2012年山行記録




甲州/塩ノ山(新年山行)

期 日:1月8日(日)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、中村精、森田隆仁、小原紀子、小澤美喜代、木村真知子、澤田治之、河崎正道、山本文夫、安瀬はる江、松宮俊彦、宮澤恵子、渋澤和子、上野進、竹田早苗、黒澤寿子、大塚多美子、佐藤邦弘、峰尾欽二、山村晶子、杉江秀明、大関史郎、冨重正樹、江原武、田上雄二 計25名

コースタイム:塩山駅10:05-向嶽寺10:28-白髭神社10:5055-恵林寺11:2550-登山口12:10-塩ノ山12:3014:30-登山口15:00-塩山駅15:2534

良く晴れて風も無く、絶好の新年山行日和に恵まれた。1月入会の田上さんとは塩山駅で初顔合わせ。早く着いた人たちは駅前の「甘草屋敷」を覗いてきた。25名そろってぞろぞろと甲州市のお勧め「信玄の道」を行く。向嶽寺、白髭神社は素通りして恵林寺へ。寺の見学をしたのは10名、14名は塩ノ山へ先発して、宴会準備にかかる。見学組も30分も掛けずに終えて塩ノ山へ急ぎ、15分遅れで山頂へ到着した。3つの鍋でおでんを温め、色とりどりのつまみとお酒が並び、いつものように大いに盛り上がって、楽しい2時間だった。危ない個所も無く、全員無事下山できました。今年もよろしくお願いいたします。楽しい支部山行を重ねましょう。(助廣弘子)

 


今年も安全に!

                                      山行記録へ戻る










奥武蔵/大高山~天覚山~多峯主山~天覧山(飯能アルプス)

期 日:1月14日(土) 晴 日帰り

参加者:L安瀬はる江、山本文夫、宮澤恵子、上野進、峰尾欽二、杉江秀明、冨重正樹 計7名

コースタイム:吾野駅8:1521-前坂9:2127-大高山10:0315-天覚山11:3512:05-東峠12:3035-久須美坂13:4755277.5m14:1015-多峯主山15:3545-天覧山16:1730-東飯能駅17:03

「飯能アルプス」と言われるこのコースは大小のピークをいくつも越えて行く。巻き道もあるが鍛錬の為と尾根を通して歩く。登山道は整備されているが、道標は少なく、私製のものが付いている。杉植林で鬱蒼としている。出会った登山者も3,4人だった。それでも大高山・天覚山山頂は伐採されて展望が得られる。大高山からは奥多摩の山々の後ろに富士山が頭を覗かしていた。

予報に反し杞憂した風も一時的で汗をかく。昼食はベンチと展望のある天覚山と決め頑張る。期待以上に暖かく、素晴らしいパノラマの山頂でゆっくりと食事をする。都内のビル郡が蜃気楼のようでスカイツリーも太めに見えた。

四等三角点のある277.5mの無名峰には大きなケルンがあり、三角点が大事に護られていたのが印象的だった。ここからは山相ががらりと変わった。多峯主山~天覧山は里山コースだ。明るく、展望があり気分が晴れた。人もペットも多く賑やかだった。

朝、吾野駅から踏み切りを渡り、真っ直ぐに進みコースから反れてしまった。「新コース開拓」の声でそのまま藪に入る。30分程奮闘して、稜線のハイキングコースに出た。少し南東に下りると前坂に着いた。もう一箇所、59号鉄塔から東峠にショートカットすると5m位の崖になる。足場があったのでそのまま林道に下りた。すぐ向いに登山道の取り付きがあり、林道歩きがカットされた。これが変哲もない今日のコースのスパイスになったことでしょう。

長いコースを山本さんの「最後まで歩く」に励まされ、皆さんと楽しく完歩できました。帰宅後地図に赤線を引き、正丸峠から?がり達成感に浸りました。今年は子の権現で祈願はできなっかたが、足腰は充分に鍛えられたと思います。ありがとうございました。(安瀬はる江)

                                     


天覧山山頂
天覚山山頂 277mピーク 多峯主山から見る今日歩いた稜線



                               山行記録へ戻る














 

上野原/芦沢山~土俵岳~城山

期 日:1月18日(水)日帰り 晴れ

参加者:L助廣弘子、小原紀子、澤田治之、派田正、宮澤恵子、鎌田文子、松田慶次、堤理恵子、小磯登志子、大関史郎、粟野秀穂、武末範子 計12名

コースタイム:上野原駅8:28=(バス)=棡原中学校入口8:50-取り付き(360m)9:20423m9:36-合流点(650m10:17710m10:2030-芦沢山(774m10:4050879m11:20-栗坂峠11:3012:00-浅間峠12:0810-日原峠12:50-土俵岳13:1030820m13:4045624m14:05-城山(510m14:4015:10-棡原中学校入口15:31=(タクシー)=上野原駅15:5016:06

費 用:    上野原駅=棡原中学校入口 富士急山梨バス 470

          棡原中学校入口=上野原駅 タクシー 3860

芦沢山から笹尾根へ突き上げる尾根を栗坂尾根というようだ。今日はこの尾根を棡原トンネル手前からゴルフ場のフェンス沿いに北へ登って取り付く予定だった。上野原駅でバスを待つ間に、澤田さんがどうせ行くなら、尾根末端から行こうよと言う。言われなくとも尾根末端愛好家の私だから、即、予定を変更した。中学校入口でバスを下り、中学の周りをまわりこんで椿集落の南側の広い道路を行く。行く手に710mらしいピークが見えてきたので、その末端へ踏み込めそうな個所を探しながら行く。用壁の途中に階段(実際はスロープ)が出来ている。二つ目の階段を登ることにした。植林の中に、元は畑だったような開けた土地と藪が茂っているところが混在している。民家の近くからゆるく登れるかもしれないので偵察に行こうとしている間に、後の人たちが藪の中を果敢に直進して「出たよ~」と呼ぶ。おかげで、私も藪をついて上がることになったが、上がってみると、やはり、民家の方から道が来ていた。尾根末端には井戸のようなものがあって、日常的に使用されているようだった。423mピークに達してからは北東へ向かう。落ち葉が積もった急斜面を遮二無二に登ってゆく。650m圏で、初めに予定していたコースと合流。さらなる急登をもうひと頑張りして710mピークに到達。以後はゆるやかな登りで芦沢山に導かれた。ここで記念写真を撮る。尾根が広がって綺麗な自然林の中を進み、750m圏で南東へ下る。立ち木の白テープに小さく「栗坂峠右へ」と書いてあった。879mで笹尾根縦走路へ出た。その先の栗坂峠で昼食。青空のもと、暖かな陽を浴びてすっくと伸びた冬枯れの木々が美しい。富士山は見えるような見えないような霞具合だった。浅間峠では太い2本の杉の大木の間に祠があった。笹尾根を気分良く歩いて約1時間で土俵岳へ。ここから南へ下り、かつて狼煙台だったという城山を目指す予定だ。落ち葉が深く積もった急斜面を用心しながら下り、陽を浴びた明るい820m圏を通過。2万5千図には破線が猪丸へ向かって延びている。実際にえぐれた道がジグザグに通っており、時々はこの道を辿り、時々は外れてトラバースしながら落ち葉をバサバサ言わせて楽しみ、時々は尾根に戻ったりして進んだ。650m圏でこの道と離れなければならない。前にここを下ったことのある堤さんが、私がはじめ向かおうとした尾根ではなく、ひとつ左の尾根が進むべき尾根だと指摘して下さって、助けられた。植林帯の中を下る。皆の高度計がまちまちながら624m圏を特定。550m圏で南東への尾根を選ぶ。落ち葉と倒木、枯れ枝の急斜面をそれぞれが選びながら慎重に下って鞍部へ出たが、今日のコースでここが一番大変だったかもしれない。一休みの後、30mほどの登りで、城山へ到着した。ここは昔の狼煙台跡だが、痕跡は何もない。鎌田さん持参のガイドにアンテナが建っていると書いてあるが、もはや撤去されたようだ。綺麗に植林された平地で、多分、ここにアンテナが建っていたのだろうと思われる日原方面に開けた一角で、派田さんの熱いお茶でケーキ・タイム。城山の下りはジグザグに道があって、簡単に民家の間に出て、広い車道を下って行くと、朝バスを降りた地点に予約したタクシーが3台待っていた。約束の3時半を1分過ぎたところだった。(助廣弘子)  


