2015年7月〜9月山行記録
期 日:7月4日(土)〜5日(日) 1泊2日 4日曇雨 5日雨曇 参加者:L派田正、助廣弘子、神谷敏裕 計3名 コースタイム:7/4富士急行線富士山駅8:06=バス=9:00−河口湖口三合目バス停(1,685m)9:00〜06−三合分岐9:30〜38− 奥庭山荘11:05〜47(昼食)−御中道口12:30−滑沢13:00−大沢崩れ見晴台(2,395m)13:58〜14:28−仏石流し 14:48−御中道口15:18−奥庭山荘15:45(宿泊) 7/5奥庭山荘(2,182m)6:20−奥庭バス停6:24〜31−奥庭山荘(廃屋)分岐7:03−河口湖口五合目バス停(2,332m)7:40〜58−精進口登山道看板8:02−三合分岐9:12〜24−河口湖口三合目バス停9:34−二合目10:16〜30−一合目11:18〜30−71号県道横断(昼食)13:08〜20−赤池バス停(913m)14:50〜15:13=バス=15:56富士急行線河口湖駅 7/4 富士スバルライン河口湖口三合目バス停をスタート。緩やかな山道を登ると三合分岐に着く。右折し踏み跡を頼りに、コメツガやゴヨウマツなど針葉樹の根っこを避けながら山道を登る。奥庭山荘の下方にて開けた空間があり、美しい造形美のゴヨウマツを見る。視線を上げると流れ雲が付く富士山頂上部や沢の火山砂礫を展望する。ダケカンバの下部には、コケモモの白い花が満開、とても美しいです。奥庭山荘に着く。休憩昼食。軒先には鳥類の写真を撮る人が多数いました。 奥庭山荘から山道を登り、スバルラインを横断。出入り口を抜け、直ぐに右折し工事用砂利道を行くと作業現場。そこを少し行くと石碑・御中道口(2,327m)に着く。右折し、山道は樹林帯に入る。シラビソやカラマツなどの根っこを右に左に避けて行くと御中道を横切る火山砂礫が堆積した「滑沢」に着く。火山砂礫を踏み締めて行く。更に行き「仏石流し」に着く。石碑とハクサンシャクナゲのピンクの花は美しい。以下同様に「一番沢」、「二番沢」、「前沢」を過ぎて大沢休憩所に着く。直下に「大沢崩れ」見晴台。大沢崩れを展望する、その圧倒される規模の崩落に言葉なし。小雨模様、急ぎ帰路につく。石碑・御中道口まで引き返す。右折し工事用道路を少し行き左に曲がると、角石張り整備された山道となり下ると出入り口に着く。スバルラインを横断し、奥庭山荘へ到着しました。 7/5 雨支度で奥庭山荘をスタート、山道を行き奥庭バス停に着く。スバルラインを横断し、出入り口を抜けると、直ぐに左折し角石張り整備された山道を登ると旧奥庭山荘(廃屋)前に着く。直ぐに分岐点。この付近を奥庭公園として整備中。ここから、河口湖口五合目バス停まで山道を角石張りの御中道として整備されていた。又、御中道を横切る沢は手前から「白草流し」、「青草流し」、「大流し」、「小御岳流し」があり、多くの砂防ダムが見られた。御中道は樹林が適当に見られ、火山砂礫の広がりの中にガスで霞むオンダテを見る。下方には、青木ケ原樹海など深緑の樹林が広がり、西湖や河口湖が霞む。目線を少し上げるも三ツ峠山等の山々が時々霞んで見える。自然環境の素晴らしさを思いつつ河口湖口五合目バス停に着く。 小御岳神社と駐車場を通り抜ける。精進口登山道表示の看板前(2,283m)。登山道は綺麗に整備されており、九十九折は火山砂礫を踏みしめゆっくりと歩む。樹林帯はシラカバやハクサンシャクナゲが目立ち、フジイタドリやコケモモなどの花が咲く。四合目には廃屋が無残な姿を曝す。登山道は石張りや苔が生え滑り易いケ所も見られるが木の根っこが見られず歩き易い。