下さった富重様に心よりお礼申し上げます。 (追加)バスの車窓からの箱根の紅葉は美しく目を奪われた。そして混雑するバスにもかかわらず、穏やかでやさしいことばかけを惜しまない運転手さんの心配りに誰もが癒され皆で「感じ良かったね」とほめたたえた。こういう方にはめったにお目にかかれないような気がする。嬉しい気分で旅をしめくくった。(榎本美智子)

金時山頂 金時山からの富士山

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丹沢/仏果山(創部50周年記念山行No.7

期 日:12月26日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、森田隆仁、小原紀子、小澤美喜代、山本文夫、派田正、松宮俊彦、宮澤恵子、上野進、竹田早苗、峰尾欽二、鎌田文子、加納三喜男、大関史郎、武末範子、小松茂男 計16名

コースタイム:本厚木駅8:40=(バス)=仏果山登山口9:3040−宮ケ瀬越10:40−仏果山11:0512:25(かわ)()(いし)山12:57−半原越13:3747−経ケ岳14:1040−林道15:00−半僧坊前15:49=(バス)=本厚木駅16:20

費 用:本厚木=仏果山登山口(神奈中バス)630円、半僧坊前=本厚木320

今冬は寒さが厳しいが、朝から晴れた。そのせいか、平日にもかかわらず、バスは登山者で一杯だった。仏果山登山口には他にも2組のパーティが下りて、人が入り混じる中、出席を取って出発する。気持ちの良い疎林の中、登山道はよく整備されているが、整備されすぎて階段が多いのには閉口した。宮ケ瀬越までに1時間かかり、その後25分で仏果山に到着した。まず50山記念山行の旗を広げて記念写真を撮る。予定では1時間で仏果山に着くので、昼食は経ケ岳まで行ってから、と考えていたが、早めに仏果山でゆっくり食事を取ることにした。日陰で寒いので防寒着を着こむ。鎌田、竹田、宮澤さんのご協力で用意した材料を3つの鍋に入れて煮込みラーメンをこしらえて、皆で温まった。男性陣にはお湯と食材運搬で協力していただき、おかげで忘年山行のささやかな宴が出来た。次は経ケ岳だ。急な痩せ尾根の下りとなり、気を引き締める。鹿柵が現れ、扉もあるが、扉は皆開いていて通行に支障はない。半原越は林道で、そこから経ケ岳へ登る長い階段がきつかった。経ケ岳山頂のベンチでケーキと大関さんの特製チョコ掛けマロングラッセでティータイム。その後の下りは2万5千図に「首都圏自然歩道」と書いてある道だが、結構急な下りもあって、慎重に歩いた。半僧坊前のバス停に着くと同時にバスが来た。(助廣弘子)

山頂にて 仏果山を望む

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丹沢/黍殻山  

期 日:12月28日(金)日帰り 曇

参加者:L矢澤孝二、杉江秀明 計2名

コースタイム:橋本06:53=三ヶ木07:2540=平丸08:1020−主脈縦走路10:0510−黍殻山10:3545−黍殻避難小屋11:0515−焼山12:1045−柏原ノ頭14:3040−鳥屋15:3541=橋本16:40

当初は黍殻避難小屋で一泊の計画だったが、午後から翌日にかけて雨との予報により、日帰りに変更した。

月夜野行きのバスで平丸下車。少し先の登山口から登り始める。足元には霜柱が大きく育ち、一歩ごとに足が沈んで歩きづらい。沢沿いから植林の斜面に取り付いて尾根に出ると、雪のついた大室山が現われた。今日は朝から日が射さず、寒々しい。松や桧、自然林が交互に現れる尾根を行くと左に焼山が近づいて、主脈の縦走路に登り着いた。右に少し登って黍殻山に到着。今日の最高点だ。空が冥い下、蛭ヶ岳や丹沢山の雪がやけに白く見え、余計に厳しそうに感じられた。

避難小屋は以前と変わらずカヤトの広場の高台に建っており、中も綺麗に掃除されていた。備え付けのノートを見ると時々泊まる人もいるようで、ストーブもちゃんと使えるようだ。途中の水場も、細々だけれど良い水を流していた。

来た道を戻り、平丸分岐あたりから北を望む。先ほどは見えていた甲武信ヶ岳がもう見えなくなって、雲取や大菩薩にも雪雲がかかっていた。気温も少し下がってきたようだ。焼山で昼食とする。

くだりは鳥屋への道をとる。縦走路の分岐から10分くらいのところで大きく崩れ(足元注意で通過できる)ているため今はほとんど通行が無いようで、他にも倒木や小さな崩れが多く、ルートを通じて荒れている。このまま整備しなければ、廃道となってしまうかもしれない。またここは植林が多く、全体的に暗い道だ。

柏原ノ頭で最後の休憩を取った後、この道の影響からか予定に遅れていたので少しスピードを上げる。平戸の集落に下り、鳥屋からバスに乗る。橋本に着くころ、降り出したみぞれがバスの窓ガラスを濡らし始めていた。(矢澤孝二)

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