芦沢山 日原峠 落ち葉のじゅうたん



                     山行記録へ戻る
 







赤倉温泉スキー(ゲレンデ)

期 日:1月16日(月)~18日(水)前夜発二泊三日  曇り小雪/曇り小雪/晴れ

参加者:L上野進、松宮俊彦、宮島陽子、本山まり子、杉江秀明、上野陽子(支部外) 計6名

タイム:1/15新宿都庁駐車場2215発、1/16 730着、1/18 1630発新宿行き

宿 泊:赤倉温泉・アネックス2泊

費 用:23,000円(往復バス+宿泊費2食付+リフト乗り放題券付き+スキー用具レンタル付)

トラベルインのスキーツアーを利用。夜行バスは通常満席なのが、今回はガラガラで一人2座席利用出来快適だった。今年は積雪が非常に多く、道路の脇は雪の壁となっており、例年と景色が違っていた。赤倉観光リゾートで滑る。スキー場もガラガラでリフト待ち無し。目一杯滑れた。

2日目に希望者のみスキースクールに入る(宮島、杉江、上野2人)。

3日目は快晴で素晴らしい山景色を堪能出来た。妙高、黒姫、斑尾、志賀の山々、遠く越後の山々が望まれた。宿は本館の施設を利用出来、特に天然温泉の露天風呂は大変満足の行くものだった(上野進)

                                      山行記録へ戻る








 

道志/石砂山~峰山~東尾垂の湯

期 日:1月25日(水)日帰り 晴れ

参加者:L佐藤邦弘、小原紀子、山本文夫、派田正、宮澤惠子、上野進、杉江秀明、小磯登志子、大関史郎、近藤由美子、武末範子 計11名

コースタイム:JR藤野駅800=やまなみ温泉815819=篠原830840-石砂山登山口850―石砂山山頂9:38950-鉄塔10:21-伏馬田分岐1028-尾崎城山(伏馬田城址)-11151120-仁の丘農園11501225昼食休憩-菅井下バス停1241-峯山分岐1300-峯山山頂13:401355~舟久保・小津久分岐1412414mピーク-1435-祠14471450-小津久バス停15071513-東尾垂の湯15251735=JR藤野駅1754

①低山の石砂山(国土地理院の地形図には標高578mと記載されているが、山頂の標柱の記載は588mとなっていた)に登るだけでは歩き足りない面がある。そこで石砂山の西にある峯山570mを目指し、峯山からはあまり歩かれていないルートを辿って小津久(おづく)に降りことで変化を加え、下山後は東尾垂の湯に浸かる計画にした。

②前日24日、かなりの降雪で首都圏の朝の交通が混乱し、25日当日の中央線藤野駅までとその先のバスの運行に影響があるかどうか心配をした。幸いに利用する路線バスは24日の朝も運行が行われ、25日も通常通り運行する予定であるとの津久井神奈交営業所の話で、また天気は晴れとの予報から予定通りで実施することにした。

③藤野駅に降りと、四囲の山々は前日の降雪で白く化粧を施し、この付近はかなり積雪があったことを窺わせた。空は碧く晴れ、雪のやまなみが一段と白く見えた。この時季、思いがけない雪山歩きをたのしむワクワク感がこみ上げてきた。

④石砂山は東海自然道として整備されており、しっかりした道標が導いてくれるので迷うことはない。小川に小さな木橋が架かっていて、そこを渡って山道にはいる。暗い樹林から尾根に乗ると明るい雰囲気に変わっていき、急な斜面を登りきると山頂である。山頂にはテーブルベンチが二つあった。

⑤石砂山からの眺望は素晴らしい。南方が開け、焼山は眼前に迫り、黍殻山、袖平山と連なり、おおきな山容の大室山が右の方にどっしりと聳え、丹沢三峰、大山、そして山間に浮かぶ宮ヶ瀬湖も遠望できた。山に詳しい人ならば、北丹沢のやま山を同定するたのしみに浸ることができることであろう。

⑥雪で覆われた山道をさくさくとした足音をたてながら、人の足跡のない雪面を歩くのも気持ちのよいものである。積雪量は概ね10㎝程度。登山道は新雪のためか特にアイゼンを必要したところはなく、雪で道が不分明なところもなかった。ただ登山道の谷側が崩れ、そこ細い木橋が架かっている箇所があり、踏み外さないよう慎重に渡った。またところどころ雪の重みで木の枝が大きく垂れ下がり、登山道を塞いでいた。

⑦石砂山から菅井に降る途中、左折して尾崎城山(伏馬田城址)に立ち寄る。きつい階段を登り稜線にでて進むと、朽ちて脚が折れ、使用されないテーブルが無残に放置されていた。山頂には伏馬田城址の案内板、標柱があり、ひっそりと石碑が数個並び、かろうじて城址であることを感じさせる。

⑧尾崎城山から今きた道を少し戻り、「菅井小学校」という古びた標識ところから、菅井方面に降って農園(仁の丘農園)脇に降り立ち、昼食休憩を予定していた。しかし、「菅井小学校」という標識は見つからず、左に降る道がはっきりとわからないため、遠回りになるが、尾崎城山と菅井の分岐の道標があるところまで完全に戻り、予定の農園に向かうことにした。

農園(仁の丘農園)は明るく開けて、ここからの眺望もまたすばらしい。目前に北丹沢のやま山が迫っていて、これから目指す峯山も北西に姿を現している。静かに佇む菅井集落がすぐ下に望まれる。昼食休憩には恰好の場所であろう。テーブルベンチに積もっている雪を払い、ここで遠足気分の昼食を摂る。

⑩峯山へは菅井下バス停の先、菅井隧道の手前右にコンクリートの坂道が続いている。右側には石碑が並んでいる。そこから「青根」と書かれた道標に従い、注意して登っていき、峠らしき場所にでる。分岐があり石碑が立っている。ここが峯山に登る注意点である。ここに峯山を示す道標はない。「青根」を指す方に進まず、右の道をいく。すぐに鉄塔がみえる。鉄塔のところからの眺めも良好である。この先は峯山を示す道標が現れるので迷うことはない。