溶岩の流れ、岩礫の荒涼とした大斜面を所々で見る。深緑の樹林には小鳥のかわいい鳴き声やホシガラスがアッとの間に木立ちをわたる。三合五勺のカラマツ林に入ると見事なまでに伸びたカラマツが天を蔽い、白いサルオゼが舞う。富士カラマツ、特別母樹林の看板が立つ。何故か、この辺りの登山道だけ木屑が敷き詰められている。柵を越えると三合分岐(1,787m)。休憩。火山砂礫を踏みしめ下り、スバルライン三合目バス停を右折し、道路暗渠を抜ける。登山道は火山灰の地層を掘り下げられ歩き易い。ウラジロモミやゴヨウマツの針葉樹が多い。富士林道と交差する二合目には家屋あり。弓射塚原始林は大きなブナ林やクマザサを見る。登山道は所々に溶岩の大きな塊が露出し歩きにくい。一合目(1,357m)は天神峠にあり舗装された鳴沢林道と交差する。長尾山を左に巻いて行くと軽水林道と交差する。この付近から登山道は青木ケ原樹海に入る。右に富士風穴の石碑を見て行くと県道71号(1,102m)を横断する。ツガ、ハリモミなどの高木が茂る。下り山(1,105m)を右に見て行く。樹海の中の登山道は平坦で歩き易いケ所と溶岩が露出しミドリコケに覆われたり、樹木の根が絡み合っている所などが混在する。精進口登山道入り口(913m)を過ぎ、国道139号線赤池バス停へ無事に着きました。 御中道は、富士山の中腹をぐるりと結んだ道で富士講が栄えていた時代の道でしたが、土石流や風雪により流され埋まり消滅しているケ所を見る。この山行で、御中道を大沢崩れから御庭までの登山道、御庭から小御岳神社までの散歩道。小御岳神社から赤池ハバス停までの精進口登山道を歩み、富士山の雄大な自然景観を皆さんと共に大いに楽しみました。(派田) ※宿泊費、交通費 奥庭山荘 :0555−82−2910 1泊2食 8,400円 バス代 :富士山駅〜スバルライン三合目バス停 940円 :赤池バス停〜河口湖駅 910円 富士急山梨バス:0555−72−6877 スバルラインや139号線などを通る 富士急山梨ハイヤー:0555−72−1231 河口湖店 期 日:7月24日(金)〜25日(土) 前夜発1泊2日 24日雨曇 25日晴れ 参加者:L派田 正、伊藤一夫(部外者) 計2名 コースタイム:24日新宿高速バス停23日22:30=バス=帝國ホテル前バス停5:28〜49−看板西穂山荘まで90分7:55−西穂山荘(昼食)10:13〜12:05−西穂独標(2,701m)13:14〜26−西穂山荘14:13 25日西穂山荘6:03−槍見台7:09−焼岳小屋8:57〜9:41−焼岳・北峰(2,444m)10:00〜08−下堀沢出合10:58−焼岳登山口13:12〜23=車=13:56新島々駅 24日 バス停に降り立つと前夜来の雨模様。雨支度をしてスタート。樹林の中の林道を行くと梓川に架かる田代橋、渡ると分岐・小屋を見る。雨に濡れた登山届に記入し提出。ここから緩やかな登りの山道、深緑の樹林の中は踏み跡もしっかりと。少し歩き、滴を避けながら小休止。ダケカンバ、シラビソ等の深緑と聞きなれたウグイスの鳴き声を楽しむ。さらに登ると狭い稜線部となり、大木の根を右に左に縫い、又、丸太橋を次々に渡って行く。稜線部を過ぎてシラビソの大木の下に「看板・西穂山荘90分」を見て、木の滴を浴びながら登る。目立たない「きぬがさの池」を左に巻いて登ると、直ぐに焼岳分岐を見る。雨もあがり明るく感じる。右折し、小笹が繁るジグザグの山道を登ると西穂山荘前の広場に到着した。雨雲が垂れこみ四周の山々は全く見えず、残念。 