⑪峯山の山頂近くは階段が設けられていて、急登がしばらく続き、いやになるほどであった。今日のルートで最も体力を消耗し、難儀したといえるだろう。峯山の山頂にはお社があり、信仰の山であることがわかる。北丹沢や富士山が眺められるように伸びた樹木が伐採されていたが、その方向の空にはあいにく雲がたれこめて、霊峰 富士は見えなかった。

⑫峯山からの小津久へは大鐘ルートを使い、途中から小津久に抜けるルートに入る。舟久保と書かれた道標の方向に降るが、ここはあまり歩かれていないようであった。いささか笹が行く手を邪魔していて、やぶっぽい。しばらく右にゴルフ場を見ながら進む。小高いピークは分岐があり、小津久を示す手製の標識が木に付いていた。その先414mのピークにも同様の手製の標識があったがマジックの字はほとんど消えてしまっていた。

414mから右の尾根を降る。しばらく進むと右方面が明るくなり、展望が得られる。少し先に質素な祠があり、立ち寄る。そしてここからほんの少し戻り、小津久バス停を目指して下山する。小津久バス停までは15分弱である。

⑭路線バスが平日13時から18時までの間に、1時間に1本 藤野駅行がある。11人の参加者のうち、3人はここの小津久バス停で別れ、残る8人が東尾垂の湯に立ち寄ることになった。

⑮小津久バス停から徒歩10分程度のところに東尾垂の湯がある。露天風呂を除き内風呂は源泉かけ流しであるという。入館料金は平日料金 550円(4時間以内)、送迎バスがあり、お酒のつまみ類も手をかけていておいしく、大変良心的と思える好印象をもった。

⑯前日に思いがけない降雪があり、近場で低山であるが、冬の青空の下で雪山の情景を存分にたのしみながら、やわらかい新雪を踏んで歩くという、うれしい山行であった。加えてわれわれ以外に人影は見えず、それがまた満足感を上乗せした。(佐藤邦弘)

                                       山行記録へ戻る







伊豆/柿田川湧水群~香貫山

期 日:1月29日() 晴れ 日帰り

参加者:L派田正、山本文夫  計2名

コースタイム:JR三島駅8:40-三嶋大社9:0015-柿田川湧水群公園9:5610:25-本城山(75m)11:2058-香貫山登山口12:42-香貫山(193m)13:11-横山登山口13:55-横山14:1418-徳倉山(256m)15:0523-香貫台入口バス停15:5055JR沼津駅16:20

 今日は先ず、富士山の伏流水が地上に湧き出し、清流が市街地の道路に沿って流れる小さな川、用排水路の美しさを楽しみました。楽寿園前の広場付近から桜川に沿って三嶋大社に向けて行く。清流には多くの野鴨が泳ぎ、バイカモ(梅花藻)が水流にゆらゆらと、この景色を眺めると気分が良い。三嶋大社は冬ごもりか、静かな境内でした。大鳥居から西方向へ、広小路駅まで街路整備され、とても綺麗な商店街となりました。更に、用排水路を見やりながら行く、清水町信号を左折し、用排水路に沿って国道1号に向かう。途中に、今は不使用の農業用池が在った。国道に沿って少し行くと柿田川湧水群公園に着く。展望台から、川底のあちら、こちらで砂地を踊らせる湧出水を見ることが出来た。湧水群から湧き出す水量は、一日100万㎥と言われる。湧水群の川が狩野川に合流する手前に架かる橋上から、流れる水量の多さ見てこの数字を納得した。湧水群の川沿いには道が無く、木樹が茂り川面は見えず、住宅地の中を行く。

 清水町役場から住宅地の中を抜け、徳倉橋を渡り、本城山の麓に在る龍泉寺を目指す。龍泉寺の脇に在る墓地に沿って上ると本城山・公園の頂上に着く。展望台から360度の眺望は素晴らしい。

沼津アルプスの稜線、伊豆の山々、箱根の山々、愛鷹山の稜線、駿河湾の海原などを眺める。眼下には、天城山を源流とする狩野川のゆったりした流れを見る。本城山は狩野川の地形を利し、古代から秀吉までの武将が城を築いたそうです。

 北駐車場へ下り、住宅地の中を抜け、狩野川に出る。堤内地の草を踏みしめ、右にゆったり流れる川面を眺めながら行く。多くのカヌーを管理しているカヌー漕艇工房脇を上り道路に出る。道なりに行くと右に香貫大橋、更に、山際に沿って行くと表示ある香貫山登山口に着く。

 山道を上るとAs道。左に行くと香陵台で小さな五重塔が建ち、その背景に真白き富士山を遠望する。

里山に多く見られるように山道が入り乱れていた。間もなく、香貫山山頂に着く。山頂部は通信施設の占拠と木樹の茂りで展望な全く無し。山道を選びながら下ると沼津ゴルフ練習場が在り、更に下ると市道に着き、左に行くと表示ある南山登山口に着く。

 山道を上ると直ぐ急坂となり、ロープが有り。小さな山ながら鋭角の立上がりだった。南山山頂部は木々に覆われ小さい。急坂を下ると歩き易い山道となりトンネルの上に着く。ここからロープが張られた急坂を上ると徳倉山山頂に着く。山頂部は広く眺望は良いので、駿河湾の海原や浜辺の景色と愛鷹山の稜線や白銀の富士山がとても美しかった。

急坂の山道を少し下り右折、つずら折りを下り、住宅地の中を抜け、市道に出ると香貫台入口バス停で予定時間に着きました。今日は地域の自然環境を勉強する楽しい一日でした。(派田正)


城山山頂
香貫山山頂 徳倉山山頂

                                         山行記録へ戻る











南ア/入笠山

期 日:2月4日(土)日帰り 晴れ後曇り

参加者:L安瀬はる江、小原紀子、神之村均、山本文夫、松宮俊彦、上野進、峰尾欽二 計7名

コースタイム:八王子駅6:45=(タクシー)=沢入登山口9:3555-ゴンドラ山頂駅11:2545-入笠湿原12:1020-マナスル山荘(昼食)12:4013:30-入笠山山頂14:0010-仏平峠14:45-沢入登山口16:2045-ふじみのゆ17:1050=(タクシー)=八王子駅20:15

スズランで有名な入笠山を雪山の訓練と展望を楽しみに計画した。車の往復は渋滞もなく充分に時間が取れた。天気は山に入るとぱっとしなかった。

富士見パノラマリゾートはスキー客でごった返していた。スノーシューをレンタルして、沢入登山口へ向う。1500m位から車道にも雪があった。

全員スノーシューをつける。ジグザグの夏道は雪が溶けて歩きにくい。ショートカットしていくとゴンドラ山頂駅への直登になった。結構な斜度である。北側の樹間からはゲレンデが見える。カラフルなスキーヤーが次々と滑走していた。南側には甲斐駒が聳えていた。

入笠湿原は人が少なかった。暖かいマナスル山荘で昼食に山菜そばを食べる。おそばの前に運ばれた緑茶と手作りの白菜漬けが美味だった。

元気がでて一気に山頂に登りきる。噂通り風が強い。黒い雲が重く垂れ小雪が舞う。

22座見えるという日本百名山も今日は顔を出さない。うーん残念。石黒さんに到着時間を16時頃と連絡し、記念撮影をして、早々に下山する。

急斜面の下山に手こずる。何回も転び、シリセードになるが、雪上だから楽しい。仏平峠からは入笠湿原に向い林道を戻る。沢入への夏道は途中巻いていた。狭く、急斜面で神経を使う。結果的には周回コースになった。

装具の付け替え、外れ等で予定外に時間を取った。後日例会で澤田さんより、山行途中で装具の点検を促すようにご指摘を受けた。スノーシューの感覚が掴め、雪山に慣れ、成果があった。次は釜無山へ縦走したい。

今回は峰尾さんの「スノーシューをつけたから」に励まされ、直登することができました。皆様のご理解とご協力で無事に終了できました。ありがとうございました。(安瀬はる江)

   費用          石黒タクシー(高速代含む)  35000円

                スノーシューレンタル料     2500円

                ふじみのゆ入浴料         600円


スノーシューを付けて
湿原も雪原 マナスル山荘にて 入笠山頂 入笠山頂

                                       山行記録へ戻る





奥武蔵/バラ尾根~蕨山~西平山

期 日:2月15日(水)日帰り 晴れ/曇り

参加者:L助廣弘子、小澤美喜代、神之村均、山本文夫、安瀬はる江、本山まり子、竹田早苗、岩倉啓子、堤理恵子、杉江秀明、小磯登志子、大関史郎、近藤由美子、(支部外)増田幸久 計14名

コースタイム:飯能駅8:50=(タクシー)=落合橋9:25-尾根取り付き9:32834m10:42-林道①11:02101016m11:45-ヅサ平11:55-林道②12:0350-タタラノ頭13:10-橋小屋ノ頭13:50-逆川乗越14:15-落合15:57-「さわらびの湯」16:5817:01

費 用:飯能=落合 西武ハイヤー 約6500円 「さわらびの湯」=東飯能 国際興業バス 600

連日寒いなか、天気が崩れる方向で、順延しようか迷ったが、昼間は晴れ間が出て暖かくなるとの予報の急展開で、予定通り実施することにした。

八高線で来た人は東飯能駅から飯能駅へ歩き、西武線で飯能へ来た人たちと一緒に3台のタクシーで名栗湖奥の落合へ向かう。一人が東飯能ではぐれ、危うく携帯で連絡が取れて飯能まで歩いてくるのを待つというハプニングがあり、出発が少々遅れた。

冬季休業中で閑散としている有間渓谷観光釣り場に入り、落合橋でタクシーを下りる。ウッドチップを敷いた遊歩道を登って行くとすぐにバラ尾根の取り付きが現れ、急登が始まった。雪がついて足元の落ち葉がしっとり濡れていて清々しい。手入れされたスギの植林帯のなかに、アセビ等の常緑樹の幼木が交っている綺麗な尾根だ。赤テープが所々に付いている。834m圏を過ぎた辺りから自然林の平地になって積雪が増え、ゲストの増田さんに、しばしラッセルをしていただいた。900m圏で林道に出て、向かい側に4段の階段があり、さらに登って行く。積雪30センチ以上になり、今度は本山さんが先頭を替わってくださった。1016m圏から幅広い尾根を下る。新雪は人の歩いていない雪の上を歩く方がいいのよと、堤さんが軽快かつ大胆に歩いて見せてくださった。2番目の林道へ出て、さらに上へ向かう取り付きを探す。山本さん、小磯さんが左右へ様子を見に行ってくださった。タタラノ頭直下へダイレクトに登る尾根の取り付きを見つけて、そこで昼食とする。植林帯の急登で登りついたタタラノ頭では神之村さんのカメラで記念写真を撮った。ここからの稜線は、アップダウンが続き、岩交りで結構歩きにくいので、アイゼンを付けたほうがいいのではと心配だった。けれども、雪があるためにザクザク歩けて、いつもより怖い感じがしなかった。それでも時々はずるっと滑って転ぶ人もいたが。逆川乗越には軽自動車が3台停まっていた。この時点で14時を過ぎており、この先蕨山から西平山へ行くには時間が足りない。1台の車中にいた男性に、ここから林道を下って落合へ行けるかと尋ねると、林道は工事中で通れないから、むしろ蕨山を越えて行った方が早いよと言う。仲間がカンジキをはいて猟に出ているそうだ。やむなく蕨山目指して歩き始めたが、予報に反して、気温は少しも上がらず、身を切るような冷たい風も出てきて、私自身の足がつりそうな気配もあり、これはやばいなあと思ったところで、後方から「やはり、ここで止めて林道を下ったほうがいいのでは」と声がかかった。岩倉さんが勧めてくださったようだ。撤退を決めて逆川林道に出る。しっかりした舗装道路で、雪が積もって凍っていたり、半ば溶けていたりしたが、安全・快適に歩ける。しかも、心配した工事中の個所は、工事期間平成24年2月14日までとあり、昨日既に工事は終了して完全に通行可能になっていたのだった。朝出発した落合へ到着して、朝乗った西武ハイヤーを呼ぼうとしたが、電話の相手は、名栗湖がわからない、そこまで車が行くのに1時間かかるなどと訳のわからないことを言う。安瀬さんが携帯でがまん強く交渉してくださったが、なかなか承諾しないので、タクシーはあきらめて、「さわらびの湯」へ歩くことにした。さらにきっかり1時間歩いて「さわらびの湯」へ到着。すぐに飯能行きのバスが来た。

雪の時期なのに、いつものように欲張った計画を立てて、時間切れとなりました。次回は、春の花を見ながら、後半の蕨山~西平山を歩きたいと思います。(助廣弘子)

 

タタラノ頭へ向かう 林道を横切る タタラノ頭 タタラノ頭 有間山
急斜面を下る

                                        山行記録へ戻る


伊豆/真城山~金冠山

期 日:2月22日(水) 晴れ 日帰り 

参加者:L派田 正、山本文夫、宮澤恵子、助廣弘子、市川静子  計5名

コースタイム:JR沼津駅8:0515=バス=沼津港8:2645=船=戸田港9:1518=タクシー=真城峠(491m)9:3033-真城山(570m)10:0014-真城峠10:35-奥山(761m)11:3135-金冠山(816m)昼食12:1048-沼津市民の森キャンプ場・分岐点13:4649-展望台14:0026-禅長寺15:0508木負バス停15:3650=バス=三津バス停15:5716:23=バス=伊豆長岡駅

小さな観光船に乗り沼津港を発つ。シーズンオフの為か、乗船客は私らのみで貸切り船となった。前日来の雨も上がり、青空が広がる良き日和、海も穏やかで乗り心地が良い。噂の通り、駿河湾から眺める真白き富士山の素晴らしさに圧倒されながら、大いに楽しみました。

県道を上ると金冠山登り口の標識が有る真城峠に着く。左右に林道が延びる。右の扉の脇を抜け、砂利道を少し行くと左に赤いリボンが目に留まる。此処から山頂に向けて雑木林の中を上ると踏み跡が在る稜線に出た。左に少し行くと壊れた標識が有る真城山(サナギヤマ 570m)山頂に着く。前方が開けて駿河湾や富士山など山々の眺望が素晴らしい。左廻りに緩やかな稜線を下るとAs林道が在り、辿ると真城峠に着く。