山荘で休憩し様子を見ていると、急に雲間から陽射しを見たので西穂独標まで登り、天候が良ければ西穂高岳まで登る事にした。小笹とハイマツが茂る急坂の山道をジグザグに登ると小高い丸山に着く。西方に大きな笠ケ岳、山頂が雨雲で見えず。南方の霞沢岳も山頂が見えず。前方の西穂独標も時々雲の中。岩場・転石砕石交じりの緩やかな山道を登る。時間と共に天候は良くなっている。西穂独標(11峰)(2,701m)の岩稜を登ると狭い山頂に着く。山頂から西穂高岳(2,908m)を遠望するも見えず。直ぐ前の岩峰(10峰)が見えるのみの状況から引き返す事にした。正面に焼岳、南に霞沢岳、乗鞍岳、西に大きな笠ヶ岳を眺め、下方には深緑に覆われた梓川・大正池を見る、雄大な景観を楽しみながらゆっくりと下りました。 25日 西穂山荘をスタート。広場から西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳等の素晴らしい景観を楽しむ。焼岳に向けて、急坂の山道を下ると焼岳分岐に着く。稜線に沿っての山道は時々泥濘があるも歩き易い。槍見台は木枝から名札が垂れ下がっていた。少し行くと左下に小さな池、霞沢岳が映えとても美しい。更に行くと割谷山の山頂。この付近からの山道は稜線の左側面を右側面を歩き、そして小笹の上を歩くので滑り易く要注意。ここを過ぎ急坂を下り、焼岳小屋に着く。休憩。 新中尾峠から展望台に向けて登る。後方に笠ガ岳が大きく、西穂高岳や奥穂高岳や前穂高岳の稜線を展望。旧中尾峠を経て、山頂の登りにかかる。幅広の草尾根は8合目の標識を見て、溶岩塊の荒れた山肌へと一変する。山道は浮石や落石に注意、溶岩ドーム下を左に登ると北峰下の尾根に着く。焼岳・北峰山頂(2,444m)は、岩の段差を登ると素晴らしいパノラマ。四周の山々・稜線の広がりを楽しむ。中の湯ルートは、噴気を上げる溶岩ドームを頭上にして左へ回込み南峰との鞍部に着く。下方に見る旧火口・正賀池の湖面と取り囲む火口壁、新火口・インキョ穴の深溝はとても美しい。中堀沢の深いガレの山道を一気に下ると下堀沢出合の分岐点。左側、中の湯ルート・卜伝湯は崩落のため、通行止めの看板あり。依って、新中の湯ルートを下る。樹林帯の中の山道は、小笹、ダケカンバ、ナナカマドが見られ、歩き易いケ所と湿地ケ所が交互に見られるうちに、焼山登山口に到着しました。 梅雨明け・連日の降雨ながら、天気予報を信じての山行、大きな山々、素晴らしい稜線を展望し、大いに楽しみました。 (派田) ※宿泊費、交通費 宿泊費 西穂山荘1泊2食 9,500円
交通費 新宿〜上高地 さわやか信州号スタンダード 7,400円 7月から繁忙期、夜行バスは厳しい
期 日:7月29日(水)〜31日(金) 前夜発二泊三日、曇り一時晴れ、曇り一時雨、晴れ 参加者:L吉田和興、宮島陽子、本山まり子 費 用:往路バス@8,100 復路:バス@3,100、新幹線@9,050 宿泊@16,200(夕食のみ) コース:7/29(水)新宿22:30=富山5:40〜6:00=折立8:00〜8:30―五光岩ベンチ11:32―太郎平小屋12:30〜12:50―薬 師岳山荘14:50(泊) 7/30(木)山荘4:35―薬師岳5:35〜5:45―休―北薬師岳6:43―スゴ乗越小屋9:05〜9:40―スゴ乗越10:12―越中沢岳12:51〜13:00―鳶山15:00〜15:15―五色ケ原山荘15:55(泊) 7/31(金)山荘4:55―ザラ峠5:35―獅子岳7:13―立山研究所9:15―みくりが池温泉10:54〜12:30(一浴)―室堂12:50〜13:00=富山14:30 意外と天気が悪くガスが出て遠景はさえないが、お花畑が多く今が盛りと癒される。今年はコバイケイソウがよく咲いている。2日目は今回のハイライト。コースタイム9時間40分、薬師を含め6ツのピーク越え、覚悟はしていたが暫く歩いてないだけにかなり厳しい。疲れ切った体に五色ヶ原山荘の風呂はこの上なく有り難い。最終日に漸く晴れ上がり、遠くは槍から笠まで北アルプスの景色を満喫した。(吉田和興)