 山容はなだらかでブナ・ヒメシャラ・アセビや雑木林など伊豆の山々に見られる自然林に覆われているが、所々に手入れされた檜植林も目に付く。清楚なアセビの花芽は春を告げるよう。野鳥も多く見られ、さえずりが聞かれる。真城峠からの山道は、防火帯を思わせるほど広く、良く整備されているので、気持良く歩けた。ゴゼト山(607m)を左に迂回して行くと、所々に、広い草地に太陽をいっぱい受ける空間が見られた。小さな山頂の奥山(761m)を過ぎると深い自然林となり展望は効かない。

T分岐を右に曲がると小笹が広がり、その先に金冠山を見る美しい景観だ。小笹の中を通り、急な坂道を上ると金冠山(816m)の広い山頂に着く。360度の展望が素晴らしい。岩陰で強風を避け、昼食。

 山頂から急な坂道を下ると右に大きな岩が在り、脇に山道を見るが旧道なので注意すること。

小笹の中を引き返し、T分岐を過ぎると自然林となる。山道は狭くて急な下りも在り、所々に滑り易い木の階段も在り、要注意。暫らく行くと、広いAs車道と展望台を見る。直列石を左に見て下ると沼津市民の森キャンプ場の管理棟付近の3方向分岐点に着く。両側のルートは長いAs車道を歩くので、真ん中の山道ルートを選ぶ。手入れされた檜植林が多い山道を下ると、展望台が在り休憩。

少し下ると右に見事な古木「河内の大スギ」を見てから、更に下ると大As車道。小As道に電線が張られ、通せんぼが有り、これを無視して行く。その先で両側ルートのAs車道と合流する。道路の両側には、取り入れを終えたみかん畑が続く。禅長寺へお参りし、今日の安全山行に感謝しました。海抜5mの木負(キショウ)バス停に着きました。三島で楽しい反省会をしました。  (派田 正)

 参考  沼津港~戸田港 観光船 2000

      戸田港~真城峠 タクシー  2230

航送船船上 真城山頂 金冠山頂

                                        




山行記録へ戻る

三浦半島/鎌倉・衣張山~逗子・やまなみの道~天園

期 日:2月26日(日)日帰り 曇り

参加者:L佐藤邦弘、中村精、森田隆仁、山本文夫、派田正、松宮俊彦、宮澤惠子、神谷吉明、山村晶子、杉江秀明、大関史郎、近藤由美子、武末範子      計13名

コースタイム:JR鎌倉駅840=杉本観音バス停855-衣張山910920-鎌倉市子ども自然ふれあいの森930945-久木大池公園1000-やまなみの道稜線1010-十二所果樹園展望地(149m)10551125昼食休憩-六浦分岐1139-熊野神社分岐1150-熊野神社1152-朝比奈切通し1201-朝比奈切通し出口1219-十二所神社バス停1228-番場ヶ谷入口1240-稜線1325-天園休憩所1335-大平山1345-十王岩1413-建長寺分岐1420-今泉台4丁目住宅地1431-六国見山登り口1441-六国見山14551505-高野台バス停1515JR大船駅1545

① 山を歩くたのしみのひとつが山のうえから得られる眺望にあることは異論がないだろう。そして格別なのは雪を戴いた雄大な富士の姿を目にしたときである。まさに感動的でひとのこころを癒してくれる。また山から碧く光る大海原を眺めるのもこころがやすらぐものである。湘南・三浦半島の山は低山であるが、そのような醍醐味を味あわせてくれる山域である。加えて鎌倉の山は特に自然のなかにいにしえの歴史を感じることができるという魅力をもっている。今回鎌倉と逗子の丘陵と緑地帯を結んで歩くことにした。

② 衣張山(きぬばりやま)、鎌倉・逗子ハイランド付近、十二所(じゅうにそ)果樹園展望地からの富士山の眺めは素晴らしいものであるが、今日のお天気は曇りで、残念ながらその雄大な姿を見せてくれなかった。また十二所果樹園は梅の隠れた名所だというが、今年は開花が遅れているようで何本か花を咲かせている木も目にしたが、まだまだこれからのようであった。

③ やまなみの道(やまなみルート)とは、逗子市の久木大池から十二所果樹園を経て千光寺に至る約6キロのハイキングコースをいい(「ずし市環境会議まちなみと緑の創造部会」の案内板より)、池子の在日米軍管理区域の周囲に設定されている。このため南側は金網の柵が続き、立入禁止の標識がところどころに取り付けられている。したがって、この金網柵に沿って続く山道を進んでいけばよい。起伏の少ない歩きやすい道である。在日米軍管理区域は深い森で覆われてひっそりとしてそのなかは窺い知れない。

④ やまなみの道は鉄塔がいくつも現れるが、3号鉄塔が建つ左に広い道が続いている。この道を少し進んでいくと広い開けた台地に出る。木製のテーブルやベンチが置かれている。かなり傷んで老朽化していた。ここで昼食休憩とする。西方に素晴らしい冠雪の富士を望みながらの昼食としたかったのだが、天候曇りのため叶わず。東方は東京湾、その向こうに房総半島がみえる。

⑤ 3号鉄塔が建つところに戻り、再び金網の柵に沿って続く道を進んでいくと、六浦分岐を示す新しいとおもわれる白い道標が立っている。やまなみの道を辿るとなれば六浦方面に進むことになるが、ここで、やまなみの道から別れて左の道を選び、熊野神社、朝比奈切通し方面に向かう。

⑥ 熊野神社に出る道は道標もなく間違いやすく、注意しないと通り過ぎてしまうかもしれない。六浦分岐から10分程度歩いたところの右横に道が続いている。そこには今回大きな木が横になって置かれていた。正面に続いている道は進まず、この右横にある道を行くと1、2分で熊野神社奥社の裏に出る。静かな森に包まれ、厳かな雰囲気をもった神社である。ここは鎌倉市ではなく横浜市に属するという。

⑦ 朝比奈切り通しは前日雨のためか、岩肌は濡れ、しずくが大量に流れ落ちていた。岩壁に彫られたおおきなぽっかりとした穴(やぐら)、風雪に耐えて残る岩に彫られた仏の像や石仏が古道の面影を感じさせる。

⑧ 番場ヶ谷から天園に抜ける今回のルートは「源流ルート」。吉沢川沿いを行くこのルートは徒渉を幾度も繰り返した。私の数えたところによると13回の徒渉があった。最後は沢を約30m程度詰め、踏み跡を探して天園休憩所近くの尾根によじ登る。ロープが掛けられた箇所も数ヶ所あり、深い渓谷を歩いているような気持ちにさせられる。鎌倉の秘境という形容が誇張ではないことがわかる。住宅地のはずれからこの谷に入り、約45分にわたる秘境探検をたのしんだ。

⑨ 番場ヶ谷の「源流ルート」は沢に降りてほんの少し進むが、右岸に続いている道に乗らず、左岸の戻るように上に続く道を選ぶ。右岸の道は「お塔の窪ルート」と呼ばれるルートであるので、この左岸の道を見落とさないことが肝心である。あとは沢沿いから離れないように歩けば大丈夫であるが、徒渉での転倒や谷側に落ちないよう足許をよく確認して歩く、慎重さは必要である。

⑩ 天園から六国見山へは天園ハイキングコースを進み、建長寺分岐の右に「明月谷・明月院」と書かれた道標に従って行くと、まもなく今泉台4丁目の住宅街に降りる石段がある。ここを降りて住宅街を走る舗装道路を歩き、六国見山の登り口に着く。登り口のそばには邸宅があり、その表札に「長谷山」とあった。