期 日:8月8日(土)日帰り 雲 参加者: L宮島陽子、SL黒澤正弘、山本正、松宮俊彦、松本悦栄、神谷敏裕、横川芳江 計7名 費 用: 渋沢駅〜県民の森 タクシー代 約2500円/1台 大倉〜渋沢駅 バス代 200円 コースタイム: 渋沢駅8:10=タクシー=県民の森8:40ー小草平ノ沢出合9:10〜9:50−F3先で休憩・F3での懸垂下降の練習11:00〜13::10−F4:14:20〜15::20−堀山の家16:00〜16:30−大倉18:00〜18:08=バス=渋沢駅18:20 二俣で鍋割山への道と別れ、右斜面の登山道を歩く。登山道が沢とぶつかる所が、勘七ノ沢と小草平ノ沢との出会いである。ヒルに気を付けながら、沢支度をする。目の前はいきなり垂直の滝F1だ。念の為ザイルで確保する。続いて3段の滝F2、F3もザイルを出す。 F3の上で昼食を取り、その後F3で懸垂下降(ザイル・用具使用の下降技術)の練習をする。 半インクノット、ATC、8環での下降方法の説明の後、初めての人は平らな所で感覚を体感してから、滝で実践する。経験者はブルージックも試してみる。各々懸垂下降を2回ほど繰返す。 その後小滝、大岩の挟まったチョックストーン、ゴ―ロを越えると、小草平ノ沢の核心部F4である。落ち口に上がる所が、手足が届かず難しい。もちろんここも当然ビレ―をして、安全を確保する。ここを通過すれば、後は小滝の後、F5が続くが、それ程難しくは無い。 涸沢が終わると、踏み跡を辿り、堀山ノ家手前に上がる。登山者が通るので、横の小高い所で着替えて、ゆっくり大倉尾根を下る。懸垂下降で遊んだ事もあり、思いの他時間がかかってしまったが、黒澤さんのビレイや参加者の協力のおかげで、事故も無く無事に終わった事に感謝する。(宮島陽子) 期 日:8月10日(月)〜13日(木)三泊四日 晴れ/晴れ/曇り時々晴れ 参加者:L上野進、SL本山まり子、杉江秀明、山口音子、岡元美也子 計5名 費 用:現地交通費4,400/人、宿泊費18,000、他 コース:8/10(月)美濃白鳥11:53〜12:00=(タクシー)=石徹白登山口12:50〜55−石徹白大杉13:05−かむろ杉14:15〜25−神鳩ノ宮避難小屋14:50(泊) 8/11(火)神鳩ノ宮避難小屋4:15−銚子ヶ峰5:05〜15−一ノ峰6:00〜10−二ノ峰6:45〜50−三ノ峰避難小屋7:25〜35−休8:25〜35−別山9:25〜10:00−休10:50〜11:00−赤谷12:05〜15−南竜山荘12:45〜50−室堂センター14:20(泊) 8/12(水)室堂センター4:20−御前峰5:00〜15−千蛇ヶ池分岐5:50−七倉の辻6:55〜7:10−休8:15〜25−油池8:40〜45−天池9:25〜35−奥長倉避難小屋10:55〜11:20−口長倉山12:05〜10−しかりば分岐12:40〜50−ハライ谷登山口14:35〜45=(送迎車)=白山一里野温泉14:55(泊) 8/13(木)白山一里野温泉8:30=(タクシー)=金沢9:30(解散) ■今回は3日間とも天気に恵まれ、花もまだ盛りが続いていた。 ■8/10(月)は美濃太田からタクシーで石徹白登山口迄入ったので、行程的に楽だったが、午後のカンカン照りを歩いたため、相当ばてた。石徹白大杉までは観光客が行くため、階段が整備されている。1800年の老杉は迫力があった。神鳩ノ宮避難小屋はログハウス風の小屋で非常にきれいだ。銀マットや毛布が3組分程置いてあり、利用させてもらった。今回はシュラフカバーのみだったが、それでも夜は少し暑かった。水場は小屋から5分程下った所に勢いよく出ており、とても冷たく美味しい水だった。若い修験者が一人降りてきた。昨夜小屋に泊まり別山迄行って来たとのことで、これから下山するとのことだった。小屋は貸し切りだった。 ■8/11(火)今日は行程が長いので、早朝に出発する。銚子ヶ峰でご来光を見る。ここから別山迄のルートは非常に気持ちの良い道で、花にも沢山出会えた。別山までは登って来る人は数人いるがそれから先はほとんど居ない。地元の登山家らしき人が最近は南から北迄縦走する人はほとんど居ないので、感心だとほめてくれた。又南竜山荘手前の赤谷の水は美味しいと教えてくれた。油坂の頭から砂利の急勾配をジグザグに降りていくが、赤谷迄意外と時間がかかった。赤谷で顔を洗い冷たい水をがぶ飲みした。室堂まではトンビ岩コース(石徹白道)の岩の多い急勾配を登る。花がとても多く岩とマッチして楽園の様だ。室堂に着くと人が大勢いたが、お盆の時期にしては、割りと空いている感じだった。ビールで乾杯した。 ■8/12(水)今日は予定を変更して御前峰でご来光を見てから千蛇ヶ池に行くため、早目に出発した。大勢のヘッドランプが頂上に向かっている。今日は曇りのためご来光がおくれた。それでも槍ヶ岳の上辺りの雲の切れ目から日が射し、荘厳な雰囲気に包まれる。お池めぐりをし、先が長いため大汝峰は巻き、七倉山分岐から加賀禅定道に入る。天池辺りはお花畑で特にコバイケイソウは当たり年の様だ。ハクサンコザクラの群生も見事だ。チングルマも咲き始めのものと穂になっているものが同居していて、雪解けの違いが良くわかる。美女坂の頭から美女坂の急勾配を下る。所々ロープが付いているが、なんでこんな名前が付いているのか、不思議だ。魔女坂の方がしっくりくる。下りきると奥長倉避難小屋に着く。ここも設備の良い小屋だが、ほとんど利用者が居ない様だ。しかり場分岐から檜新宮参道をくだるが、もうこの頃になると、林道を白山一里野温泉の宿迄歩くのが辛く感じられる。携帯の電波が運よく入る所で、宿にお迎えを頼み込む。親切なご主人が軽トラで迎えに来てくれるというので、一同元気が出る。予想より早く林道に降り立った。ここまで、道は良く整備されているが、他の登山者には一人も合わなかった。宿はスキー場の目の前のしゃれた旅館だが、他の宿泊者はいない様だ。宿のかけ流しの温泉につかり、美味し食事で充実した山行を締めくくった。(上野進)
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山行記録へ戻る 期 日:9月3日(木)〜4日(金) 一泊二日 曇り・晴れ 参加者:L助廣弘子、SL前田省吾、大貫文正 計3名 コース:奥多摩駅8:02〜10=(バス)=日原鍾乳洞入口バス停8:35―八丁橋9:10―富田新道分岐10:16―大ダワ林道分岐10:36―長谷沢渡渉10:50―二軒小屋尾根取り付き11:05―1594m付近12:35―1726m付近13:25―芋木ドッケ14:00〜05―大ダワ14:45―雲取山荘15:15〜5:45―雲取山6:22〜52―雲取避難小屋7:00―小雲取山・富田新道入口7:10〜15―唐松谷林道分岐9:14―吊橋9:40―日原林道分岐9:51―八丁橋11:06―鍾乳洞入口バス停11:35〜12:10―東日原バス停12:30〜13:30=(バス)=奥多摩駅14:00〜09 費 用: 奥多摩=日原鍾乳洞入口 バス 500円 東日原=奥多摩 460円 雲取山荘 一泊二食付き(一割引)7000円 9月に入ってから雨模様が続き、予報は芳しくない。