⑪ 六国見山からの下山路は北西に延びる道を歩き、大船高野配水池の脇を通り、右下に鎌倉市立今泉小学校を見て進む。10分程で江ノ電 高野台バス停に出た。ここから大船駅行のバスがあるが、日曜・休日の午後は毎時35分の1本のみ。20分ばかりバスを待つということでJR大船駅まで頑張って歩くことにした。所要時間約30分。

⑫解散後、女性1名、男性7名が大船駅界隈の居酒屋に移動し、反省会と称するみ会をもち、あきない山の話題にしばし興じた。(佐藤邦弘)

山行記録へ戻る


静岡/八森山(10446㍍三角点峰)

期 日:33日(土) 終日濃霧 前夜発日帰り

参加者:L澤田治之、松宮俊彦、助廣弘子、竹田早苗、峰尾欽二、山村晶子 計6名

コースタイム:町田22:00=奥仙俣7:501003㍍峰南・二王峠9:05201029㍍峰9:55987㍍峰10:1020-八森山10:5011:30973㍍峰11:501004㍍峰12:15-上落合分岐12:25-三星峠分岐12:45746㍍点・鉄塔13:2030-長妻田・曹源寺14:3045=町田18:20

「真富士の里」で仮眠の後、1時間弱で奥仙俣に着く。前日の気象情報では, 降水確率0%でピッカピカの1日のはずがどんより曇り、山には霧がまとわりついている。天気予報なんていい加減だ、当てには出来ん、などとブツプツ言いながら丸太の橋で沢を渡り、植林にぶら下がっている黄テープに従って急斜面に取り付く。この辺り25千図と少し違うので要注意である。この1月によく視ておいたのでスムーズに取り付けた。

この道は林業作業用モノレールの保守点検の為につくられたようで、ほぼモノレール沿いに上がって行く。尾根に出たところで、1月に間違えて降りてしまった位置が確認できた。我ながら何でこんなところで、というような地点だった。

二王峠で一休みする。峠とは名ばかりで、尾根上の小さな撓みである。奥仙俣へのルートとして便宜的につけたのだろう。

ここからは植林とガスで展望のない広い尾根になり、踏跡は薄くなるがうるさいくらいのピンクテープがあり迷いようがない。予想していたのと随分ちがう。

左に踏跡はあったが笹薮を衝いて1029㍍峰を踏む。今日のコースで、ヤブがあったのはここだけだった。

987㍍峰から一旦東に向かい、すぐまた南微東に向かってゆるゆる上がって行くと、10446㍍三角点峰、(八森山)である。先程から、標識に八森山の名がよく出てくるので地元では識られた山なのだろう。ここに、「渡、三星峠」の小さな標識がある。過日、椎ノ木尾根人口の渡本の吊り橋と勘違いし、手前の上渡の吊り橋を渡った時、そこで黄色のプラ坂に「八森山」の文字を見た。「怪我の功名」とはよく言ったもので、二王山南尾根ともいうべきこの長い尾根のほぼ中間に入口が確認でき、エスケープルートが確保された。

三等点を囲んで昼食を採り、10㍍ばかり手前から南西に向かう(テープ有り)。973㍍峰からは真南を行き、1004㍍峰の先の950㍍圏峰に、西南方向への「上落合」の新しい標識を見た。次のピークを

230㍍位くだると、左の笹の中に向けて「三星峠」の標識があった。結構踏まれているようだ。三星峠(785㍍点か?)からは見月山へ行ける。

ここを過ぎると、忽然とテープ、踏跡が消えた。はて、見落としたかと、緩い腹状を南微西に進むと鉄塔があり、ホッとした。746㍍点だった。

これからはほぼ地形図どおり巡視路があり、最後は急斜面をジグザグで降りて茶畑の上に出る。すぐ下の県道を左折して23分歩くと曹源寺(地形図の卍マーク)の入口だった。

 雪も皆無だったが、巡視路でただの一ヶ所を除き、ガスと植林で展望も皆無の山行にお付き合い戴いた5名の皆さん、お疲れさまでした。お陰様で「三度目の正直」、二回に分けてこの尾根を全うできました。(澤田治之)

仁王峠 地図読み ガスの八森山頂 下山口までもう一息 下山口茶畑

 山行記録へ戻る

奥多摩/中尾根~御前山~陣馬尾根

期 日:3月14日(水)日帰り 曇り/晴れ

参加者:L助廣弘子、派田正、本山まり子、竹田早苗、岩倉啓子、鎌田文子、杉江秀明、小磯登志子、近藤由美子 計9名

コースタイム:八王子駅前6:40=(タクシー)=神戸7:4055827Mピーク8:55984Mピーク9:30-祠9:42-クロノ尾山10:13-御前山11:3012:15-惣岳山12:34-小河内峠13:3545-猿江分岐14:21-春日神社15:0830=(タクシー)=八王子17:00

費 用:貸切タクシー 一人3500

今冬は寒さが厳しい。先月の奥武蔵では積雪で時間切れになったので、今日も奥多摩の雪が心配だった。道はすいていて、バス停「神戸岩入口」に気付かぬうちに車は神戸集落へ入っており、水ノ戸沢と赤井沢が交わる橋に到着した。中尾根の取り付きを探しに岩倉、本山さんが神戸岩方面へ歩いたが、小磯、鎌田さんが「檜原ウッディーハウス」の駐車場の奥に取り付きを見つけた。良く手入れされたスギ・ヒノキの植林帯の中、急峻な斜面にジグザグに付けられた道を登って行く。800Mを越えると雪が現れ、次第に10センチから15、20センチと増えて行った。ただ道ははっきりしており、雪の上に最近のらしい大きな足跡が続いて導いてくれた。初めの急登が緩んで827Mのピークに到達。樹木に囲まれた静かな空き地だった。984Mピークを越え、次は巻いて行こうかと思った小ピークの下で「この辺りに祠があるんだって」と鎌田さんが言う。見上げたピークの杉の大木の根元に小さいながら立派な祠があった。4体の石の駒犬が据えてあり、後の2体は歯が鋭くまるで狼のような顔つきだが、キツネなのだろう。それぞれ子供がいて可愛いい姿態だった。クロノ尾山直下は深い雪の急登で、小磯さんが先頭を替わって助けてくれた。御前山山頂は30センチ近い雪に覆われて静かだったが、ベンチに座って昼食を取っている間に2人、3人と登山者が上がって来た。皆アイゼンをつけている。私たちも下山に備えてアイゼンをつけて出発する。惣岳山からの痩せ尾根が安心して下れた。雪に覆われた尾根を南西へ向かって気持ちよく下って行く。1260M圏ピークにはソーヤノ丸デッコと名がついているようだが、標識は見当たらなかった。1200Mのピーク直下に「通行止」の標識があり、月夜見山方面への替わりの道はピークをわずかに左へ巻いて、すぐ元の尾根に合流している。見上げたピーク周辺にはネットが張られていて、鹿の食害調査のためと書いてあった。広々した小河内峠に到着。北にエメラルドグリーンが美しい奥多摩湖を見下し、その向うに連なる雪を頂く鷹ノ巣山、七ツ石山、雲取山を眺めて、皆でしばしうっとり過ごした。竹田さんが昭文社の地図を広げて近藤さんに山座同定のやり方を見せてくれた。峠からは東へ急に下って行くと、いきなり、という感じで南へ向かうトラバースになり、990Mでまた方向が東へ変わり、やがて尾根に乗ると斜度がゆるんだ。ほとんど平に感じられる落ち葉の道になり、アイゼンを外す。大抵のアイゼンは雪が団子状についたが、近藤さんのアイゼンは底が波型になっていて雪がつかない。杉江さんの最新式のアイゼンはバンドで締めると全く緩まない。最新式はいいわねと言いあった。なかなか高度が下がらず、陣馬尾根後半は長かった。縄文時代にさかのぼる遺跡があったという石碑が建っていたり、旧家小林家への標識もあった。ようやく藤原集落に入ると、急なコンクリート製の道となり、藤倉バス停への標識に従って下りて行くと、春日神社の前でタクシーが待っていた。運転手さんも一緒に派田さんの熱い紅茶とケーキで一休みして、車に乗り込み帰途についた。(助廣弘子)