キャンセル3名あり、延期も考えたが、思い切って出かけて結果は大正解。朝から日が差し時々雲がわいたが、2日とも一度も雨には会わなかった。 奥多摩からのバスは、土・日は東日原止まりだが、平日は日原鍾乳洞入口まで行くので、歩行時間20分は短縮できる。終点で一緒に降りた男性は、富田新道で上がり、避難小屋泊とのこと。明朝水を汲みによるから雲取山荘で会いましょうと別れた。しかし残暑の林道歩き2時間は長い。いよいよ長沢谷への分岐へ着いたときには既に相当くたびれていた。当初、大ダワ林道を上がるつもりで計画したのだが、矢澤さんから注意があり、平成22年から通行禁止になっていることがわかって二軒小屋尾根に変更していた。入口には「大ダワ林道通行禁止・崩壊現場で滑落による死者あり」との注意書きがあったが、二軒小屋尾根についての記述はなかった。長沢谷へ降りていく道は細くて今にも崩れそうだ。すぐに朽ちた橋が横たわる流れに出た。深くはないが、予想以上に水量があるので、靴を脱いで渡る。水の冷たさに思わず声を上げた。靴を履き、急な道を上がって行く。いきなりの急登で足がこわばり、ぎこちない。籠を背負った男性がクマ鈴を鳴らしながら下りてきた。キノコ採りとのこと。大ダワ林道はぐちゃぐちゃだから行かないほうがいいよ、と教えてくれた。 ジグザグに上って15分、大ダワ林道への分岐点へ着いた。道標は壊れて読めないが、左手の大ダワ林道へ下る道にはロープが張ってある。右手は気持ちの良い尾根が北へ真っ直ぐ上がっている。なぜか、ロープが張られているが、これが二軒小屋尾根の取り付きだ。取り付きがすぐわかって一安心。気を引き締めて足を踏み出す。 尾根は予想以上にきれいでヤブもなく、歩きやすい。すぐ左手に鹿サクが出てきて、その脇を行くが、やがてサクは消えた。植林帯はなく、自然の雑木林が気持ち良い。ただ、私の足がつり気味で、なかなかスピードが上がらない。はじめは付き合ってゆっくりのぼってくれていた前田さん、大貫さんだが、1594mのピーク付近で昼食後は、先を歩いてもらうことにした。広い尾根で、くだりはともかく、のぼりで迷うようなことはない。所々に赤テープがあり、踏み跡もはっきりしており崩れなどの危険箇所もない。やがて1700m付近からブナの森となり、その美しい眺めに慰められた。 1800m付近からにわかに傾斜が急になり、足元はシロヨメナやアキノキリンソウ、マルバダケブキが群生する草原となった。右手に平行する尾根が見えたが、これは二重山陵で、そのまま尾根を直進して、ようやく長沢背稜縦走路へでた。芋木ドッケ道標がある。ゆっくりゆっくりのぼったのに、なぜか予定通り3時間で到達できたのが不思議だ。 縦走路を雲取山荘へ向かう。まだ時々足がつるが、時間は早いので気持ちは楽だ。大ダワには林道へ入らないようロープが張ってあった。女坂を選び、雲取ヒュッテの下の道を歩いて雲取山荘に到着。予報で雨になるという3時には着こうと考えていた通りにできてよかった。管理人が二軒小屋尾根は通行禁止になっていたでしょう、と聞くから、記載はなかったと答えた。「新ハイの人は道がなくても歩いちゃうからねえ」と言ったのは、認めてくれたということか。