クロノ尾山 御前山へ
御前山頂

                                       山行記録へ戻る






高尾/小仏城山~景信山~高尾梅郷

期 日:3月18日(日)日帰り 曇りのち雨

参加者:L佐藤邦弘、小原紀子、大関清充、山本文夫、宮澤惠子、渋澤和子、杉江秀明、松田慶次、冨重正樹、大関史郎、近藤由美子  計11名

コースタイム:逗子駅8:30:40-鈴木農園小屋のスペース8:559:10(準備体操及び着衣調整)-弁天橋9:16-千木良バス停9:32-富士見茶屋9:359:40-ベンチ設置場10:0110:11-小仏城山10:5511:05-小仏峠11:2011:25-景信山11:5712:25(昼食)-小仏バス停分岐12:44-木下沢林道分岐12:44P47813:15-作業場(木下沢梅林の近く)13:4313:50JR高尾駅15:05

① 例年、3月中旬から下旬にかけて裏高尾の梅の花が見頃で、梅の木は約10,000本に及ぶということをインターネットで知り、帰路、木下沢梅林から小仏川・旧甲州街道沿いの梅花を眺め、春の息吹に触れながらJR高尾駅まで歩くことを念頭にコースを考えてみた。

② 最近の高尾山の人気はすさまじく、特に休日などはあまりのひとの多さに山行気分に水をさされることがある。そこで高尾山の奥の小仏城山から景信山とつなぎ、そこから下山路を東にとって、木下沢梅林の近くに降りようというもくろみである。木下沢梅林は木下沢林道の入口付近にあり、景信山からは一般登山路を利用して木下沢林道に降りれば構わないのだが、今回は景信山の東尾根の末端が木下沢梅林の近くまで延びているのでこれを忠実に辿ることにした。

  また、前半の小仏城山へは比較的に登りの利用者が少ないとおもわれるJR相模湖駅から歩き出し、東海自然歩道ルートである相模川にかかる弁天橋を渡り、千木良を経て山頂を目指すことにした。

③ 前日は終日雨のため当日の実施が危ぶまれたが、天気予報では当日は曇りで雨が降り出すのは夕方からとのことで、予定通り決行することにした。集合場所のJR相模湖駅に降りると雨上がりの空で丹沢や道志の山の中腹に雲がたなびいていて、いささか幻想的な光景であった。

④ 吊り橋の弁天橋が架かる付近の景観は自然の趣が保たれている。青緑色した相模川の流れと周囲の木々や地形が美しい。高台の千木良へと登りながら振り返ると、眼下にこの辺りの自然の景観が一望できた。

⑤ 東海自然歩道となる小仏城山への登り口は千木良の山裾のところにある。そばには茶屋があったが、営業はしていなかった。山頂まで歩きにくい箇所はなかった。しかし、それなりの角度のある山道であったのだろう。らくらくとはいかず、二度ほど一息入れた。

また、この山道は傍らに登山者を見守るようにやさしい顔のお地蔵様が時折姿を現し、そのお姿は登りの単調さを救い、身体の疲れを癒してくれた。

⑥ 休日ともなれば人出が多く、にぎやかな印象を持つ小仏城山の山頂は、今日の天気予報が芳しくないせいか、いつもより人出が少なかったようにおもわれる。

山頂からの丹沢、道志方面の山やまの眺めは、雨上がりの空のなかで、白い霧状の雲が山腹を漂い、ぼんやりとしてひろがってみえる。しかし、それもまた墨絵のようできれいなものであった。今日は残念なことに冠雪の富士山は雲のなかに姿を隠してはいたが。

⑦ 小仏城山から小仏峠に向かう途中の道はぬかるんでいて歩きづらかったが、真新しい横木が敷設されており、人気昂騰の高尾山域への配慮であろうか。また小仏峠から景信山に向かうと、景信山の山頂に近い登路の東側は木々が伐採され、とても明るくなって展望が利くようになっていた。以前、歩いたときはこの辺りは暗かったようにおもうので、最近伐採されたのだろうか。

⑧ 昼食を予定していた景信山には、雨がふりそうな怪しい空模様のなかを到着。山頂には茶屋があり、ベンチが多数用意されている。厚い雲に覆われて視界は悪く、眺望は得られず。丁度、昼食が終わったころポツポツと雨が落ちてきて、急いで身支度をして下山を開始する。

⑨ 景信山からは東に降り、小仏バス停分岐を見送り、木下沢林道の分岐に出る。木下沢林道分岐から先を景信山東尾根と呼ぶようであるが、一般の登山道ではないことをはっきりと示すように、立ち入らないようロープが張られ、注意を促すポスターがあった。今回はこれを無視し、正面に続く尾根を進む。

⑩ 景信山東尾根の最初は少し籔っぽく、倒木が道を邪魔して歩きにくいが、意外と雰囲気がよく、ゆるやかな道が続いている。右手に標石を目にする。ピーク感はないが、P581m地点とおもわれる。しばらくは踏み跡を辿る。P478mで尾根が二つに分岐している。ここは右の方に進み、急角度で降りている尾根を下降する。中央高速道路を走る車の音が聞こえてくる。コンクリートの側溝が突然現れ、側溝は急斜面の山腹から直線的に下に延びているようである。右側は中央高速道路。側溝に沿って直線的に降っていくのは怖い感じがするため、側溝から左に少し離れ、最後はめいめいが踏み跡のない急斜面を慎重にジグザグに降る。全員怪我もなく、木下沢梅林近くの作業場に降り立った。

⑪ 下山後はJR高尾駅まで歩き、木下沢梅林から小仏川・旧甲州街道沿いに咲く見頃の梅花をたのしむ計画は空振りに終わった。紅梅がほんの少し見られたものの、全体的にはまだまだ梅の木は花を咲かせておらず、見頃には程遠いものであった。今年の春の到来はなんと遅いことだろう。なんとも寂しいおもいを胸に、予想に反して早くから降り出した雨のなかを急ぎ足でJR高尾駅まで歩くことになった。