しばらくすると雨が降ってきた。泊り客は、我々のほかに山ガール2名のみ。テント泊の若い男性が1名だった。 夜間はかなり降ったようだが、4日朝はきれいに晴れていた。5時の朝食は我々のみ。昨日出会った男性が水を汲んでいて朝の挨拶。今日は長沢背稜を行くとのことだ。若い管理人に写真を撮ってもらって出発する。私の足も復活したらしい。富田新道を拓いた「鎌仙人」こと富田治三郎氏のレリーフを見てから雲取山山頂へ到着。青空に浮いた雲が朝日に染まり、遠く和名倉山から甲武信、近くは飛竜や大山方面が見える。思いがけず富士山もシルエットになって見えていた。 雲取避難小屋の前で若い鹿が草を食べていて、少しも怖がらずにじっと動かない。人になれすぎてるのも心配だ。 小雲取には山頂の標識はないが、富田新道を指す標識があり、安心して踏み出す。カラマツの林が続き、青々と茂った小笹の中を踏み跡が緩やかに延びている。こんなに楽なルートがなぜあまり知られていないのか、不思議と思ったが、そのうち傾斜が急になり、足元は石ころや落ち葉や木の根が入り混じった歩きにくい道となった。下るほどに傾斜がきつくなり、やはり楽な道はないのだと思い知る。木の根にすべって転び、顔に切り傷を作った人が出たが、幸い怪我はたいしたことはなくてほっとした。消毒薬やバンソウコウなど、救急品の必要を改めて実感する。 唐松林道分岐には唐松林道通行禁止の札があった。その先に唐松谷出会いがあり、ごうごうと流れる日原川に架かる吊橋があった。苔で緑色に染まる古い橋は中ほどが朽ちて穴があいている。慎重に渡り、最後の登りでようやく日原林道へ出た。あとはひたすら林道を行く。1時間半で日原鍾乳洞入口バス停に着いたが、次のバスまで2時間ある。ここで昼食をとり、東日原バス停まで歩き、ベンチに座って、近くの居酒屋で売ってもらったビールを飲み、ゆっくりバスを待つ。バスに乗ったとたんに激しく降ってきたそうだが、爆睡した私は少しも知らなかった。(助廣弘子) 期 日:9月12日(土)〜14日(月)前夜発二泊三日 晴、曇、晴 参加者:L安瀬はる江、SL矢澤孝二、助廣弘子、峰尾欽二 計4名 コース:11日新宿23:20=(バス)=12日中津川駅4:58〜6:03=(電車)=大桑駅6:38=(タクシー)=今朝沢橋7:13〜20―福栃平8:10〜20―下のコル9:04〜20ー1840m10:05〜30―御岳見晴台10:50―水場11:20〜12:00−休12:20〜30―越百小屋13:20(泊) 13日越百小屋6:15―休6:50〜55−越百山7:15〜30―休8:25〜30−仙涯嶺9:05〜20―休10:06〜25−南駒ケ岳11:05〜20―昼食11:30〜12:10―赤椰岳12:52〜13:10―空木岳14:30〜50―休15:20〜40―木曽殿山荘16:30(泊) 14日木曽殿山荘6:07―義仲の力水6:12〜24−見晴台6:52〜57−8合目7:20〜30―仙人の泉8:00−7合目8:12〜17―6合目吊橋北沢8:44―休9:40〜55−うさぎ平10:00−金沢土場10:25−渡渉点10:52〜11:00−今朝沢橋11:35〜50=(タクシー)=ねざめホテル12:25〜14:00=(タクシー)=木曽福島駅14:18〜25=八王子16:50 費 用: 宿泊 17500円 タクシー 4050円/一人 入浴 500円 バス 4130円 電車 6430円(八王子起点木曽福島から特急利用) 12日 中津川駅の広い待合室で朝食を摂りながら一番電車を待った。今朝沢橋からの林道は早足で抜けた。福栃平の登山口は下草が蔽っていて一瞬戸惑った。一昨年下ったコースだが、記憶が薄い。今日は小屋までなので、ゆっくり登り、たっぷり休んでいこう。花はほとんどなく、キノコに注目した。見晴台とは名ばかりで樹木で見通しが悪かった。山頂部が灰色の木曽御嶽山は異様だった。上の水場で昼食にする。湧水を沸かす。コーヒーを飲み、残り一時間の元気をもらう。実は下の水場の方が甘いようだ。赤く塗られた越百小屋が鞍部に見えた。ご主人に汗をかいた衣類を干すように諭される。庭のテーブルで酒盛りをして五時の夕食まで過ごす。メニューは前回と同じおでんとてんぷらだった。笹一の食前酒もあった。食堂の白板には曇後晴と予報が書いてあり、気を良くして7時頃就寝した。越百小屋はいろんな場所に寝室があり、不思議な造りになっている。今回は食堂の下で、荷物等の持ち込みができた。今宵のお泊りは9名だった。 13日 夜空は大きな星で一杯だったが、雲が垂れ込めていた。朝食はワンプレートに多種類の副菜が載っておしゃれだ。舞茸の炊き込みご飯も美味だった。食後に美味しい手挽のコーヒーとクッキーのサービスがあった。支度が終る頃突然雨音がしてきた。慌てて衣替えをして出発する。稜線に出ると越百山山頂で呆気なく着いた。風が強く、厚いガスで想像の世界になる。仙涯嶺に近づくにつれ岩稜帯になる。方向を示す矢印のペンキが薄く、ルートが錯綜して慎重になる。視界がないので、突然、巨石や奇岩でてくる。ガスでまっ白の中、目標もなく黙々と歩く。風で体がふらついた。東側の巻き道や岩陰で休み、お湯を沸かして暖をとった。足元の紅葉したウラシマツツジが綺麗で、元気がでた。青年が一人、道迷いのようで右往左往しており、心配した。空木岳に近づくとガスが薄くなる。山頂辺りでは岩を乗り継ぎ、下山路には鎖場があり、格闘する。第一ピークの手前で急に晴れ、全容が現れる。青空とハイマツの緑と花崗岩の白で覆われた稜線が見え感激する。谷筋は色づき始めていた。一瞬だったがブロッケンが出て歓声を上げる。木曽殿山荘までの急な下りは時間がかかった。夕食が始まるギリギリに到着。今日もおでんだ。大鍋から7種類の種をめいめい取り分けた。50人程泊まっていた。一組のご夫婦が日本百名山の百座目で山荘からTシャツのプレゼントがあった。夕食後は南会津から来た三人グループと歓談してすごす。彼等はこの後恵那山に登るようでした。 14日 5時に朝食。メニューの印象が薄い。青空で昨日歩いた稜線が手に取れるようだった。義仲の力水はたっぷり出ていた。下りの東金尾根は登りの遠見尾根より足元も柔らかく、勾配が緩い。シラビソの樹林が綺麗で、辺りは静まり返り、しじまが聞こえてきそうだ。林床のカニコウモリの群生はめずらしく、見事だった。セリバシオガマも多く、まだまだ花も楽しめた。木苺畑がありついばみながら歩いた。各合目には芸術的な手彫り木板の道標が立っていた。北沢の吊橋を起点にコースタイムが表示されていた。吊橋から登り返しになった。1652.3mの三角点は探せずにいつのまにか下ってしまった。うさぎ平の手前で大休止する。林道はダブルストックでスピードアップし、1時間半で今朝沢橋に到着する。タクシーが見えず心配していると予約10分前に来た。途中、田圃の稲は黄金だった。ねざめホテルに直行する。2年前に改装され清清しい。フロントで帰りのタクシーを予約し、昼食もオーダーして入浴する。念入りにジャグジーで疲れをほぐした。ビールと好みの昼食で打ち上げをして、大満足で帰路につく。 3回にわけてですが、やっと木曽駒ケ岳〜摺古木山まで繋がり嬉しい限りです。次回は北側をと欲張っています。(安瀬はる江) |