⑫ 旧甲州街道沿い(摺差バス停そばにおいしい「するさしのとうふ」で知られる峰尾豆腐店がある。高尾のお土産に木綿豆腐やよせ豆腐を買い求める人もいた。

⑬ 解散後の入浴希望者は男3人。甲州街道(国道20号)からJR中央線、京王高尾線の下をくぐり、徒歩で「高尾の湯 ふろッぴィ」へと向かい、一浴(料金 2時間 800円)。そしてお決まりの冷えた生ビールで喉の渇きを癒し、帰りは心地よい気分のままJR八王子行の送迎バスに乗りこみ、JR八王子駅に出た。(佐藤邦弘)

                                       山行記録へ戻る


伊豆/猫越岳

期 日:3月21日(水) 晴れ  日帰り

参加者:L派田 正、中村 精、市川静子  計3

コースタイム:相模大野駅6:30=自家用車=湯ヶ島温泉口バス停9:2633=タクシー=仁科峠10:0010-巨石(ナベ石)10:2025-猫越岳展望台11:0004-猫越岳火口湖11:1013-猫越岳(1034m11:2028-猫越峠(昼食)11:4812:16-ツゲ峠13:1116-三蓋山(1012m13:4047-滑沢峠14:32-二本杉峠(旧天城峠)15:00-天城峠16:10-旧天城峠トンネル北口16:2340-天城峠バス停16:5017:04=バス=湯ヶ島温泉口バス停17:2545=自家用車=本厚木駅20:20

 相模原町田支部は、平成1617年の忘年山行で伊豆山陵線歩道の金冠山~八丁池間を歩きましたが、この区間が残っていました。

 今朝の寒冷前線通過により山間部で積雪。仁科峠に到着した頃には、青空が広がり山行日和となりました。登山口には、見事な標柱が建ち、左右の穏やかな稜線の眺めはとても美しい。

スズタケの中の道を登るとピークに着く。巨石(ナベ石)のある展望所で360度の眺めがすばらしい。遠くに白雪に輝く南アルプスの山々と富士山、眼下に広がる駿河湾、左下に広々とした放牧場が見える。

下って牧場の道を横断、左下に天城牧場の赤い屋根がひときわ美しい。

 アセビ・ヒメシャラ・ブナの自然林の中の広い道を登ると急な階段となり、上がって後藤山を少し下り、登ると仁科峠から富士山・南アルプスまで眺める展望所だ。ここから少し登った凹地に猫越岳火口湖があり、湖面に木々の緑が映え美しい。ゆるやかな広い道を登ると木々に囲まれた猫越岳の山頂(1034m)に着く。2等三角点がある。ゆるやかに下ると日射しある空間を持つ猫越峠に着く。ここで昼食。

 猫越峠の変則十字路を左に行くと自然に付いた道良と道悪を見る。アセビ林には倒木も多く、青苔も生えて古色蒼然の景色とアセビの花芽が見られた。稜線の北面を巻く一本道を行くと巨大なヒメシャラの古木や根周り4mを越すブナの古木も見られた。また、右前方の稜線に目をやると、白く見える枝を付けたブナの木々が広がり、見事な景観でした。ツゲ峠に着く。道は狭く歩き辛い。三蓋山の下方で崩落があり、檜の倒木が谷を埋める。標識が有り、登ると三蓋山の山頂(1012m)に着く。2等三角点と標識がある。巨大なブナの原生林がみごとでした。枝越しに白雪を冠った美しい富士山を遠望する。

 急な下りの終端付近で崩落が在り、上方に迂回し(70m)猿山分岐に着く。稜線の南面を巻き、荒れた道を行く。鉄橋や木橋腐食が激しい。滑沢峠を過ぎ、休憩舎のある二本杉峠に着く。

ここから、稜線の北面を巻く、酷く荒れた道を行く。右にブナやヒメシャラの自然林、左に檜などの人工林が目立つ。天城峠に着く。左に曲がり、急勾配を下りると旧天城峠トンネル北口に着く。さらに、下ると天城峠バス停に着く。今日行程の前半は自然景観も良く、道も良かった。しかし、後半は道が酷く荒れており、景観はまずまずでした。参加者の方々には、ありがとう、御苦労さまでした。 (派田 正)

      費用  湯ヶ島温泉口~仁科峠 寺山タクシー 5,090

       天城峠~湯ヶ島温泉口 中伊豆東海バス 540

仁科峠 猫越岳火口湖 猫越岳山頂 ヒメシャラの大木 ブナの大木
三蓋山山頂

                                      山行記録へ戻る




道志/三本杉山~甚之函山~高柄山~北稜

期 日:3月25日(日)日帰り 晴れ

参加者:L安瀬はる江、森田隆仁、小原紀子、澤田治之、竹田早苗、杉江秀明、松田慶次、小磯登志子、田上雄二 計9名

コースタイム:上野原駅8:35=(バス)=神野下村8:559:04-450M鉄塔9:3540-680M10:1525-三本杉山10:55-甚之函山(昼食)11:3012:10-旧大地峠12:16-大丸12:3340-高柄山13:3550-467M14:43-墓の裏15:12-四方津駅15:5516:16

高柄山を取り巻く未踏ルートの三本杉山~旧大地峠と北稜をシュンランの時期にあわせて繋げた。異常気象か春は足ふみで花は見られず、葉ばかりだった。山はまだまだ冬の様相で北風が吹き、寒かった。それでも地中からは力強い若芽が伸び、すみれも2,3株健気に咲いていた。枯れ木の林はダンコウバイの花で黄に色付いていた。

助廣さんの山行記録(2006年)や新ハイ本誌のガイド記事で予備知識を付けた。歩いてみて、気付いた点を挙げてみる。

・取次ぎ点は「踏み込み障壁を這い上がる」とガイド記事に表現されているが、巧みなルート取りで驚いた。

・登りルートは刈り払いされて藪はない。

・450M鉄塔では3本ルートがあるが、まん中、北ルートで尾根に導かれる。

・三本杉山は赤松が何本もあり、1本の立ち木に「三本松山」と書かれた黄テープが付いていた。杉は見当たらなかった。

・下山路の北稜入り口は石柱246が目印だが、踏跡がない。後ろから声がかかり止り、確認する。「下が柔らかいので風雨ですぐ消える」と澤田さんが仰っていた。

・610Mでは真っ直ぐ北進と読図したが、左に曲がっていた。ここも戻って確認した地点だ。

・467M付近からシノザサが背丈を越して、判り難かったが、ルートは一筋あった。

・400M圏は地形がはっきりせず、ササで見通しも悪くウロウロした。

・ビューポイントは650M~三本杉山の稜線だ。岩場もあり、ミニ縦走気分であった。雪を被った丹沢の山々が道志の山の後ろに頭を出していた。富士山は生憎雲の中だった。高柄山山頂も素晴らしい。ゆっくりと山座同定をする。右端に陣馬山の馬像が白線状に見えたのが印象的だった。

・日溜りポイントは意外にも旧大地峠だ。明るくホットした。唯一出遭った登山者に記念撮影をお願いした。

・頼みの綱の四方津駅前の酒屋さんは閉店していた。

今回は雨上がりの絶好の日和で爽快でした。足も揃い、初参加の田上さんは皆さんの「タフさ」に先行きを安心されていました。心配だった北稜ルートも強力な読図のご支援でクリアできました。しかし北稜は熊にご注意です。自然と皆さんをお相手にわくわくどきどきの愉しい一日でした。お陰様で又、若返りました。ありがとうございました。(安瀬はる江)

  バス代(上野原~神野下村)     590円

                                     

 山行記録へ戻る